今日は、お寿司を食べて。。。
アップルタルトを焼きました!

普通、お誕生日ケーキと言ったらクリーム系かも知れませんが、ちょうど大量のリンゴジャムを母が作っていたので、中身があるならパイ生地だけ作ればいいか?と。

ずぼらですね。

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オーブンを暖めている時に、急いで最後の生地パイを練りねり・・・して
余ったので ”K ”にしてみようか?

とかなり雑ですが。
美味しいハーゲンダッツのバニラアイスを焼き立てにとろりとかけて食べましたが、みんなアイスが美味しいとアイスを最後は食べていました(笑

さて、今年はどんな年になるでしょう?
日本でのサバイバル始まりの年ですね。
相変わらず、転んでばかりの人生ですが、へこたれずにマイペースで行きたいと思います。
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# by kcembalo | 2012-02-28 00:01 | 日本/Japan
皆さんこんばんは。

題名からしてぶっ飛んでいますが、3カ月の末バッハ・ゴルトベルク変奏曲の編集の全てがやっと終了しました。聞くのに1カ月、ジャケットに1カ月、編集に1カ月という感じでしょうか。

は~~~。ここまで来るのにどれだけ時間がかかったか・・・

というのが正直な感想。

エンジニアも、 ”次回はもうちょっと効率良くやろうか?” と半ば呆れておりました。

【音】の部分が全て決まった後、最後の2週間は【間】を決めるのに全部通して10回以上聞いたでしょうか。

1回聞くのにも80分かかるのですが、32曲(ところてんの様に小さく次から次へと並んでいる・・)を繋げる【間】によって、不思議にゆったりと間延びして聞こえたり、逆に急かされて聞いて居る様な・・・~印象~が変わってくるんですね。

今更ながら、【間】も音楽の一部というか【間】から音が生まれるというか・・・

音と間は同じ比率で重要だという事に気が付きました。音が鳴りっぱなしでも疲れるし、【間】と共に無意識に聞く人も呼吸をする。

そして、【間】があるから【音】が生きる。どちらも必要不可欠なんですね。白と黒みたいな関係でしょうか。

これは、写真の被写体周りの空間の様なバランス

絵の人物とその周りの空間みたいな・・・
それも【レンブラント】の肖像画みたいに、どこからが暗闇でどこからが人物なのか分からないような【空気感】を感じさせる【間】なのか、

【ゴッホ】のようにくっきりと原色で分けた【間】なのかによっても印象は大きく異なります。

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3月29日にパリのシャトレ劇場で発売記念コンサートがあります。

または、今日聞いていて思ったのは【食べ物が運ばれるタイミング】これは、食いしん坊だからの発想?

そう。レストランで、早すぎても、遅すぎてもいけない、あの微妙なタイミング・・・というか。

フランスのコルドンブルーでシェフの勉強をしてミシュランのレストランで修業をし、帰国して旦那様のレストランで働いている友達が、やはりお客様へお料理を出すタイミングは物凄く大事で、早すぎても遅すぎてもダメ。全部厨房の奥から見てウエイターに指示しているということでした。

話が飛びましたが、【音楽】=生もの=生きています。

なので、【間】が伸びると、何となく飽きたり、もう少し呼吸をしてゆっくり聞きたいのに急に始められると、あれ?!もう始まっちゃたよ・・・ みたいな・・・

シューマンのカーナバルやクライスレリアーナムソグルスキーの展覧会の絵バッハの平均律などの録音は、やはり長大な中に数十個の曲が入っているので、個々のキャラクターをきちんと聞かせながらも、全部聞いた時に1つのまとまった作品として聞こえなければいけない様にまとめるというのは、至難の業だと思います。

フランス料理を全部食べ終えた後みたいな?って通常の日本人の胃には量が多すぎてとても全部食べきれませんが、日本の懐石料理にも通じるみたいな?

そんな、私にはとても苦手な【全体を見渡す】という作業をして、ミクロの1音1音をずっと1000回くらい聞いていた末に、今度は距離を離して客観的に見るというのは、とても良い勉強になりました。

まさか、まるまる3カ月もかかるとは全く思っていませんでしたが、【音】と関わる事によって、普段自分が見えない無意識の癖や、もっと大きな視野を持つ重要さ=音だけでなく、日々の生活や生き方に至るまで、など色々と考えさせられました。

残念ながら、すでに数十年生きた末の癖なのでそんなに簡単には直せないにしても、【鏡の前でブサイクな自分を見る】ことで、ここが醜い=ここを直せば良いのかな?と自覚するだけでも、ブサイクであることを知らないままよりは良いのでは?なんて(苦笑)

気がつけば、明日は誕生日です。
というわけで、合わせてパンパカパ~ン!!

とお祝いしたい気分です。

日本では自分で誕生日会を主催する?のでしょうか。
もうこの年になったらしませんね。(笑)
フランスでは、誰か友達や家族が祝ってあげることの方が多いようです。

思えば1年前にチェンバロも空を飛び本帰国し、12年ぶりに誕生日を日本で迎え、ボストンで一緒だった旧友と再会して鍋パーテイーをして盛り上がりましたが、あまりに早い1年でした。

日本に帰ったかと思ったら、何故かまたパリへ5カ月戻り、あれよあれよと12月になり、帰国してまだ3カ月。そして、またパリへという感じですが、とても実り多い年だったと思います。

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超、超!キッチュなDuportのジャケットです。初公開!(笑)
これでも、色のトーンを少し落として改善した結果です。
さて、これを見てこのキッチュさが実はフレンチジョークだと、日本で何人の人が共感するか私には大いに謎です。
ジョークも何も、ちょ・・・ちょっ・・・と・・・と【コッテコテ】ではないでしょうか?
さすがに私も巻き髪のお蝶夫人みたいな恰好でチェンバロ弾きませんから(笑)
しかもこのお人形が弾いているのは【ピアノ】だと思いますが・・・



これで1つ終わり、また新たにスタートする気分で明日から歩みたいと思います。

エンジニアを始めデザインをしてくれたKちゃん、楽曲解説を書いてくれたYさんにもとっても感謝。そして、フランスだろうが、アメリカだろうが、東京だろうが、困った時に力を貸してくれる親愛なる友達にも。

フランスは私にとって必ずしも楽しいというより、55%は苦い経験だったかもしれませんが、今は、その苦さが良い感じの渋さに変わりつつあるというか、渋いけど好きみたいな存在ですね。
とっても多くの事を教わったと思います。

そういえば、パリに住み始めた頃はエスプレッソの苦味が美味しいと思えませんでしたが、段々とあの苦さ+一かけらのチョコレートがとても美味しく感じられました。

パリの街もそんな感じでしょうか。という私も随分皮肉っぽくなってしまったでしょうか?(直さなきゃ・・・)

いつもがバラ色の様な街ではなく、それは1週間の観光の時のみ!?ですが、ふと、【やっぱりパリはいいな~】と散歩しているのが一番幸せな時かもしれませんね。

さて、自分が今度どんな風にパリへ行って感じるのか、そして日本を外から見てどう感じるのか、楽しみです。
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バッハのカフェに入りたいな~!という思いを後に、取りあえず博物館へ・・・
すると、2時間以上じっくり見れるほどの充実した内容でした。

そんなに大きな博物館ではないのですが、何しろバッハの自筆譜や有名な肖像画などが勢ぞろい!しているので、音楽家やバッハファンにはかけがえのない資料ですね。

それでは、一緒に見て行きましょう!

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Originalという文字/このお部屋の物は全てOriginalということだそうです。

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1747年にJ.Sバッハが音楽学術教会へ入会した際に提出したハウスマンにより【肖像画】

手元に持っている楽譜は6声の3重カノンです。

当時は、勿論今の様に証明写真もないので、画家さんに絵を描いて貰い、この手元に持っている無限カノンには、【数字】大好きなバッハからのメッセージがあります。

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この音楽学術教会には、すでにヘンデル、テレマンというバッハも尊敬している音楽家が会員になっています。

大学の頃に有田正広先生の授業で、この3声無限カノンについて聞いた時は、本当に驚きました。
もう10年以上前の記憶なので、きちんと覚えていないかもしれませんが・・・

①1747年
この音符には、実は入会した【1747年】=1+7+4+7=19

確か2段目と3段目の音符を足すと19個の音符=入会年を音楽で表していたと思います。

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バッハのpapa!やっぱり恰幅が良いですね。(笑)

②カノンの低音ライン=バスは、ゴルトベルク変奏曲にも使用されているシンプルな低音ですが、もともとはテレマンがよく用いた典型的なラインで、14代目に入会するバッハとしては、13代目に入会た【テレマン】を尊敬しているという意味で、彼を象徴するバスラインをここに使用したということです。

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③バッハの名前=14&41アルファベットをAから順番に1,2,3と数えていくと、
B=2
A=1
C=3
H=8

BACH=14
になります。

J.S BACHを足すと41 になります。
ラテン語ではI=Jは同じとされていたので、J=9になります。

ということは、14も41もバッハの名前を象徴するシンメトリックな数字です。

ということで、曲の中に出てくるカノンが14回だったり、41回であることはしょっちゅう。
でも、聞いている人にはほとんど分からない楽譜の裏のメッセージ。

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果たして、どうしてこの様な数字のメッセージをバッハは作曲の中に織り込んだのでしょうか・・・

有田先生曰く、敬虔なプロテスタントであったバッハは、
自分の音楽を全て神へ捧げていたのではないか

だから、聞く人には分からなくても、自分と神の間には、常に絶対的な忠誠を近い、カンタータやミサ、受難曲を教会の為に作曲したのではないだろうか・・・

この推測は、なるほど・・・と思えるものでした。

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この赤い丸の部分は、次ページの音符です。バッハもめくれるタイミングでない場合は、【あんちょこ】みたいにちょっと楽譜の隅に書いていたんですね。今は、みんな縮小コピーして貼ったりしますね(笑)

この肖像画の話を聞いた頃は、大学の試験やコンクールで必ず課題にあるバッハの音楽が、実はそんなに深淵なものだったとは・・・
と強い印象を受けました。

そんなこともあり、ただ器用に上手にバッハをピアノで弾くというよりも、できるだけバッハの目指した音楽に近ずきたい・・・と古楽に興味を持ち始めたのもこんなきっかけだったかも知れませんね。

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Continuo(通奏低音)パート

ゴルトベルク変奏曲が書かれたのも1741

そして、1975年にフランスのストラスブールで見つかった初版譜の最後のページにバッハ自身が書いた【14のカノン】が見つかり、今はパリのBibiliotheque national(国立図書館)に保存されています。

変奏曲の最後に14のカノン=BACHのカノンによってバッハがサインしたとも考えられるという論文を昔アメリカで修士論文の研究をしている時に読んだ気がします。粋ですね。

しかし、このカノンは筆跡鑑定などから晩年の【音楽の捧げもの】を書かれた1747-48年だろうということです。

さて、まだ博物館へ入って5分位の内容で随分長くなってしまったので、次回へ・・・
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11月にバッハのゆかりの土地、Leipzigへ行ってきました。
Upするのが遅れていたので、バッハの旅を遅れながら載せます。

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LeipzigのThomas Kirche【トーマス教会】の銅像

これまでに、何人の音楽家とバッハファンから世界中から訪れたことでしょう?

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同じ町Leipzigに住んでいたメンデルスゾーンのステンドグラスがあります。

忘れ去られたバッハの名曲を死後100年経って初めてマタイ受難曲を初演したり、メンデルスゾーンのお陰で世界中がバッハの名曲を再発掘したので、彼の功績は大きいですね。

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その右となりにパパバッハ!子供が20人くらい?も居たということで、私はいつのまにかPapa バッハと呼んでおります。

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トーマス教会のオルガン

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中央にバッハが眠っています!

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Bach キャンドルでお参り!

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バッハワイン!

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トーマス教会の前に最近リニューアルしたばかりのBach博物館があります。

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中庭の左にBach Archivがあります。バッハの出版に関する膨大な資料があります。

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中に入るとBachカフェが!

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オシャレですね。

さて、博物館はどんな感じでしょうか?
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フランスはマイナス20度まで下がる寒波が襲ったようで、日本も例年に比べて寒いと言っていますが、比べ物になりませんね。

ボストンは北海道と同じ緯度だったので、毎年の様にマイナス15度位まで下がり、最後の年は70ぶりだったか?!の【雪嵐=snow storm】が来て、1日中降り続けた末、何と車の屋根まで積雪し、みんな車を出せなくて大変そうでした。

不運にもその日にボストン大学でのリサイタルがあったのですが、ニュースでは学校、郵便局などの公共施設も次々に閉鎖。運転すると違反のチケットを切られるという中、本当に親愛なる友達30名が雪の中を【泳いで】という表現がふさわしかったようですが、来てくれました。

ボストンでは、ミシュランのタイヤの絵=全身寝袋みたいなダウンコートをみんな着たり、銀行強盗か?!と思わせる黒い覆面(目、鼻、口のみ穴が開いている)を普通にかぶってチェロを担いでいる友達など、完全防備でしたね。
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昨夜は、アムステルダムで同時期に勉強していた友達のバロック・アンサンブル Ricreation d'Arcadia のコンサートを聞きに、東京文化会館へ行きました。前回にこのホールに足を運んだのは、4月のレオンハルトのコンサートだったな・・・と思いだしました。

もうあの演奏が聴けないというのは、寂しいですね。
ちょうど、83歳の誕生日の日にコンサートだったようです。

昨日は、アムステルダム音楽院で弾いていた友達がその後イタリアへ拠点を移し、目覚ましい活躍をしていますが、オルガン、ヴァイオリン2台、チェロ1台でMozartの教会ミサを多数演奏し、本当に技術だけでなく、音の透明感やスタイルなども素晴らしかったです。
1人1人が素晴らしい演奏家であるだけでなく、4人の音色が調和するのが素晴らしいですね。

アルカデイアのファンの1人として、今後がとても楽しみです。
チェンバロの渡邊君も、私と同様にバッハのゴルトベルク変奏曲を録音したばかりで、パリで会った時は、渡邊君は無事に日本で録音終了後、そして私は録音直前で、色々な話で持ち切りで、今回の再会でも編集の積もる話・・・で沢山でした。

今日からはルクレールのトリオソナタなどの録音が3日間行われるという事で、多忙スケジュールの中、4人が集まり素晴らしいコンサートを続けていて、今後がますます楽しみなグループだと思います。

皆様も機会があれば是非コンサートへ行ってみて下さい。素晴らしいです!
バロック・アンサンブル Ricreation d'Arcadiaのブログはこちらからどうぞ。

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Myチェンバロノ蓋の内側のお花ブーケ

コンサート後に一杯飲みに行ったお店に入ってびっくり!

