皆様こんばんは。
無事に今朝帰国しました。

d0070113_2235288.jpg

ま~何と暖かいのでしょう!快晴で9月初めごろに戻った感じです。
ヨーロッパのグレーのお天気&石造りの建物の【寒さ】と日本のほんわかした【寒さ】は全然違いますね。

ヨーロッパは吐く息も白く足早に歩いて暖かいカフェオレを暖かい暖炉の周りで飲みたくなる様な、感じですが、成田について思わずセーター、コートなど全部脱いでしまいました。ダウンのベストくらいでもいいかな?くらいですね。

それでも、今夜から冷え始めたみたい・・・ということですが、私には2か月くらい気温が逆戻りしたみたいに心地よいです。

さて、はて、今回の帰国は3日前に本決まりになった為、かなりキツかったですがどうにか無事に飛行機に乗ってきました。

d0070113_2312375.jpg
今年のシャンゼリゼのイリュミネーション。私は去年のブルっぽい白の雪が落ちてくるような方が良かったと思いますが、モダンなピンクでした。

自分でもビックリしたのは、荷物が何と合計29キロ+30キロ+15キロ+4キロ=78キロ!もあったこと。

すごいですね~~。5か月間に物が増えたこと、何でこんなに物があるの?とぼーっと考えてしまいましたが反省。

何はともあれ24キロx2個+手荷物10キロくらい=58キロは制限内のチケットでしたので、110ユーロ加算のみで済んだので、郵便などで送ることを考えれば20キロを1万ちょっとで持って帰れたので良かったです。

d0070113_2258136.jpg

やはり楽譜とフランス語の本など、またお土産、洋服などでしょうか・・・
そしてパリにも1つ小さいスーツケースを置いてきて、旅行用の小さなPC,すぐにいつでも滞在に必要なものが全て入っているので、次回に行くときに楽です。

また、3月のコンサート用の洋服3セットくらいも友達宅に置かせてもらいました。結構ロングスカートなども布地なので重くなるんですね。持ってこなくて良かったです。

d0070113_22362843.jpg


今回初めてルフトハンザのフランクフルト乗り換えをしましたが、空港が大きい!
歩いても~歩いても~まだ先~~!
ヨーロッパ間のパリーフランクフルトなどの便と国際線のターミナルは随分離れていますね。
セキュリテイーチェックも、厳しく中々進まず、1時間の乗り換え時間はあっという間で気が付くと搭乗時刻になっていたので少し焦りましたが、日本人の方が沢山いらしたので、まあ大丈夫かなと。

パリー東京のANAはANA専用機ですが、JALはエアーフランスと提携しているので、JALでとってもエアーフランスでも同じ飛行機になります。

フランクフルトー東京はANAとルフトハンザが提携しているようで、日本人の方が多かったです。
今回、フライト中にとっても役に立ったのが、録音のテイクを聞くために買ったBOSEの最新モデルの外からの騒音を遮断し聞きたい音を高音質で聞けるという機能のついたサイレント・ヘッドフォン。

始めヘッドフォンをしても、あまり変わらないじゃない?と思ったら、
そういえばヘッドフォンに電源があるんだった・・・とまだ使い慣れていない為ですが、ボタンをOnにすると音楽を流していなくても飛行機の騒音が8割くらいカットされます。
ぶお~~んという騒音と周りの人のお喋りを11時間カットできるだけで随分とプライベートな空間に居る印象になり、映画も4本も見てしまい、結局今回のフライトはほとんど寝れずに、前日の3時間睡眠のまま1日半も起きていたことになります。

d0070113_22453440.jpg

無事に自宅に戻り、家族とチーズのお土産とみんなで食べることに。いつも帰国前にチーズを買い、真空パックにしてもらうMaubert Mutualite駅前のチーズ屋さんには、日本人の夕子さんが働いていらっしゃるので、お勧めのチーズなどを聞いてあれこれ買います。

今回は、ゴージャスに4品&1品夕子さんが知らない間におまけをしてくださったみたいで、シェーブるも入っていました!
d0070113_22573220.jpg


この間帰国した際に何が恋しくなったか?というと
フランスのパン!でした。

ということで、焼きたてのほかほかのバゲットを近所で2本、メゾンカイザー【日本の三越などデパ地下にも売ってますが】のいちじくのパン、そしてRambuteauのPralineという可愛いピンクのPralineが入ったブリオッシュなども持って帰ってきたという・・・これが78キロの理由?その他マリアージュの紅茶など勿論色々なのですが・・

早速バゲットをかりかりに焼いて、チーズの味見。
みんな【やっぱり美味しい~】濃い&臭いけどおいしい~すごい、熟成してトロトロ・・・など。
とっても楽しみました。フランスは【食】が美味しいのが嬉しいですね。

さすがに午後になって1日半ほぼ貫徹状態だったので、5時間くらい寝て、またこれから寝るところです。時差が治るでしょうか。

いつも眠くなると寝てしまうので5日くらい戻すまでかかるのですが、まあゆっくりと戻したいと思います。太陽に沢山当たるといいらしいですね。

d0070113_22552898.jpg
フォアグラなど名産物をクリスマス市でよく見ます。フランスのNoel(クリスマス)=贅沢なフォアグラをよく食べるようです。甘めの白ワインにいちじくやトリュフのジャムを加えて頂いても美味しいです。

余談ですが、TVのコマーシャルに出ていた【中井貴一】を見て一言
【ビルマの竪琴の頃より老けたね~~~】横にいた母が、【あなたそりゃ~~古過ぎよ!】
確かに。あれって私が小学生の頃?

中井さん=素敵に年を重ねていらっしゃると思いますが、やっぱりあのビルマの頃より年を取った=私も同じ分年を取ってるはず。でも中井さんを見て思い起こすのが20年以上前の映画ってちょっとやばい・・・

その次に原田知世が出てきて、頭をよぎるのは【セーラー服と機関銃?】
すかさず、母に【それは薬師丸ひろ子でしょ】
あらら・・・

しばらくこんな感じでリハビリ中なので宜しく・・と言いました。家族&親しい友人なら笑って済むのですが、外では頭の中で【???】のまま、言わない方が良さそうなこと&場面もありますから、しばらく【浦島花子状態…】だと思いますが、何時頃になったら慣れるんでしょうね。(苦笑)


長くなってしまいましたが、これから日本生活を再スタートしていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。
[PR]
# by kcembalo | 2011-12-05 23:02 | パリ/Paris
皆様こんばんは。

この2日くらい、パリは気温がまた少し上がりましたが一昨日は日中2度で本格的な冬が始まった感じでした。

d0070113_0423924.jpg

さて、録音のジャケットの写真撮影、音の編集、エンジニアとの日程、レコード会社のDirectorとの打ち合わせ、デザインをしてくれる友人との打ち合わせなどなど・・・時間があっという間に経っていますが、本当は編集の”音作り”まで今回のパリ滞在で済ませたいと思っていました。

が!

エンジニアが1か月ベルリンへ行ってしまった&12月は全く時間がない・・・

が~~~~ん。

ということで、昨日返事を貰い、Directorとも話した結果、今はまずテイクを選んでからでないと最終段階の音の編集(響き、バランス、曲と曲との静寂の“間”など)は今できることではないし、エンジニアに信頼して任せれば大丈夫!と言われました。

それにしても、メール&スカイプでパリー東京で打ち合わせしたり、あそこをこうして・・・と伝えても、果たして『音』を作れるのかは大きな疑問。聞くストレオなどによっても全然違ってきますし。やはり同じ空間でエンジニアと『音』を一緒に作りあげることは非常に大事だと思います。

ということで、急に明後日帰国!に決まり、せっせと荷作りしていると事です。
5カ月の滞在で夏ー秋ー冬物があるだけに、もしかして・・・と思ったけど、やっぱり1個のスーツケースでは入らない!!

急遽、友達に聞いたら今夜いらないスーツケースを車で持ってきてくれることになり、『日本に着いたら捨てていいから!』ということ。

今回は、初めてルフトハンザのパリ発往復便を利用するのですが、1年オープンで何回でも無料でチケット変更できるという便利なプラン。その為、すでに1回変更したのですが、このままずるずる居てもしょうがない!えい!という感じで帰国します。

12月はゆっくりと7時間におよぶ全テイクをステレオで聞いてきっちり自分の求める音を探したいと思います。
その後1月にエンジニアが編集して、やはり東京で無理を感じた場合は、飛行機を変更して1月末にまた数日間『音チェック』の為に戻ってこなくてはいけない場合があります。

ユゲット、ルセ、曽根麻矢子さんという大御所のチェンバリストの方達も、
『絶対に最後のチェックだけはやらないといけない』ということ。

やはり世に出る『音』=自分の顔=自分の責任になるわけですから、自分らしくない音楽に仕上げられたり、後で後悔するのは嫌ですね。

今回、初めてソロを録音してみて感じたことは、演奏60%、音の編集40%くらい録音後の仕上げが大事ということ。

今回お願いしたエンジニアはまだ若いのに、現在12枚ものCDを仕事していて全く手があかない状態。すごい売れっ子ですね。ルセの先月オリジナルのブロンシェで行われたリサイタルの編集もしているということです。

d0070113_0433159.jpg

今夜は3月にCDリリース記念コンサートをやる予定のシャトレ劇場へ行ってDirectorとジャケットデザインをしてくれる友達と打ち合わせ。その後、ジャケットの文章のフランス語を絵本作家の友人にチェックして貰います。

なぜチェンバリストになったのか・・・ルッカースで弾けるという意味。などをエッセイ風に書きました。

が!

日本語で書くのが一番しっくりきますが、やはり英語の表現とフランス語の表現はそれぞれ違い、特にフランス語は色々な繊細な表現やニュアンスがとても微妙なので、パリに居る間にチェンバロのデリケートさ、音楽家の観点をよく分かっている友人にチェックして貰いたいと思いました。
こればかりは、フランス語の先生に直してもらったからと言って正しいフランス語=ニュアンスが伝わるというわけではないので、難しいですね。

ということで、帰国後もしばらくはCD制作に追われていると思います。

6月末にパリへ来てすっかり慣れ親しみ、今回は本当に楽しく、多くの友人や知人によくしてもらい、『こんなにフランス人ってナイスだったっけ?』という新鮮な印象を受けました。

フランス在住が長い友人からすると、フランス人は本当に心を開く=近くなるまで時間がかかるけど、その後はまるで家族みたいに親しくしてくれるよ。と。

あと、1度去った人には親切なのでは?と。
パリ在住だと仕事はあげない!とばかりに対抗意識があったり?

でも、もう帰国したというと『あら、そう~~東京はどう?』と相手の力が抜けているのが分かります。自分のテリトリーでないからでしょうか?不思議ですね。

何はともあれ、本当に充実した素晴らしい時間を持てて、2枚の録音を終え、来年はCDリリースに続きパリ・日本で記念コンサートを企画中なので、パリでの活動が『逆輸入』的に日本と交流できるのが良かったな~と思います。

そうでないと、13年ぶりに帰国した浦島花子です・・・
と自己紹介しても

し~~~~ん。誰、あなた?

というのも容易に想像できますので。
さて、帰国したら上手く日本人女性らしくお淑やかに(私からは程遠い!?)いられるかは、全く違う課題!!

きゃ~~~~。

いつも思いますが、フライト時間の12時間は長いのですが、
1―6時間目はパリのことを色々考えたり、去ったという感情。
7-12時間目はもう心が日本を向いて、さ~着いたらお寿司食べよう!とか?(単なる食いしん坊)

人間の心理は面白いですね。
ということで、この5カ月お世話になった全ての人に本当に感謝の気持ち一杯です。

とか言って、またすぐ戻ってくるんだから~~というのは、
10年来のパリ在住の旧友達のお言葉。

2月に本帰国した際に、そんなことないよ~~と言ってたのに、またすぐいるし!みたいな。
ということで流れにお任せします。

余談ですが、今週5日間滞在を伸ばして嬉しかったことは、12年来のボストンーパリでずっとお世話になっている親友が無事に出産したこと。26時間に及ぶ大変な経験だったようですが、産まれた赤ちゃんはベトナム、日本、フランス人の血がまざっています。

スーパーキュート!ですね。産後の消耗しきった体には日本食しか無理でしょう~フォアグラなんて!ということで、毎日慣れないお弁当を作って持って行きましたが、食べれたもんかは謎・・・
外国で出産して異国の地で家族の助けなしに奮闘している音楽家ママ達を心から尊敬&応援しております。
今後パリに戻ってくるたびに成長を見れるのが楽しみです!すっかりKおばちゃんの気分。Tata(仏語でおば) Kです。

d0070113_0533343.jpg
Mayuちゃんです。

逆に兄の3歳の姪はほとんど私に会ってないので、謎のおばちゃんになっているかもしれません・・・今後家族にも多く会えるのは嬉しいですね。
[PR]
# by kcembalo | 2011-12-03 00:44 | パリ/Paris
d0070113_1429877.jpg

パリの街も一斉にクリスマスのイルミネーションがあちこちで始まりました。
可笑しかったのは、『シャンゼリゼもイルミネーションが始まったとニュースで言ってたよ』と日本の家族の方が早く知っていたこと。

d0070113_14293541.jpg

住んでいると、シャンゼリゼはよっぽどの用事やどこかの帰りに通る以外は、あまり行かないエリアなんですね。東京タワーにわざわざ行く様な感じでしょうか?

昨日は、ノートルダム寺院の後ろのサン・ルイ島に住んでいる16年来の親友のピアニスト宅へ行ってきました。メトロCiteで降りて~ノートルダム寺院~サン・ルイ島まで徒歩5分の素敵なお散歩コースです。ではご一緒に歩いている気分で!

d0070113_14301069.jpg
ノートルダム寺院の横側

d0070113_14303322.jpg
雨が降るとこの動物の口から水が出てくるシステムです。美的センス&実用性をいかした建築ですね。

d0070113_14314354.jpg
後ろ側はゴシック建築がよく見れて正面よりも好きです

d0070113_14322743.jpg
ノートルダム寺院の後ろの橋を渡ると、パリ発祥のサン・ルイ島へ

d0070113_14331310.jpg
反対側にはHotel de Ville(市庁舎)が見えます。

d0070113_14345722.jpg
冬のカフェもパリっぽいですね。去年の今頃は大雪が降ってテラスでのんびり座れる感じではなかったですね。

d0070113_14351639.jpg

彼女のフランス人の旦那様は、作曲・演奏・舞台とのコラボレーション等を多く行っているアコーデオニストで、すでにハルモニア・ムンディ等大きなレーベルからCDを出している為、バッハのCDのアドヴァイスを貰いに行ってきました。

d0070113_1436251.jpg


d0070113_14371779.jpg
楽譜を見ながら、音の響き方、バランスなど2人に聞いてます。ノンチェンバリストだけど、同じ鍵盤奏者&音楽家なので細かいアドヴァイスを頂きとても助かりました。

ボルドーのMedocワイン&イタリアからのパルミジャーノチーズを頬張りながら80分聞きましたが、弾くのにも聞くのにも体力がいる曲ですね。

旦那様もLe Monument(モニュモン=大建造物=大曲)だからね~と言ってました。本当に聞いてくれた2人に感謝!

ということで、家で1人で1音1音気になり細かくチェックし始めていたのですが、基本的に大きなフレーズ感がまず一番大事で多少のチェンバロの雑音等も楽器の音を感じるライブ感として残していていいのではないか?と言われましたが、私は凄く気になっていました。

d0070113_14464225.jpg

でも、確かに例えばアコーデオンの空気の音や”カタカタっ”というキーボードを押す時の音がしても、私は全然気にならないどころか、アコーデオンらしさが出ていいなと思うのと同じことだと話していました。

ということで、大きな流れを踏まえてテイクをもう1度聞いていこうと思います。
確かにコンサート等では、多少のミスや雑音があろうと登りつめていく緊張感やクライマックスなどの『ライブ感』がありますが、あまりに綺麗な音に編集し過ぎたCDというのは、表面的に『完璧』でも心に伝わらない演奏になっては残念ですね。

バッハと同時にDuportのチェロソナタのチェックもしていますが、ソナタの方が伴奏で客観的に聞けるので割とスムースにここは気になると分かるのですが、ソロはあまりにのめりこみ過ぎ?で中々客観的に聞くことが難しいですね。また、何回も聞き過ぎると始めは?と思ったことにも慣れて分からなくなってしまうこともあると思うので、こうして信頼できる音楽仲間に聞いて貰うことはとても助かります。

d0070113_144756100.jpg

やっと聞き終わったら、友達のMちゃんが美味しい大根おろし&ツナ&だし、ポン酢の和風パスタを作ってくれました!

d0070113_14485247.jpg

しかもテーブルのクリスマス風コーデイネ―トは朝マルシェに行ってフルーツを買って、こんな風に置いてみた!という旦那様のアイデア。いいですよね。

d0070113_14491788.jpg
Sadaharu Aokiの抹茶ペーストを使った抹茶ブラマンジェ&小豆&ベリーのフルーツ。これが美味しい~~

気が付くとあっという間に深夜を過ぎていましたが、楽しい一時でした。
d0070113_14511673.jpg

帰りはセーヌ川沿いに歩き、ソルボンヌ大学近辺のSt-Michel駅から。
[PR]
# by kcembalo | 2011-11-28 14:53 | パリ/Paris
この数日は、本当に11月末とは思えないほど穏やかなお天気が続いています。
去年の今頃は白い息で12月始めには初雪が降り10回くらい降ったのを覚えています。

d0070113_225589.jpg


パリ生活も残り1週間になりました。
『録音が終わった!と思ったら、それはまだまだ始まりだよ。』

と数年前に同じゴルドベルク変奏曲をオリジナルのヘムシュで録音した友達に言われました。

『え?!』と思いましたが、本当にその通り。

2日前にエンジニアにバッハ:ゴルドベルク変奏曲とラファエル&パスカルとのDuportのチェロソナタのCD合計11枚を貰いました。

何でそんなに多いのか?

