ヴュルツブルグ宮殿でのコンサート終了!/Le concert a fini au Chateau de Wurzburg
こんにちは。
4日ぶりにパリに戻ってきました。3泊4日で電車を2回も乗換、早起きをしてドイツのWurzburgへ行ってきました。
滞在したホテルからの眺め。教会の裏には見渡す限りのぶどう畑。リシュリングなど作っているそうです。
Mozart Festivalのコンサートで演奏させて頂いたのですが、UNESCOの世界遺産に認定されている18世紀を代表する素晴らしいWurzburg宮殿の*皇帝の間*で行われました。本当に素晴らしい経験をさせて頂きました。
Wurzburg宮殿
写真で見たよりも、実際に部屋に入った時に目に入ったのは素晴らしいジョバンニ バテイスタ テイエポロのフレスコ画とその周りの装飾が絵画だけでなく立体的な漆喰のカーテン模様などがあり、本当にそこに人がいるみたいに見えたり・・・200年ほど経っているとは思えない迫力でした。
メインの入口。数十メートルのテイエポロの天井画の大作が広がっています。
良く見ると、この中の登場人物に画家自身のテイエポロ、建築家の兄弟なども描かれています。
ゴージャスなシャンデリアが暗くなってから灯されると、昔のロウソクの光の中でこうして皇族は音楽を聴いていたのかな?
なんて思い起こされました。
この階段を抜けるとこの白のホール。素晴らしい漆喰です。木を彫刻のように掘って、塗られています。1744年/1745年
1つずつ模様を全て手で堀り、作り上げた労力はさぞかし大変だったことでしょう。
1回目のコンサートはあいにく雷が外で鳴るようなにわか雨も降っていたのですが、ちょうどラモーの序曲の迫力ある打楽器と重なり、雰囲気が妙に音楽と合ってました。
皇帝の部屋
そして、弾いている場所から振り向くとお庭が一望できるのですが、暗いなかに薪の火が灯され、何とも雰囲気がありました。
有名なテイエポロの天井画。漆喰のカーテンが立体的な効果を生んでとてもリアルに見えます。入って右側は花嫁さんを、左側は皇帝を対にして描かれています。
2日目はめずらしくOFF日だったので、みんなこんなことはめずらしい!と丘の上にあるシャトーに登ったり、リラックスしました。
3日目は2回目のコンサート。
昨日でしたが、通常ドイツ人はフランス人のオーケストラがドイツ音楽を演奏した場合(Mozartのシンフォニー40番を弾きました)は、かなり冷たい態度だそうで、拍手を上品に叩いている…という感じらしいです。
まあ、ドイツ音楽がドイツ人が勿論一番理解している・・・と思うのだと思います。当然と言えば当然かもしれませんが。
実際、1回目のコンサートでは品の良いおばちゃま、おじちゃまが普通に拍手をしてアンコール後はすぐにみなさん帰られました。反応がいまいちでしたね。
しかし、2回目のコンサートはすでにアンコールの曲も演奏して指揮者・オーケストラの団員が全員舞台から降りて(3~4分かかります)、すでにコンサートマスターのヴァイオリニストは控え室に行ってヴァイオリンをしまっていた!
という状況なのに、会場が1つになり拍手が鳴りやみませんでした。
その為、急いでマネージャーが指揮者のところにすっ飛んで行き、みんな200mほどある宮殿内の回廊を走って戻って、笑顔でステージに戻りました。
そして、勿論何をこれ以上弾くのかは誰も知らない!?のです。
ということで、指揮者が一生懸命頑張ってフランス語訛りのドイツ語でスピーチをして、お客さんも大喜び。やはりその国の言葉を少しでも話すとお客さんとの距離がぐっと近くなります。
2曲目のアンコールは前半に演奏したラモーのタンブランというパーカッションも入る楽しい曲を再度弾きましたが、指揮者のリズムに合わせてお客さんも手拍子を叩く・・・
という会場のみなさんも一緒に参加して楽しむという一面があり、みなさんも大喜び!
ということで、予想以上の大成功でコンサートが終わり、指揮者・オーケストラ、オーガナイザーもハッピーでした。
そして、勿論オーケストラのメンバー、ソリストの歌手、みんなでその後はドイツのおいしいビールで乾杯!