Oto-oto

こでは、サンジェルマンにあるよく行っていた日本食レストランで、日本に本店があると知らずにパリで見つけたのですが、昨日の行った上野のお店がその音ー音というレストランでした。
パリのotootoはこちらから。ルセやラファエルも行って美味しいと言っています。

みんな音楽家は良い音楽も美味しい物も大好き(Gourmand/食いしん坊)なのは、世界共通でしょうか!?
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# by kcembalo | 2012-02-21 20:24 | 音楽/Music
早く寝ようと思っても、昨日パリのエンジニアに送ったバッハの編集箇所が訂正されてこちらの深夜にメールで届きました。

今は便利な、メール宅配便で大きなデータもほぼ市販のCDと同じ高音質で受け取れるので、私のPCにダウンロードしてCDに焼けば、ほぼ実物のCDと同じ音ということです。

よくエンジニアも最後まで付き合ってくれたと思います。感謝ですね。
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ということで、また訂正箇所を聞くチェックが終わったら2時。
何だか、12月~ずっとこんな感じですが、取りあえず、本当に終わりました。

勿論、ちょ、ちょ、ちょ、っと気になる箇所はありますが、完璧はないと思いますので。
等身大の自分としての1枚の写真の様なものでしょうか。

また、更地に戻してテクテク歩きますか!
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皆様はどんな良い週末をお過ごしですか。

昨日は、ナントのコンセルヴァトワールで24年間チェンバロを教えていた日本大好きなJocelyne Cuillerと一緒にバッハ・ゴルトベルクの第4回目の編集版を一緒に聞いてもらいました。
昨日は本当に助かりました。
やはり客観的に指摘してくれる人というのは、大事ですね。

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彼女はクラヴィコードのCDで先月Diapason D`orを取ったばかりの実力派です。
三島由紀夫や夏目漱石が大好きということで、一緒に日本ゆかりの人形町や日本橋を散策したりしていますが、もともとはユゲットおばあちゃんからの紹介で、彼女も私もユゲットに習っていたというつながりで知り合いました。

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JocelyneのC.P.E Bachと三島由紀夫の一説を組み合わせたユニークなアイデアのクラヴィコードのCDです。

通常、大きな企画や予算のある録音であれば、きちんと演奏家と共に一緒にテイクを選んでくれるアドヴァイザー、エンジニアとそれぞれ居るのですが、私の企画はほぼ自主企画に近い&予算限定なので、全て自分でやる事でスタートしております(ちょっと無謀?)

ということで、全然分けわからん、チンプンカンプンな私が録音後も手探り状態で2か月350テイクからどうにかアリア2つ+30変奏曲=32曲にどうにかエンジニアとパリー東京で編集をし、99%まで終わりました。

面白かったのは、私がとても気になっていた部分は、逆に【全然気にならない】と言われ、他の私が気にならない部分に色々なコメントを頂いたり。

Jocelyneも旦那様は一緒に弾いているアンサンブルのヴァイオリニストなので、彼女のCD制作の際には曲と曲の【間=silence】なども全て一緒に聞いてアドヴァイスを貰うと言っていました。

【そりゃ~1人では無理よ!】と言っていました。

どうしても【自分の演奏は距離が近過ぎて、見えることも見えなくなる】ということで、昨日は、本当に救われましたね。

帰宅してまた聞いてexlsに打ち込み2時半ごろパリのエンジニアに送って無事に終了。

今朝は【ざぶ~~~ん!】とプールへ行って泳いできました。ジャグジーやミストサウナ、大風呂でぶくぶくぶく~~と泡に埋もれてぼ~~~っとしていたら、まるで温泉へ行った様な気分。

何と安上がりでハッピーになってしまう性格?!
と自分でも苦笑。帰ってきて、焼き鳥、納豆など食べてこれまた幸せ。

そして4月のプログラムのクープランなど練習中です。

気が付くとあと1カ月でまたパリへ行かなくてはならず、その前にコンサートのチラシ300枚以上送らなければいけないのに、まだちらしができていない・・・

と色々ありますが、とにかくバッハが無事に終了しただけでも、ほっと一息。もう1枚絵のキッチュなDuportもほぼ終結。


ちゃんちゃん!

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最近1900年初頭のフランスの芸術家、藤田嗣治やピカソ、ゴッホなど葛藤と共に生き抜いた画家の生涯のドキュメンタリー等を見て、今の時代に比べてどれだけ困難な時代を生き抜いたのだろう・・・と思います。

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レオナール・藤田(この前髪カットは自分で切っていたそうで、『貧乏で苦労した時の心境を忘れないように』と一生続けたそうで、Fujitaのトレードマークですね。

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藤田さんの遺作ともいえる、亡くなる数カ月前に一気に描き上げたランス(Reims)にある礼拝堂のフレスコ画も数年前に見に行きましたが、戦争を挟み、フランスと日本の両国のどちらにも属しきれない自分、でも最後に日本を捨てて、フランス人の『レオナール・Fujita』としてフランス国籍を取得し、クリスチャンの洗礼を受け生まれ変わった藤田さんが最後に全てを出し切って制作した礼拝堂。

礼拝堂に入ると360度に渡って、聖書の場面が描かれていて圧巻です!一生に一度は是非機会があれば訪れて頂きたい、おススメスポットです。

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 正座をして描いていますね!

憧れのパリに着いても、貧乏で洋服が変えずに冬は『毛布に丸い穴を1つ開けて、そこに首を通してポンチョにして来ている画家が何人も居た・・』と彼のエッセイに書いてあり、どんな凄い貧困状態の中で画家を目指していたのだろうと思いました。

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 「カフェにて」1949-63その後、パリのSalon D`automneで日本画にも通じる独特なFujitaにしか描けない『乳白色』の肌を描きパリで認められたにも関わらず、帰国し日本では戦地の画家として戦火を描き、それが戦後に大変な批判を受け故郷を捨て、パリに戻った時、パリジャンはもう彼を受け入れずに冷たかったそうです。

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Fujitaの乳白色が全くない、戦火の記録画。

100年前のパリで日本人というだけで、疎外感を感じたであろうに、1度認められた後にまた疎外されるというのは、どれだけ辛かったかと思います。そのせいで、田舎へ引っ越し制作活動を続けたそうです。


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また、ピカソはまだ売れない無名な時に、友達に当時パリで有名な画廊へ友達を走らせ、

友達:『ピカソの絵はないですか?』

画廊:誰だね?それは?

友達:『知らないんですか?今、大変人気の素晴らしい画家ですよ。』
という噂を立てさせ、その後実際に、画廊からのオーダーが増え、注文が入ったということです。

そんな時代がピカソにあったなんて信じられませんね。
この間、私が住んでいたアパートはモンパルナスの近く でしたが、

藤田さんのエッセイには、

『モンパルナスの墓地近くにアトリエのある、ピカソというスペイン人の変わった画家に会いに行く』

と書いてあり、その当時藤田さんもまだピカソを知らずに交流が始まるという場面で、ここら辺でそんな画家達がカフェをしていたんだろうな~と、ピカソが通ったと言われているVavainの駅周辺のLa Rotonde などを見ると想像していました。
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藤田 嗣治に関する詳しいリンクはこちらよりご覧頂けます。私も画家や作曲家を辿る旅は大好きです。
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# by kcembalo | 2012-02-17 00:28 | パリ/Paris
皆様こんばんは。
2枚のCD録音編集とジャケットなどが90%終わりましたが、残りの最終段階の打ち合わせで毎日パリとやりとりをしています。

問題になっていたチェロのCD『キッチュなお人形さんのジャケット』でなく、ポツダムのサン・スーシー宮殿の昔の地図(多分18世紀の版画だと思います)を背景に差し替えた第2案が今朝届きました。でもこれは、著作権上でも無理なのでは?ということに。

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こちらの方がシックな色合いで歴史を感じる雰囲気。断然、バロック好きな人はこちらを好むだろう…という感じ。パリの古本屋さんや昔の出版物を売っているお店にはよくこんな感じのパリの地図や風景画を見かけます。

レコード会社のDirector,ラファエルとパスカルも

『インパクトに欠けるのから、キッチュなお人形の方がやはり良いのでは?』

確かにそうかも・・・
趣味が悪くても取りあえず目は引く、印象には残る。

でも、ちょっと『大家まさこ みたいな???』そう、あのピンクずくしの・・・

でも、1つの事で4-5人が国を隔てて何となく不調和になっているよりも、誰かが譲ってすっきり企画がまとまるなら、それで良いかな?なんて反対の主張をするだけしましたが(迷惑な人ですね)、時間が経ってそう思いました。これも良い勉強だと思います。

ということで、キッチュなのは承知ですが、まあ始めの

お人形のデザインで良いか?ということになりました。

色はもう少しデザイナーが薄くするようですが。
それにしても、フランス人だから趣味が良さそう・・・というのは大きな間違い!

やはりどの国でも趣味の良い人は良い、品のある人はある、そして逆の例もあるということでしょうか。

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これは、パリで借りていたチェンバロです。
17世紀後期フランス式のチェンバロです。ヴェルサイユ宮殿のオーケストラのチェンバロ奏者だったダングルベールやルイ・クープランを弾くのに最適。
小さい楽器なのに、朝起きて和音をタララ~と弾くだけで、物凄い響き!毎日びっくりする様な名器でした。こんな楽器で5カ月間練習できたのは、本当に感謝でした。

足や鍵盤の周りの彫刻も全部掘ってあります!まるで家具というか芸術品ですね。素晴らしい技術です。録音の時にも手伝って貰ったデイビットの楽器ですが、オリジナルのルッカースを弾いた時に、デイビットの楽器は『限りなくオリジナルのチェンバロに近い』と感じましたね。

それを横で聞いていたデイヴィットに、『勿論あなたのオリジナルだけど』と言って笑いました。

このチェンバロの持ち主は10年以上待ったそうなので、大事な楽器だと思うのですが、『レンタル代なんていらないよ~~っ』て!何て心の広い方!

しかし、17世紀後期限定モデルなのでバッハを弾くには鍵盤がなくて、ずっとゴルトベルクの練習中は、右手も左手も小指は『木』の部分になってしまうので、『コツ!』って音がしていました。(笑)

さて、私のバッハの編集も4回目が終わり95%終わりました。富士山の9合目と言う感じ?

しかし、ここに来て『果たして今までの方向は合っていたのだろうか…』と森の中を手さぐりに歩いて来て、ようやく道が見えたのに、良かったのだろうかと後ろをちょっと振り返る様な?感じがしました。

とにかく自分の耳と感覚、そして自分の中で『こういう音楽ではないか』と信じている感覚のみ全て見えない&触れないもの!!を信じてここまで2カ月作業をしてきました。

しか~~~~し!

この最後の5%をよしと決めてしまえば、もうそれが本当にそのまま世に出てしまうの~~!

っと、ちょっと自信喪失。。。

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全て金具も手作り。自分でデザインして作るそうです。

そんなこんなで、4回目の編集を貰ってから数日寝かしており、最後の最後なので、とただ今3カ月日本語特訓の為に来日しているフランス人のチェンバリストにアドヴァイスを頂くことになりました。

やはり客観的な意見というのも最終段階になったら大事かと思いました。
明日一緒に聞いて、『音の響き』をそのままナチュラルにするか、残響音を足すか、変奏曲の間の『静寂』のタイミングなど細かいことをチェックして貰うことになりました。

彼女は今までに数枚のCDを出していますが、フランスのレコード大賞的なDiapason D`orも先月受賞して、一緒に天ぷらを食べてお祝い!?をしたベテラン。

純粋に音楽を追い求め、生きてきたタイプの正直な人です。なので、取り繕って嘘を言う事もないし、これはダメとはっきりと愛情を持って言ってくれます。

彼女自身、この間賞を取ったCDは、1度レコード会社の上司がやっぱり経費削減であなたのCDカット!と急に言われ、レーベルがなくなってしまったそうです。

しかし録音のみ自分達でして、その後に自分でいくつかのレコード会社に手紙とCDを送って取り扱
ってくれないか?と探してやっとベルギーの会社を見つけたそうです。

そして、何と素晴らしい賞を頂き、技術・編集の面では5点中5点の満点の評価だったそうで、エンジニアと演奏家の2人3脚で一緒にゴールまで練り上げて行ったと言っていました。

私のエンジニアはどうやら今パリでかなり売れっ子なので、まだ29歳なのにフランスを代表するチェンバリストのCDを次々に手掛けている今『のっている』子みたいです。

そのせいか、無名な『けいのCDにこんなに時間を掛けてられないわよ~~!!』っぽいメールが来て、私もその気持ちも分からないでもないけど、仕事は仕事でしょう・・・と。

パリと東京の距離のもどかしさを感じながらちょっと『しょぼ~~ン』としておりました。(笑)

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そして、先ほど連絡があり、来週最終的な打ち合わせはSkypeで話す事になりました。

『結果的にはとても良い仕上がりになっていると思うわよ。』と初めてポジテイブな意見。

Merci~~~というか、ちょっとほっとしました。
ちょっと、こんがらがっていた糸がほどけたような。

果たして、自分が良しとする物が他人にどう見えるか、聞こえるかというのは全く分かりませんね。
勿論、共感してもらえたら嬉しいのは確かですが、特に音楽や絵画などは、とにかく自分の世界を追求していくしかないと思います。

その人がひたすら信じ追い求めていけば、それを『嫌い』『分からない』と毛嫌いしていた人も、何だかそれなりに『ふ~~ん。そんなのもあるんだ。』

ちょっぴり心のドアを開けてくれるかもしれません。
何はともあれ、何でも経験してみないと分かりませんね。

きっと次回編集する時には、もっと楽かもしれませんが、かけがいのない経験となりました。

13年の海外生活も今からもう1度やれ!と言われたら、

え~~~っ!!と

思う大変な事も山ほどあると思いますが、嫌な事はほとんど忘れて覚えていませんね。(笑)

でも、それだけエネルギーが必要な事だと思います。
今は、一生の宝だったと思いますが、あれは若かったからできたんでしょ~~なんて思ってしまいます。ふふふ。

今日は、5回目の筋トレ&ヨガで気分転換もしてきました。さて、いつまで続くかな?(笑)

音楽家ほど運動とほど遠い人種も居ないと思いますが(笑)
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さて、数日前に受け取った”ちょっとこれは・・・”というチェロソナタのCDジャケットから、

果たしてこの【お人形はそんなに趣味が悪いか?!】論議が広まっております。

実は、一緒に弾いたラファエルとパスカルの【フレンチジョーク】=つまりあえてバロック音楽だしキッチュに行ってみよう~!