バッハ2枚もDuport2枚も今のままでは3分多くて1枚(80分)のCDに入らないのでどこかの楽章をカットしないといけません。
その4枚+バッハは特別にお願いして全てのテイク(合計7枚=7時間に及ぶ350テイク)も貰いました。ということで11枚を聞いてますが、収集付きませんね!(笑)

d0070113_7473468.jpg

録音した友人の何人かに教えて貰ったのですが、CDを作るもとのマスター(master=CDを作る全ての録音テイクなど)を音楽家が100%権利を貰っておくことがとても大事なんだそうです。

後に例えば5分だけ何かに使いたい、別のCDに入れたい、または数年後にもう1度編集しなおしたいと思っても、レコード会社が一言『NO』と言えば何も出来ないそうです。もとは、この条件が契約書に書いてなかったので、特別に追加して貰いました。

エンジニアにも通常音楽家で全てのテイクを聞きたいというの人は居るか?と聞いたら、ほとんどがお任せで少し気に入らない点を言って再編集でOkのようですが、たまに、物好きな人、細かい人は全部のテイクを聞きたいと言われるそうです。

d0070113_7382659.jpg

エンジニアはとても慣れているので、すでに録音中にどこの部分はどのテイクが良かったかメモしているのでそれをもとに350テイクから編集すれまで3日仕事で編集したそうです。

でも、慣れていない私は80分の通し&その各部分の気に入らない部分をメモして、それを探す為に他の全てのテイクを聞き続け、メモし、分かりやすいように色鉛筆で変えたりする作業は膨大な時間がかかるわけです。
まあ、気長に1―2週間聞いていこうと思います。最終的には1月末には全て仕上げて2月末ー3月にリリース予定ということですが、間に合うでしょうかね?

d0070113_7392474.jpg

始めはノートに各ヴァリエーション1-30変奏曲まで書いていたのですが、チェンバロはとても細かいので、

3拍目の『ド』の前のアーテイキュレーションが足りない・・・

とかいちいちメモしていられない&エンジニアがフランス人なので日本語だとぱぱっとメモできるのですが、これまたフランス語で書くのが面倒・・・と言ったら怒られそうですが。本当です。(苦笑)

ということで、楽譜を全部コピーして1部用意して編集用に使うことにしました。
そして、書きたいことを全部書いてエンジニアに送り、再度編集してもらいます。

d0070113_7402281.jpg

★編集をほとんど任せて、最終チェックだけ指摘する人
★始めだけお願いして後は今回の私の様にチェックして再編集して貰う人
★自分で全てのテイクから事細かに選んで自分で編集しちゃう人。でも、この友達はそれが専門でもないので、1年以上かかって少しずつやったようです。

d0070113_7454293.jpg

意外だったのは、Duportのチェロソナタの方が聞きやすいということでした。
私は、Continuo『通奏低音』で後ろで弾いているのですが、録音した時は毎回違う即興う毎日5-8時間していたので、本当に”脳みそ”がくたくたに疲れました。

しかし、そんなことを忘れて聞いてみると、ラファエルのソロのメロデイーがとても気持ちよく歌って、その後ろで弾いているチェンバロとパスカルの伴奏のチェロは邪魔しないちょうど良いバランスです。弾いた3人ともわりとハッピーなできになりました。

d0070113_7415516.jpg

しかし自分のバッハ:ソロとなると耳がキューっと集中してしまいます。

1音ずつのアーテイキュレーション
フレーズ、テンポ、残響
1本の弦で弾いている時は綺麗に響いてるけど、2本、3本のバランス、音色など
左でのバスがはっきり聞こえにくい・・
これは、チェンバロのVoicingがそうだったから?
部屋の残響?
マイクが遠すぎた?
高音&低音のバランス?
音が始まる前の静寂を聞くと、(ぶ~ん)と雑音があるような?これは取り除けるようですが、いわゆる音のクリーニングをやらないといけないようです。
ルセ、その他2人の同じルッカースの録音を聞き比べて、このチェンバロと部屋が普通のチェンバロよりもかなり残響があるの様ので、これ以上響きを足さないなど・・・

気になってしょうがないわけです。

d0070113_742248.jpg

ということで、隅から隅まで気になりますが、長い時間をかけて準備をしたプロジェクトですので、エンジニアには厄介な?音楽家かもしれませんが、妥協をしないで納得する『音』になるまで練ろうと思います。

しかし!パリー東京の距離で理想の音を作るというのは、本当に難しいですよね。
ましてやフランス語のメールなどでそんなに微妙なニュアンスを伝えることが出来るんでしょうか?と思いますが、もともとクリスマス前くらいに1回目の編集をして『メールで送るよ』と言われて、
『メール?!』

みたいな。勿論、伝書鳩で届けて貰うつもりはないのですが、数千キロ離れてメールで『音』を貰い、聞いて、どこが嫌とか『メール』でコミュニケートするの?

ということで、せめて私がパリに居る前に聞いて話し合いたいということで、早めに編集してもらいました。

d0070113_7431787.jpg

結果的にやはり自分で全テイクを聞いて、私のヴァージョンで選択した2回目の編集を12月にして貰うようにこれから選びますが、彼女のヴァ―ジョンと比べた時に、きっと『何を良いとするか』という価値観の違いが出るのではないでしょうか。ある意味、面白いですよね。

同じ素材からどう料理するか、塩コショウもセンスみたいな。

来週の帰国までにジャケットの写真、文章をまず日本語で書いて英語、フランス語に翻訳し、それをネイテイブの友達やフランス語の先生にチェックしてもらってデータを揃えてデザインしてくれる友人に渡さないといけません。

d0070113_748415.jpg

ゴルドベルクのリサーチ&論文は10年前のアメリカの修士論文で取り上げ、1年かけて実際に演奏するのも学んだのですが、MITやボストン私立図書館へ行くとバッハ関連の本は積み上げれるくらい40-50冊はあるわけです。多分、一番本が多い作曲家では?と思います。


その為、曲目解説を書くと数ページも及びx3か国語=3倍のページ数になる為、今回はどうしてこの曲を選んだかなどメッセージを書き、ルッカースの説明、プロフィールの3つに絞ることにしました。

あとは、ノイシャテル博物館より提供して頂くチェンバロの写真を随所に入れて、チェンバロに興味のある方も初めて聞く&見る方にもこの貴重な1632年のチェンバロの詳細を楽しんで頂きたいと思います。

d0070113_7442994.jpg

私のお気に入りは、チェンバロの先の方に描かれている猫ですね!
あと鍵盤の周りには3つのお猿さんが楽器を弾いていて、お陰で録音中も音楽=楽しむことというのを目にしながら助けて貰った気がします。

それでは、ここら辺でまた聞きます・・・結論は出るんでしょうかね。
数学の『確立』みたいで350テイクをどう組み合わせるかを考えると数千の例ができそうですが・・・
[PR]
今日は、気持ちの良い秋晴れ?冬晴れ?(そんな日本語はないよ~っと浦島花子扱いされそうな・・)
d0070113_738486.jpg
メトロ6番線名物のBir Hakeim駅(ビル・アケム:始めどうやって読むのか謎でした*エッフェル塔へ歩いて行くなら降りる観光客&メトロで弾く音楽家&スリも?多い駅)ーPassy駅の間の橋から見えるエッフェル塔。

映画の撮影でも一番人気なのはこの風景の6番線だとか。
久しぶりにお上りさん気分で思いっきり電車の中からパチリ。


とにかく、10日前のベルリンのマイナス2度の凍てつく寒さとは嘘のように綺麗な青空が広がっていました。
d0070113_7411317.jpg


残りのパリ生活もあと10日!
人間、『期間限定』に弱いですね。

冬のチョコレート~期間限定~なんちゃら味みたいな?!

d0070113_7451932.jpg
Trocadero(トロカデロで降りるとパリ名物のエッフェル塔が目の前にダダ~んと見えます。

駅前には展覧会を行っているChaillot(シャイヨ―宮)があります。今日は、パリ市内にあるhotel Particulierの展覧会を見に。中世から栄えた個人や伯爵、また現在の大使館などになっている『お宅拝見』みたいな感じでしょうか。

建築が好きな人には、各時代の装飾や増築、外側のファッサードのデザインの変化など細かく記されています。

ということで、最近になって今のうちに・・・と美術館に行きたくなりますね。
本当にパリには美術館や展覧会、コンサートが多い!

d0070113_745195.jpg


日本より気楽に行ける気がします。近い&多くの貴重なコレクションを存分に楽しめるからでしょうか。日本だと何だかジーンズでは行けないような雰囲気なのに、パリでは思いっきりユニクロでGo!みたいな。それは私だけ?

d0070113_7454056.jpg
ハトもアーチ―な彫刻が好きなんでしょうか?単に停まりやすいのでしょうか。

ちなみにユニクロはオペラ座の後ろにオープンして凄い人気ですね。フランス人の中でもMade in Japanで色やデザイン豊富で便利で高くないというのが良いみたいです。

話が飛びましたが、昨日は、無事にトリオのCDのプロモーション用の録画が終わり、ついでにゴルドベルクもアリアと2つのヴァリエーションを録画したものの、残念ながらチェンバロはおもちゃのちゃちゃちゃ!の様な・・・どこのメーカーとは言いませんが・・・

明るい緑のチェンバロで可笑しかったのは、

一緒に居た子が『これ、Ladureeのチェンバロ?』

そう!まさにマカロンの入ったLadureeの可愛い箱と同じ緑。ふふふ。
でも、音は・・・チンチロリン?みたいな。。。

ともかく、楽器は大事ですね。
ピアノだけしか弾いていなかった時より、毎回チェンバロもタッチ、音、全てが楽器がまずないと始まらないので、いかに大事か弦楽器の人たちの気持ちが分かるようになりましたね。

ルッカースのチェンバロの音を味わった後だっただけに、天と地ほど違い、同じ曲を弾いても全然インスピレーションが違いますね。

けれど、そんな贅沢は言っていられませんので、せっかくの機会を頂いたのでと思い出来るだけのことはしましたが、やっぱりロールスロイスに乗ってしまった後に、ロバに乗るような・・・感じ?

か、イタリアの田舎にまだ走っている3輪の日本では戦後に走っていたわ~と母が言っていた、何と言うんでしょうか?時速20キロくらいしか出ない小さなトラックみたいな。(笑)
まだオランダやイタリアでは健在ですが、日本では見たことがないですね。3輪トラックみたいな。
イタリアのおじいちゃん&おばあちゃん夫婦が乗っていたり、後ろの荷台におじちゃんが乗ってたり、かなり可愛い光景です。

ということで、内容が相変わらずまとまっておりませんが、明日は、フランス語の11回目のレッスン!

この5カ月で12回プライベートレッスンを申し込んだものの、さて、果たして上達したかは多いに謎?!日本で忘れないようにしないといけませんね。
それにしてもフランス語の発音は母音がとても沢山あって、日本人にはかなり難しいのでは?と思います。日本語は全然口を動かさなくても話せますが、フランス語の本当の音をマネすると凄い顔になってますね。レッスン後はほっぺの筋肉が痛い=普段使っていない=違う発音をしているわけです。

文法とかは日本に居る方が勉強しやすいかも?なんて思いますが、単なる言い訳ですね。
勿論ベストは勉強&生活で実践するわけですが、先週はコンサートの翌日=普通は疲れでぼ~っとしている=朝9時からフランス語でちびっ子に教えるなんて!脳が起きていなくて大変でしたね。

d0070113_750695.jpg
シャイヨ―宮の中にはこんな素敵なエッフェル塔を眺めながらカフェできるスペースがあります。外は凄い人ですが、中はゆっくり眺められて穴場ですね。

le le le.....ルるる~と冠詞だけ言っているものの、その後が全然続かなくて、
もう弾いた方が早いでしょ?

みたいな。子供もポカ~んとしてるか、うひゅひゅひゅ~と私のフランス語を笑っておりましたが、笑ってくれてありがとうくらい。気にしてられませんので。

という感じで鍛えられましたね。それにしても1週間フランス語漬けはなかなか大変ですね。
ホームステイしに語学留学でもしている気分でした。
1人の時はやはり頭の中は日本語で考えてバランス取っているのでしょうか。

今週は、チェンバロを返したり、CDの写真撮影、来年のコンサートのミーテイング、何よりもバッハとDuportの録音を全部聞いてチェックしないといけないので、あっという間に帰国の日になりそうです。

最近、飛行機は23キロx2個持っていけるようになったらしい?ので、とても助かります。
プチ引っ越しみたいな感じでしょうか。
[PR]
# by kcembalo | 2011-11-21 08:02 | パリ/Paris
皆様こんにちは。
フランスもすっかり秋から“冬”へと移り変わっています。
何よりも冬時間になってから、さらに日照時間が短くなり、日中もグレーの空が多いと、どんよりと『ヨーロッパの冬が来た~』と実感しますね。

d0070113_5253413.jpg

ヨーロッパ一大きいという北フランスにあるSedanのお城。9世紀に教会が建てられそれを取り巻く様に増築され、今の大きさになったそうです。

さて、パリ生活も残り10日?になりました。
気が付くと6月末のコンサートからあっという間でしたが、オランダ・ドイツ旅行1週間からパリへ1日だけ戻り、翌朝から5日間Sedanというシャンパーニュ地方よりも北のリュクサンブールに近いArdenne(アルデーヌ地方)にマスタークラス、子供の為の公開講座、コンサートをしてきました。

d0070113_5462887.jpg
2つの塔はLa tour de Jemelles=双子の塔と言われています

今回もお馴染のラファエル&パスカル夫妻とのトリオで、行きの電車の中で1日目の午後から早速6歳ー10歳くらいまでの子供たちにチェロ、バロックチェロ、ピアノ、チェンバロを楽器とスタイルと共に紹介する公開講座が2クラスもあることを知り、が~~ん。というか
『え?知らんかった・・』みたいな。

d0070113_5491017.jpg


結局5日間で11クラス、400人以上のちびっ子に私の謎のフランス語でチェンバロとピアノの違いを説明したり、クイズの様に子供達に質問したり、大変でしたね。

私『え~そんなにあるの?』

ラファエル:『ま~どうにかなるから大丈夫だよ』。と言って行きの電車で爆睡するラファエル。

いつもこんな感じです。


でも百戦錬磨でコンサートや修羅場を超えてきているので、本当にどうにかなるという良く分からない信頼感はありますね。ラファエル&パスカル夫妻は一緒に演奏していてもとても楽ですね。何の気負いもなく、存在感とやりたいことが分かりやすいです。

ここぞ!という本番には絶対にはずさない、度胸の強さと本番の強さにはいつも感心し、学びますね。まあ、2人はどうにかなるからいいのですが、私はやっぱり練習しないとあかんですね。

d0070113_5493788.jpg
到着して急に、あ!ブラームスのソナタの始めだけチェンバロと比べると分かりやすいから弾こう!と楽譜を渡されました。え?ぶ、ぶ、ブラームスは、何年ぶりだっけな?という私・・・

しかし!今回もこの5日の間に何と3日目はトリオWandererのコンサートがリュクサンブールであるけど車で2時間だからOk.と言って午後4時くらいまで子供のクラスでチェロを紹介して、じゃあまたね。と出かけていく・・・

その夜は1000人くらいのホールでリストのプログラムでコンサートをして、終わってすぐ国境を越えて深夜過ぎに戻り、また翌日何もなかったように朝9時から教えるというハードスケジュール。

d0070113_5522843.jpg
今回5日間滞在させて貰ったオーガナイザーの家。1000坪だそうです・・・あちこちにハーブやローズがあり、春夏はどんなにきれいでしょうか。

おまけに最後のコンサートが終わってご飯食べたら、パリに2時間ドライブで帰って、翌朝イギリスに飛んでこれまで違うモザイクカルテット(クリストフ・コワン)とコンサートと言って飛んで行きましたね。

それが今日で、明日はまたパリにとんぼ帰りでパスカルと3人でこの間録音したDuportのプロモーション用のフィルムを撮影予定。すごいことになってますね。

『で、何弾くの?』と聞くと・・・

『4番』と昨日コンサートで弾いた曲。
Ok~みたいな感じです。

d0070113_5533314.jpg
子供たちに色々な楽器を見せる為に、バロックチェロ、モダンチェロ、ガンバ、小さい子供が弾けるサイズも持ってきて計6-7個かついでたでしょうか。さすが3人のママでもあるパスカル!4つの楽器も何のその!

d0070113_5552590.jpg
まだ残っている数世紀前の城壁

d0070113_5561289.jpg


d0070113_5572168.jpg
実際にジャンヌ・ダルクなどの映画の撮影現場として使われたというSedanのお城

d0070113_558816.jpg
夜に城内のSedan出身の有名だったチェリストの遺品のある博物館のようなお部屋を見せて貰いました。

d0070113_5584352.jpg
ポール・バズレ―というパリ国立音楽院の先生でもあり、カザルスと交友が深かったSedanの街出身のチェリストの財団があり、今回のコンサートなとを企画してくれました。

d0070113_60489.jpg


d0070113_602383.jpg
バズレ―とカザルスがバッハの無伴奏組曲について議論している時の写真

d0070113_621524.jpg

カザルスがバズレ―に宛てて書いたバッハの組曲に関する手紙

d0070113_62475.jpg
ドイツ、リュクサンブール公国にも近いSedanでは地ビールが有名なんだそうです。

d0070113_633852.jpg
アルザス地方が名物のカリカリに焼いたチーズ&ベーコンの何でしたっけ?・・・もう忘れてますが、美味しかったです!

d0070113_64366.jpg
ガブリンチョ!

この2週間の旅行でどれだけ太ったでしょうか・・・怖いですね・・・
と言いながら、明日はマカロンを持って録画の場所へ集合予定。(なんだそりゃ!?)