明日は、来週の室内楽のコンサート(パリとヴェルサイユ市)の別々のプログラム8曲くらいのリハーサルがあり、また水曜日から3日ブリュッセルに行ってフォルテピアノで伴奏、週末は今回のツアーのオーケストラとヘンデルのジュリウスシーザー、コンチェルトグロッソの別のプログラムでコンサートです。
4日ぶりにパリに戻ってきました。3泊4日で電車を2回も乗換、早起きをしてドイツのWurzburgへ行ってきました。
Mozart Festivalのコンサートで演奏させて頂いたのですが、UNESCOの世界遺産に認定されている18世紀を代表する素晴らしいWurzburg宮殿の*皇帝の間*で行われました。本当に素晴らしい経験をさせて頂きました。
写真で見たよりも、実際に部屋に入った時に目に入ったのは素晴らしいジョバンニ バテイスタ テイエポロのフレスコ画とその周りの装飾が絵画だけでなく立体的な漆喰のカーテン模様などがあり、本当にそこに人がいるみたいに見えたり・・・200年ほど経っているとは思えない迫力でした。
ゴージャスなシャンデリアが暗くなってから灯されると、昔のロウソクの光の中でこうして皇族は音楽を聴いていたのかな?
なんて思い起こされました。
1回目のコンサートはあいにく雷が外で鳴るようなにわか雨も降っていたのですが、ちょうどラモーの序曲の迫力ある打楽器と重なり、雰囲気が妙に音楽と合ってました。
そして、弾いている場所から振り向くとお庭が一望できるのですが、暗いなかに薪の火が灯され、何とも雰囲気がありました。
2日目はめずらしくOFF日だったので、みんなこんなことはめずらしい!と丘の上にあるシャトーに登ったり、リラックスしました。
3日目は2回目のコンサート。
昨日でしたが、通常ドイツ人はフランス人のオーケストラがドイツ音楽を演奏した場合(Mozartのシンフォニー40番を弾きました)は、かなり冷たい態度だそうで、拍手を上品に叩いている…という感じらしいです。
まあ、ドイツ音楽がドイツ人が勿論一番理解している・・・と思うのだと思います。当然と言えば当然かもしれませんが。
実際、1回目のコンサートでは品の良いおばちゃま、おじちゃまが普通に拍手をしてアンコール後はすぐにみなさん帰られました。反応がいまいちでしたね。
しかし、2回目のコンサートはすでにアンコールの曲も演奏して指揮者・オーケストラの団員が全員舞台から降りて(3~4分かかります)、すでにコンサートマスターのヴァイオリニストは控え室に行ってヴァイオリンをしまっていた!
という状況なのに、会場が1つになり拍手が鳴りやみませんでした。
その為、急いでマネージャーが指揮者のところにすっ飛んで行き、みんな200mほどある宮殿内の回廊を走って戻って、笑顔でステージに戻りました。
そして、勿論何をこれ以上弾くのかは誰も知らない!?のです。
ということで、指揮者が一生懸命頑張ってフランス語訛りのドイツ語でスピーチをして、お客さんも大喜び。やはりその国の言葉を少しでも話すとお客さんとの距離がぐっと近くなります。
2曲目のアンコールは前半に演奏したラモーのタンブランというパーカッションも入る楽しい曲を再度弾きましたが、指揮者のリズムに合わせてお客さんも手拍子を叩く・・・
という会場のみなさんも一緒に参加して楽しむという一面があり、みなさんも大喜び!
ということで、予想以上の大成功でコンサートが終わり、指揮者・オーケストラ、オーガナイザーもハッピーでした。
そして、勿論オーケストラのメンバー、ソリストの歌手、みんなでその後はドイツのおいしいビールで乾杯!
明日は、来週の室内楽のコンサート(パリとヴェルサイユ市)の別々のプログラム8曲くらいのリハーサルがあり、また水曜日から3日ブリュッセルに行ってフォルテピアノで伴奏、週末は今回のツアーのオーケストラとヘンデルのジュリウスシーザー、コンチェルトグロッソの別のプログラムでコンサートです。
by kcembalo
| 2009-06-15 07:40
| コンサート/Concert