というノリだった様で、私には全く知らされずにいきなり強烈な【ツイストされたフレンチジョーク】4人のお人形コテコテノ赤いカーテン?の背景の画像で届いたので、私はまともに受けてしまい、

これは、ありえない・・・という拒否反応になってしまいました。

パスカルが、【日本人にはこのジョークは伝わらないかしら?】

ちょ。ちょっと・・・
きっと、日本人の80%が私と同じリアクション【悪趣味!!】と目を引くけれど、果たしてそれを見て【素敵な音楽】と想像してCDを買ってもらえるかと言ったら、ほとんどが買わないと思う。
と正直に伝えました。

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エンジニア(フランス人)はバロックのCDを多く手掛けていることから、送ってどう思うか聞いたら
【全然好きでないけど、みんな違う趣味だから・・・】
とiphoneから即答してきました。

パスカル曰く、後ろの(1m=100円の布地みたいな安っぽい)布地の赤=バロック時代を象徴する色だから。と

でも、例えば日本人がそれを見てその赤の象徴の意味を理解するかというと文化も違うから、全然分からないよと。

お人形さんは緑やピンクのお洋服を着ているから、背景を赤深緑などにすればもう少しシックになるのでは?
と提案し、取りあえずデザイナーが変更中ということです。

色に関しては、各国違う常識やタブーがあるようです。
秋にポートレートの写真を撮影するときに、私が偶然グリーンのブラウスを持っていくと、

パスカル:【まさか、これを着るの?】

私:”え?ダメかな?”

【フランスではグリーンは劇場やステージでは、不運を呼ぶ色とされているから、タブーなのよ。】と教えてくれました。

”知らなかった~~”

コンサートを聴きに行くのは、【まあ、いいかな】と言ってましたが、とにかくフランスでは

劇場=緑はタブー
なんだそうです。全然知りませんでした。

イタリアでは紫が不運を呼ぶとされているらしいです。
というのも、紫のドレスを着て歌った歌手の劇場が大火事になったことから、その言い伝えで、ユゲットおばあちゃんも素敵な自慢の紫のドレスをイタリアで着ようとしたら、どうしても劇場の人から【それだけはやめて下さい!】と止められて、知らなかったわ。と話していました。

色々ですね。日本では黒い着物が喪服、白無垢=結婚の際に着るというのは周知の事実ですが、どこか韓国か中国?忘れてしまいましたが、その逆で【白】=お葬式に着ると聞いて、驚いた記憶があります。

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似た様な事で食事のマナーについてですが、フランスでは、まずスープをスプーンで音を立てないで食べてから、主菜が後に続きます
パリの虎谷さんには羊羹を売っているだけでなく、カフェがあり、美味しい【あぼかに丼】などがお味噌汁、お新香などと一緒に出てくるランチセットがあります。

日本人は、お盆が運ばれてきてすぐにお味噌汁、主菜、全て同時に食べ始めます。
でも、可愛いパリジェンヌの女の子4人のテーブルでは、【あぼかに丼】には一切手を付けず、みんなお味噌汁=スープだけを先に取り、スプーンがないことに戸惑い、周りを見て直接飲んで良いか確認して、飲み終えてから他のメインを食べている【順序】を見て微笑ましく思いました。

【所変われば色もマナーも変わる】でしょうか?

ということで、話がそれましたが、私もグリーンにしてみては?と提案した後に、
CDとは言え、演奏、劇場などに関係するものはフランスでは不運を呼ぶとされて却下されるのかな?と思いました。

さてはて、どうなることやら。

昨日は4月25日(水)にコンサート予定の仙川アヴェニューホールのオーガナイザーの方とミーテイングをし、ちらしデザイン、プログラム、連絡先、マスタークラスなど詳細を決め、着々と準備中です。

今月のフリーペーパーの音楽情報誌【ぶらあぼ】←(クリックするとWeb版見れます)の見開きにすぐ仙川アヴェニューホールの広告があるので、そこに4月25日のコンサートを早速掲載して頂く事になりました。

ちらしができ次第、300通以上のDMをパリへ行く前に送ってご連絡しないといけないので、今から封筒の宛名ラベル印刷などして準備をしておこうと思います。

そして、勿論フランソワ・クープランなどプログラムへ入れた曲の練習も始めていますが、バッハのゴルトベルク変奏曲の中からも似た交差を扱う曲をそれぞれ取り上げ、チェンバロの魅力を楽しんで頂けるプログラム内容にしようと思っています。

お時間のある方は、4月24日【水】仙川、25日【木】新橋と2日間に渡り19時より開催しますので、どうぞお気軽にお越しください。
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皆様、こんばんは。

昨日、フランスで3つのコンサートをしているラファエルが、その合間に

【4月に是非Duportのチェロソナタ(秋にパリで録音をした)を東京でしよう!】

という連絡が来ました。

頭の中は ”くるくる~っ”と一瞬お星さまが回っていました。

そう、それもそのはず。あと2か月半しかない!

ということで、企画書、プログラム、写真、プロフィールなどをタイプしていると3時半に・・・
どうりで眠さも通り越して後頭部も重い。。。

その甲斐あり、夜中に送った内容がなんと今朝にはもう日仏文化協会のサイトに全てUpされていました。2カ月に1回発行する【汐留レビュー】という冊子にも掲載して頂けることになりました。

また、4月26日(木)【汐留ホール】だけでなく、4月25日(水)【仙川アヴェニューホール】という元桐朋学園大学音楽部の別館ホールだった場所を修理工事などを重ね、今では大変素敵な160席のホールに生まれ変わりました。

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小1~大4の17年通った母校のある懐かしい仙川でコンサートを開催させて頂く事になりました。再度、詳細をお知らせいたします。

チェンバロやバロック音楽にはピッタリの東京には珍しい天井が高く、隅々まで音が響き渡るホールです。
きっとチェンバロとチェロの音がシャワーの様に降り注いでくるのではないかとイメージしておりますが。(笑)

以前にコンサートへいらして頂いたスワンの涙や時代劇などに出ていた女優さんが、終わった後に
【脳みそがマッサージを受けているような感じでした】
【チェンバロの音がシャワーの様に降ってくる感じでした】とおっしゃっていました。

こういう感想は初めてだったので、面白い感受性の方だなと思い、でも嬉しいかったですね。
皆さん人それぞれの感じ方が違うので。

思えば、去年の夏6月~10月まで録音をするまで詳細は、夏のバカンスを挟んでしまい、企画が通るまでに2人の責任者の返事をもらう為に、2人とも時期を別に3週間ほどバカンスへ行ってしまい(マダガスカル島とか遠い!電話もメールも届かなさそうな・・・勿論実際には届いているはずなんですが)、音信不通。。。
一体録音できるのか?と1カ月半、ひたすらじ~~~~っと蝉の様に待つのみ。あれは、さすがに精神的にもかなりのストレスになったらしく、生まれて初めて全身蕁麻疹が出ました。まさか、蕁麻疹とは知らないので、1週間夜も眠れない痒さに病院には疎遠なのですが、救急の皮膚科へ行くことに。

これまた、バカンスでまるまる1カ月皮膚科が有名な大病院はバカンス=お休み!

ありえん・・・
結局大丈夫でしたが、フランスを含めヨーロッパ(イタリア等も)とにかくのんびりしていますね。
今はすっかりそんな事もないのですが、やはり外国に居る時は色々なことから病気になったりしますが、体のサインですね。
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それにしても、日本のオーガナイザーの方との連絡は何とスムースなんでしょうか。空飛ぶ絨毯みたいな?

ということで、ありがたや~ありがたや~という感じで、一体今までどこに居たの?と言われそうですが。

でも、フランスに居た時に日本のこのスムースさを経験してしまったら、きっと弱音をすぐに吐いてすぐに帰国していたのでは?なんて思いました。

パリのオーケストラの仕事など、ツアーであっちこっちへ移動して弾く中で、鍛えられたことも沢山あり、多くの有名なホールで演奏させて頂けたことは大変貴重です。

日本では経験できることのないことを沢山吸収して、失敗し、またヨレヨレと歩き始め・・・という感じ?(笑)
助けてくれる人も居ませんし、外国人というすでにハンデイキャップがあるので、やっぱり仕事をしていくのは語学だけでなく、フランス人社会に馴染んでいくという意味で大変でしたが、今では本当に良かったと思います。ピアノのレッスンでは7歳の生徒さんにスペル直されたりしてましたが!子供は素直で可愛いですね。

フランスにはフランスのやり方、言いかた、伝え方、コミュニケーションの仕方がある様に、日本にもあるようですが、こんなに違いを体感したのは久しぶりです。これまで約3週間の一時帰国のみでそこまで日本と関わって居なかったのかもしれません。

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昨晩は、バッハのゴルトベルクの3回目の編集をチェックして再度詳細をエンジニアに送ったのですが、ほぼブチ切れ寸前・・・というか、切れていた文面でしたね。私の指摘が細か過ぎると。

こんな終わりのない作業は嫌だわ!と。

???

でも、それが彼女の仕事だと思うのですが、フランスではみんな
【さら~っと聞いてOK~~!!】→ちょちょっと直して終わりなんでしょうか。

勿論、私も富士山の7合目~9合目の登山みたいに、【一体いつまで続くの~~】という果てしない作業で気がついたらエンジニアにCDを貰って2か月半が経ちましたが、1カ月半は音選び、1カ月ジャケットの翻訳、文章に費やしました。それでも、産みの苦しみでないですが、苦労しただけ愛着が出ました。

もう、後は【人事を尽くして天命を待つ】という感じです。
大げさに聞こえる感じかもしれませんが、先ほどやっとアリア~30変奏曲~アリアを通して聞き、この言葉が10年以上ぶり?に浮かびました。


果たして人の心にどの様に映るかは別として、今自分が出来るだけの事を精一杯やったと思います。
演奏家は練習~録音までやり、あとはお任せすれば良いかもしれませんが、やはり自分の納得行った演奏を残すためには逆立ちでもひっくり返っても、やるべきだと思い、チェンバロの先輩からもそうアドヴァイスを貰い、とにかく聞いて聞いて、納得行くまで聞きました。

ユゲットおばあちゃんにも自分の名前=自分の音=自分の責任=自分の作品 と言われました。

また、親友の同じ曲を録音したチェンバリストからも10年経って聞いた時に、勿論未熟な面はあるけど【2012年の自分の演奏=姿】として残る時に、やはり納得するものを残したほうが良いでしょ?と言われました。

今やっと、顕微鏡で見ていた1音1音がつながってフレーズになり、1曲ずつになり、他の曲と流れ、32の変奏曲になっていくという大きな視野で見えるようになり、ほっと一息です。

とは言うもの、気が付くとパリには3月末へ2週間行き、帰国後2週間弱で東京コンサートという日程になり、4月末までは目まぐるしいかと思いますが、この様にパリでの活動を日本でもご紹介できることを心より嬉しく思います。

これも、今までパリで家族の様に支えてくれた旧友(Mちゃん、ありがとう~!)や今回のCD制作に携わってくれた友人(Y子ちゃん、Kちゃん)、そしてこれからの日本の活動を1から教えて下さっている方達のサポートがあって初めて実現したと思います。
本当にありがとうございました。
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タイトルの"パパパっ!"は日本語の擬声語ですので、どうやってフランス語に訳してよいのか分かりませんね。

フランス人が "pa pa pa!"と見たら、 papa【お父さん+pa】にしか見えないでしょうね。
こういう表現は日本語らしいですね。

フランス語のお喋りをするのに "Bla bla~"(ブラブラ~)や Blablader【動詞】が出来てしまったのもちょっと”パパパッ!”に似ているでしょうか。

Parler(話す)
papoter(お喋りをする)
Blablader(お喋りをする:辞書には載っていなかったので俗語だと思います。)

のニュアンスはどう違うの?と前フランス人の友達に聞いたことがあり、

parlerは標準語の普通の言いかた
Papoter は entre les filles(女の子同士でぺちゃくちゃ話す感じ?)
Blabladerは(もうちょっと高年齢のmadameが世間話をする感じ?)

と説明された記憶があります。面白いですね。


さて!
さすがに私もビックリしたのは日本のオーガナイザーの早さ

まさに

"ぱぱぱっ!”でお見事です。

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4月に汐留にある大変素敵な日仏文化協会にある【汐留ホール】でコンサートを開催することになりました。
気がついたらもう日仏文化協会のホームページにUpされていました。お知らせ内容は別にUp致します。

このホールを知ったきっかけはパリのOvniという生活冊子11月頃の裏面にこんな記事がありました。

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真ん中の素敵な女性、大河内さんがホール責任者の方です。旦那様がフランス人なのでフランス語もペラペラ。

”東京の日仏文化協会に多目的ホールがオープン”という記事が載っていました。よく見るとピアノもあるし、フランスに留学している学生やフランス人音楽家のマスタークラスやコンサートも企画している。

早速12月に帰国してホームページから問い合わせをすると、担当者の方からすぐお返事を頂き、ちょうどクリスマスパーティーがあるというので行ってきました。

新橋から徒歩3-4分の入り口入ってすぐの所に綺麗な汐留ホールがありました。

当日はパーテイーなので所狭しとフランス語を勉強しているであろう方達=日本人4人なのになぜかフランス語でお話をしているちょっぴり不思議な光景?や、フランス人や、フランス好きな方達がいらっしゃる感じでした。
フランスワインも飲めたり、マルセイユのアーテイストのハンドメイドジュエリーや、東京のフランス風カフェ穴場スポットの本が販売されていたり、楽しい雰囲気でした。

ホールは80席。
チェンバロ搬入にかかせない通路チェックをすると、今までに見たこともないような最高な間取り。
地上階限界ーそのままドアを開けてホール。段差なし。

OK!