それでは、また・・・
[PR]
皆様こんにちは。いかがお過ごしですか。
昨晩1週間の旅行を経て無事にパリへ戻りました。

旅行1-2日目オランダ(アムステルダム、ハーグ)
d0070113_18415689.jpg
アムステルダムといえば自転車王国!

d0070113_19191862.jpg
2年間通った旧アムステルダム音楽院。今は、中央駅近くに移転しています。

今回の度は、懐かしいお世話になったアムスの先生、友達との嬉しい再会とドイツのバッハを中心とした作曲家の旅をし、ライプツィッヒとベルリンの楽器博物館も思いがけず大変充実していて、素晴らしい旅行でした。

d0070113_0274652.jpg
高校時代からの旧友が2人ともオランダで無事に男の子を出産したので、会いに行きました。オランダはほとんどが自宅出産で助産婦さんが交代で家に来てくれるシステムなんだそうです。

男の子を産んでお客様が来た時に出すというの伝統がこの可愛らしいお菓子。かりかりの焼いてあるパンにバターを塗って、ブルーのお砂糖がのっています。女の子はピンク。

3日目アムステルダムーベルリン(2時間飛び1泊)翌朝ポツダムへ(電車1時間)

ベルリンの空港を降りて、顔の肌に冷っとした感じがマイナス?という感じ。
実際、3日間の移動中、3日目は最低気温マイナス2度、最高気温6度という寒さ。

なのに、ニュースの天気予報ではパリは最高気温15度。え~~?そんなに違うの?
ということで、普通のコートでは寒い、寒い!という感じで帽子と買って赤ずきんみたいに耳まですっぽり隠して、寒い限界!になるとカフェで暖まったり、スープを食べたりして暖まりました。

不思議なのは、ドイツは同じヨーロッパでもパリやロンドンより気温が約10度も低く、かなり冷え込んでいて、びっくりしました。

d0070113_18434414.jpg
C.P.Eバッハが30年も働いていたポツダム・サン・スーシー宮殿C.P.E バッハが弾いていた&J.S バッハも弾いたであろうジルバーマンのチェンバロも見れてとても良かったです。

久しぶりに10代の頃の様に『未開の地』を初めて歩くというフレッシュな旅行で、ロンドンから合流した旧友と一緒にあちこち歩いてドイツ名物のソーセージを食べたり、楽しみました。

d0070113_18442954.jpg

写真は、ベルリンの楽器博物館で撮って良いということで、撮りまくっていたら電池切れ・・・でベルリンの風景は残念ながらあまりないですが、ルッカースFamilyのチェンバロがあったので、デテールも撮ってきました。少しずつUpしてきます。

4日目ポツダムーライプツィッヒで半日観光(電車で1時間)ー夜ワイマールへ(電車で1時間)
『トーマス教会』
d0070113_192194.jpg
バッハが働いていたライプツィッヒのトーマス教会

d0070113_1845697.jpg
ステンドグラスに有名なバッハの肖像が!

d0070113_19263271.jpg
トーマス教会内。ここで毎週末バッハの書いたカンタータが演奏されていました。バッハが多くの時間を過ごしたかと思うと、何だか親近感が湧きました。


d0070113_192753100.jpg
バッハが眠っています。ゴルドベルクのお礼参りができて良かったです。

『バッハ博物館』

d0070113_19294237.jpg
教会前にあるバッハ博物館。オリジナルの肖像がと自筆譜が展示されていました。

d0070113_19305423.jpg
自筆譜のヴィオラパート

d0070113_19313179.jpg
Upして見ると・・・

d0070113_1932417.jpg
これは、コピーですが、譜めくりの為、次のページがメモ的に赤い●の中に書いてあります。みんなやることですが、バッハもしていたんですね(笑)

『メンデルスゾーン博物館』

d0070113_19454377.jpg
メンデルスゾーンの肖像画。品の良いお坊ちゃんという感じですね。現実、作曲家の中でも最も裕福だったと言われています。別荘に行っていた際には、毎朝決まった時間にお庭で朝食を食べ、絵画のデッサンをしたりしていたそうです。

d0070113_19182370.jpg
ライプツィッヒにあるメンデルスゾーンの家だった博物館。今もサロンコンサートが行われるようです。

バッハと同じライプツィッヒに住んだメンデルスゾーンが、バッハの偉大さを称え、初めてマタイ受難曲を上演して忘れかけていてバッハの音楽を再度復興したことでも知られています。

d0070113_19415684.jpg
メンデルスゾーンのピアノ

1848 Traugott Berndt
1828/30 Johann Nepomuk Trondlin

d0070113_1944280.jpg
絵画もとても上手だった多彩なメンデルスゾーン。スイスの風景がが多くありました。

d0070113_19475226.jpg
メンデルスゾーンの手

d0070113_19481747.jpg
メンデルスゾーンの亡くなった際のDeth masqueと絵

『ライプツィッヒ楽器博物館』


メンデルスゾーンハウスから徒歩4分くらいの所にある大学の?博物館ですが、充実したコレクションで驚きました。ハースのクラヴィコード、フォルテピアノを初めて発明したクリストフォーリのチェンバロ2台(真っ赤なシノワズリの装飾された別ケース付き)、シュタインのフォルテピアノ、などなど。

5日目ワイマール半日観光ーベルリンへ(電車で2時間)

『リスト博物館』
d0070113_1939999.jpg
リストの肖像画とBruthnerのピアノ

d0070113_18485627.jpg

ポツダム:ゴージャスなリストの家(現在はリスト博物館)

ポツダムの博物館宣伝の車にリストの顔が!『Follow me!』と書いてあります。
d0070113_18494672.jpg



d0070113_185142.jpg
ゲーテの家(現在の博物館)横にある、ゲーテやシラ―も通ったというレストラン。ジャーマンっぽいですね~。

ロンドンから合流した旧友は高校から一緒の20年来の分かりあった友達、ピアニストだったので、作曲家やゲーテ、宮殿など訪れたい興味が一緒だったので、とても楽しい3日間&彼女のお陰で1人旅だとどこかで構えて緊張するのも、地図を持たずにぷらぷら歩ける気分でナビゲーターをして貰い、ありがたかったです。

d0070113_18522851.jpg
ワイマールをお散歩していたら、可愛いレストランの看板の隣に?バッハ・・・何とかと書いてある。
良く見たら、C.P.Eバッハとフリーデマン・バッハが産まれ、1707-1718年まで住んでいた場所・・・と!そうか。バッハはワイマールにも住んでいたんだっけ。

d0070113_18542218.jpg

また、歩いているとこんな素敵な紅葉のお家がありました。

d0070113_18554081.jpg
ここにもプレートが。よく見ると、マルテイン・ルターが1518年に住んでいた家と。これまたビックリ!
みんなご近所さんだったんですね。バッハとルターは200年の差がありますが、プロテスタントだったバッハは敬意を払っていたでしょう。

リスト、ゲーテ、シラーの家も全て徒歩10分くらいの中に全てあり、半日で回れてとても良かったです。また、ベルリン、ポツダム、ライプツィッヒ、ワイマールはそれぞれ電車で1時間ずつ位なので、昔の馬車で移動しても1-3日で着いたでしょうに、バッハの本でただ読む地名でなく、実際に訪れて地理関係が分かり納得がいきました。

6日目ベルリン半日観光ー夜パリへ(飛行で2時間)

『ベルリンの壁』
d0070113_18594398.jpg
最後にベルリンはまた戻り、夜の飛行機まで半日観光。ベルリンの壁がまだポツダム広場に残っています。

『ベルリン楽器博物館』
ベルリンのソニービル(ポツダム広場)の裏にある楽器博物館へ。
d0070113_1912982.jpg

入るとこんなにある!なぬ~。一気にハイテンションになりましたね。

d0070113_1941783.jpg
1618年Andreas RUckers

チェンバロではハンス・ルッカース、ヨハネス・ルッカース、アンドレアス・ルッカース、フォルテ、クラヴィコートでは、ハース、ピアノではシュタイン、ワルター、W.F.バッハが使っていた?チェンバロも展示してあり、弾けませんでしたがかなり面白かったです。

d0070113_1953770.jpg
天使にA.Rのイニシャル

d0070113_196891.jpg


d0070113_1964928.jpg

後ろは、こんな珍しい装飾

d0070113_1973464.jpg
1594年Hans Ruckers親子Virginal

d0070113_1910081.jpg


d0070113_19102369.jpg
踊ってる人を見たのは初めて!

d0070113_1911245.jpg
逆立ちしちゃってるし・・・

d0070113_1912074.jpg


d0070113_191243100.jpg
ドイツに乾杯!

久しぶりに自宅に戻りほっと一息、洗濯をし、明日からは北フランスへ5日間チェロのラファエル&パスカル夫婦とリハーサル、コンサート、子供への分かりやすく教える授業、マスタークラスなどをしてきます

バッハの録音後1週間パリで休んだつもりでしたが、どどどっと疲れが旅行中に出てきて、毎日の移動もあり、かなり消耗しているのでは?ということで、今日はマッサージに行って休んできます。
[PR]
皆様こんにちは。

最近のパリは、グレー&Grey(英)&Grie(仏)です。
だんだん、滅入ってきそうですね~。

お天気がこんなに人のメンタリテイーや気性に影響を及ぼすとは、ヨーロッパに住むまで感じませんでしたが、やはり10月―4月まで半年間ずっとぐれ~の日の短い日々は籠りますね!
練習するには良いかもしれませんが、録音終了後、バッハは弾いてません!(笑)

さて、良い気分転換に?
1週間旅行をすることにしました。

高校時代からの親友のピアニストがロンドンに10年以上住んでいて、たまにロンドンやパリ、帰国時に懐かしい同級生で会っていたのですが、久しぶりに2人で

“実は全然知らない・・・『ドイツ』を旅しようではないか!?

ということで3泊4日でベルリンーポツダム(バッハの二男カール・フィリップが仕えた宮殿)ーライプツィッヒ(バッハのトーマス教会など)ーワイマール(リストの家、ゲーテの家など)ーベルリンを周るという強行突破!

でも、意外や意外、電車を調べると近いんですね。
どこも1-2時間で行けて、ワイマールーベルリンだけ3時間弱です。パリーベルリンは2時間。ロンドンからも2時間ちょっと。

ということで、別々にベルリンまで飛んでゲートで待ち合わせ。
果たして合えるのでしょうか?デンジャラスですね。

2人とも怪しいというかほとんど話せないドイツ語でサバイバルです。
何だか久しぶりにこういう旅(若い18歳の頃にする様な)初めていく場所ばかりで楽しみです。

そして、その前に私は是非帰国前に行きたいと思っていたアムステルダムに久しぶりに行ってきます。2,3年行っていないでしょうか。あの運河の可愛い景色がなつかしいですね。

勿論、お世話になったメノにも会いますが、何といっても2人のフォルテピアノのお友達が赤ちゃんを最近産んで元気に頑張っているので、一目赤ちゃんにも会いたい!ということで、2泊3日の短い時間ですが、とてもウキウキしています。

高速列車のThalysも最近パリーアムスは何と3時間15分くらいで早くなり、近くなりましたね。
日本の新幹線の方があまり乗ったことなく、ゴールデンWeekに名古屋の友達宅へ行くのに、あまりに混んでいた為、空いている”こだま”に乗って初めて“各駅停車”と気が付き、1時間も遅く到着・・・

こっちの高速列車は各駅、急行みたいなのはあまりないので、直行くらいですかね。もっとシンプルです。逆に日本の方が進んでいてついて行けてませんでしたね。お恥ずかしい。
[PR]
今日はパリは気持ちの良い秋晴れです!
パリへ戻り、ご飯にお味噌汁を食べて、何て”ほっとするんだろう~”って。やっぱり日本人ですね。

d0070113_22303140.jpg


録音の超ベテランのユゲットやルセ、その他チェンバロの友達などにも無事に終わったことを報告し、みんな喜んでくれました。勿論、まだ仕上がってないので出来はどうなのかは大いに謎ですが!?本当に親しい友達や音楽仲間に支えられ、助けて貰ったと感謝しています。

d0070113_22311042.jpg

不思議なもので、5年間住んでいた時のパリよりも今回の5カ月の方がフランス人ってこんなに親切だったの?と思うようなことが沢山あり、みんなに助けて貰ってありがたいと思います。

d0070113_22313245.jpg
この猫ちゃんに再開できて嬉しかったです!

昨日は、マレ地区にある素敵な個人宅&18世紀絵画のコレクションの多いMusee Cognacq-Jayへ行ってきました。詳しくはここからどうぞ。(フランス語のみ)
d0070113_22335868.jpg

とても素敵なレンブラント、フラゴナール、大好きなヴェルサイユで活躍した女性画家L.E.Vigee-Lebrunの絵画がありました。

d0070113_2234138.jpg

パリ市にMonsieur COgnacqが奥様が亡くなった後に寄付している為、無料で見れます。
パリには他にもバルサックの住んでいた家(エッフェル塔近くPassyから徒歩の16区)、彫刻家Zadkineのアトリエだった邸宅(15区モンパルナス隣のVavainの駅から徒歩)、Musees de la Vie Romantiqueなどがあり、全て無料か800円くらいの入館料で見れます。

d0070113_22343018.jpg

この15年くらいの間にパリにまだ住んでいない頃から美術館は好きでルーブル、オルセー、オランジュリー、ロダン、マルモッタン、ギュスタフ・モロー、装飾美術館など足を運びましたが、実際に住んでからは、パリらしいアーテイストの邸宅やアトリエがそのまま美術館として残っている小さな場所をお散歩がてらに行くことが増えました。

d0070113_22464270.jpg

お勧めなのは、ジャック・マール・アンドレ美術館は素敵なアンテイ―クコレクターのご夫婦により音楽家、文豪、画家などが集うサロンが定期的に行われ、パリの人たちが憧れていたと言います。
d0070113_2247986.jpg

今でもコンサートや結婚式のレセプションも日本の会社が行ったりしているようです。
詳しくはここよりどうぞ。

d0070113_22473014.jpg

まだ行っていなくて行きたいのは、ダリ美術館。モンマルトルの丘にあり、シュールレアリズムのダリの世界を堪能できるようです。

d0070113_22482261.jpg

気が付くと、ゴルドべルぐの録音を1つの大きな目標に今回5カ月のパリ滞在を企画しました。
6月末にパリへ来た時は、まだ実際にどこでいつやるかも決まっていないままでしたが、2か月かかり博物館やレコード会社、エンジニア、調律師を全てアレンジし、契約書を何回も確認し、やっと録音できる状態になり、スイスへ行き連日夜な夜な掛り無事に終わりました。

録音へ向けての練習も含め、凄い労力とストレスで、めずらしくジンマシンやモノモライになり精神的にも結構大変でしたが、本当に一仕事終えたという充実感で一杯です。

今朝、エンジニアと話しましたが、11月30日の帰国前にすでに1回目の編集を全てしてくれて、それをパリに居る間に聞いて、気に入らない個所がある場合は全てのテイクを取ったCDを聞いて、私のより納得行った部分を使用して変更などしてくれるということです。全部のテイクは7時間くらいで聞けるそうですが、始めから全部聞くと頭がおかしくなるそうなので(!!)基本的なベースになる良いテイクをエンジニアが用意してもらい、そこから選んでいく予定です。

やはり、これだけ大曲で時間を掛けて実現したプロジェクトなので、急いで出すよりも、きちんとじっくり何度も聞いて納得のいく仕上げになる方が大事だと思います。

次回パリには3月末ー4月始めまで来る予定です。
ラファエルのCDリリースのメディア向けのコンサートがシャトレ劇場のサロンであり、プライベートな音楽愛好家のお宅でのコンサート、(パリではいまだに昔のサロン文化が残っていますね)それに合わせてオーケストラの本番もラモーとオペラがちょうどあったので、2週間びっちり演奏予定ですが、時期が上手く重なって良かったです。

d0070113_2373885.jpg

来年は日本ベースで3-4カ月に1回パリに来る感じになりそうです。
まだ、日本では浦島花子状態(!!)ですが、ラファエルの5月の来日に合わせて日本でもCDリリース記念コンサートを企画したいと思っています。ソロのコンサートも企画できたら嬉しいです。

ということで、フランスでの活動を逆輸入(?!)する流れで日本でも色々な楽しい企画が出来ればと思っています。

11月はコンサートで1週間、そして3-4年訪れていない懐かしいアムステルダムとバッハのお墓を拝まずには帰国できない!ということでロンドンに居る高校からの親友と一緒に4日間ドイツ旅行をしてきます。バッハの眠るトーマス教会、C.P.Eバッハのいたポツダムのサンスーシー宮殿、リストの家、ゲーテの家など見てきます。

皆様も芸術の秋、お散歩に気持ち良い秋をどうぞお過ごしください。
[PR]
d0070113_4124041.jpg
ルッカース所蔵のノイシャテル博物館・Le musee de Neuchatel
皆様こんにちは。
3日間の録音を無事に終え、スイスからパリへ今朝戻ってきました。

d0070113_4125641.jpg
博物館前は湖で優雅にボートが停泊しています

何と昨日、録音最終日は深夜1時に終了して寝たのは3時なのですが、朝9時のTGVに乗る為に8時に起きたのですが頭の中が覚醒していて多分まともに寝ていませんね。
d0070113_414826.jpg


