My チェンバロがやっと来ました!/mon clavecin a finalement fini!

皆様、大変ご無沙汰しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

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かなり、ブログをさぼってしまい・・・気がつくと1か月以上経っていますね。
さて、パリも先週は10月以来?!ではないかと思うほど晴天が5日ほど続き、春がやって来た!
とパリジャンは大喜び。

みんな、体いっぱいに太陽を浴びながらお散歩したり公園で気持ちよさそうに日光浴しています。
こんな姿は、日本とは反対かもしれませんね。日本では、日焼けしたくない女性がほとんどで日傘などさしていますが、ヨーロッパの秋と冬は半年くらいずっと曇っている為、春夏の太陽を暇さえあれば浴びている・・・

という感じです。

さて、3年前、パリに住み始める前にドイツに寄って注文した私のチェンバロがやっと完成しました!
本当に長かったです!

パリに運ばれて、自分の部屋で初めて音を奏でた時は、涙が出そうになるくらい嬉しかったですね。
3年間ずっと*どんな音がするんだろう?*、良い楽器だといいけれど・・・なんて想像はするものの、
一番重要な*音*は完成しなければ分からない!

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私も随分ゆったりと待つ気持ちでしたが、さすがに1年でできるよ。と言われて注文したのに、結局装飾も1年かかり、チェンバロの構造などを仕上げるにはトータルで1年9か月も遅れました!!

でも、待った甲斐があった・・・と思うほど、素敵に仕上がり、コルマール ルッカースというフランスの博物館に現存する楽器のモデルなのですが、小さいらいに音はよく響くので、これから弾けば弾くほど鳴っていくのでは?と期待しています。

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楽器も、できたからといってそのままでは本当の音の良さが引き出されないので、赤ちゃんのように育てないといけません。

下手な人が弾くとチェンバロは(どの楽器でもそうですが)どんどん鳴らなくなり、上手い人が弾いていると楽器もよく鳴ってきます。

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ですので、まだ実際にコンサートホールや教会などで聞いてないので是非コンサートに使用して音を聞きたいと心待ちにしています。

それにしても、本当に装飾といい、まあ手が凝っていますね。画家の方に感謝!感謝!感謝!

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アンテイークに風に描いて頂いたのですが、日本からパリに訪れていた友達が来たら、ずっと美術館巡りをしていたようで、*うわ!なんか美術館でこういう絵見たよ。*と言ってました。思わず笑ってしまいましたが、そんな感じです。

太陽の光に反射しても金箔のラインが屏風のようにいぶし金に光ってなかなか味があります。
チェンバロの足=スタンドにも最終的にはチェンバロ製作者が1年9か月も遅れたお詫び・・・・ということで
金箔を全部貼ってくれました。

私としては、もう見た目は良いので早くチェンバロを仕上げて持ってきて!!と心から願っていましたが。

おかしなことに、3年も待ったのに初めてこのチェンバロを弾いたのは私でなかったのです!
ちょっと?と思いましたが、もともとこの製作者の楽器を良く知っているケルンの音楽学校のチェンバロ科の先生でKetil Haugsandという方がいます。

以前に何回かお会いしているのですが、偶然製作者のアトリエに別件で訪れた際に、私のチェンバロがほぼ完成していたので、弾いたようです。

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かなりの楽器の数をKetilは知っているのですが、最終仕上げにここをこうしたら、とか色々言ってくれたようでパリに持ってくる前にさらに丁寧に仕上げてくれたようです。

後で、メールで *今世紀作られたチェンバロの中でも、最も美しい!素晴らしい!チェンバロ*なんて大げさに書いてありましたが、チェンバロ通の人や他のパリのチェンバロ製作者も来て、それこそ*良い仕事をしている*と感心して見てました。

これ以上書くと嫌味に聞こえるのでやめますが。(苦笑)
3年も待って、あまりに待ち疲れてしまったので、もうここにあるだけでいい!と思うくらいです。

来た翌日は、朝起きて子供の様に目を開けて、*あ、まだちゃんとある。*なんて見てしまったくらいです。

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この楽器が日本に行くのはまだ数年先かもしれませんが、いつか東京で演奏できる日もあるかもしれませんね。

取り合えず、今年の秋にパリで室内楽のコンサートでは自宅より運び出して演奏する予定です。どんな音がホールでするか今から楽しみです。

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