3階にホールがあってエレベーターに入らない場合は、勿論階段で上り下りしないといけないので大変です。リスクもあり保険は絶対にかけないともしぶつけて響板にひびが入ったりしたら大変なので。響板はピアノの鉄骨の入った厚さよりかなり薄く、一番薄い部分は1-2mm【ミリ】。

その為、冬は加湿器を常にかけ、夏は除湿機をかけて平均40-50%に保たないと、響板にひびが入るか、カビが生えます。

事実、去年私が5か月パリへ行って留守の間、チェンバロの蓋はたまに開けるようにお願いしていたものの、夏の猛暑と湿気で12月に帰国して見たらうっすらと【ポチポチ】とカビが生えている~~

がび~~ん!
かなりショックでしたが、まあしょうがない。

でも、1回生えたら繁殖するの?考えもしたくない・・・
効くか効かないは別に鍵盤の下の隙間に使い捨て湿気取りなど入れてヨーロッパでは見たことのない光景。(笑)

でも、きちんと管理しないとコンサート中に鍵盤が上がらなくなったりしてしまうそうです。怖いですね。

ということで、私の空を飛んで日本へ運んできたチェンバロの初お披露目はフランスに関係する日仏文化会館という素敵な場所で行うことになり、大変嬉しく思っております。

思えばMyチェンバロはありがたい事に、パリお披露目はピアニスト:Alfred Cortotが創設したEcole Normal音楽院のSalle Cortot(コルトーホール)で、彼が設計の詳細もチェックした思い入れのあるホールです。
きっとCortotも演奏したのではないか?というホールで演奏させて頂けたのはとても光栄です。

また、その後のパリ・バッハのブランデンブルク協奏曲の全曲演奏会をした際にも、France Musiqueでライブ録音が放送されるということで、自宅からチェンバロを搬入しましたが、会場のThéâtre des Bouffes du Nordは先日惜しくもこの世を去ってしまった巨匠グスタフ・レオンハルトが毎年ソロリサイタルをしていたお気に入りの会場でした。

そんな空気を吸ったチェンバロがこれからも東京でどんどんと色々な場で奏でていってくれたらいいなと思います。

どうぞ宜しくお願いいたします。
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先日、10年ぶりくらい?に銀座のYAMAHAへ行き、リニューアルした店内でチェンバロのCDコーナーを聞くと、ピアノの30分の1くらいの?一番下の目立たないところに20枚ほどありました。

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パリのFANACや新宿のTower Recordに比べてかなり少なかったのですが、そこでかつてERATOとDENONの録音した名盤100選というのにスコット・ロスのスカルラッテイやユゲット・ドレイフュスのバッハがあり、早速買ってきました。

ユゲットの写真は今より随分若いなと思ったら、『私が生まれた年の録音!』

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ま~!いつも呼び鈴を押して会いに行くと、トコトコと可愛く出てくる若きユゲットとYAMAHAで再会できて、むふふ~と嬉しくなってしまいました。彼女の演奏は他のCDでも感じますが、どちらかというと男性的で構築感がしっかりしています。

録音談義をした時、晩年日本のDENONで録音をする事が多かったそうですが、夜中に録音するのが大好きだということで、ユゲットはハッピーでも、みんな周りのエンジニアは疲労困憊だったようです。可笑しいですね。

彼女は82歳なのにメールをきちんと使いこなしている所が素晴らしいですね。
しかも、パリで出会った誰よりも一番上品な、最上級の丁寧なフランス語で書いてくるので、いつも彼女に書くときは2-3回読み直さないとミスだらけでお恥ずかしいです。

未だにブランデンブルクの5番のカデンツァやスカルラッテイの2オクターブ跳躍するソナタも横に居る私の方を見て弾いたり・・・手が名曲の数々を覚えているんですね。チェンバロ歴は1950年から始めたという事なので、何と62年! あっぱれですね。
私なんか、ひよっこの卵の卵の。。そのまた。。たまごっち?みたいな。(笑)

トコトコおばあちゃんが急に変身!みたいな。

私の中では心も全て見透かす様なブルーの目と聡明さが

『スターウォーズの1000年くらい生きているヨーダ


のイメージで出会った頃はヨーダ、ヨーダと友達に話していましたが、いい加減失礼なので、尊敬の念があるので、ユゲットと呼んでいますが(笑)本人とはPourriez-vous~? Auriez-vous~?という感じで話しています。

もう1枚のCDのスコットは550曲の長大なスカルラッテイのソナタをほぼ全曲録音したんですね。この特選に収められた10曲は550曲から厳選しつくされたソナタなのですが、良く聞くと色々なオリジナルのチェンバロの録音が数種類集まっていることが分かり、大変貴重な1枚だと思います。

本当に素晴らしい曲集です。聞いているうちに何だか元気が出てきて、すっかりスカルラッテイの魅力にはまってしまいました。

当時はほとんどの音楽家が王様や王女様(スカルラッテイの場合)にお仕えして、彼らの為に彼らの趣味に合う様に作曲され、出版する許可も勿論頂いてからでは認められなかった為、楽譜の前に4-5ページの献呈の言葉が原語(17-18世紀のイタリア語、フランス語)で書いてあります。

作曲家が、『この様に弾いて下さい』と指示をしている場合は、装飾音の表や、即興的に弾いて~など細かい指示を与えているので、言語で読んで理解できるというのは、とても大事です。

ということで、イタリア語はできないので、この練習曲集を見ると読めないので

『し~~~~ん・・・・』という感じですが、献呈の言葉のみです。やっぱりイタリア語が話せたらいいな~と思いますね。

1年前にパリから本帰国する時に楽譜屋さんへ行き50冊チェンバロの本をまとめて一生分買い、何と30万ほどもしましたが、チェンバロの楽譜は日本で買うと1冊1万円以上したりすることも多く、ピアノのHenle版やウイーン原典版よりもずっと高い出版社が多いです。

楽譜屋さんへ取りに行くとき、【スーツケースで行くしかない!】とゴロゴロ転がし店員さんも笑ってました。ぎっしり楽譜を詰めて、タクシーで帰宅しましたが、タクシーのおじちゃんも『どっこいしょっ!』勿論パリジャンはそんなことは言いませんが、そんな感じで)トランクに入れて貰い、遥々東京まで引っ越し便で赤道を越えて届きました。

その時に買った1冊がこのEssercizi per Gravicembalo【チェンバロの為の練習曲集】
今気が付きましたが、Clavicembalo でなく Glavicembalo なんですね。

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1738年出版された銅版画の初版譜(ファクシミリ)をフィレンツェのStudio Per Edizioni Scelteが再出版しています。

知っている方も多いと思いますが、このイタリア語→チェンバロが日本では定着していますが、フランス語→Clavecin(クラヴサン)、英語→Harpsichord(ハープシコード)

どうして改めて書いたかと言うと・・・以前にコンサートへ来て下さったが、
『チェンバロのコンサートへ行かない?』と誰かにお誘いした時に、

(それはハープシコード?)と聞かれて、

??? 

『なんか、似たような楽器だと思うけど、チェンバロって言うのよ!』

とお二人ともチェンバロ=ハープシコード と一致せずに別の楽器だと思っていらっしゃったようで、コンサートで説明した時に、二人とも謎が解けたそうです。

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昨日は、留学の手配や外国人の先生達のマスタークラスを東京で企画しているAnd Vision(アンド・ビジョン)という会社のインタビューを受けさせて頂きましたが、やはりチェンバロを知らないピアノの生徒さんが多く読むのでは?と思い、チェンバロの構造が根本的にピアノと違うこと、私のピアノを約20年勉強後にどの様にチェンバロに出会いチェンバリストになったか・・・などお話させて頂きました。後日、And Visionのホームページの≪対談・音楽家に聞く≫というコーナーに掲載されるようですので、またお知らせさせて頂きます。

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すでにインタビューされたパリ、ロンドンのピアニストやドイツのヴァイオリニスト、は同級生や友達が居て、逆に新鮮でしたね。皆さんも知っている方が載っているかもしれませんね。
これから留学を考えている音大生にとっては、参考になルカと思います。

このAnd Visionという会社は5-6年前にできたということで、私が留学した時代はこんなに親切な事細やかにサポートをして貰える会社はありませんでした。。
年間300人くらいの学生がこの会社のサポートと共に海外留学するそうです。

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私の話は、相変わらず12年間放浪した~3カ国~の話しが飛びまくって、かなり編集が大変なのでは・・と後で思い、きちんと質問された内容→要点だけお答えするという事を心掛けないと、申し訳ないなと反省しました。

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偶然なのですが、インタビュアーの方は何と私と同じ小学校だったということが分かり・・・
小学生の頃は校庭の大きな木によく登っていました。とメールすると、
(あのブランコの横のですよね!私もです)

というお返事。これも何かの縁かと思いますね。不思議です。
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綺麗に印刷しているので、そのまま読んで弾けます。現代の編集社によって出版されている楽譜は、ピアノ様に指使いや、作曲家が書いていないスラー、またはFp(強弱記号)まで勝手に足してしまっていることもあり、もともと作曲家が何を書いたのかが分かりにくい為、できるだけ作曲家の時代に出版されたもの(作曲家が確認したであろう)楽譜をもとに演奏します。

またまた、話が脱線!しましたが、私の脳みそはじっとしていられない性分・・・なのでしょうか。

4月末の東京コンサートのプログラム、12月頃にもクリスマスコンサートや今まであまり弾いていなかったスカルラッテイも10曲くらいまとめてコンサートで弾けるようになりたいな~~なんて
思いながら練習しています。

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最後の小節線は▲みたいですね。


人間誰でも、毎日の生活でマンネリ化することがあり、年を取ればとるほど、”知っている領域”でヌクヌクと心地よく過ごしたいと思ったりしますが、だからこそ、新鮮な新しい事など少しでも発見があるとウキウキしますね。

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スコット・ロスの演奏は、聞いただけでなくそこから活力を頂き、実際に弾いてみたいな~と思わせるような、素晴らしい音楽なので、是非ご興味のある方は聞いて頂きたいです。

私の買った特選盤は聞きやすくてお勧めです。何と定価1040円でアマゾンの中古では600円という破格。

スコットについては、またゆっくり書きたいと思います
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こんばんは。
ふと今調べたら直線上だと東京ーパリは9709kmだそうです。
1000kmくらい?なんて感覚で言っていましたが、その9倍。

飛行時間が13時間ー14時間(行き帰り風によって早かったりしますが)=1時間に約700km弱移動していることになります。

それも凄いですね。

高齢のバッハが、晩年に次男のC.P.E Bachに会いにポツダム(サンスーシー宮殿)へ行った時も、可愛いく一番優秀に育った作曲家カールに会いに、遥々大変だったでしょう。馬車で数日かかったのではないでしょうか。

Mozartは子供のころから神童としてヴァイオリンの名教師のもと、各国の宮廷で御前演奏をしてマリーアントワネットに”僕のお妃になってくれる?”と言ったというチャーミングな話は有名ですが、長旅中にも練習できるように、小型のWalther製のフォルテピアノをイギリスのFintchcochsコレクションで見た時に、そんな小型モデルが存在するとは知りませんでした。

以前にもフィンチコックスの記事に掲載しましたが、こちらが旅行用ピアノ

これはUpにしていますが、小学生の椅子みたいな高さの楽器です。後ろの曲線はEradのグランドピアノ(Debussy、Ravel時代)の大きなサイズなので小ささが何となく分かるでしょうか。
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Anton Walter und Sohn circa 1800

初期ウイーン式のフォルテピアノはこちらです。上の旅行用のミニチュア版の小ささが分かるでしょうか。

これは、素晴らしい名器のRosenbergerです。

5オクターブ(チェンバロ、一番初めのMozart時代のフォルテピアノの音域)=HaydnのソナタやC.P.E.BachやMozart初期の作品

5オクターブ半=Mozartのソナタは勿論、ベートーベンの32曲のピアノソナタの中で【テンペスト】までの中期は5オクターブ半で弾けますが、その後の後記ソナタは音が足りません。

6オクターブはベートーベン後期も含め、かなり広いレパートリーが弾けるようになります。
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Rosenberger, Michael circa 1800

ピアニストとフォルテピアニスト(古いピアノを専門とする)の大きな違いは、ピアニストは今の黒いピアノを1台持っていれば良いけど、フォルテピアニストは極めれば極めるほど、5オクターブ1台、後期6オクターブ1台、そして楽器と良い出会いがあればショパンの愛したPleyleかドビュッシー、ラヴェル、サテイなどが愛用したErardも欲しい・・・となり、家の中に所狭しと楽器が並んでいる点でしょうか。

チェンバリストもフランス式のチェンバロ、イタリア式、フランダース式、ドイツ式と構造や音色、時代によって変化しているので、楽器を買う時に一番自分が弾きたいレパートリーに合った楽器を選ぶことが多いです。1台オールマイテイーなチェンバロがあれば、その後は、もう少し【おたく】な17世紀後期のフランス音楽を弾くためだけにもう1台揃えたり、家の中が博物館状態のチェンバリストも多々いますね。

これは、パッション以外の何物でもないと思います。
でも、実際音を追求すればするほど、作曲家の世界に近ずこうとすればするほど、そういう要求にかられるのではないでしょうか。私は、もうちょっとその【おたく度】がないのですが。

話が相変わらず飛びました!(いつもの事ですが失敬!)

そして、10分前にも2日前に終わったMontage(編集)を全て打ったExlsファイルを送ったメールがエンジニアに到着していなかったと判明。が~~ん。てっきり作業中だと思って待っていましたが。

ということで、メールで便利になったとは言え、電話や実際にミーテイングできれば隣で指をさせば一目瞭然の内容が、見落とされて居たりするわけです。

ということで、やっぱり近いようで遠い?と感じましたね。
でも、逆にパリという街は不思議で10分の所に住んでいる友達でもお互いに忙しかったりすると、ついつい数か月会わないこともあれば、会う友達とは遠くてもしょっちゅう会う、そんな気まぐれな街ですね。個々が独立しているからでしょうか。

それを【放っておいてくれる優しさ】と表現するか、【個人主義】というかは別ですが、都会ならではなのか、パリならではなのか・・・

この2週間ほど東京コンサートの企画をオーガナイザーと連絡し合っていますが、そのきちんと明確な対応と言い、今回のフランスのオケのいい加減さと言い…対照的です。

日本語だとやはり自分の理解度も100%、伝えるのも細かいニュアンスが可能なので、スムースですが、やはり私のヘンテコフランス語では私の理解力も浅いのでしょうね。


ということで、4月末に東京でコンサートの開催が決定しそうなので、その準備、曲目を決めるのに今日はスカルラッテイ、クープラン、バッハなど色々弾いて曲選び。

4月始めはパリのアテネ・プラザホテルで100席限定★ミシュランのレストランのお食事と共にコンサートという企画があるのですが、何とオーガナイザーがその日は~プラザ・アテネに泊まってください~という暖かいお言葉!

まあ、何と!こんな素敵な企画は一生に1回?みたいな。シンデレラ気分ですね。
翌日は、掃除婦みたいな?いやいやマッチ売りの少女?