記録としてこの4日間を振り返ってみます。

d0070113_4143098.jpg

録音前日:パリースイスTGVで5時間かけて到着。閉館時間の6pm-8時半まで練習させてもらいまました。夢の様な素晴らしい音色にただただ感激。

d0070113_4164888.jpg

録音初日:午後6pmの博物館閉館後~準備。
チェンバロの上鍵盤が特に強い音などばらつきがあったので、Voicing、調律でスタートは8pmから。アリア、Variation1-13まで深夜1時まで。4フィートを使用する2つのvariationは最終日に撮る為スキップ。

d0070113_4171187.jpg

2日目:博物館の都合で午後8pmスタート。早めに行って準備をしていても良いと言われたのですが、その前に腹ごしらえをしようということで、みんなお腹すいていたのでクレープ屋に。ちゃんと”sale"ご飯用のそば粉のクレープと甘いデザート様のクレープを2枚みんな食べましたね。そのお陰で深夜2時まで持ちました。

d0070113_418622.jpg

3日目:午後6pmスタートのつもりがやはり調律などで始まったのは7pmくらいでしょうか。深夜1am無事に終了。

d0070113_4183030.jpg

ということで、ま~~疲れました。
同じ6時間録音するにも日中にできたらさぞかし楽だったと思いますが、閉館後でないと静寂でない為、しばしば夜に録音をすることは皆さんあるようです。

d0070113_418479.jpg

それにしても、体調のコンデイションは1日、2日、3日と深夜が続くので疲労が溜まるのは勿論なので、ゆっくり11時くらいまで寝て、3人全員朝食はスキップでとにかく寝て、起きたらもうランチみたいな。

d0070113_423425.jpg

そして、午後博物館に練習に行き、疲れない程度でやめてホテルに戻りお風呂に入って肩をほぐし、少し休み、6時前に出るという不健康な?スケジュール。

d0070113_4194322.jpg

日本だとお弁当やコンビニがあるので便利ですが、勿論そんな便利な場所はスイスのノイシャテルにはなく、レストランへ行くと最低1時間は掛るわけです。

d0070113_420224.jpg

1日目はお寿司の持ちかえりを見つけて頼み、なかなか美味しかったですが量が思ったよりも少なくてみんな寝る時にはお腹がグーグー鳴ってたようです。(私も・・・)

d0070113_4202370.jpg

クレープを2個食べた2日目はさすがに2時まで持ちましたね。
3日目はパリから念の為持っていったレンジで2分の五穀米とうどんを食べたり。喜んでいたのは私だけ?(笑

d0070113_4233138.jpg

ルッカースは、それはそれは素晴らしい音色で本当に感激しました。
毎日、毎回弾くたびに音が違う、そんな玉手箱の様な・・・楽器でした。

Davidがルセが弾いた時も、他の子が弾いた時も、私が弾いた時も当たり前だけど音が全然違う、面白いと言ってました。

d0070113_4211040.jpg

また、エンジニアの子は同じヴァリエーションを同じ下鍵盤だけで弾いても毎回のテイクでタッチの微妙な違いによって、音色も異なり、チェンバロが豊富な音色を持っているので毎回奏でる音が違うと言ってました。

d0070113_4212497.jpg

それにしても、本当に凄い濃密な3日間でしたが、チェンバリストにとっては本望というか夢の様な体験だったと思います。
d0070113_4115324.jpg



d0070113_426173.jpg
今回的確な指示をくれ、スムースに録音をしてくれたエンジニア&アーテイスト デイレクタ―のHannelore。

彼女自身、バロック・ヴァイオリンを弾くのでバロックの細かいニュアンスもよく理解してくれ、クリストフ・ルセやベアトリス・マルタンのグループ、その他パリのチェンバリストの録音を多く手掛けているので、安心してお願いできました。

私が気がつかない盲点や、フレーズ感をもっと出して・・・など一緒に室内楽のリハーサルをやっているような、楽しい雰囲気で録音できました。

d0070113_4292152.jpg

名器を生み出す素晴らしいチェンバロ製作者のDavid Ley

今回オリジナルのルッカースを演奏して、Davidの楽器はオリジナルに一番近い音を持っている楽器だな~と実感しました。ゴルドベルク4回目のベテランで、やっぱり信頼してお願いでき、とても良いチームワークで今回無事に録音を終えることができました。
[PR]
皆様こんにちは。
今日のパリは秋晴れで、そんなに寒くありません。

さて、いよいよです!
数時間後にパリのGare de LyonからLausanneまで4時間、乗り換えて1時間でスイスのNeuchatelに到着です。

到着してすぐにホテルへ行き、博物館へ行き今夜はオリジナルのルッカースで練習させて貰います。
タッチは弾きやすかったのを覚えていますが、さすがにGoldbergの交差など色々あるのでゆっくり試して楽器に慣れます。

明日の夜から3日間にわたって30の変奏曲を録音。一体何時まで体が持つか分かりませんが、集中、短時間でできればベストです。

バッハがチェンバロの魅力を最大限に表現できる30の変奏曲をせっかく書いてくれたので、愛情を持って弾いてきます。

調律してくれるDavid Leyはスコット・ロス、曽根麻矢子さん(2回)と3回ゴルドベルクの録音に立ち会っているので『これで4回目だよ!』なんて軽く言ってましたが、素晴らしいベテランの方なので、安心してお任せできます。

エンジニアのフランス人女性もとても感じよく、テキパキと指示を出してくれるので大丈夫でしょう。

ということで、立ち会いは私含めてたったの3人。
録音が18時~深夜なので夜ごはんはどうしよう?

という大きな疑問ですが、こういう時こそ日本のお弁当やおにぎりがあったら~~と思うばかりです。
取りあえず、チンする佐藤のごはんを持っていきます。(苦笑)どこまで日本人なのか。

これから、納豆ご飯&お味噌汁を食べて出発。
13年の海外生活を続けて、どんどん和食派になっていきますね。おばちゃん化しているのでしょうか。

ジャケットに使う写真も写真家がわざわざ来れないので、アマチュアですが、100枚くらいバリバリ私が取ってきて、どうにか数枚使える写真が取れれば良いのですが。

パリーノイシャテルは東京ー広島くらいで電車TGVで行けます。飛ばなくてよいのは楽ですが、国境を超えるので、カメラマンを呼ぶと、機材の申請や関税などかかるらしく、面倒なようでポートレート写真は11月にパリで撮ることになりました。

ということで、行ってきます。
さてはて、どうなることやら。

等身大の自分で今のままの自分で良いと思いますし、それ以上も以下もできませんね。
また、数十年たったおばあちゃんになった頃にこの演奏を聞くと

『まだまだ 青い!』と思うに違いありませんが、1つの記録として残すのも良いかと思います。

それでは、ルッカースさんに色々教えて貰ってきます。
楽器は何よりもの素晴らしい財産&先生ですね。
[PR]
皆様こんにちは。パリはすっかり秋模様で風も随分寒くなってきました。

さて、本日と明日、東京・上野学園にて第1回チェンバロ・フェステイバルがあります。
チェンバロ好きな方、お時間のある方、是非お越し下さい。

日本を代表するチェンバリストの曽根麻矢子さんが企画し、日本の名だたるチェンバリストが11人も出演するまさに東京では初めての企画です。明日は何とチェンバロ10台により合奏もあるということで、凄いですね。10台のチェンバロの響きは聞いたことがないですが、楽しみですね。

以下詳細になります。

第1回チェンバロ・フェスティバルin東京≪第1日目≫
.【日程】 2011年10月22日(土)    ※10月23日(日)にも公演があります
【会場】 上野学園 石橋メモリアルホール
【入場料/発売日】 <10/22セット券> ¥10,000 ※コンサート1~5の5公演セット券 ※限定100セット
             <単独券> コンサート1、3、5 ¥2,000
                     コンサート2、4   ¥3,000


             セット券、単独券ともに 7/2(土)10:00~ 一斉発売
         イープラス会員限定先行受付: 6/24(金)12:00~6/28(火)18:00


【プログラム】  
コンサート1 (13:00~13:40) 曽根麻矢子   
        デュフリ:メデー  
        デュフリ:ラ・ドゥ・ヴォカンソン(クラヴサン曲集第3巻より)
        J.S.バッハ:フランス組曲第5番 ト長調 BWV816   ほか


コンサート2 (14:15~14:55) 有田正広&有田千代子
        F.クープラン:クラヴサン曲集第2巻 第9オルドル より
        J.S.バッハ:フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV1030  ほか


コンサート3 (15:30~16:10) 中野振一郎
        A.フォルクレ:組曲第5番 ハ短調 より ラモー/シルヴァ/ジュピター ほか


コンサート4 (16:45~17:25) 村治佳織&曽根麻矢子
        ― チェンバロ ~Out of the Baroque! ―
        ロドリーゴ:ある貴紳のための幻想曲  ほか


コンサート5 (18:00~18:40) 渡邊順生
        J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988


※開場は各コンサート開始の20分前となります。

【無料イベント】 会場/エオリアンホール
          ※無料イベントのへのご入場は、開催日の有料公演のチケットをお持ちの方に限らせていただきます。
13:00~14:00 チェンバロを弾こう、触ろう!体験コーナー
14:00~15:00 子供のためのチェンバロ教室
15:30~16:30 レクチャー・コンサート:桒形亜樹子
          『不自由な即興』ルイ・クープラン、ノン・ムジュレ前奏曲への一考察 ※ノン・ムジュレ=拍子のない前奏曲
17:00~19:00 大人のためのマスタークラス(講師:武久源造/曽根麻矢子)

【ゲスト・プレーヤー】  有田正広(フルート)、村治佳織(ギター)
【ゲスト・チェンバリスト】 有田千代子、小林道夫、加久間朋子、桒形亜樹子、武久源造、戸崎廣乃、中野振一郎、長久真実子、水永牧子、渡邊順生

【賛同人】植山けい、大塚直哉、芝崎久美子、鈴木雅明、副島恭子、西山まりえ、クリストフ・ルセ
【芸術監督】  曽根麻矢子 (上野学園大学教授)
【名誉芸術監修】 船山信子 (上野学園石橋メモリアルホール館長)

【主催】 チェンバロ・フェスティバル in 東京 実行委員会、上野学園 石橋メモリアルホール

【実行委員会構成団体】
上野学園 石橋メモリアルホール、株式会社AMATI、モモセハープシコード株式会社、株式会社ギタルラ社 東京古典楽器センター、久保田チェンバロ工房、国際古楽コンクール<山梨>実行委員会、古楽研究会 Origo et Practica
[PR]
皆様こんにちは。
今日は、パリもうっすらとした青空です。
さて、今回パリへ5カ月来た大きなプランの1つにバッハ・ゴルドベルク変奏曲の録音があります。

いよいよ来週スイスのノイシャテル博物館にある1632年ルッカースのオリジナルで録音が3日間あります。

本当に素晴らしい名器を使用できるというのは、チェンバリストとしては夢の様な人生の中でも1度あるかないかのチャンスではないかと思っています。その為、勿論プレッシャーも凄いのですが。

d0070113_18191611.jpg

幸い、9月始めにチェロソナタを録音してくれた同じエンジニアのフランス人がスイスに来てくれるので、彼女の録音の仕方に1度慣れて、彼女ならば大丈夫という信頼感があるので大丈夫だと思います。

しかしながら、録音できるのは博物館閉館後の18時ー深夜あるいは夜中、明け方まで続けたければ続けていいよということですが、体力が持たないと思うので、できるだけ集中して深夜くらいまでには終わらせたいものです。

ゴルドベルクは言わずと知れた名曲ですが、1つのアリアに対して30もの変奏曲があるので3日で撮るにしても始めの2日で撮れるだけ取れたらよいのですが、1日目は18時から調律開始。2日目は20時頃からというので結局マイクを設置して始めるノは21時頃からでしょうか。そして、3日目はもう最終日です。どの様にオーガナイズして録音するかはとても重要なので事前にテクニシャンと打ち合わせします。

d0070113_18193880.jpg

この3日間の日程を押さえるまでになんと2ヶ月かかりました!
日本では考えられませんが、パリへ来てすぐの6月末にレコード会社とミーテイングがあったにも関わらず企画は宙に浮いたまま。

というのは、ヨーロッパの夏はみんなバカンスで居なくなるので3週間ー1か月連絡が取れないのも当たり前という世界。ということで、博物館の担当者がまず3週間、その後レコード会社のデイレクタ―も3週間いなくなり、その間ず~~~~っと、じ~~~~っと待つのみ・・・みたいな。

気が付くと9月=録音の2カ月前でも何も決まっていない・・みたいな。ありえん!
博物館の空いている日も限られている&私も11月末には帰国するという限られた時間の中で見つけるのは大変でした。

その後、全ての経費を計算したら予想の倍!レコード会社がこの企画できないかも・・・
なぬ~~~!!

ということで、友人達の協力を得て、ジャケットデザイン、写真、ジャケット内容のテクスト、(日、英、仏語)の翻訳は自分で担当することにして経費を大幅に削り、全てアレンジも私がやり、2週間前のミーテイングで最終的な契約書をデイレクタ―と確認し、サインしたばかり。
と思えばもう録音まで2週間?
そして、1週間・・みたいな。

日本ではありえないでしょうね。

勿論、有名な音楽家であればマネ―ジャーが全部面倒なことはやってくれるのでしょうが、私はまだまだ無名ですので、勿論全て自分で手配しないといけないのですが、色々勉強になりました。

契約書も初めて&フランス語で、サインしたら一生続くらしい・・ということは把握して、すでにCD契約をしている友人の旦那様にも読んで頂いたり、フランス語のレッスン1時間半に契約書を1語1語全てフランス語で噛み砕いて説明して貰い、この条件で良いのか確認したりしました。

あまりに大曲過ぎて無意識に凄いプレッシャーになっているようですが、友達宅で聞いて貰った際に録音した自分の演奏を聞いて、

『真面目すぎる・・・つまらん!』

ということで、何はともあれ、ここまで来るとあとは『楽しむしかない!』という開き直りの心境になりましたね。(笑)

完璧に弾ける人たちは沢山いると思うのでそれはお任せして、なぜ今自分がこの曲を録音したいのか、というもっと自分とのプライベートな関係で1つ1つのヴァリエーションのキャラクターや個性をそのまま生き生きと表現できたらいいなと思います。

先週は3人のチェンバリストに聞いて貰いビシバシ!コメントを頂き、また自分で練り、あと1週間は静かに自分で練りますが、友達にも聞いて貰う予定です。

コンサートと違うのは別に間違っても撮りなおせばよいのですが、いかに自分のアイデアがクリア―になっているかの方が大事で、あとはこの30変奏曲をどの様にオーガナイズするかというのは、とてつもない大きな課題ですね。

コンサート前には通しでやはり友人やチェンバリストにも聞いて貰い、失敗も含め良い勉強としてコンサートまで何回かしますが、録音の準備というのはまたちょっと違う感じがします。

やはりバッハの最晩年の作品であるだけに、チェンバロ音楽におけるバッハの知性と音楽性の集大成といっても良いくらい凝縮されているので、こちらの理解度が低いと読み取れないわけです。

果たして私の脳みそが足りているかは大いに謎ですが・・・

ということで、録音が終わるまでは毎日寝ても覚めても『バッハ漬け』ですが、素晴らしい名曲なのでやはり楽しみ、せっかく素晴らしいルッカースで演奏できるので楽器から伝わるもの、ルッカースで弾いてみて教えて貰うエッセンスを大事に録音できたらと思います。

ヨーロッパ、日本、アメリカで来年春以降リリース予定ですが、そんなことよりもまずは練習、練習・・・
では、皆様良い日をお過ごしください。
[PR]
ロワールのアンボワ‐ズ城から400メートルのところにレオナルド・ダ・ヴィンチが人生の最晩年の3年間を過ごしたクロ・リュセ城があり、美術館として公開されています。

d0070113_1722592.jpg

今回、アンボワ‐ズ城、シャンボール城、シュノンソー城とこのクロ リュセ城を見ましたが、一番このリュセ城がプライベートな感じで印象深い素敵な場所だと思いました。

d0070113_17232032.jpg

機会のある方には是非お勧めです。

d0070113_17234194.jpg

12世紀の基礎の上に国王ルイ11世の旧仕長のエチエンヌ・ルルーにより1471年に建設されました。この八角形の塔は15世紀の建築の特徴で、1516年より3年間ダ・ヴィンチが住みました。

フランソワ一世は、ダ・ヴィンチの才能を『王の最高の画家、建築家、エンジニア』に指名してフランスに招いた際に、ダ・ヴィンチが唯一フランスへ持ち込んだのが『モナ・リザ』であったことから、今もルーブル美術館でフランス所蔵になっています。
d0070113_17275473.jpg


このルネッサンス様式の大広間でダ・ヴィンチがフランソワ一世や芸術家を迎えたお部屋です。

d0070113_17307100.jpg
国王シャルル8世が“3500エキュ金貨でクロ・リュセの所有者となった売渡証書のオリジナルが展示されています。

d0070113_17312636.jpg


d0070113_17314780.jpg


d0070113_17322030.jpg
ダ・ヴィンチの寝室。ここで1519年4月23日に遺言を書き、手稿やデッサンを最も信頼していた弟子フランチェスコ・メルツィへ捧げました。

d0070113_17353510.jpg

ここで1519年教会の秘蹟を受け67歳で亡くなりました。フランソワ一世がその最後に立ち会ったという言い伝えは多くの画家にインスピレーションを与え今もベットの横に絵が飾ってあります。

d0070113_17361454.jpg
アンヌ・ド・ブルターニュの小礼拝堂

d0070113_17371237.jpg
15世紀末にシャルル8世により、妻のアンヌ・ド・ブルターニュの為に建てられました。幼い子供たちを亡くしたアンヌの悲しみの為にダ・ヴィンチの弟子たちがアトリエで4つのフレスコ画を描かれ、その中にフランチェスコ・メルツィもいたとされる。

d0070113_17373323.jpg


描かれている光の聖母『ヴィルコ・ルシス』は『リュセ』の語源とされています。
d0070113_17375897.jpg


d0070113_1740415.jpg
地下に展示されているダ・ヴィンチの発明品の数々。

d0070113_17413399.jpg
史上初の戦車、自転車、旋回橋、水力学、外車千、飛行機の元祖ともいえる空飛ぶ機械、ヘリコプターが展示されています。

d0070113_17455398.jpg


d0070113_17434314.jpg

何と、アンボワ‐ズ城からこのリュセ城への秘密の地下通路があり、フランソワ一世はしばしばダ・ヴィンチに会う為にこの通路を使っていたそうです!私は残念ながら通路入口があると知らずに見逃してしまいました!

d0070113_17441196.jpg
お城を見て外に出ると『ルネッサンス テラス』という素敵な名前のお庭でカフェができます。

d0070113_17445099.jpg
ばらのつたうお土産ショップ。ばらの季節にはきれいでしょう。

d0070113_17451913.jpg


d0070113_17463875.jpg
お庭の道しるべも可愛いですね。広大なお庭にはダ・ヴィンチの発明した作品の大きな模型があちこちに設置され、楽しくお散歩できるようになっています。お時間のある場合はお勧めです。私はあいにく1日で4か所を回るツアーで50分しか無かった為回れませんでしたが、その後アンボワ‐ズで絶景のロワール河とお城を眺めながらおにぎり弁当を食べ最高でした!

d0070113_17483772.jpg
ダ・ヴィンチの眠るアンボワ‐ズ城にあるサン・テュベール礼拝堂。ステンドグラスの光がとても綺麗です。

狩人の守護聖人を捧げられルイ11世時代に建設が始められ、シャルル8世時代に完成しました。
d0070113_1751429.jpg


今でも静かにロワールの高台でダ・ビンチで静かに眠っています。
[PR]
d0070113_19304761.jpg
11世紀に建てられた教会の素晴らしい響きの中でリハーサルをするパスカルとラファエル。

皆さまこんにちは。
今日のパリは雨です。4-5日前から曇り続きでいよいよ秋~冬のグレーの季節がやってきたという感じです。

d0070113_19302674.jpg

さて、1泊2日でロワールのLochesでコンサートをしてきました。
昨日の朝電車に乗り1時間でSt Pierre des Corに到着。車で40分くらい行った所に何と5世紀頃には修道院があり、1000年頃には砦を作り始めた有名なお城のあるLoches(ロッシュ)へ到着。

d0070113_19315724.jpg

Lochesの町を見下ろすようにお城が建っています。お城の歴史についてはここをクリック。

d0070113_19321855.jpg

ちょうど土曜日のマルシェ(青空市場)がやっていました。到着して早速行くことに。
マルシェは一番その地域の特産物や名物が地元の手作りをしている農家の方達が売っているので、とても美味しく、フレッシュでお話しながら買うのも楽しみの1つです。

d0070113_19323911.jpg
2年熟成させたチーズを味見させてもらいました。パチリ。

d0070113_19332023.jpg
今が旬のきのこ達。何とRose(ローズ色)のきのこがあったので記念に。

d0070113_19345355.jpg
行列のできていた新鮮なオーガニック野菜のお店。最高ですね。

d0070113_19351839.jpg
地元の【梨ジュース】を買った所で、ランチ、そしてリハーサルへ。

とてもフランスらしいと思ったのは、日本では通常すぐにリハーサルを始めるのが、まずはランチ。
しかも、前菜、メイン、デザートとフレンチの地元料理で大変おいしかったのですが、気がついたら皆んなお喋りを永遠と(!?)する為、食べ始めは早く食べで教会に連れて行くから・・・
と言っていたオーガナイザーもみんなランチからワインを普通に飲み、気がつくと2時間が過ぎています=コンサートの2時間前!!

え?!

みたいに焦っているのは私だけ?

みんな、優雅にカフェをエンジョイしていますね。
ということで、取りあえず調律をしに私だけ先に。


d0070113_19444286.jpg

パスカルとラファエルはバロックチェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、モダンチェロの4個を2人で担ぎ、アコーデオンのElodie(エロデイー)も15キロのアコーデオンがあるので、勿論歩いては教会に行けないのですが、ランチ中に誰か迎えに来るはずが来ないまま終了。

ホテルに戻り電話をしても来れるか分からないらしい・・
みんな歩くの?無理でしょうと言いながらそれぞれ準備をしに戻り、私は途中まで歩いている際に偶然オーガナイザ―が道路で見つけて半分を車に乗せて頂きましたが、すごいオーガナイズですよね。(笑)これもフランスらしい。日本ではきっとありえないでしょうに。

ということで、リハーサルも勿論調律後ちゃちゃっとやり、何とこの2日間で3つもの違うプログラムのコンサートを弾くラファエルは私が弾いたのコンサートの中でもバロックチェロでソロの無伴奏、奥さんのパスカルとDuo、この間録音したDuportのソナタなど弾いた後に、アコーデオンと現代曲、ポッパーを弾き、その2時間後には違うピアニストとブラームス2番、ベートーベン3番のチェロソナタをモダンで弾くという超人ぶり。

d0070113_19453728.jpg
コンサート後、後ろの楽屋で。

それでに比べると、私はお弁当の沢庵みたいな感じでちょこっと弾いてあとは、2個めのチェロソナタのコンサートは久しぶりにブラームス、ベートーベンのチェロソナタを聞いて堪能しいました。
濃いですね~~。その濃さが何ともバロックを違って、ハーモニーの重厚さなど【赤い絨毯)の上を歩いているようですが。

ということで、私たちのリハーサルは確認程度で終わり無事に終了。11月にまた3人でのコンサートがSedanという北フランスであります。

d0070113_1946960.jpg
司会をした有名なチェリストFrederic Lodeonも一緒に。

d0070113_19475478.jpg

そして、何と一番驚いたのは日本からわざわざこの音楽祭を聞きにいらしたというHirokoさん。
ラファエルの演奏はフォルジュルネ際などで聞いているけれど、今回はソナタやバロックなど違ったレパートリーが沢山あるので楽しいとおっしゃってました。

ラファエルも奥さんのパスカル、この音楽祭のオーガナイザーもみんな遥々やってきたの!?!とビックリ。

ということで、オーガナイザーのジャン・クリステイアン(元ラジオフランスのオケで日本に6回ツアーへ行ったそうです)もみんなHirokoさんを記念撮影をしたり、翌日街を案内したり・・・と日本人は凄い!というVIP待遇になっていました。しかも3泊5日でパリも見ずにこのロッシュだけに滞在する為に来たというので、またみんなぶっ飛んでました!

でも、確かに小さな古城の町でなかなか特別な機会がないと行かないような街で、古い11世紀やそれ以前の通りをお散歩するとヘンゼルとグレーテルの絵本に出てきそうな、タイムスリップした風景で、私もすっかり気に行ってしまいました。こういうガイドに出ていない様な歴史のある街は観光客も少なくていいですね。

私も日本からの長い12時間の飛行機に乗ってきて下さったと思うとありがたいな~と思い、ラファエルを紹介したり、良い思い出を胸に帰って頂けたらと思いました。

d0070113_19511656.jpg

[PR]
皆さまこんにちは。
昨日ロワールのお城巡り①をUpしたばかりですが、気がついたら今日再びロワールへ行き夕方にはチェロラファエルと&ガンバのパスカルとコンサートです。

d0070113_13292443.jpg
世界遺産認定のアンボワ‐ズ城の中からダ・ヴィンチの眠る1491年~1496年建設されたサン・ユベール教会が見えます。

なぜか昨日まで、明後日だと思って夕方ふと確認したら【明日】!!!
こんなことは日本では絶対にありませんが、危うく今朝の電車を見逃して寝ている所でした。
d0070113_1331134.jpg
【フランス王朝を象徴する【ゆりの紋章】がお城のあちこちに刻印されています。】

ということで、準備を整え昨日はパリなのに鉄火丼とカレーという日本に居る様なメニューを作り、大好物のらっきょうを食べて喜んでおりました。

が、

優雅なロワールに行くのに【お漬物】など食べていていいのかな?とちょっとミスマッチな気もしますが。

d0070113_1332494.jpg


勿論、パリのマルシェへ行って新鮮な旬なお野菜、フルーツを買うのも大好きですが、昨日は一目ぼれの【マグロ】があったので、日本でも半年以上食べていないな~なんて思いながら中トロの部分をそのままお魚屋さんが切ってくれたので、【中トロ丼が食べれるなんて】と感激していました。

失敬!

d0070113_13332059.jpg
よく見ると、アンボワ‐ズの街並みが見えます。昔の人達もこうして見ていたのでしょうか。

さて、題名の通り今起きたら目が腫れてます。モノモライ。
よくなりますね。

6月末にパリに来た週は3回もなり、とうとうコンサート当日も。そして眼鏡で舞台へ。(勿論嫌なのですが、パスカルに聞いたらしょうがないじゃない。と)

そして、今日も”それ”です。
いや~参りましたが、しょうがないですね。

d0070113_13364398.jpg
お城で育てられたメアリースチュアート。

今日1日眼鏡ちゃんで弾いてきます。
それでは、皆さんも良い週末をお過ごしください。

d0070113_13413061.jpg


【おまけ】
d0070113_13431034.jpg

迫力あるワンちゃんと飼い主さんがお城の絶景を眺めていました。

d0070113_1344145.jpg

ゴージャスなお散歩コースですね。

【何か文句あっか?】って・・感じですが。

d0070113_13452486.jpg
お城の周りにも数世紀前からの時計台などがあります。

アンボワーズ城へはパリから1泊で十分に行けますし、パリからレンタカーで3時間くらいで行けるようです。

世界遺産のアンボワ‐ズ城についてはここよりご覧下さい。
[PR]
皆さまこんにちは。

さて、先週は私もよく知らなかったロワールに2泊3日で旅行をしてきました。
パリートゥール(Tours)まで

パリ、モンパルナス駅から1時間!早いし電車も2200円とTGVなのにお得です。パリに飽きてうろうろするより、とてもお薦め。

朝8時の電車に乗り、9時到着。駅前のLe Grand Hotelを予約していたら、本当に駅から見えて荷物を置いてそのまま観光局へ。(徒歩2分)そこから、有名なロワール川にあるシャトー巡りのミニバスが4,5社出ています。

d0070113_22215860.jpg
アンボワ‐ズ城のお庭とロワール川。レオナルド・ダ・ヴィンチが最晩年の3年間を過ごしたアンボワ‐ズ城。


アンボワ‐ズ城を降りたところにある可愛いカフェで一息。美味しいカフェオレでした!
そして、周りからはドイツ語ばかりが聞こえてきて、観光客が多いのだな~と。
d0070113_2303150.jpg


前日夜にToursのオフィシャルサイトから行きたいお城のツアーを選んでメールで申し込み。きちんと名前、ツアーもメモしてくれたので、問題ありませんでした。

朝9時半ー夜7時半までドライブは全てお任せして1人50ユーロ。
レンタカーして運転できる人が居る場合は、勿論その方が自分のペースで巡れますが、運転が心配、女性のみの場合はミニバスは半日、前日コ―スあり、とても便利です。

ロワール川には何と3500ものお城があるそうで、15世紀まで(ガイドがそう言っていた様な)中世の頃はパリでなくトウールがフランスの年だったそうです。

d0070113_222322100.jpg
この小さなチャペルにダヴィンチが眠っています。

d0070113_2224695.jpg

『アンボワ‐ズの歴史』
もともとケルト人のトウロネス族の主要都市でこのトウ―レーヌ地方もこの部族の名に由来しています。今ではTours(トウールの街名ですね)1214年ヴァロワ家・フランス国王フィリップ・オ―ギュストが支配下に置き1422年シャルル7世が即位、息子のシャルルはアンボワ‐ズ城で産まれ、王妃と共に居住する。ルイ11世(1423-1461年)が礼拝堂を建てる。

フランス王家の領土だったことから、お城の入口からステンドグラスにまでフランス王家の紋章である『ユリの花』があちこちにモチーフとして散りばめられています。

d0070113_22291291.jpg
アンボワ‐ズ城のお庭でおにぎりを食べていたら、何とクラシックカーが10台位来て花嫁さん達が!降りてビックリ全員中国人!シャッターチャンスを待っていた観光客もブランドの花嫁さんを期待したら、何とみんなアジア人。

d0070113_23447.jpg
コスチュームを着ている王様たち?暑いのか木陰で休んでます。(笑)

凄いですね。月1-2回中国から結婚式ツアーがあるそうで、中世の衣装と音楽をお庭に流して行われます。

d0070113_22301339.jpg
とっても素敵な雰囲気でしたよ。バブルの頃はきっとみんな日本人だったろうに・・・と思いましたが。


d0070113_22311387.jpg
一番のお気に入りの方達とパチリ。チェンバロのコンサートで踊って頂きたいものです。(笑)

d0070113_22324343.jpg
本当に素晴らしい眺めですね。時期によってはこの穏やかなロワール川が氾濫したこともあったそうです。

d0070113_22342449.jpg
アンボワーズ城

d0070113_22582033.jpg
この写真の一番奥にダ・ヴィンチの住んでいた可愛いお城があります。

d0070113_22591351.jpg
アンボワ‐ズ城内のエラールのピアノ

d0070113_2321615.jpg

アンボワ‐ズ城とロワール川
[PR]
皆さまお久しぶりです。
気がついたら1カ月も更新してませんでした。失礼しました。

d0070113_2239418.jpg

パリ万博の際に建設され、今も多くの主要展覧会を行っているプチパレ。向かいには吹き抜けのガラス天井が有名なグラン・パレ(Palais de TOKYOとも言います)シャネルのオートクチュールコレクションや、コンサート、舞踏会なども行われます。シャンゼリゼ通りの隣にあります。
9月に入り、すっかりパリジャンもパリへ戻り、学校へ行く子供たち、送り向かいをする親や、忙しく歩くビジネスマン、道を自宅化して住んでいる?謎の人達・・・などなど普段のパリらしい雰囲気に戻りました。

d0070113_22411394.jpg
中庭にある素敵なカフェへ。リュクサンブール公園なども本当に素敵な秋の紅葉で、写真!と思う時に限ってカメラはない・・
思いがけず、ポン・ヌフ橋から出ているセーヌ河のボートクルーズに乗ることになり、またもや、カメラ忘れた・・・というまぬけな日々があり、Upできないのが残念ですが、また機会のある時に!

d0070113_2242854.jpg
こんな素敵な雰囲気の中と静けさで時間を忘れてランチやカフェができる空間です。

さて、先週はすでに紅葉、落葉も始まっていたにもかかわらず毎日30度の稀に見る快晴で、皮ジャン&ブーツからまた夏のワンピース&サンダルに逆戻り・・・というバカンスの様なお天気で、勿論パリジェンヌ達は思い切り楽しみ、タンクトップやカラフルなワンピースを着ていました。

d0070113_22431515.jpg

思いがけず掛っていたモネの夕日を題材にした作品。有名な同じコンセプトの作品はパリ16区のモネの作品を多く所蔵しているマルモッタン美術館にありますは、この大きな方は知りませんでした。

2日前から朝起きても、ちょっと暗い・・・どよ~~ん。
出ました。典型的な秋~冬~4月まで約半年間続く曇り、これじゃあ、みんな鬱になるよね。という感じ。

ということで、今日はタートルのセーターにジャケットを着ても寒いという先週のお天気が嘘の様です。

d0070113_2245847.jpg
ルイ15世のカゴ?
何というのでしょうか、ルイ15世が中に入って移動した時に使ったものです。装飾がチェンバロと似ているので記念に。

d0070113_2246182.jpg
こういう素晴らしいチェンバロにも繋がる物をふらっと見に行って見れるというのがパリの良さだと感じます。

何だか、お天気お姉さん(もうおばちゃんと言うべき?)の様に書いてしまいましたが、日本では比較的1年を通して太陽が照っているのであまり感じませんが、ヨーロッパの夏は朝~夜10時まで明るく、冬は朝9時~4時半曇りですぐ真っ暗。と差が激しいので、日本の冬はいいな~何て思うわけです。

そして、この日はノートルダム寺院近くのとても美味しい、サンルイ島在住のパリ情報にとても詳しい友達から教えて貰ったとっておきのレストン(SOLA)へ。

http://www.restaurant-sola.com/  

12 RUE DE L'HOTEL COLBERT 75005-
TEL: 01 43 29 59 04
日・月休み。ランチ&デイナー 全てシェフの当日のサプライズメニュー!

d0070113_22505158.jpg

これはオントレ(前菜)のフォアグラがキャラメリゼした物。絶品!フランス人も美味しいと絶賛してました。良かった~。
以下、友人のIphoneの写真になるので画像が落ちますが、参考にどうぞ。

d0070113_22505100.jpg
かぼちゃのスープ

d0070113_22524312.jpg
きのことトリュフの絶妙な1品

d0070113_22532128.jpg
ヴェルヴェーヌ(ハーブ)のジェラ―ト
d0070113_225356100.jpg
ピスタチオのアイス

ということで、パリにいらっしゃる際には是非お薦めのお店です。日本人のシェフの方なので、さっぱりとしていて、胃にもたれずフレンチにちょっとした日本らしいテイストがミックスしていて絶品です。
[PR]
# by kcembalo | 2011-10-07 22:56 | パリ/Paris
日本はまた暑さがぶり返し、30度が続くそうですが、パリは・・・20度くらいでしょうか?
もうブーツやウールのコート、皮ジャンを着ている人も半分くらいでしょうか。

d0070113_5231517.jpg

それでも、昨日は突然蒸し暑かったり何を着て良いのか困る季節の変わり目です。

8月は【じんましん】のお陰で?早起きでしたね。というか痒くて起きると4時とか朝6時とか。で、しょうがないので6時過ぎだったら起きて早くから行動してお昼に1時間昼寝とか。

d0070113_529959.jpg

パリの8月はバカンスで8割のパリジャンと行っても語弊がない位いなくなります!
だからこそ、
夏の空き巣が多いそうですが・・・(微妙な現実・・・)

d0070113_5294188.jpg

道路も空いているし、なんか良かったですね。

9月に入り明らかに街が慌ただしくなりました。それでも、急に暑くなったりすると、バカンスでこんがりで麦色に焼いたパリジェンヌはサマードレスを着てそんなお肌を披露していますね。

d0070113_53001.jpg
録音した場所の17世紀の遺跡は以前この様な修道院だったそうです。

私は、焼くと【エビ or サル or アンパンマン or おかめ納豆】の様になるので、厳禁!?
というかアメリカ時代、炎天下を日焼け止めも化粧も何もせずに毎日歩きまわっていたせいで、2,3年後にソバカスが凄い勢いででき、最近はそれがホクロっぽく?なり、これが段々シミになるの~~~~と

d0070113_5304547.jpg

年を感じますね。(汗)
かないませんね。ふふふ。

d0070113_531437.jpg
日曜日だけ今も一般公開され、ピクニックがてらに訪れる人たちがいました。

d0070113_5314661.jpg


d0070113_53231.jpg
録音した建物。

d0070113_5322630.jpg
電話中のパスカル。何しろ3人の子供&焼く30人の生徒がいながらの4日連続の録音なので、行きも帰りも車の中で電話とIpadで子供のダンスレッスンからオーガナイズしていて、秘書&ママ&先生&音楽家という感じ。

d0070113_5325150.jpg


d0070113_534152.jpg
旦那さんのラファエルをランチのあとちょっと一息。今はベルリンでベートーベンのトリオの録音中。モダンとバロックチェロを弾きこなします。

d0070113_5351657.jpg

[PR]
# by kcembalo | 2011-09-13 05:35 | パリ/Paris
録音・・・4日目ですね。本日、無事に6曲のソナタの録音が終了しました!