それから帰国して2週間弱で東京のコンサート予定なので、2-3月に練習しないとやばいのでは?
ということで、日程も色々変動中。

でも、コンサートという目標ができると、やはりそれに向けて練習も心も集中するのであと【3か月しかないな…】と思うのですが、パリに居たら引き受けるか?と自問自答すると、3日後の本番でも引き受けられることはしていたので、自分に人参をぶる下げて練習に励みたいと思います。

CDの編集も山場を越えたので、新たな目標へ向けてスタートです。
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ぐお~~~!!っと叫びたい気分ですね。(笑)
すみません。夜中の1時に。今回録音したルッカースのチェンバロに描かれているLa Fontaine(ラ・フォンテーヌのおとぎ話にもライオンが叫んでいますね!)


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本日5時~夜中1時まで8時間掛かって、再度1回目と2回目の録音編集を聞き比べ、全てexlsファイルにタイプし、パリのエンジニアに送ったところです。

ま・る・で、

1000枚のジグソーパズルを組み合わせて居る様な・・・気分で、すでに2日前に32曲選択やはり8時間くらいかかって選択し終えていたにも関わらず、今日改めて聞いてみると



あれ?

ここはどうなの?


と出てくる、出てくる。年末の大掃除みたいです。

多分、【誰もそんなの気にしないでしょ】

という感じですが、寝不足の日々が続いております。

取りあえず、終わってほっと一息。

昨日は、CDジャケットの文字、校訂の最終チェック中にふとした疑問が・・・
苗字=Family Nameって大文字、小文字?

ということで、曲目解説を書いてくれたY子ちゃんにメールで聞くと、5分後に返信。

フランス語では、Kay Ueyama も Kay UEYAMA も見ると。

でも英語=Kay Ueyama.
すでに、他のアメリカ人の音楽学&チェンバリストの友人からもプロフィールの英文チェックで全て師事した先生の苗字は SYKES でなく Sykes の様に書くようにと。

念のため、その友達=7か国語べらべらなので、メールで聞くと15分後くらいにニューヨークからメール。あれ?普段はパリに居るのにN.Yなの?と。

英語は Ueyama。やはりフランス語はどちらでも良いけど、私の様に外人の名前はフランス人にとってどちらが苗字=植山 か分かりやすい様に UEYAMA と書いた方がBetter?という返事。

なるほど。

でも、CDジャケットのデザインを見ると英語とフランス語のプロフィールが同じページ=違うとちょっとおかしい・・・

ので結局 Ueyama の英語式に統一・・・などなど。これをチェックするのに東京ーパリーN.Yでメールがぴゅ~ぴゅ~飛んでました。

このメールのお蔭で友達が今N.Yに居るという事が分かり、その後N.Y在住の超グルメの従妹に美味しい日本食レストランを紹介して頂き、ら~めん、おばんざい、ミシュランの寿司から創作料理まで
Bon resto(おいしいレストラン)
を教えて貰い、友達も大喜び。N.Yは日本、パリ顔負けのグルメのお店が沢山あるんですね。

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そして、最後に気になったのが日本語のプロフィール、1文ちょっと謎?と思い、
念のため”日本語のプロ!”の先ほどのY子ちゃんに申しわかないのだけど・・・と聞いてみると、他の文章もちょっと謎?ではというお返事。

ふふふ。

実は、日本語   相当怪しいらしい・・・

ということで5分後にはババババッと!批評を書かれる方の素晴らしい日本語でプロフィールが大変身!さすがです!

もともと、このブログでメッセージを頂きパリでお会いした素敵なチェンバリストであり音楽学を一生懸命パリでなさっているということで、助けて頂き本当にこのご縁に感謝!

その訂正箇所をまたWordでタイプしてパリのデザイン担当Kちゃんへ送り、寝て起きたら

"Okで~す!”というお返事。

文字は、見えるからまだ良いのですが、音は見えない。写真の様に比べられない。
自分の耳と印象だけが頼り。

あまり記憶のよろしくない(もうアルツハイマー?)を思う位・・・私なので、これは聞いて聞いて聞くしかない。すると不思議に耳の中で覚え比べ・・・という感じ。

音編集はまだまだですね。でも、やっと1000個のバラバラのパズルが32曲x繰り返し=60個くらいのピースになってきました。ちょっと途方にくれていましたが、何となく全体がイメージでき始めた…という感じです。

今度はそれをどう融合していくか、曲と曲の間は最も大事とも言えますね。

なんて分かったようなこと書いて、実は何もわかっておりませんので、こんなに堂々巡りなのですが、いつもドブに落ちて学ぶタイプですので・・・

最近は、この編集の気晴らしに夜に急にケーキを焼いたり、昨日は”さつまいも”のおこわや海藻サラダ、パンを焼いたりして、益々【でぶりんの道まっしぐら!】

ということで、本日1年のジム会員になってきました!取りあえず、プールとジャグジーでプカプカ浮いて来ます。(以前アメリカのジムで友達を連れて行ったら、けいちゃんそれ泳いでないよ。浮いてるだけ・・・と言われましたが、本人はリラックス&泳いでいるつもり)

では、おやすみなさい。(昔遊びに行ったお宅のおばあちゃまに”お休みあそばせ~~”と品よく言われた小3の私は、

”一体こんなに暗い夜にどこに遊びにいくの?”と ???が一杯でしたが、聞ける雰囲気でなく、自宅へ戻り母に聞いたら大笑いされました。

それでは、皆様”おやすみあそばせ~~”って?(笑)
Felice Suenos
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朝起きると、隣の竹林に朝日が差し込んでいました。

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昨日は、卵4個、オーガニック全粒粉、小麦粉、スキムミルク、くるみ、りんご(生)にシナモン、バター、はちみつ、オレンジピールを入れてパンを焼いたら久しぶりにふっくらできました。

卵がポイントみたいです。焼き立ての時に食べたら卵の香りがふわ~っと漂ってきました。
これとカフェオレがあれば、もう幸せ!(とっても単純な性格です)

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パリのマルシェで買った、蜂の巣がそのまま入っている蜂蜜。これは、絶品!

そういえば、この青空市場の蜂蜜屋さんのおじさんと話していたら、他にもプロポリスのBio紅茶(珍しい)、クリームなど100%ナチュラルなのでついつい買ってしまいましたが、おじさんは何とバロック音楽好きでした!

これは日本ではあり得ないよな・・・と思いながら嬉しく会話が弾んでしまいましたが、毎週オペラやバロック、Jazzを聞きに行くというので凄く詳しく、有名なバロックオケのコンサートマスターとお友達。と言ってました。

日本でお豆腐屋さんと話して【バロック好き】という事はないかもしれませんが、【長唄、歌舞伎、能が好き】という方はいらっしゃるかもしれませんね。

こういう所がパリで生活して今も音楽が市民の生活に浸透していると感じます。いいですね。

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庭に咲いた寒椿


話が飛びましたが、帰国して何が一番恋しい?!
と言ったら、

【パンとカフェ】
日本の【ご飯に味噌汁】みたいな感じでしょうか。

こればっかりは、やっぱりパリは美味しい!
あの、外はカリカリして、中はふわ~っと広がるバゲット。どの駅にも3-4件パン屋があり、みんな自分の好みの焼き具合、もちもち具合をチェックしていて、お気に入りのパン屋に行っても
【焦げ目でお願い=bien cuit】
【そんなに焼けてないの=pas trop cuit】s`il vous plaitと言って買ってますね。

ドライフルーツ(レーズン、いちじく)やクルミのパンはぎっしり入っていてかなり食べごたえがあります。

でも、パリに居た時にふわふわの日本の【食パンやあんぱん】を売っているオペラ座周辺へ行くと、たまに”今日は特別~”という感じで美味しく&ありがたく食べたものです。人間欲張りですね!

結構パリに居ると珍しいのは日本の【ショートケーキ】ああいうふわふわのスポンジケーキより濃厚うなチョコレートケーキなどの方が多いでしょうか。帰国してオーブンで簡単に作れるのを知って大喜びしましたが、最近はあの味…と思うと再現したいと思い作るようになりました。

日本のパンのレシピは全部【お砂糖】が結構入っていますが、パリのパンはどちらかというと【サレ=塩っぽい】ですね。そして、塩入のバターを塗って食べると、焼き立てバゲットは1人で半分も食べてしまうほど止まらない!

ということで、帰国してほぼ3日に1会くらいはパンを焼いています。色々試して今回のはかなりヒットだったので嬉しくてパチリ。

4月に玄米食にして5キロ痩せたのに、5か月パリでパン&マカロン(Pierre Hermesが徒歩2分だったので)を今しか食べれん!と食べまくったら・・・5キロ増えて、帰国して日本食食べてさらに1キロ増え・・・デブリンの道を辿っております。

ただ今、玄米食に戻してますが、パン好きはやめられませんね。(汗)
今日は残り15変奏曲編集です。今日終わればあっぱれ!
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# by kcembalo | 2012-01-28 12:35 | 日本/Japan
今日も寒い日が続いていますが、快晴ですね。
ボストンも、毎年11月~3月までマイナス15度まで下がる凍てつく寒さでしたが、快晴とチャールズ川が見える景色は、心が晴れ晴れとする感じで、よくボストンーパリで一緒だった友人と、マイルド(あまり寒くない)だけどグレーなパリのお天気 VS 恐ろしく寒いけど快晴のボストンとどちらがいい?

と究極も選択を話したことが何回かありました。

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日本は・・・その空間くらいで丁度良いでしょうか。

さて、もう10日ほど前になりますが親戚と一緒に温泉旅行へ行ってきました。

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熱海の海。寒い中サーファーが数十人居て、相当好きなんだろうな・・・と。

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お部屋に着くと、こんな素敵なお着物が迎えてくれます

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ゆっくりお茶を頂き、内風呂へ入りました

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檜のお風呂から日本庭園が見えます

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お正月らしい素晴らしいお夕食でした。

お品書きだけで、びろびろ~~っと長くて、達筆・・・
お恥ずかしいですが、中には読めない魚?も居て、みんなでクイズ状態になっていました・・・

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2段のお重を開けるとこんなに綺麗な器が!

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透明なのに素晴らしい深みのあるだしでした。果たして日本料理のシェフになるには何年かかるのだろう?
こんな味は絶対に出せない・・・と一口一口美味しく味わいながら頂きました。

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こんな新鮮なお刺身は久しぶりでした。

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手で描かれた素晴らしい器と漆器。芸術品ですね。

88歳の祖母の手術が成功した快気祝いということで左に上品なお赤飯が用意されています。
美味しいお料理に話が弾み、長唄を長年やっているおばあちゃんに歌って~とみんなで盛り上げると・・・

何を歌おうか?と考えている祖母に何と急に50年前の記憶?で父が急に”勧進帳”を歌い始め、母も私も初めて聞いて口が開いたまま。
おばあちゃんが暗記していなかったので二人で歌って楽しそうでした。
というか、どっから出てくるの?という感じ。

私は、全く記憶力がだめなのですが、父はどうしてか英語の文法、フランス語の発音、ドイツ語のダルムシュタットの方言・・・など数十年昔の記憶がそのままインプットされていて、ドラエモンのポケットみたいに出てくるみたいです。

ので、勧進帳も中学の頃におばあちゃんが練習していた謡回しなどそのままメロデイーとして入っていたようです。そして、人前で全然上がらないタイプ。私は、やっぱり舞台でも緊張しますが。

長所はなぜか受け継がず・・
他のほっぺ赤い(中学校のあだ名:アンパンマン&おかめ納豆手足、胴体、首短い!!・・・というどうでも良い部分ばかり似ているんですけど・・・
子供は遺伝内容を選べないんでしょうかね!?

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このお漬物とご飯だけでいいよね!と言ってしまったほど美味しかったバラエテイーに富んだお漬物の味。忘れられません。

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あまりに品数が多くて、しばらく”とど”の様に胃がパンパンでしたが・・・
やっぱりまたお風呂!

そして、朝風呂。誰もいなかったのでパチリ。
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露天風呂は新鮮な空気と共にポカポカと暖まれていいですね。
温泉に入るお猿さんの気分が分かるわ~~って!?

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目の前に広がるのはこんな雄大な景色で四季おりおり紅葉などで変化するそうです。
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【おまけ】
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こんな看板が・・・これを書いた方、なかなかジョークのセンスがある?
それとも本当にこういう内容なんでしょうか。
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さて、CDジャケットの文字はやっと昨日最終校訂をデザインしてくれているパリのKちゃんへ送りほっと一息。4-5時間ず~っと画面を見て、英語、フランス語、日本語の『点』の後の1文字のスペースがあるか、ないか、などなど。。。細かい作業を終えました。

やっと一息と思っていたら、

12月に1か月かかって聞いた350テイクから私の選んだテイクのゴルトベルク変奏曲の2回目の編集:Montageがパリから送られて来ました。

果たして一体?!聞くのが怖い様な、楽しみな様な・・・
ざっと聞いた所、繋ぎ合せたとは全く信じられなくスムースな部分もあれば、違うテイクに変わった時にテンポが明らかに微妙に早くになったり、繰り返しの静寂の『間』が早すぎたり、遅すぎたり。
多分、私も初めての作業で始めは分け分からなかったのであっちもこっちも・・・と選んだものなどは、凄い事になってます!(苦笑)

勉強になったのは、音楽編集=料理の様なもの

素材が良ければ良いに越したことはありませんが、今回素材はレオンハルトに変えれるわけでなく『他に素材ないの?』と聞いても、ない物はない・・・あるもので料理するしかないわけです。

同じ素材を料理するにも2人のシェフが居れば、野菜の切り方、色彩感、どの野菜を組み合わせるか、油をどれくらい入れるか事なり、勿論仕上がるお料理の味も異なるわけです。

そして、ぐちゃぐちゃと謎の煮込み過ぎたシチューの様に音楽をこねくり回しても良い事はない!
みたいです。(笑)自然の流れが一番ですね。

バロック=いびつな真珠 とは良く言ったものだなと思いましたが、すでに自然に存在する真珠のいびつさが美しいとした時代ですね。

あまりに完璧を求めても自然の流れに勝る物はないですね。ライブ感や呼吸感というのは、何にも変え難いものではないでしょうか。

最終的に音にどれくらいの人口の響きを足すか=最後の塩加減で全体の印象がガラッと変わる可能性もあります。

エンジニアが選んだテイクの①ヴァージョン私の選んだテイクの②ヴァージョンを聞き比べると・・・

ほぼ似通った場合はかなり迷います。そういう時はあまり差がないかも知れませんね。
それでも、できるだけ音楽の流れがより自然な方を選びます・・・

逆に ”1個のトリルが気になる。ちょっと遅いかな?”そしてもう1つ聞くと微妙に早く勢いがある。
などなど・・・

全てメモしてトータルでどちらが良いか・・・
ベースは①ヴァージョンだけどトリルは②ヴァージョンを使いたい。

または、明らかにアーテイキュレーションが②ヴァージョンの方が納得いく。

テンポが本当に髪の毛一本位の違いだけれどちょっと遅くなる・・・
多分、他人が聞いたら『どう~~~でもいいでしょ~~~~!』
という事かもしれませんが、そこまで突き詰めます。