やった~~~~~~~~~~!!!!!!!!!

という位嬉しいです。

d0070113_5503657.jpg

まあ、何というか・・・缶詰めで太陽を浴びずに永遠と1音1音を煮詰めていくというのは、一種独特の世界ですね。

今回、初めて本格的な録音をしてとても勉強になりました。
初日にすぐ感じたようにチェロのRaphaelとエンジニアの音楽のやり取り、どのように撮っていくか見て、これはもう流れに乗ってその時集中していけば大丈夫でしょう。

という【信頼感】でしょうか?が見えてからは
ボートに取りあえず乗っているからいつか向こう岸に着くでしょう・・・という感じでついて行った感じでしょうか。

実際、ラファエル&パスカルほど弾きやすい2人は居なくて、良い友人そして同僚として全くストレスなく、お互いに【ああしたら?こうしたら?】とスム―スに気兼ねなくアイディアを出し合えるのは最高です。

全然知らない有名な音楽家と偶然弾いて、恐れ多くて一言も話せない・・・
でも音楽感が全然違う・・・
言ったら失礼だから誰か言うまで待つ・・・みたいな余計な遠慮があると、

それはすごいストレスになってどっと疲れますが、今回は気心の知れた仲間だからこそ、録音中、それ以外のランチなども和気あいあいと楽しい雰囲気の中あっという間に終わったという感じです。

d0070113_554326.jpg

今日は、ラファエルとパスカルが”SASHIMI”のランチを持ってきたよ!と。
ランチが楽しみで5番の録音が終わったら、もうお寿司食べましょう~~!という感じでしたが、今のっているから6番の1楽章だけやってしまおう!と言われた時には、お腹が思わず鳴りそうな中、
”確かに集中しているうち”と自分を言い聞かせてましたね。(苦笑)

d0070113_5544934.jpg

17世紀のフランスの修道院の遺跡の風景の中、お天気が良かったのでまさか”SUSHI”ランチを食べれるとは!!

d0070113_5551898.jpg

思わず嬉しくて写真を撮ってみんなに笑われました。写真を撮る=Japonaise(日本人)というイメージがパリでは特に根強いので。逆にフランス人がみんなお刺身やお寿司を食べるんかい?と興味深く見てしまいましたが、笑えたのはお醤油を入れるお小皿は勿論ないので、エスプレッソのカップ!!確かに小さくて丁度良いけど。(苦笑)

さすがに6曲終わり " C`est bien fini"(終わったよ) というエンジニアの声をスピーカーから聞いた時には、思わず3人とも" Oui~~~~~~~~~~~!!!!!!!!"
と叫んでしましました。

始めから6曲を全部見通すと、山の様な仕事、全てのデイテール、音程、飛行機とオートバイの騒音に悩まされ終始騒音が聞こえると中断せざるおえなかったり・・・山登りの前に気が失せるみたいな・・

でも、1曲1曲、1楽章、そのまた半分、そのまた2段だけ、始めだけ、終わりの4小節だけ・・・と細かく処理していくと気がついたら6曲終わっていたという感じです。

d0070113_5564522.jpg

とにかく、とても多くの新鮮な音楽的アイディアも吸収でき、自分の今の演奏の限界や今後の課題も見えて、良い機会になりました。こんな機会を与えてくれたラファエルとパスカルに心から感謝です。本当に弾く機会なしに音楽家は育たないので。失敗を含めて何でも経験することがとても大事なのでありがたいです。

10月末にバッハのゴルドベルク変奏曲の録音を同じエンジニアと一緒にする予定なので、今回は彼女の録音の流れを知るのにもとても良かったです。そして休憩時間にはりんごの木から取ったりんごを食べながら話したりして顔見知りになれ、彼女の仕事のテキパキとした的確なアドヴァイスなどを見て、信頼感も生まれ、バッハの録音まで安心して自分のペースで用意できそうです。

気がついてみるとあと2カ月弱ですが、その間にバッハのCDの詳細などもミーテイングしたり色々であっという間に

”きゃ~~~もうバッハ?!”となりそうなので、さぼらないで地道に準備します(3日坊主にならないように・・・)

それでは、明日は久しぶりにGrasse matinee(寝坊)をできる贅沢を楽しみます!
[PR]
d0070113_616289.jpg

今日は、午後1時にパリを出て、午後2時~昨日の続き、Duportチェロソナタ1番の2楽章から。

2楽章は昨日撮ったのですが、良いテイクが十分になかったようなので、再度撮ることになったのですが、なかなかみんな音楽に上手く入っていけない感じ。
試行錯誤している時に、エンジニアが昨日の録音を聞いてみる?と

みんなで聞くと、昨日の方がテンポが少し早く、音楽が流れているね。


d0070113_6182682.jpg
Von Nagel 2011のチェンバロ。モダンな装飾ですが中々良い感じです。タッチ、レギュレーション、音色もとても良いです。Thomas君が親切にも貸してくれてとても助かりました。

そうだ。なんか音楽が停滞している・・・ということに気が付きまた撮り直し。
3楽章はヴァリエーションで違う音色やキャラクターを見せる為何回もまた撮りました。

そしてソナタ2番を開始したのは3時間後くらいでしょうか・・・
時計を見ていなかったので驚いたのは、ふと気が付いたらもう夜7時半!!

なぬ~~!!!

d0070113_616522.jpg
調律中のThomas君と練習するRaphael.
天井が15mくらい高い15世紀?などの昔の修道院の1つのTemple。音響はとても良いです。

今回は、アムステルダム時代の旧友のトマ君に調律をお願いしたので、随分と助かってます。調律の間休めるのはとても贅沢に感じます。

チェンバリストは弾いてない時は、いつも調律しているので結局休みはないので。

d0070113_6193722.jpg
一番奥の箱みたいな?のは何とここの管理人のおじさんの手作りの録音エンジニア用のお部屋。可愛いですね。良く見ると木が張り付けてあり表面には音を吸収する柔らかい素材まで張ってあります。

d0070113_6205372.jpg
その箱の中に入ると・・・音が遮断され、作業をしながら音を聞け、中から音楽家に向かってスピーカーでコンタクトを取れます。

ということで、今日は2時ー9時までびっちりやって5楽章分のみ。どうにか1,2番終了。
明日は朝9時~夜22時まで!!3,4番が終わって5番を取り始めレたら最高と帰り道に話してました。

d0070113_6215916.jpg
Raphael&Pascaleと。夫婦でチェリストなのですが、CD録音などは今回が本当に初めてだそうです。それにしても子供3人を育てながらツアーやレッスンなどこなしてパワフルな2人には頭が下がります。

d0070113_6225834.jpg
さすがに5時間以上も通奏低音を弾いて毎回テイクの度に違う即興演奏を考えていると、ある時点を超えると疲れで頭が回らなくなってきます・・・凡人なのでしょうがないですね。

d0070113_624756.jpg


d0070113_6243762.jpg


今日は朝ご飯を炊いて、梅干し(力が持続するらしいです!)と昆布の入ったお弁当をお箸で食べていたら、Pascaleが覗き込んで笑ってました。謎の物!?に見えるんでしょうね。(苦笑)

でも、長時間の修羅場にはやっぱりご飯です!!
ということで、お風呂に入って寝ます。明日はもっと長い日なので・・・
[PR]
皆さまこんにちは。
日本の猛暑も9月に入り落ち着いてきたでしょうか。

d0070113_544442.jpg

パリは、すっかり秋模様になり、紅葉&落葉の真っ盛りです。
かと思えば、昨日は真夏の様な30度を超す“夏”の日よりでバカンス帰りの日焼けしたパリジャンも【これを逃すものか!】とばかりに、サマードレスや公園では水着で日焼けする人たちの姿も。

さて、この1カ月ブログを更新し忘れ?ていましたが、実は、生まれて初めて【じんましん】になってしまい、皮膚科へ3つも行き大変でした。

ようやく治まってきましたが、始めは何が何だか分からず、4~5日間連続して夕方~夜になると体が痒くて寝れないほどでした。

d0070113_5445433.jpg

結局、ボストン留学時代~15年来の親友で皮膚科のお医者さんでありながらピアニストの親友Mちゃんとお母様(皮膚科の先生)と国際電話で症状を話して診断してもらったら、単に疲れやストレスからくる【じんましん)では?ということになり、なんだ~~と気がゆるみました。

というのも、イタリアでは伝染病を持つ蚊より小さな【パパタッチョ】という虫が居て、それに刺されたら至急病院へ行かないと大変なことになる・・・とか友人に言われ、実際イタリアで15か所+1か所謎の大きな虫?に刺された後が頭の中にあり、見たくても見えないけど1カ月たってやっと治まってきたくらい腫れていたりしたので。

または、古いホテルのベッドでノミより小さな【寄生虫】で、肌の下まで入りこんで体中をめぐるのが入ったとか?と友達に言われ・・・想像しただけで真っ青!!というか真っ白になりましたね。本当に。

と大騒ぎになり、8月のバカンスでお休みの病院が多い中、救急へ行って4時間待って3分の診断で、これは伝染病でも寄生虫でもないと言われて、ただ薬を出されたり・・・

ぐったり疲れましたね。

d0070113_5442651.jpg

ということで、あっという間に数週間が過ぎてブログもそのまま・・という言い訳ですが

考えてみると本帰国した2月始めからもう7カ月が経ち、実際に本帰国だったはずが3カ月くらいの【プチ帰国】になっていて、結局また約半年コンサートと録音でパリに来ることになり、バタバタと戻ってきた・・・ことなど考えると、この半年【家】が安定していなくジプシーの様にまさに移動しているので、そんな見えないストレスもあるのかな?と気が付き、ゆっくり休むきっかけにもなりました。

d0070113_623324.jpg
録音場所のPort-Royale des Champs:パリから車で50分ほどのヴェルサイユ宮殿の近く。以前にもコンサートをしている自然豊かな遺跡のある場所です。何と、ルイ15世が宗教の派閥が違うことから修道院を壊してしまったそうです。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今日からパリの郊外の15世紀の修道院跡にあるドーム型の建物(フランス語でテンプル・お寺と呼びますが日本のお寺とは全然違います)で兄弟でチェリストだった兄Jean Pierre Duport(1741-1818)とJean-Louis Duport(1749-1819)がいるのですが、そのお兄さんのJean Pierreの作曲したチェロソナタ6曲はまだ誰も全曲録音をしていないことから、面白い企画なのでは?ということで3年ほど前からパリで一緒に演奏しているRaphael PIDOUXと奥さんのPascal JAUPARTと録音することになりました。

ということで全曲は世界初!なのですが、チェンバロの友人に話したら
【それは・・よっぽどせこい曲なのでは?】←無名のバロックの曲はそういうことも可能性ありなので(汗。。。)

なんて言われて【そうかもね?】なんて。言ってましたが、演奏家によりますね。
せこく聞こえないように頑張らなければ・・なんて。

興味深いのは、このDuport兄弟はベートーベンにも会い、お兄さんはポツダムのFrederic Guillaume IIというチェロも演奏する王様の室内楽の先生として仕え、作曲もしていました。
その頃、ベートーベンもこのチェロ好きな王様に有名な【チェロソナタ2番】を献呈していて、Duport兄弟もベートーベンに自分たちの作曲を披露し、親交があったようです。

d0070113_68313.jpg

弟のJean-Louisはナポレオンのチェリストとして演奏し、彼の使用していた名器ストラデイヴァりウスはその後FrancommeというChopin時代の優れたチェリストに引き継がれ、何とあのロストロポーヴィッチが受け継いだ楽器だったんですね。
ちょっと背筋がぞぞ~っとしましたが、ロストロさんはナポレオンも見聞きしたチェロを毎日弾いていたんですね。正に楽器も人を選ぶでしょうし、ふさわしい人の手にしか渡らないでしょうね。

今日は初日でマイクのテストのみのはずが?途中から、やっぱりせっかくだから録音し始めようか?
ということで、1番から録音し始めました。

録音技師の女性は私と同じくらいかもっと若いのですが、【ああでもない、こうでもない】と弾いている私たちに的確に【何小節の何拍目のバスをもっと方向を持って、とか呼吸をもっとしても良いのでは?】とアドヴァイスをくれます。

彼女はいわゆる録音技師&音楽デイレクタ―の両方を1人でしてくれるので、こちらも楽です。
でも、フランス語の【シュワシュワ~~ほにょにょにょ~~】というとてもDiscret(控えめな)早口でスピーカーから言われるので、何小節のどこ?!と思わず私は顔をしかめておりますが、他の2人が鉛筆で楽譜にマークしている所を見て、あ、そこね。とそれで何?と思いっきりド素人の様に聞いてますね。

でないと、せっかく直して次のテイクを取るのに1人で全然違うことやってそうなので・・・
ということで、6曲を日曜日~木曜日までに分けて録音していきます。


ソロのラファエルもとてもりラックスしていて録音慣れしているので、お昼はピクニック!と言って朝近所のマルシェで買ってきたというフルーツ、ハム、モッツァレラハム&パンなど広げてみんなで、【C`est bon!美味しい】と言いながら食べて、その間にチェンバロを調律したり・・

ぶっ飛んだのは、この録音の後はすぐにベルリンに飛んでベートーベンのトリオのコンサート&また4,5日の録音があるそうで、本当にタフだな~と思います。

録音技師さん&ラファエルのペースについていけば、きちんと数日後には6曲終わってそうな感じなので、その時に集中して演奏するだけですね。

今まで、オーケストラやアンサンブルのラジオ生放送、ライブ録音はありましたが、ぶっつけ本番!みたいな感じで、今回CDの録音となると本当に1音1音、1小節でも良くない所があると納得いくまで、何回もテイクをしていくうちに、みんなの音も混ざり集中密度が高まるので良い感じです。

しかし通奏低音は常に即興をしているわけですが、自分のイマジネーションの乏しさに限界を感じたりするので、その時浮かんだインスピレーションを大事にしたいものですが、本当に私は凡人だな~~とつくずく感じますね。
d0070113_5451046.jpg

MOzartみたいに勝手にメロデイーがいつでも、どこでも流れてくるというのは、羨ましい限りです。本当に。
ということで、まだまだですが、やれることを精一杯やりたいと思います。
[PR]
皆さまこんにちは。いかがお過ごしですか。
日本は相変わらずの猛暑から少し暑さは和らいだでしょうか・・・

太陽一杯のイタリアからパリへ戻り約1週間が経とうとしています。

が!

この2日間は雨、くもり、ちょっと晴れ、また雨。という変なお天気が続いています。
もうまるで【秋】のような気温でレインコートや皮ジャンを着ても大丈夫という感じ。。。

昨日は、稀に見る日本の台風の時期の様な集中豪雨が急に降り、パリジャンもみんなカフェに足を止めてコーヒーを飲みながら雨が止むのを待っていました。

そして、パタッと止んだと思うとL`art en cielが見えるよと。(虹です)
私が見た時にはもう薄くほとんど見えませんでしたが、虹を見た時は何とも幸せな気分になりますね。

d0070113_1740483.jpg

ただ今12回のフランス語レッスンを受けて、昨日ちょうど3回目のレッスンが終わったのですが、私の弱点、ぐちゃぐちゃにこんがらがっている文法、発音、作文、話すことなどミックスした1時間半です。

先生は、偶然徒歩10分の近所に住む大阪のアリアンス・フランセーズの語学学校でも2年教えていたというベテランの女性の方で、日本人の発音の癖なども熟知しています。

気がつけば、日本では語学を中、高、大学と勉強できるシステムがきちんとしていますね。あとは本人のやる気ですが。(汗・・・)
今は、小学校から英語の授業が導入され始めているようですね。子供のうちから【音】に親しむだけで感覚が磨かれ、何も抵抗なく自然にバイリンガル、トリリンガルに慣れるかと思います。

国際結婚をした友達の子供や、パリに住むアメリカ人家族を見ていると、赤ちゃん~子供の間に言葉を覚えるまで常に、フランス語と英語や日本語とドイツ語など2つの音が同時に入ってくると2つの語学の回路を作るまで時間がかかるようで、同じ保育園の子供たちよ利も話し始めるのが遅い様ですが、話し始めるとあっという間にバイリンガルになっているのが素晴らしい~~。

私はロンドンで生まれたものの、その2つの回路がちょうど出来始めて、これからその回路が発達していくという3歳ごろに帰国してしまったので、全然覚えていない、話せない、が~~~んん。という感じで、子供の頃は家族で1人だけ英語を話せないというのが、かなりのコンプレックスでした。

今でも、British Englishの発音を話したいと憧れるのですが、思いっきりアメリカ&日本語発音です。(直すのは相当訓練しないとダメですね)

ニュースなど日本でも衛星放送で朝見れますが、やはりアメリカのCNNよりイギリスのBBCニュースの方がきれいな発音というか、丁寧に聞こえます。母音の発音が明らかに違うのと、イギリス英語の方がフランス語などにも近い口の開き方の様に思えます。

また、イギリス人がドーバー海峡を渡ってフランス北部のブルターニュ地方を一時期占領していたこともあり、フランス語にも英語の単語の名残があったり、英語にもフランス語が取り入れられているのも興味深いです。

ヨーロッパは大陸続きなので、パリからTGVでアルザス地方へ3-4時間行けばもうドイツ、Thalys高速列車で2時間20分でブリュッセル、ユーロスターで2時間30分北上すればロンドン、そして7時間くらい南下すれでばイタリアへ行けます。

その為、特に国境近辺に住んでいる人たちは、小さい頃から2カ国語の標識を見聞きして自然に育ち、会う人に合わせてコロコロと数カ国語を切り替えて話しています。ドイツ国境に住んでいる人は、食材を買いにドライブで20分すれば国境を越えてフランス内のスーパーへ行く方がずっと美味しい物が売っていると言っていました。

また、15年くらい前に初めてスイスへ行った時に、朝食でミルクの紙パックを見てビックリ!
イタリア語、ドイツ語、フランス語で書かれているわけです。
当時英語が主流?と考えていた私にとっては、新鮮でしたね。

そして、スイスが3カ国に囲まれていて、独自のスイスドイツ語(ドイツの標準の発音よりもちょっと訛っている)を使いながら、数カ国語を話せるのが普通だと。

d0070113_17404778.jpg

環境によって使う頻度が高ければ高いほど、語学は上達すると思いますし、何よりも楽しい話をできる友達が1人でもできれば、その言葉をもっと自由に使えるようになると思います。私が高校でドイツ語を勉強したにもかかわらず、全然使わずに”何だか難しい・・・”という印象のまま忘れてしまったのは、日本で使う機会が全くなかったこと。ドイツ人の友達も1人もいなければ、手紙を書くペンパルもいないと、やはり上達しませんね。

しかし、面白いことに後にアムステルダムに2年間住み、オランダ語に親しんだ後にドイツへ行った時に、物凄くよく聞き取れるようになっていたこと。
これは、オランダ語がドイツ語+英語をミックスしたような謎!?な言語と独特の聞き取りにくい発音なのですが、ドイツ語をもうちょっと訛らせた感じなので、常にドイツ語をもとに連想してこういう意味?と考えることも多かったせいでしょうか。

なので、いつかドイツ語もきちんとやり直して話せるようになったらいいですね。バッハ、モーツァルト、ベートーベンも使っていた子音の綺麗な言葉ですから。やはりバッハのミサやカンタータをドイツ語でそのまま理解できるようになったら、もっと音楽への理解も深まると思いますし、演奏する時に言語で理解できるというのは、大事です。

オペラを見に行く時に、ヘンデルやモーツァルトなどオペラでもイタリア語、ドイツ語、英語なのか、またヴェルサイユ時代の古フランス語の発音なのかで、鑑賞する際の理解度も異なりますし、やはり字幕をちらちら見ながら理解するのと、聞きながらすっと体感するのと音楽の浸透力も違うのではないかと思います。

余談ですが、4月に長年パリに住むピアニストの友人が一生懸命企画・演奏した震災のチャリテイーコンサートを聞きに行きました。そのコンサートで日本語の童謡や【故郷】を耳にした時に、本当に【日本語が沁みいる】感覚があり、潜在意識のもっと奥深い所にその言葉と音が響いているのを感じ、深い感動を覚えました。

 とめどなく涙が出て、自分の国がどうしてこんなことになってしまったのだろうか・・という震災後抑えていた、普段は冷静にしていた感情があふれ、【音】にはこんなにも大きな影響力があったのか・・・と初めて実感する貴重な体験となり、その素晴らしい歌を気かさえて下さった歌手の方にもそう伝えたら、【今日歌ったかいがありました】と喜んでいらっしゃいました。

普段、自分が演奏する立場でメッセージを発信しながら、【音】がどのように人の心に届くのかというのは、とても興味のあることです。それを、こうして【日本語】という自分が生まれ育った親しみのある【音・意味・思い】と共に味わえたことは本当に嬉しい発見でした。

話がそれましたが、【音楽】をやる以上【言葉】は切っても切り離せない関係だと思います。
クイーンから称号も授与された、イギリス在住の世界的ピア二スト・内田光子さんも、作曲家の話していた言語を理解できなければ、本当にその人の音楽を奏でることはできないのではないかと。

 音楽の中のリズムやフレーズのどこにアクセントが来るのか、ダンスなど言語と密接に関わっていると思います。

内田さんはモーツァルトのスペシャリストで12歳の時にウイーンは移り住み、【ドイツ語】は話すという快感のある言語とおっしゃり、とても綺麗なBritish Englishで滔々とN.Yのジュリアード音楽院でアメリカ人前にマスタークラスをしていたのも印象的です。

そして、本当にショパンを理解するのはポーランド語を、バルトークを理解するにはハンガリー語を話せなければ・・・・と思います。とおっしゃっていました。

みんなが5~8カ国語を容易に話せるとは思いませんので、それはやはり語学の才能がある人でないとだめだと思いますが、3カ国語以降は結構早いと聞いたことがあります。

確かにフランス語などラテン系の言語を1つマスターすれば、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語などは親戚のような言語ですから、早いと思います。

また、ゲルマン系の言語も同様です。でも、私自身ドイツ語をやっても全然頭に入ってこなかったのを思うと、人によって【ラテン系】か【ゲルマン系】のどちらが自然に入りやすいかというのはあると思います。

私はラテン系の方が随分楽でしたが、例えば理論がきちんとしているのを好む友人はドイツ語に見る見るはまって、今では通訳などをしているそうなので、人に寄りますね。

私は、結果フランス語と英語を過去の3カ国放浪期間にミックスしてしまい、いい加減きちんと復習しないと大変!と思い、11月までフランスに居る機会を生かして復習し始めました。

今までの語学歴を見てみると・・・

★中学~大学 英語11年(多くの方がそうだと思いますが)
★高校でドイツ語3年
★大学でフランス語4年
ひと夏、渋谷の日伊学院でイタリア語をかじる。

★アメリカ5年(この間にフランス語の方が得意だったのが、英語とミックスになってぐちゃぐちゃになる・・・、ベトナム語、韓国語をちょっとかじったこともありましたが、勿論何も覚えていません!)

★アムステルダム2年(オランダ語はGive up!発音がスイスドイツ語にも近い、“H”の音を狼の様に喉で結構鳴らせます。この間外国人の謎&何でもありの英語を使ううちに、英語もとんでもないことに・・・)

★フランス5年(たどり着いた頃には得意だった文法はとっくに忘れて、良く分からない自己流で何とか話すものの、きちんとした手紙やメールを書くときは、いつも調べないと書けない!助けて~~。スペイン語をかじるが、そんなに甘くはなかった・・・ということで、全然だめ)

本帰国。(英語もフランス語も話す機会がほとんどなくなり、やばい!と感じ、メールで英語、フランス語を使うものの毎日少しずつでも使わないとあっという間に日本語モードのみになってしまいます)

気がつくと、フランス語を使い始めて15年が経つのですが、時間がたっただけであるレベルから全然上達していないどころか、文法はどんどん年と共に(!?)忘れている気がします。崩れまくりました!!

今回2週間イタリアへ行って、段々と耳がイタリア語に慣れて、話したいのに話せないというもどかしさを感じました。
気がつくと過去3年毎夏イタリアへ行っている・・・来年も行くかも?

ということで、イタリア語を始めることにしました。
いつまで続くかは3日坊主なので全く分かりませんが、取りあえず話してとても楽しそうな【音】&言語ですね。

早速、パリ在住のイタリア人の方と日本語&イタリア語の交換レッスンをすることになり、その方は大学で語学を専攻したというイタリア語、スペイン語、フランス語、英語を話す方。そして弟さんはそれ+中国語も勉強中とか。

中国語を話すイタリア人?
ちょっとイメージがわきませんが、私たちがラテン系の遠い言語を学ぶ以上に漢字など覚えることを考えるとすごい努力が必要なのでは?と思います。

また、言語の歴史や民族移動の歴史なども話してくれ、何とイタリアは大昔【インド】から移民が来たので、もともとイタリア人はインド人の血が混ざっているんだとか!?

え~~~。でも確かに特徴ある高い鼻はインド人もイタリア人も似ている?
そして、肌の色もインド人のルーツから少しイタリア人は色黒なんだそうです。
本当?という感じですが本当にそうだったらしいですよ。

ということで、初回は英語、フランス語をベースに知っている単語などをイタリア風?に言ってみて、直して貰ったり少しずつボキャブラリーを増やしていく方向。

勿論、文法も大事ですが取りあえずは会話などで使えるように気軽な単語も覚えれたらいいということで。日本でもイタリア語、スペイン語、フランス語を同時に勉強する本というのが紀伊国屋書店で売っていたので買ってみましたが、なかなか面白いです。(実際にはまだ勉強する所まで行っていませんが・・・)ご興味のある方は、最近は色々なメソードがあるので自分に合った方法を見つけるのがいいかと思います。

以前のフランス語の先生は、映画などのセリフを短く分けて、書き出して会話の実際に使うフランス語として教えていましたが、実際にパリで生活してみると日本で習ったテキストの真面目な例文よりもくだけた言い方の方が良く使ったりします。

今のフランス語のレッスンでは、その様な実際によく耳にする、使える表現をメインに教えて貰っています。

ということで、イタリア語レポート続いたら?たまにしますね。
[PR]
移動3日目です。毎日2時間くらいの電車の旅なので丁度良かったです。
さて、Torinoを出発しChivassoという駅へ30分くらい。そこでまた田舎の単線へ乗り換えてStrambinoという駅へ。

4,5個先でしたが、肝心のStrambinoのプラットホームには駅名も書いていない様な田舎です。偶然、駅に到着数分前に通りの名前か何かにStrambinoと見えたので降りましたが。

d0070113_20494536.jpg

降りても駅前はし~ん。
売店1個開いているのみ。駅構内も閉まっている。いわゆる無人駅ですね。

そして迎えに来るはずの車はなし。
が~ん。

d0070113_2050239.jpg

その音楽祭のオーガナイザーにフランス携帯→イタリア携帯にかけてもかからない。
そうこうしているうちに、1台の車が来て迎えに来てくれた。どうやらフルートの地元に住んでいる子らしい。

ということで、無事に到着。ほっと一息。
d0070113_20425060.jpg

そして、どこに泊まるかは知らなかったのですが、着いてみてびっくり。
シャトーみたい!!

このホテルはSINAグループというイタリア内でミラノ、ローマ、ヴェネツィア、パルマ、ペルージャなどにもある高級ホテルの様です。イタリアへ行く方には是非お薦めです。本当に優雅な時間を過ごせます。
d0070113_20431418.jpg

ここで、こんな田舎までわざわざ来たかいがあったわ・・・と。

d0070113_20433835.jpg
お部屋へ行くまでこんなお散歩道を通ります。

d0070113_20455611.jpg
中庭、レストラン。ホテルのレストランで食べた手作りニョッキ&ルッコラのペースト、トリノ名物パンナコッタとイタリアワインも大変美味しくパルマから来ていた友人もイタリアの中でもこの味はかなりレベル高い!とみんなで喜んでいました。ルセの口にも合ったようです。

d0070113_20462732.jpg


d0070113_20473650.jpg
その先はこんな綺麗なプール!久しぶりに泳いで最高でした

d0070113_20481442.jpg
サロン

d0070113_20484544.jpg
お部屋

d0070113_2049622.jpg
朝食のお部屋

d0070113_20492527.jpg
良く見ると全て手描きで部屋中がシックなグレーとブルーで椅子などもコーデイネ―トされて美味しい朝食と共に素敵な1日を始めれる気分になるお部屋でした

SINA fine Italian hotels
Relais Villa Matilde
Romano Canavese Torino

このホテルのサイトはこちらから
(トリノ空港から車で40-50分でしょうか、レンタカーかタクシーの方が電車より簡単で近いです)このクオリティーで1泊15000円くらいというのは、とてもリーズナブルだと思います。トリノ近郊へ行く方がいらしたら一足伸ばしていかがでしょうか。

また、トリノオリンピックの時にブッシュ大統領夫人とお嬢様、全てのアメリカ選手はこのホテルを、FBIのセキュリーテイーと共に完全に貸し切ったそうです。それも納得トリノ市内のどのホテルよりも素敵ですね。

d0070113_20511351.jpg
ホテルの裏のドアから出るとすぐに音楽祭の事務所へ徒歩4分くらいで着きます。

d0070113_20515221.jpg
途中にある唯一のカフェ。始めは日本人を珍しそうに見ているカフェのご家族も1日2,3回行って水を買ったりカフェを飲んで仲良くなりました。

パリでカフェオレは500-600円くらいしますが、何とイタリアは150-200円!しかも美味しい!コーヒーの豆はフランスよりもイタリアの方が上質を使っているそうです。

あんなに美味しくて安いので食後にキュッと1杯飲むのに最高でしたね。
d0070113_20534773.jpg
チェンバロのレッスンが3日間行われた場所。階段の奥はだまし絵になっていて、本当は壁ですがまるで階段が続いている様に絵が描いてあります。

d0070113_20544027.jpg
リラックスして夏モードのクリストフ・ルセ。パリに居る時よりもイタリアに居る時の方がハッピーそうで機嫌も良いです。
私も行ったトスカーナの前の週はルセの講習会があり14人も参加者が来ていたそうですが、こちらの田舎の村は6人。そして日本人は3人でフランス人1人、イタリア人2人。私と友人の他に、イタリア・パルマ出身の方でしたが、すっかり仲良くなりところで実家はどこ?と話したら吉祥寺。ということで、私の実家と車で10分!なんという偶然。

ということで、吉祥寺の地元の話(あの梅干し屋さん美味しいよね。とかその隣にランチの美味しいフレンチができたとか・・・)話していて大うけしました。

彼女は普段イタリア語ばかり話しているので3日間こんなに日本語を話したのは物凄い久しぶりで慣れないという感じでしたが、パリに居る日本人とも違いイタリア風なからっとした明るさを持った彼女はもう半分イタリア人の様な感じで、とても楽しかったです。

バッハのパルテイータ2,6番、ダングルベールの組曲もレッスンして貰い、色々なアイデアを貰って昨日無事に2週間ぶりにパリへ戻りました。

久しぶりに1週間以上を超える旅をして、移動も多かったのでパリに戻っても、観光者気分でこうしてみるとパリは魅力沢山の町で、こんな所に住めるのは幸せだな。なんて思いました。

外に出ると普段の環境のありがたさを再認識したりしますね。
そして、家に戻ってしたことは、まず玄米&お味噌汁を作って京都の美味しい梅干しとおじゃこを食べて、“あ~~~幸せ!”って。

物凄い日本人ですね。アメリカ留学をしたばかりの1,2年はあれこれとジャンキーや謎の缶詰め、ソース、お菓子を食べて数キロあっという間に太りましたが、さすがに海外生活が10年以上続と、どんどん日本へ遡って行きます。

サケみたいです。というか3つ子の魂100まででしょうか。

勿論、イタリアの最高に美味しいパスタ、フランスの美味しいバゲットも大好きですが、基本はご飯に味噌汁。みたいな。(爆笑)これだけは譲れません!

なので、今回は2週間ということで、すでに6月日本出発の際にイタリア用にお味噌汁や干物、そしてうどんやラーメン用のお椀も買ってパリへ持ってきていましたので、そのまま持っていったらイタリアで会った日本人の子にすごい準備万端!と口を開けて驚いていましたが、お腹を壊してしまった子と一緒にうどんを食べたりして、その子も日本食持ってきて正解。と言ってました。

ということで、久しぶりのイタリア珍道中、スリにも合わず、病気もせず無事にパリへ戻りほっとしています。

帰りはトリノ空港が近かったのですが、トリノーパリが飛んでいると知らずに早朝5時起きでミラノのマルペンさ空港11時発に乗り、パリの自宅に3時頃着きました。

行きも帰りもかなり早朝できつかったので、次回からは午後便、深夜便にしようと思います。
それでは、
[PR]
Firenzeで1泊後、10時発が1時間遅れの11時15分頃出発。
もともともう1つ遅い11時発の電車に乗る予定だったので、ちょうど良かったです。

d0070113_20342226.jpg

Palazzo Madama前にあるChiesa di San Lorenzo内。17世紀の教会です。

d0070113_20344172.jpg
装飾の素晴らしいオルガン到着して駅前のホテルへ行き、地図を貰いお散歩。
トリノは全然知りませんでしたが、サヴォワ家ゆかりの宮殿や教会が沢山あり、街も昔の建築を残したまま中だけお店などに改装されていて分かりやすい小さな町です。

d0070113_20204250.jpg
宮殿裏にある Cattedrale di San Giovanni Battista教会。出発してみると以外にスムースにトリノには2時15分くらいに到着しました。それでも通常より30分くらい遅れたのでしょうか。

d0070113_20214556.jpg
教会の中に入るとこの一番奥に、ガラスで厳重なセキュりテイーに守られたキリストの肖像画らしき写真がありました。
何となくただならぬ雰囲気・・・

ビデオでもその祭壇の布に浮きあがった体、そしてキリストの顔のような部分について説明している。

???