12月は1変奏曲(2-4分)につきテイク選びに3-4時間かかったのに比べたら、4時間で8曲チェックできたので、8倍早いので今週末までに全て聞いてメモし、またパリのエンジニアに送り最終チェック。

それでも、散々自分で聞くだけ聞いたので、実際に編集してできあがった自分のヴァージョンとエンジニアのヴァージョンを聞き比べると、明らかに納得いく物と、やはり経験のなさからちぐはぐの物とあること。

ふと頭をよぎったのは、もしかしたらスタイリストさんが『こんなお洋服はあなたに合うと思いますよ』と言われて、自分でしっくり来なくても、周りの人が見たら『似合う』と言われるかもしれません。

自分の知らない可能性をエンジニアが引き出してくれるかもしれないということです。
または、客観視した判断の方が良いかも知れません。

でも勿論彼女の趣味も入るわけで、どこまで演奏家の趣味=主張が尊重されるかというバランスになりますね。

なので、今回はたった一人で納得いくまで聞いて全て決断しています。良い勉強ですね。

多分、家の設計や洋服であれば、全然提案された物で良いと思いますが、(自分の演奏)として、自分の名前で出る=やはり自分に責任があるので納得したものを残したいですね。

曽根麻矢子さんは2回録音していらっしゃいますが、1回目は全部自分で聞いて『死にそうになった~~!』と言っていました。

勿論、素材がレオンハルトだったら良いのですが、そればっかりは・・無理なことで。
ひっくり返っても、逆立ちしても自分は自分というのは、痛いほど身にしみていますね。

凡人だから、地道に亀さんの様に歩いて行くしかないですね。

明日は、4月に企画中のラファエル(チェロ)とのコンサート&マスタークラスの打ち合わせです。
ラファエルもパリでレッスンの合間に
『C`est suprt! trop Fort~~!』とIphoneからメールが来ていました。

コンサートの終わりにワインなども用意できたらお客様達もフランスの雰囲気を楽しめるのではないかと思います。フランスで沢山お世話になったので、一緒に企画できたら嬉しいです。全てGive and Takeですね。
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皆様こんばんは。
昨日は、東京で初雪が降り寒い日が続いていますが、パリの石畳や教会の石造りの底冷えする感じとまた違いますね。
日本は湿気た寒さ?家の中などは、セントラルヒーテイングなどに比べると寒いでしょうか?

私の家も知らぬ間に築25年の木造、隙間風がピューピュー入ってきますね。
3月の地震の時は、家がダンスしている様に揺れて、あのままもっと強くなったらサンドイッチの様に2階、1階とペシャンコになる危機感を初めて感じたので、今度またあったら、愛するチェンバロがありますが・・・逃げないと本当に大変そうです!

さて昨日は、大学卒業以来の再会!という旧友も含め過去にドイツ、ポーランドに留学していた同級生と会いました。

国それぞれ、またドイツ内でも治安の良いヴュルツブルク、フライブルク、リューベック等違うようですね。みんな帰国して9年、5年、3年経った・・・とそれぞれなのですが、演奏活動にピアノ生徒も50人毎週教えている超人的なMちゃんや、リサイタルが一昨日終わったばかりのYちゃんなど、とても良い刺激を受けました。

一体みんな帰国してどうやって活動し始めたの?と聞くと、4人に2人は帰国前に大学の非常勤講師に応募したり、ドイツ語の通訳を外国人の公開レッスンの為に必要でないかと問い合わせたり、動いていたという事です。

ピアノに比べてチェンバロの職というのは、20分の1という位少ないと思うので、自分で動いていくしかないですね。4月にコンサートを企画中ですが、2箇所何となく良い感じです。確定したらお知らせしますね。

【留学ポーランド編】
ポーランドに9年居たCちゃんは、1年経ってやっと何を言っているのか分かり、2年目から話し始め・・・と時間がかかったようですが、今ではロシア語も似ているので何となく理解できるそうです。

ポーランド語とは!想像もつきませんね。でも、面白いのが”日露戦争”で勝っているので、親日家が多いそうです。こういう事は住んでみないと分かりませんね。

笑ったのは、とにかく飲みたいので乾杯しまくる!ということで、
始めは【Yちゃんに乾杯!】その次に【誕生日が近い人に乾杯!】
そして【Yちゃんのご両親に乾杯!】行く末は【Yちゃんのおばあちゃんに乾杯!】という位・・・
みんなウォッカやビールを飲みまくるという・・・凄いですね。本場です!!

ドイツも物凄い大きなビールジョッキで3杯位普通で、ミュンヘンのSeptemberfestというビールのお祭りでは、知らない間に隣の人とみんな肩組んで歌って飲み明かすそうですが、テントの中で密封された中で飲みまくり、その後風邪が大流行になったこともあるとか!?


【韓国人ー日本人の友達】
私もボストンへ住み始めた1年目に韓国人の神学を勉強している友達ができ、それはそれは濃い家族の様な友達愛?!とでもいうような感じでしたが、韓国人の女の子同士の友情というのは、日本人の2倍以上濃いですね。それでも、その子がしばらく経ってから
【私の人生で日本人とこんなに仲良くなるとは夢にも思わなかった。】と。

私は全く意識していませんでしたが、今でこそ韓流が大流行で距離が近くなりましたが、韓国では小さいころから【日本軍がどんなにひどい事を韓国にしたか、忘れてはいけない】という教育方針で教科書にも色々書いてあるそうです。
でも、思い返しても小学校の教材に日本では【日本軍が韓国や中国に何をしたか】なんて全て省いてあり、何も知らないわけです。

そして、アメリカというお互いの自国を離れた環境で2人が会い意気投合したのですが、彼女からするとまるで想像もしていなかったそうです。その彼女は、熱心なクリスチャンで教会に勤めるのでは?と思いきや、ある日突然【アメリカに嫌気が刺した】と韓国に半年帰国。
何と戻ってきたら【私、女優になるの!】と目を輝かせている。
その時彼女は27歳位でかなりの遅いスタートだったのですが、今でも夢を追ってハリウッドに居ます。こんな極端な進路を歩んだ友達も他に例を見ませんが、L.Aに遊びに行ったら朝から【ブルゴーギ:牛肉&キムチ】を凄い勢いで食べていて圧倒されましたが、あそこまで行くとあっぱれ!という感じですね。アメリカで生きていくにはそんな感じが良いかもしれません。

アメリカとヨーロッパは実際に住んでみて、肌でも感じますが、アメリカはさっぱり、カラッとドライ。空気も乾いているし、人間付き合いもカラッとしているでしょうか。

それに比べてヨーロッパは、どこかしっとりしていて、自国の文化と歴史が既にあるので、その流れがある上で新しいものと融合していく。
でも、古い物も大切にしてい居る所は素晴らしいですね。

不思議とアメリカヨーロッパはすんなりと行けたのですが、今ヨーロッパを知ったうえで果たしてアメリカに住めるか?と聞かれたら結構???ですね。

何となくですが、その”しっとり感”というのは案外音楽には大事な気がします。
パリ、アムステルダム、ヴェネツィアでもその町の”空気”というのが何とも言えず漂っていますね。人間性、お天気、食文化、音楽、宗教も違う・・・

でも、同じ大陸に小さな国が密集して隣り合わせになっているというのは、どこか隣国から影響されながらも、自国のキャラクターを守ってきた・・・という面白い作用があるのではないでしょうか。

ベルギーは、今でもフラマン語、フランス語が公用語でブリュッセルの標識には2か国語で書いてありますが、フラマン語圏の地方とフランス語圏の地方がそれぞれ独立したいと今でも大変なようです。

スイスに初めて行ったときにも、朝ごはんの牛乳パックにイタリア語、フランス語、ドイツ語で同じ言葉が全部3か国語で書いてあるのにびっくり!
シリアルを食べながら、語学の勉強ができるじゃない~。と新鮮でしたね。

東京に戻ってくると、色々な意味でリセットされる感じですね。
アムステルダムパリに引っ越した時に、自転車生活に慣れてしまい、【村人感覚】になってしまった!とパリが大都会に感じましたが、1度東京に戻って来てパリへ戻ったら【なんだ、小さいじゃない】と思ったことがありました。
パリは山手線内の広さ、または世田谷区の面積と言われていますが、東京の方が遥かに大きいですね。

それでも、駅構内の人の波の中に居ても、身の危険を感じないでバックが開いたままでも誰も気にしない・・・というのは、パリの北駅と違うなと思います。

いつもパリの北駅等へ行くメトロの中では必ずジッパー式のきっちり閉じれるバック+肩にかかえて脇に挟み、じっとしているけど、警戒している感じ=自然な状態として生活していました。

思うと、かなり緊張した状態ですが、本能的に【ピピピピピ~~】とウルトラマンの信号でないですが、赤信号を感じるんですね。

ということで、本当は全然違う事を書こうと思っていましたが・・
外国談義になってしまいました。こういう話はつきませんね。

では、この辺で。
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皆様、こんばんは。

お昼にパリのKちゃんよりCDジャケット外・裏側、中の説明書(16ページ)の仮案が送られてきました。

日本のお昼パリの朝4時です!

毎晩、毎晩、パリー東京ーで夜な夜な2人で作業をし、あちらが寝ている間にこっちで編集・翻訳チェック、こちらが寝ている間にパリでデザインが着々と仕上げられている・・・

という1日を2倍に使った速度でこの4-5日急ピッチで進められています。

文字数をカット後、レイアウトに入れると逆に空白のスペースが空いて、あと3-7行が書けると分かり、今日は逆にカットした文章の中から再度追加したり、微調整中です。

CDの円盤にもルッカースチェンバロに描かれている猫ちゃんのモチーフが載せられています。
CDを掛けると猫がくるくる回る~わけです!

でも、この猫ちゃんは・・・267年前に金箔の上に描かれていますから、長寿ですね!

同じ文章を3か国語で書くというはとても良い勉強になりました。
今回一番びっくりしたのは、楽器説明を読んでいて、

”マリー・アントワネットが一時期所有していた”チェンバロだったということです。

損なこととは露知らず弾かせて頂きましたが、今から思うとぞくぞく~~しますね。

チェンバロは1632年の380歳ですから、勿論マリー・アントワネット【1755年11月2日 - 1793年10月16日】が生まれる100年以上も前から存在していたと思うと凄いですね。

ヨーロッパの魅力の1つはこの様な古い歴史的な楽器、建物や文化を今も保存し、使い続けている、今の生活の中に生き続けているということではないでしょうか。

このチェンバロを弾いた時には、今までの自分の【想像】【経験】を超越した、
【え?そんな音色があるの?】と生れて初めて聞く様な、まさに自分の小さな世界では知る由もない音の世界を見せられる時があり、今までの常識はあっさりと切り捨てられていく感じでしょうか。

楽器ほどの素晴らしい恩師はいませんね。本や誰かに言われるよりも何よりも、指と耳から直接体に伝わってくる感覚は本当に何にも代えがたく、オリジナルのチェンバロは全て人間と同じように弾いた感覚、音色、タッチも全て違うので面白いです。

私もまだまだ行っていない、見ていないコレクションは山の様にあると思いますが、今までできるだけ足を運ぶようにしてきました。

そんな楽器たちは眠っている玉手箱・・・という感じでしょうか。

どこまでこのルッカースの魅力がCDの音から感じられるかは別ですが、オリジナルチェンバロの素晴らしさは少しでも多くの人に知ってもらいたいですね。

ということで、8割終わりほっとしていますが、この後は春のコンサートのオーガナイズ、ホームページを作ったりしたいと思っています。
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今日1日かけて、やっと3つの文章の仏・英訳カット終えました。
現在、仏文、英文の翻訳チェックを友達にお願いし、無事に終われば取りあえずジャケット文章も9割完了でしょうか。

こうして考えると、題名の通り≪友達の輪≫に助けられて、どうにか成り立っている気がします。
本当に見ていて危なっかしい&かなり天然ボケなんでしょうか。
親切で良い友達に感謝ですわ・・・

そして、英文チェックに出した友達から1分後に返信。

”one thing jumped off
Bach's birth year... it is 1685 not 1675 !!”

Jumped Off!!イメージでは文字通り、椅子からジャンプして降りるくらいビックリ!みたいな?

Jump Off~=【飛ぶ】なので、文字通り私の友達は

 ”ぶっ飛んだよ!!”  と。

それもそのはず・・・
何と大変お恥ずかしいことにCDジャケットのバッハの生まれた年が間違っている~~~!!!勿論1685年でしょう!

ありえないけど実際にあった私のタイプミス。

勿論、バッハの生まれた年なんてキリスト生誕くらい?
音楽家の中では大事な年なのですが・・・

チェンバリスト失格ですね。

自分でも呆れてしょうがないですが到底OLさんなど会社務めはできないですね。

1日で首!

最終仕上げ前に気が付いたのがせめてもの救いですが・・・
私の脳みそは救われないかも・・・

【豆知識】
今日、音楽学のYさんに教えて頂いたのは、
英文の文章の " "を付ける場合で、文章の語尾が 、 や . がある場合は” ”の中に書く。

英語例: "Goldberg Variations,"

でも、仏文の場合は、先に ”  ”を閉じてから 、 や . を後で付けるのがオフィシャルな書き方なんだそうです。

仏語例: "Variations Goldberg",知りませんでした。

おやすみなさい。
Felice Suenos
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さて、やっとCDジャケットの文字編集も終わってきた?と思っていたら・・・

文字が多すぎなのでカットしなければならない!!と。

ミーティングも兼ねてパリ在住のお友達Kちゃんと電話でデザインについて色々とあれこれ話してたら、やっぱり文字数が多いと。

が~~ん。確かに、それは私のミスだったかも・・・

今更なのですがジャケットは16ページなので、文字数は大丈夫だろうと思っていたけれど、確かに3か国語なので3倍のスペースを取り、チェンバロの写真などを入れると実質の文字数はデザインをすっきり見せる為にやはり短い方がきれいにレイアウトもまとまります。

実は、以前にこのブログにコメントを頂いたことから知り合ったパリ在住でチェンバロ奏法やスタイルについて研究なさっている音楽学のYさんがいらっしゃり、10月頃録音前にカフェした時に、≪曲目解説を書いて頂けたら嬉しいのですが≫とお伺いした所、

【演奏者がどうしてゴルドベルクを選んだのかなど個人的なメッセージの方が興味を持つのでは?】

ということで、なるほどそうかも?

確かに今まで【どうしてチェンバロを弾いてるの?チェンバリストになったの?】と初めて会う人、10年来の友達からも聞かれ、その度に色々考えるのだけれど、まあ今からすると自然な流れというか楽器との出会いが大きいかと思います。

そんな思いを短いメッセージに書いたのですが、それも気がつけば長くなってしまい・・・

ということで、曲目解説は1度は止めたものの、やはり年末ごろに文章を書き始めデザインしてくれるKちゃんと話した時に、やっぱり音楽を知らない一般の人がCDを聞いた場合、どういう曲なのか知りたいと思う。

ということで、急遽≪曲目解説≫を載せることに。

しかし、ゴルトベルクのような名曲を書くというのは至難の業!どうでも良いことを書くなら書かない方が良いと。

同じく去年シューベルトを録音したパリ在住の親友も、シューベルトのソナタを書き出したら1冊書くか、書かないか。ということで、彼女はさっくり書かないことに。その代わりにメッセージを。

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今更書く余裕がない&年末はまだ音編集が終わってなくって煮詰まって居た為、全く心のゆとりがなく・・・4-5日もやもやと考えた末・・・

そうだ!パリのYさんにお願いしよう!

ということで、無理なのは承知でメールを書くと、クリスマス休み=フランスではお正月休みの様に家族が集う時期にも関わらず、一応書いてみます。ということで、何と2日後にはさっくりと【仮案】が送られてきて、ブラボー

これは、フランス人では絶対にありえない仕事の早さ。感謝一杯ですね。
そして、内容もYさん独自の味方で分析をしていて面白い。私も読んで発見したことがあり興味深い。

早速その文章を英訳。
その英訳をまたボストンの音楽学の友達へ添削をお願いする。戻ってきたころに仏訳もYさんから来る。すると和訳英訳したものと、和訳仏訳をしたものに誤差が。

ボストンの友人はフランス語もペラペラなので、Yさんの仏語原稿を送り、その横に英訳をペーストして比べて誤差のない様に仏語英語で再度添削を依頼。数日後に添削終了。

まるで、元の私が英訳した文章とは思えないくらいハイクラスの音楽学の英語でぎっしり。
それを、またパリのYさんへ送り、元の日本語仏訳とずれがないかチェック。

という具合に、この2週間くらいパリー東京ーボストンー東京ーパリとメールがびゅんびゅん飛んでおり、どうにか昨日全てチェック終了までいったのですが、

ここでカット~~!

さすがにYさんもびっくりしてお電話でお話しした方が早いということで、内容が高度で解説全体がつながりのあるように精妙に書かれている為カットは難しいかも?

デザインのKちゃんにもどうにかジャケット内の曲目を外だけにしてスペースを空けるか、チェンバロの写真をCDの円盤に載せて、その分ジャケットにスペースを空けられるか?

などなど提案。

日本の夜中=パリはまだ夕方ということで、お二人のコンタクトを紹介して、大変申し訳ないのですが文字数など2人で聞いた方が早いのでは?と連絡して、私は就寝。時差のお蔭でパリと東京でフルに24時間を活用して物事が進んでいます。これはありがたいですね。

朝起きるとメールが10通くらいパリから届いていて、Yさんは文章カットしてくれ、KちゃんもOkが出ましたということで、本日スタート。カットした日本語、仏文に従って英文もカット。そして、その他のメッセージ、プロフィール、楽器説明も大幅カット。どうにか1500字(2p)に収まりました。

偶然ですが、京都出身のYさんとKちゃんに感謝だな~と本当に思いました。
これで、誰か1人ぶち切れ型のフランス人が居たら、ぐっちゃくちゃ(!!)になっていてもおかしくない!

と想像するだけで怖い・・・ですが、本当にそういう点で日本語でテキパキと作業をしてくれているお二人に感謝ですわ。友達の助けと共にこの録音が1つ1つ形になっていることはとてもありがたいです。

そして3-4日音信不通だったエンジニアからも
【ネットのない環境に缶詰めでした。パリにわざわざ来なくても、ルセのCDも今編集中で(パリ在住のルセも忙しくいつも居ない為)メールでやりとりしているから、けいもメールでOk。来週から音編集始めます。】という内容。ほっと一息。本当に大丈夫かは編集後聞いてみないと分かりませんが!

やっと、チェンバロも練習できるかなという感じになりました。


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一昨日、日本大好きのフランス・ナントのコンセルヴァトワールに20年務めていたチェンバリストと会いましたが、彼女は何と不思議な日本文学好きが高じて【三島由紀夫&C.P.E Bach】という謎のタイトルのCDを発売。

練習ー録音ー編集ー発売まで1年かかったから、1か月かかるのは当然よ。全部自分で聞いたの?そりゃ~大変だわ。私は信頼するエンジニアにお任せして気になるところだけちょっと言って編集して貰う】と言っていました。

ただ今、彼女は3か月日本語留学中ということです。私は、半日美術館で浮世絵や日本美術を訳するので、久しぶりにず~っとフランス語を話して、脳みその裏まで相当に疲れましたが良かったです。

言葉は話していないとあっという間に忘れますね。

まだ、翻訳訂正は時間がかかりそうです。
1冊の本を出版する場合は、どれだけ訂正チェック、書き直し、レイアウトなど本になるまで時間がかかるのだろう?と思いました。大変なことですね。

それでは、しばしクープランでも弾こうかな。
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皆様こんばんは。
気がつけば、2時半前です・・・

昨日と同じく、今日も1日中バッハの編集内容をExlsファイルに打ち込み、無事に終わり、
パリのエンジニアへ送りました。

七夕の様にカラフルな色鉛筆で書かれた楽譜も44ページスキャンして、メールで送り楽譜とExlsファイルを照らし合わせれば1000km離れていてもきっと分かるはず・・・

と願うばかりです。

やっとこさっとこ

終わりました!!

いや~~本当に疲れましたね。
達成感というより疲労感の方が多いでしょうか。

実際、録音をした3日目の最終日、やはり夜中の1時過ぎに最後のアリアを弾いて、
エンジニアが

"C`est fini!"終わり!と言って隣の部屋から来てハグをされましたが、あまりの疲労と信じられない?!という朦朧とした状況で、

”やった~~~”
と喜ぶ元気もなく、

そのまま”へた~~~っ”と床に座り込むような感じでしたね。

今回の編集作業に1か月追われ、今日無事に終わりましたが、同じように
”へた~~っ”という感じです。

最も、まだ終わった分けでなく、やっと私から音と文章がパリへ飛んだので、
今度はデザインをしてくれる友達とエンジニアの手が作業開始し、実際にどの様な形になるかは
まだ1-2か月後になります。

それにしても、練習して録音するまでに1年以上の年月がかかっていますが、編集後の労力がこんなに大きいとは知らなかったです。

”フランスのおばあちゃん”と呼んでいる数十枚の録音をしているユゲット・ドレイフュスや、この間新しいCDを出したと思ったら、また出てる・・・という売れっ子のクリストフ・ルセも、

”そんなもんだよ”と分からないことを色々アドヴァイスしてくれて感謝しています。

また、日本を代表するチェンバリストの曽根麻矢子さんとも、パリで何度かお会いして気さくにお付き合いをさせて頂いていますが、日本で分からないこと、録音の際のアドヴァイスなど頂いたり、何しろこの大曲を2回も録音している点で、のけ反るくらい!尊敬してしまいます。

ということで、まだまだひよっ子の卵のたまご・・・という感じですが、
まるで自分の子供のような思い入れの強いCDになったことは確かです。

これは、時間とエネルギーがないと不可能なことなので、色々な人たちのお蔭で実現したことに
本当に感謝しています。

ちゃんちゃん!
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皆様こんばんは。
お正月休みも明けましたね。どんなお正月を過ごされたでしょうか。

バッハのテイク選びが1か月かかって終わり、今度はエンジニアに全ての詳細を書いた楽譜を丸ごとスキャンするか郵送して、Exlsファイルにまとめてメールで送る作業、2枚目のDupor全曲チェロソナタの編集チェックを終え、同時にバッハのジャケット文章(21ページ)の3か国語の翻訳チェックに追われております。ということで、只今3時半!

この間、同じ英語でもアメリカのBroken英語とBritishのきちんとした格式高い英語とは全然印象も違うし、発音や話し方でこちらの【教養】も特に初めて会った人は判断するよねと知人と話していました。

彼は、
イギリス人と話す時はBritishの発音で"Would you like to have a cup of tea?"N.Yでタクシーに乗る時は、思い切りBrokenの"Hey Ma~~n!What`s up?!"ミネソタ州のど田舎の発音、ドイツのど田舎の発音、イヴ・モンタンのフランス語の発音、インド人の英語の発音・・・と話し分けて遊んでいます。
ドラエモンのポケットの様に色々あると便利ですね。

これは、頭よりもどちらかというと耳が良く、パリやボストンに居る5か国語以上をペラペラと話してしまう友人達も普通にできることのようです。

例えば、
①ロシア人の英語=Rが強い、ツの発音が多い、
②フランス人の英語=Hが発音できないから、hungry(空腹)もAngry(怒ってる)もアングリーと同じ発音になってしまったり、イントネーションが全くフランス語のまま英語を話す
③イタリア人の英語=Rの発音が巻き舌
④アメリカ人のフランス語=Rが喉の抜くのでなく、全部英語のRrrrrになっていて、イントネーションも英語の様に抑揚が波の様にバウンスしてますね。

の真似などなど。面白いですよね。真似が上手い人ほど、本当にその言語が話せるので勿論発音が良いわけです。

でも、一番笑えないのは
⑤日本人のフランス語
これは、私も嫌というほど痛感していますが、カタカナ発音になると、まるで通じないことがあります。これは私にとってはジョークにはならないけど、フランス人にとってはジョークになるでしょうね。そう考えると、人をバカにしてはいけませんね。罰が当たりそうです!まあ、発音の癖ということにしましょうか。でも、癖を知ることで改善できるということは、確かですね。

発音&文法改善のためにフランス語レッスンも東京で早速始めることにしました。

余談ですが、この間TVの【徹子の部屋】で西田敏行が【与作】をフランス語風に歌ってみるという場面がありましたが、本当にフランス語に聞こえる!!あれにはかなり受けましたね。

あと、親戚のおばがパリへ来た際に全くフランス語を話さないのに友達に何でも良いから
【新聞くれ】って言えば大丈夫よ。と言われたそう。

しんぶんくれS`il vous plait(お願いします。pleaseの意味)
大笑いして、実際にオシャレなサン・ジェルマンのカフェでコーヒーを頼むときに、ギャルソンが来ておばに【un cafe(アン カフェ しんぶんくれ!)】って言ってみて。と。

挑戦したら、見事にコーヒーが来ましたね!
これは、日本語でも【お願いします】の【おねが】くらい聞けば大体意味が分かるのと同じだと思いますが、受けました。

また、同じラテン系の言語ではフランス語、イタリア語、スペイン語、南米のスペイン語(スペインと表現や発音も違うようです)、ポルトガル語などは、まるで東京、東北、関西のイントネーションの違いと同じような近さではないかと思います。

なので、いつもずるいな~と思います。
フランス人がイタリアへ行くと、なんちゃって語尾をイタリア語風にすると通じているような。

【情報】
Information(英・仏)Informazioni (伊)

【チーズ】
Fromage(仏)Formaggio(伊)

ということで、相変わらず話が脱線していますが、書こうと思ったのは同じ日本語の文章を英訳するにしても、日本語教育の英語とハーバード卒の格式高い英語の差!これは、当たり前ですが凄い違いです。

例えばこの文章です。

①原文:日本語日本に住んでいた幼少のころ、よく【バッハは本当に居たの?】と思うことがあった。

②仏語:Quand j`étais petite, au Japon, je me demandais : « Est-ce que Bach a vraiment existé ? »

③英語:私の翻訳=簡単な単語
When I was young living in Japan, I used to ask myself « Did Bach really exist ? «

④英語:ハーバード卒の英語Growing up studying Bach’s music on the piano in Japan in the twentieth century, I often used to wonder “Who was this ‘Bach’ who lived three hundred years ago in Germany?”

この④を見た時に、ぬお~~~っと思いましたね。
まさか【20世紀に】なんて入れるとわ思わなかったですね。
その後に17世紀のチェンバロが・・・と本文中に出てくるからそうしたのでしょうか。

というか、バッハがドイツ人だったことすら、私は子供の時は知らなく、どこそれ?状態だったと思いますが。

という感じで、1行1行翻訳も違うので面白いですが、さすがに仏語の小さな文章のニュアンスまで分からないので、とにかくネイテイブの人に聞くのが一番確かです。

ということで、そろそろ寝ます。それでは、今年も皆様にとって素晴らしい年になりますよに!
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明けましておめでとうございます!!皆様はどんな元旦をお過ごしでしょうか!?

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30日にやっとバッハの全てのテイク選びを終了し、大掃除&お節料理&CDジャケット文章を書いたりと缶詰め状態が続き、ど~っと疲れましたね。(年でしょうか?はい。竜年の年女です!!)