どうやら、あれはキリストの体を包んだ布らしい・・・
ということで、普通に入った教会でしたが、今調べたら世界で唯一残っている聖骸布だそうです。

d0070113_20312165.jpg
16世紀の画家ジュリオ・クローヴィオの絵画。本当にこの絵画に描かれているような模様がこの教会に保存されている麻の上にシミの様に血痕と一緒に出ているということです。

聖骸布とは【キリスト教でいう聖遺物の一つで、イエス・キリストが
磔にされて死んだ後、その遺体を包んだとされる布。

・・・・いずれにしても、その真偽については依然として決定的な
ことは言えず、現在も世界中で様々な研究が行われている。】

ちょっとぞくぞくしますね。

Wikipediaの詳しい説明はこちら。

その後パリから合流した友達と会い、トリノに来たらこのパフェを食べなきゃ!というカフェへ。
食い倒れの旅ではないですが、1泊しかしなかったので。

d0070113_20355010.jpg


d0070113_2036321.jpg
可愛い模様の本場イタリアのCappucino
[PR]
今回のイタリア旅行中に思いがけず、旅行に関するホテルや口コミ、旅行に関するブログなどを紹介するトリップ・アドヴァイザーの方からご連絡を頂きました。

以前に旅行したスイス・ローザンヌの記事を掲載したいということでしたので、喜んでどうぞとお返事しました。

そんな分けで、自分の為の記録も兼ねて旅行後に更新をしてきましたが、これから旅行をする方達にも見て頂く機会が増えるようですので、少しでも情報を提供してお役に立てれるならいいなと思います。

d0070113_206288.gif

ということで、今までは行ったお店やレストランなど住所など載せていませんでしたが、分かる範囲で掲載していこうと思います。でもずぼらな性格なのでいつまで続か分かりませんが・・・

スイスの記事が載っているトリップ・アドヴァイザーのページはこちらから見れます。

ローザンヌ・ページはこちら。それでは、今後ともどうぞ宜しくお願いします。
[PR]
フィレンツェに着いて翌日朝11時のTorino行き電車前に街をお散歩へ行くことに。

d0070113_19284296.jpg
駅から徒歩3分サンタ・マリア・ノヴェラ教会前の広場

念の為、先に駅へ行って切符を買いに行き、自動販売機で買おうとすると買えない。何か問題があるらしい。切符売り場の窓口は長蛇の列。
日本ほどすっきりと早く列が進む国はないと思います。フランスもイタリアもシステムが頭悪いのか?長蛇に対して開いている窓口は2,3個でひたすら待つ!

待つこと20分、やっとおじさんと話すとローマで火事があってローマーミラノ間の電車は遅れているか、キャンセルで、切符も買えないので直接電車に乗って、乗れたら車掌さんに支払ってと。

出た!イタリア!!が~ん。
時刻表を見ると確かに、ミラノ行き、トリノ行き、ローマ行きなど30-50分遅れている。
本当はこういう混乱の日はフランスのストライキの日もそうだけれど移動しない方が良い。嫌な思いもしないし、日を改める方が良い。けれど、どうしても移動しておかないといけない場合は、そんな混乱の中でも早めに出るにこしたことがない。

d0070113_19295186.jpg
てんこ盛りのジェラ―ト。やっぱり美味しいです!

良く見ると、乗る予定の11時発の前の10時発が1時間遅れている=11時頃出発。それならば、それに乗ろうと気を取り直して2時間散歩に出かける。

d0070113_19304297.jpg
サンタ・マリア・ノベラ薬局入口。
トスカーナの村で会ったフィンランド人の子がシエナで5,6個買い為していた素晴らしいから是非フィレンツェへ行ったら寄ってみて!と勧められたサンタ・マリア・ノベラ薬局へ行ってみることに。

ここは、何と1221年にドメニコ派修道士たちによって自分の耕す畑で薬草を栽培し、修道院の医務室で使う為の薬、香油、軟膏などの調合を始めました。

d0070113_19423285.jpg

”1612年”を記念した香水もありました
1612年に一般向け薬局として開店し、トスカーナ対抗から王家御用達製造所として名誉ある称号を貰い、王妃カタリ―ナ・ディ・メディチがフランス王室への嫁入り道具として特別に調合された(Agua della Regina:王妃の水)はフランスで大々的に広められ評価されたということです。

d0070113_1932317.jpg
色々な香水が楽しめます

フィレンツェの本店には何と常時日本人の店員さんも居るというほど、今は三越などデパートでも売っている様で”何もしなくても飛ぶように売れる”とその方がおっしゃっていました。
韓国の有名な女優さんもこの化粧品を使って、宣伝していることから、韓国人の方もまとめ買いしていました。

d0070113_19324673.jpg
トスカーナの丘で栽培、テラコッタへ入れて作るポプラ売り場。昔ながらの建築も素敵ですね。

私は、できるだけ100%ナチュラルなBio(オーガニック)化粧品やオーガニック野菜などできるだけ自然の物にしているので、日本人の店員さんに聞いてみると、思いっきり保存剤やパラペンが入っているということ。多くのお客さんからもナチュラルなのかと聞かれて要望が多いようですが、まだ自然ではないということです。

d0070113_19335136.jpg

ということで、まとめ買いはしないにしても何か記念にと思ってローズウォーターを買いました。店
頭で試してとても良い香りでした。パリでも100%ナチュラルで紅茶などに入れて飲んでも良いほど純度の高いローズウォーターを売っているお店がマレ地区に(Santeur de fee・妖精の香り)あるので、そこへ行きますがサンタ・マリアのはまた違う香りで確かに幸せになるような香り。

d0070113_19343631.jpg

可笑しかったのは、店頭の日本人の方も”実はここで働いていても私はミラノの100%ナチュラル店から取り寄せて使っているんです。そのパリのお店も教えて下さい”なんて言ってました。

d0070113_19345014.jpg
昔の製品も博物館の様に綺麗に展示されています私はイタリア語を聞いていて、話せたらいいな~。フィレンツェは素敵だな~なんて思っていたら、その店員さんは2,3年前に初めてパリに行って何て魅力的な街!と思ったそうです。

d0070113_19353368.jpg

ということで、みんなない物ねだりですね。

d0070113_19355071.jpg
ハーブの香水など昔の作り方、道具なども展示されています。

d0070113_19364415.jpg

驚いたのは素晴らしいフレスコ画のある部屋がハーブ図鑑など読めるお部屋になっています。

d0070113_1937424.jpg


その後、偶然ダヴィデ像のあるPiazza Sigonoriaのすぐ横にあるVia Vacchereccia 9にイタリア人のお医者さんが開発した100%ナチュラルの保存剤、パラペンなど一切入っていない日焼け止めやクリーム、化粧品を売っているお店があったので入ってみると良さそう。

どうやら病院で2年間使った実績もあるということで、フェイスクリームやリップを買ってみました。ホテルへ帰ってサンタ・マリアのローズウォーターとこのDott.g/ di Massimoのクリームを使ったらとても優しく良いです。


サンタ・マリアのローズウォーターは、店員さんも言っていましたがあまり保湿効果はなく、どちらかというと香りを楽しむという感じで香水が苦手な日本人にはほんのりした香りで人気なのではないでしょうか。イタリアでは9ユーロ(1200円位)でしたが、日本では4000-5000円くらいはするのではないでしょうか?どうりで皆さん衝動買いなさるみたいです。

サンタ・マリア・ノヴェラ薬局 Via Della Scalla,16 Firenze
(駅から徒歩5分。サンタ・マリア・ノヴェラ教会前の広場からすぐスカラ通りが出ているので右へ曲がり右手にあります)

100%ナチュラル・オーガニック化粧品 ドクターMassimoのお店
Via Vacchereccia 9,50122 Firenze Tel:055 239 60 55

[PR]
d0070113_18413432.jpg

さて、トスカーナ地方のMontisiという人口400人の村に1週間居た後、今度はTorino近くの北へ移動。電車を調べると4回乗り換えで8時間という検索結果!

d0070113_18443876.jpg
見渡す限りヒマワリ畑

これは1日では無理なので、ちょうど2泊開いていたので少しずつ移動しながら北へ移動。
講習の終わった翌日はずっとGoldbergを弾いていたので新しいバッハのパルテイータ2,6番を練習。間に合うかな?!という感じ。

d0070113_18452959.jpg
いつ見ても素晴らしいシンメトリックな大理石のDuomo。やはり夏は観光客がとておも多いです!

翌日、Montisi-Sinalunga(最寄駅まで車で送って貰う-Arezzo(行きに4時間も待った駅!帰りは25分くらい。これくらいなら全然大丈夫)-Firenze(電車で1時間)ということで2時間くらいでFirenzeへ到着しました。

d0070113_18464888.jpg
ウフィッツィ美術館のあるPalazza della Signoriaにある有名なダヴィデ像。像が3-4メートルあるので、この建物は・・・50mくらいでしょうか?全てが大きいです。

1年半前は寒い1月にFirenzeへ行き、吐く息も白かったのですが夏は日も9時半くらいまで長いのでゆっくりお散歩もできてとても気持ちが良いです。

d0070113_18484035.jpg
その横でオーケストラがリハーサルをしていました。良く見ると若い学生らしきメンバーにおじちゃん達も混ざっていたので夏の催しものでしょうか。数世紀経た建築の生演奏を聞けるのは最大の魅力ですね。響きが素晴らしいです。

前回一緒に行った友人がFirenzeの美味しいお店検索で見つけたパスタが生まれて一番美味しいパスタだったので、あの味をもう1度!ということでテクテク川沿いへ歩いて行きました。

d0070113_18543081.jpg

パリやどの観光名所でも駅周辺や観光化しているレストランは全然美味しくないと思うので、地元の人が行くような1本小道に入った賑わっているレストランなどにいつも行くと当ります!

d0070113_18545720.jpg

フィレンツェへ行く方は、Duomo側からアルノ川を渡り、Ponte Vecchioの隣Ponte Santa Trinita周辺のBorgo San Jacopo(今回行ったCamilleは橋渡ってすぐ左にあります。)か、橋渡って右Via Santo Spiritoのすぐ右にある地下へ入って行くお店(ランチもあり)がお薦めです。

すると、そのお店は少し観光化していて通りにも英語のメニューを置いてある。(こういうお店はあまり美味しくなく見える・・・)中に入ると満席で20分待ちということで、おじさんも感じ悪かったので、同じ通りにある地元の人々で賑わっている”Camille"というお店へ。

すると、きちんと正装したウェイターが4,5人忙しそうに動いている。活気があり良い感じ。するとすぐに入れてくれました。ということで、期待はずれか美味しいか・・・と待つこと15分くらいでお肉のラビオリが出てきました。

d0070113_18504079.jpg

これが絶品!

何が違うのでしょうか。何の肉を使っているのか?お料理を極めている人だと隠し味にあれとこれと・・・と分かるみたいですが、残念ながら凡人の私にはわかりませんが・・・


d0070113_18551741.jpg
絶品のティラミス!
マスカルポーネがそのままという感じの濃厚で形もない様な?でも中はきちんと薄いスポンジが2段になってます。こんなティラミスは生まれて初めて!日本人には半分で十分ですが、さすがイタリアのお味です。

美味しかった!です。

d0070113_1857424.jpg

そして、素敵なFirenzeの夕焼けが見れて何よりも最高の気分でした。この日は夕方5時到着で翌日は朝11時の電車でTorinoへ移動したのでほぼ半日だったにも関わらず、とっても有意義な時間でやはりFirenzeは素敵な街だな~と思いました。

そして、皮の手袋をお土産に買いたかったのでホテルの人に聞いたらDuomoからちょっと北の青空市場(Piazza del Mercato Centrale)を勧められました。知らなかったので早速行ってみると、要するにパリの青空市場のイタリア版みたいな感じでバック、手袋、皮ジャンなどが何十軒も集まっていて朝ー夜7時くらいまで空いています。要するにDuomoやPonte Vecchio周辺のFirenzeの老舗や高級店よりも地元の人も買うような気軽にショッピングを楽しめます。

d0070113_1858982.jpg

しかし!やはり青空市場なので値段があってない様なもの。3件くらい同じ手袋の値段を聞いても全然違います。

前回買ったお店はPonte VecchioのFirenzeでも有名な昔ながらの老舗という感じで、このモデルのあのサイズを見せて下さいと言うと、行業しく指の中を全部1本1本、木のハサミみたいな広げるもので広げてから指を通させてくれます。外が皮で内側がカシミアやウサギの毛のものは60-80ユーロくらいしたので、友達と気に行ったモデルを買いましたが、ひと冬使いすぎて穴が空いてしまいました。

今回行った青空市場ではほぼ同じモデルが3分の1の値段で内側がうさぎの毛になっているとても暖かいのをお土産に買いました。3個買って前回の高級店?の1個分の値段。

イタリアは値段はあってないようなもので、お店に入って何も言わないと日本人と思われて高い値段でも全部黙って買ってくれると思われてふっかけられてしまいます。

d0070113_18583161.jpg

私は入って色々質問したり、こういう色があるか、ああいうデザインはあるかとかうるさい(笑)のと、1度見てもすぐに買わずに何件も皮のお店が並んでいるので”また他見てきます”と言うと、急に”いくらなら買うんだ?”と向こうからまけてきたりします。

間違っても片言のイタリア語やフランス語、英語で店員と話すと、まず日本人の簡単なお客さんとは見ずに、段々店員さんもふっかけるより話しているうちに仲良くなり、最終的には”君ならこの値段でいいよ。”と元の値段よりも1万円も安くしてくれました。

d0070113_18585456.jpg

こんなことって日本ではあり得ない・・・
そんなことも含めて楽しい旅の思い出となりました。
[PR]
d0070113_15584733.jpg

シエナのDuomo目の前にある建物のオルガンを見に日帰りでMOntisiの村から半日旅行してきました。

d0070113_15582544.jpg

イタリアで一番古い?1520年代のオルガンだと言っていたような気がします。。。年代の記憶に弱いので定かでないですが・・・

d0070113_1559624.jpg
大理石の素晴らしい建築、シエナのDuomo

d0070113_15593817.jpg
その前の建物の中にオルガンがあります。右の壁にあります。中は隣の美術館とつながっているようで、素晴らしいフレスコ画が見れました。

d0070113_1611880.jpg
夜Montisiへ戻りみんなでディナー。夜10時くらいまで明るいのでトスカーナの田園風景を見ながらお庭で食べます。昼間は34度くらいありましたが、夜はかなり温度が冷えます。

d0070113_1623714.jpg
今回のMenno va Dleftの講習会に参加した全員。ロシア人、日本人、アメリカ人、フランス人、ベルギー人と国際色豊かで楽しかったです。

私のとっては8-6年前にアムステルダムで習ったMennoのメソードをもう1度思い出して、復習、それをさらに今後生かすという意味でとても良い機会になりました。

d0070113_1641126.jpg
Bruce Kennedy作のミトケ・ジャーマンモデルと。何とこのモデルを80台は作ったそうです。

アメリカ人であるBruceuは、アムステルダムに10年以上住んだ後、スイスで約10年、そして10年前よりトスカーナに住み、イタリア杉の木材でチェンバロ製作しているそうです。

d0070113_1655632.jpg
N.Yにあるクーシェのモデル。Bruce作。これはとても綺麗な響きとタッチを持ったチェンバロでMennoも気に入っていました。
これは、実はウイスキーを飲みながら夜中の2時頃に夜な夜な語りながら弾いています。(笑)そんなリラックスした中でチェンバロを楽しめるのも講習会の魅力ですね。

d0070113_1673916.jpg
これはイタリアのオリジナル・チェンバロ Zentis 1520年代です。

d0070113_1681792.jpg


d0070113_1683217.jpg


d0070113_1685183.jpg
こうしてあっという間にMontisiの一週間は過ぎ、翌日みんな朝早くへ旅立っていきました。
[PR]
すっかりイタリアの15世紀?の村人生活に慣れてきました。
d0070113_6441444.jpg

村の真ん中を通る1本道にある教会とカフェ、そしてCastello(お城)と言われている高台にあるチェンバロがいくつも置いてある場所とホテルの往復でしょうか。

d0070113_645384.jpg

それでも、何とも心が癒されるのは散歩途中に見える古い町並みと田園風景です。

d0070113_6482032.jpg
地元の職人さんが彫った彫刻でしょうか。

d0070113_6493429.jpg
教会でレッスンが行われます。

d0070113_703353.jpg

2003-2004年にアムステルダム音楽院で習った恩師Menno Van Delftのレッスン風景。

ロシア人、アメリカ人、ベルギー人、イスラエル人、フランス人、日本人の国際色豊かなチェンバリストが朝9時半ー8時まで1日レッスンしています。お昼休みはシエスタもできる様に1-4時まで3時間もお休み!さすがイタリアです。でも、実際はみんなゆったりしたり練習しています。

d0070113_6523199.jpg
先ほど、夜10時に練習に行ったら何とパタパタ~と何かが飛んでいて、良く見たら『こうもり』!!
シュトラウスのオペレッタにもありますが・・・夜の教会でこうもりが居る何となく怖い?中一人でパルテイータを練習するとは思いもしませんでした。

d0070113_656475.jpg

本当はもっと練習したかったのですが、何だか落ち着かず、左を見るとキリストの壁画、右の大きな壁画はビリビリに破れたまま・・・後ろを見るとキリスト像・・・
あとは、真っ暗・・・みたいな感じ。

d0070113_6565615.jpg

そして、耳を澄ませば静寂の『音』が聞こえるのでは?と思うほど静かで、天井も15mくらいあるでしょうか。残響が素晴らしく、日本では体験できない響きなのでとても贅沢なのですが、やっぱり怖い・・・と落ち着かないまま練習終了。

d0070113_7136.jpg
これは何と1627年頃製作されたイタリアのチェンバロです。やはり時を越えた古い音が響き、素晴らしいです。

出てくるときは電気を全部消して真っ暗にしたら本当に何も見えない暗闇で携帯電話の明かりを頼りに出口まで思わず早足で出たら、80歳くらいの村人のおじいさんが『何事じゃ?!』という顔で見ていたので、Buonasera(こんばんは)と挨拶して、このまるで映画に出てきそうな大きな鍵!を閉めて終了。
d0070113_6572795.jpg

ということで、早起きして行きます。(笑)

d0070113_659897.jpg
テラコッタの2匹の猫ちゃんがトスカーナの田園風景とぶどうにマッチしています。
[PR]