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さて、私は【初クリスマスケーキ】に続き、【初お節】に挑戦してみました!
お料理というよりも、レシピ通りやって果たしてきちんとできるのかな?と【実験のような!?】感覚でしたね~~。

伊達巻
昆布巻き&ささみ
筍&人参&鰹節がけ
蒟蒻のあんかけソース
キンカンの甘露煮
田作り&くるみ&ごま
うさぎの蒲鉾
ごぼうの胡麻和え
栗きんとん(市販品)
黒豆(市販品)
白菜漬物(市販品)

ショートケーキ(円形がくり抜き楕円形になってしまいましたが・・)

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今までお節を作る材料を買いに行くにも海外だと一苦労。おまけに日本の3倍くらい材料費がかかるので、それなら美味しいレストランへ行った方がいいじゃない?という感じなのと、海外ではクリスマスの方が豪華なDinnerでお祝いするので、お正月はどちらかというと友達とお祝いという雰囲気で厳かな感じではないですね。

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昨日は朝から晩まで8時間くらい気がついたらお節とバースデーケーキを作っておりました。
姪っ子が1月10日に3歳の誕生日を迎えるので、我が家では元旦の親戚の集まりの際にまとめてお祝い!みたいな・・・

カマボコは黒ゴマの目をつけて、ウサギです!色々な可愛いレシピがあるんですね。でも簡単でアイデア次第ですね。

ほとんどwww.cookpadという主婦レシピ(早い、簡単、美味しい!)で見ましたが、伊達巻も8個の卵を使ったり、結構思い切って作る量でしたが、あっという間になくなってしまいました。

それでも、途中何度か色々失敗!
綺麗に卵が焼きあがったのに、巻くときにレシピのどこかに書いてあったサランラップを挟んでしまい、【何であるの?】と思い取ったら、全部綺麗な焼き色もビロビロ~~と取れてしまったり(汗)

ねじり昆布を作ろうと写真通り切ったのに、短すぎてねじりを入れられない~~!どうやるの!?

昆布巻きの干ぴょうも12cmに切ると書いてあったので、先にちょきちょき切ったら、昆布が厚すぎて結べない~~煮ても固い~~=おばあちゃん食べれないよの一言・・・で再び元旦に昆布だしで沸騰させしばらく寝かしたり・・・

汗、汗、汗・・・(苦笑)
でも、何だか1日寝かすとどうにかなるみたいです。

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まあ、今回は実験というか経験で来年まともなお節ができれば良いかな?くらいに
思っていたのですが、案外どうにかなった?ような、なっていないような。

取りあえず、おばあちゃん親戚みんなもお腹を壊さずに(笑)無事に食べて頂き、
ぶーぶー文句を言われなかっただけでも良かったかな?と。

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3歳になるさくらちゃん:
今まで数回くらいしか会ってないので、謎のおばちゃん?状態では・・・と思っていましたが、少しは覚えてくれていたようです。子供の成長は本当に早いですね。

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ケーキも実はスポンジケーキの真ん中が上手く焼けずドロドロ...で焦りましたが、真ん中をくり抜いてちょっとまた焼き、クリームで隠してしまえば分らん!みたいな・・・

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実はこのミッキー&ミニーのお人形は、何と兄が3歳くらいの時のバースデーケーキに使われていた物で、35年物?
大掃除して出てきました!

兄はへ~~そうだったけな。と知らぬ間に世代交代ですね。

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どうぞ皆様にとって素晴らしい2012年になります様に!!
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# by kcembalo | 2012-01-02 00:43 | 日本/Japan
Merry Christmas!!

Joyeux Noel!!

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皆様はどんなクリスマスをお過ごしになりましたか?
去年の12月、パリでは大雪を含めて10回ほど雪が降り、心身ともに底冷えするような寒さでしたが、今年は東京でポカポカ青空の多い12月となりました。

さすがに12月始めにモミジの紅葉を見るとは思っていなくて驚きました。

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東京、新橋にある日仏文化協会汐留ホール前のフランス★トリコロールカラーツリー★携帯でピントずれていて失礼!


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フランス語を習っている方、文化に興味のある方などが集まりクリスマスパーテイーがありました。この機会に合わせて、汐留ホールで春にコンサートをできるか下見をしてきました。


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初クリスマスクッキーを作ってみました。アイシング?の分量を間違えて、どろどろと流れてしまい・・・失敗!
と思いきや、ちょっとオーブンでまた暖めてどうにか・・・(苦笑)

25日にはお呼ばれ先へ持っていくケーキに挑戦!

1作目のシフォンケーキは卵7個も使ったのに大失敗!
オーブンの中ではふんわり膨らんで”いい感じ~”と冷まして型から抜くと、何と穴ぼこだらけ!
風化した化石みたいになっていて、とても出ないけれど、クリームを塗る場所もない?

あきらめて家様に2作目。
牛乳パックを切って型にするという主婦レシピを参考にしましたが、普通に膨らみほっと胸をなでおろし・・・でも、2人用・・・

しか~~し!肝心の6人分のケーキがまだ!
ということで、気を取り直して作ったのがこの3作目。(汗)

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実は初めて焼いてみましたが・・・

ご覧頂ければ分かるとおり、装飾は・・・センスなし。ある物載せただけ?みたいな。
ということで、クッキーを載せたり、サンタさんはお菓子屋の材料屋さんで買ってきましたが、
従妹宅では、【何か個性的なケーキ~~~!】

それは、褒められているのか、微妙な表現!(笑)
取りあえず、みんなで美味しいと食べて頂き感謝!食中毒にもなりませんでした・・・

元旦にも姪っ子の誕生日ケーキを焼く予定ですが、失敗を生かして1回でできれば良いですが。
【食】のことばかり書いておりますが・・・

この3週間帰国してから、ず~~~っと録音の編集を聞き続け、やっと32曲終わり、2曲になりました!明日終わったら万歳三唱をしたいくらいです。

【練習~録音】までの労力と同じかそれ以上に【編集】にも時間がかかることを初めて知りました。

ここまで真剣に1音1音を何百回も聞くことはないので、自分の欠点などがよく分かり、チェンバロを弾いて今までは気にならなかった、無意識にしていたミスや指の都合で(!!)している癖などに敏感になり、知らない間に勉強になったようです。

3日の録音で撮ったテイクは全部で350回。
最低1個3回くらいは聞いている=1000回以上合計で聞いていることになります。

今更考えてみて、それはどうりで時間がかかる。
1日2-3曲できれば良い方。1つの変奏曲は大体2-4分ですが、その編集を決めるのに書く2-3時間かかるペース。

1曲につき10個-15個くらいのテイクがあり、ざっと1回聞き、事細かにミス、良い場所、使えない場所をメモしていきます。

これは、やっていくうちに慣れましたが、始めはどうして良いのか全く謎でしたね。
2-3週間聞くものの、どっから手を付けて良いのか分かりませんでした。
その内に聴音の様に瞬間的にパパッとキャッチしてメモして、記憶し、他のテイクと比べる・・・

といってもあまりにあり過ぎて分からなくなり、ぐるぐると頭の中を巡ったり、トランプゲームの【神経衰弱】【ジグソーパズル】を組み合わせたような感じでさすがに6時間ー12時間ぶっ通しでやると疲れましたね。

しかし、それもいよいよあと2つで終わり!
楽譜は色鉛筆でカラフルに各テイクによって色分けしていますが、この楽譜をまるまる1冊パリのエンジニアに送り、1月に私の選んだテイクで編集して貰います。
エンジニアの選んだテイクの編集は聞きましたが、やはり納得いかない部分もあり、しょうがない!やっぱり全部聞こう!となりました。

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こちらは、従妹のお宅のキュートなツリー&オランダ名物ワッフルを紅茶にのせて食べる所。こうすると、湯気で暖かくなり中のシロップがとろーり解けて美味しいです!

果たしてどんなできになるのか?楽しやら心配やら・・・

編集後、初めて高音&低音のバランス響きを付け加えるかどうか、各変奏曲の数秒の【間】を決めています。この【間=silence】が32曲をどのように繋ぎ、まとめるか、かなり重要なポイントになります。

エンジニアは忙しい音楽家とメールとスカイプで編集について話し合い、仕上げるのに慣れているようですが、勿論理想は一緒の部屋で同じスピーカーで聞き、詳細を全て一緒に決めていくことですね。
果たして東京ーパリでどこまでやれるか分かりませんが、1-2月の最終仕上げにどうしても必要な場合は、飛行機を変更して数日パリに行かないといけないかも?というのも最終オプションでありますが、3月末に3週間コンサートとCD発売の為に行くので、極力日本に居たいですね。

明日は郵便局の最終日なので、残り2曲をどうにか終わらせ楽譜を送り!
CDジャケットに載せる4つの文章の3か国語の翻訳も終わらせなくては!

今年も残り2日となりましたが、皆様もどうぞ素敵な年末をお過ごしください。

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# by kcembalo | 2011-12-29 23:48 | 日本/Japan
皆様こんばんは。
今日は、すかっとした快晴!と思いきや本格的な寒さになりました。

それでも、ヨーロッパの石造りの心身ともに底冷えする朝霧の中の寒さからすると、まだ【耐えられる】寒さではないかと思います。


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さて、熱海の海を見て思い出した・・・
南仏ニースから車で30分くらいの場所にある、岸壁に建てられた中世の町Eze(エズ)をご紹介したいと思います。

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一生に1度は行ってみたい!!と願っていた地中海の絶景の見える素敵な街です。
思いがけずフランスとイタリアの国境のMentonモントン近くに住む親しくさせて頂いている方を訪ねた際に、ドライブで連れてって頂き忘れられない思い出となりました。

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こんな素敵な風景を見てカフェやアぺリティフを頂けます。

フランスの高級シャトーホテルはRelais Chateauという系列でランク付けされていますが、このホテルもその1つのChateau de la chevre d`or(金色の山羊のシャトー)です。

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リンクはこちらよりどうぞ。ホテルに泊まって居なくてもランチやカフェだけに立ち寄ることができます。


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まだ知らない方、もうご存知の方、もう行かれた方、是非機会があればお勧めスポットです。

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エメラルドグリーンの地中海を眼下に★付きミシュランのレストランのあるホテルがあります。

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このホテルは有名のようですが、パリ市内のホテルに比べたらリーズナブルで、お部屋も大きくてゴージャスというより、可愛らしい中世のおとぎの町に迷い込んだような・・・そんな時間を過ごせる魅力があるかもしれません。

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Ezeの地図です。中世の都市Cite Medievalと書かれていますね。

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南仏のハーブや香辛料も青空市場の様に売っていました。そんな気楽さがいいですね。

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一時の夢心地を味わい、車で移動中に先ほど居たEzeの町が【天空の城ラピュタ】の映画みたいに見えました。

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Villefranche sur Merという街にエズから車で30分くらいで到着し、16世紀のチャペルをジャン・コクトーが内装のフレスコ画を描いたことで有名なChapelle Saint-Pierreへ立ち寄りました。

パリ・オランジュリー美術館の360度モネの【睡蓮】で囲まれるように、チャペルなど天井からコクトーの世界に包まれるようでとても素敵でした。

ニース近辺には、その他ピカソ、マティス、セザンヌ等のアトリエ・住居等がそのまま美術館になっている場所があり、ドライブをしながら訪れるのは最高ですね。

なるほど画家たちが【光】を求めて南下し、豊かな自然と海を描くために地中海にたどり着いたのはうなずけますね。
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皆様こんにちは。快晴続きですね。
さすがに裏庭のモミジは散ってしまいましたが12月にモミジの紅葉を見たのは初めてな気がします。

昨日は、久しぶりに熱海へ温泉へ行ってきました。
東京から車で1時間半もすれば、目の前に海が広がり、南仏のニースやカンヌの日本ヴァージョンに居る様な?!でも、【ひもの】とか【みかん】の直売店を見るとやっぱり日本だな~なんて。当たり前ですが。

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初めてMOA美術館へ行ってきました。
東洋美術が充実していて、鎌倉時代、平安時代、また中国の唐時代の古い仏像なども多く所蔵してあり、国宝の尾形光琳の作品などもあり、堪能できました。

ビックリしたのは、美術館の入り口へたどり着くまで、永遠とモダンなエスカレーターを10分間くらいずっと登って行くのですが、東京駅やロンドンの地下鉄にも勝る長大!その分眺める景色は絶景です。

階段は全部御影石の贅沢な造りで、天井はモダンなアートでスターウォーズの映画の中に居る様な?感じでした。どれだけの費用を注ぎ込んだのか?と思うほどでしたね。

館内もとてもきれいで贅沢なスペースで、思いがけずモネの【睡蓮とポプラの木】の連作、貴重なレンブラント23歳の自画像もありました。熱海へ行かれる方には是非お勧めスポットです。

その後、近くのオーシャンヴューが見えるホテルへ戻り(海岸沿いはほとんどそうみたいです)、ゆったりと食事をして展望露天風呂というのに4-5回入ったでしょうか。
お蔭でお肌つるつるになりました!エステに行くより1泊温泉に来た方がいいのでは?なんて思いましたね。

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翌朝は海から【目玉焼きのように】上がってくるオレンジ色の朝日を見ながら、露天風呂にゆっくりと浸かり堪能しました。やっぱり日本人は温泉ですよね!眼下に広がる海というのはいいですね~~。

そして、すぐに家に帰れるのが嬉しいですね。
こんなに近くて1泊息抜きできて、肩こりも首も随分楽になりました。


ということで、録音の編集を続けていますが、一番ベストなテイクを選ぶのに、ず~~っと聞いて、細かいアーテイキュレーションが気になる部分を全部のテイクを書き、メモして、選び、ジグソーパズルの様に組み合わせを決めるのに1変奏曲【2-4分の曲)につき2時間くらいかかってますね。

相当に遅いと思いますが、自分の演奏を理解し長所と短所を見極めて客観的に聞くというのは、とても良い勉強です。

ここまで過去に自分の演奏を重箱の隅をつつく様に細かく厳しく聞いたことはないですね。
やっと3分の1終わりましたが、年内(あと2週間!)でどうにか32曲分編集部分を決めて、パリのエンジニアに私の希望を伝えて編集しなおして貰います。

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同時進行でCDジャケットの内容も書いて翻訳していますが、当初書かない予定だった【曲目解説】もやはり書いた方が良いかな?と仕事増えてます・・・
翻訳は一体どうするのじゃ?

大変ですが残るものなので、大事に仕上げていきたいと思います。
その他ポートレートの写真、チェンバロの写真もスイスの博物館、パリの写真家からやっと届き、写真の編集もできる段階になりました。

ということで、1枚のCDができるまで色々な工程があるんですね。
CD会社専属の方にデザイン、文章、翻訳をお願いすることも勿論できたのですが、知らない人に勝手に作られるより、パリ在住のアーテイストでいつもちらしのデザインをお願いしている友人にお願いすることにしました。
一緒にあれこれ話しながら作る方が絶対的に信頼できるのと、安心してお任せできるので手間はかかりますが、【手創り派】にしました。

ということで、どうなるでしょうか。
3月のリリースの為に12月に文章・テイクを決め、1-2月に音の最終的な編集、ジャケットデザインをして1000枚刷る予定です。4月末には日本でもコンサートをしたいと企画中です。

最終的な音の編集、音質などはベストはエンジニアと同じ部屋とスピーカーで聞くことですが、その為だけに数日パリへまた飛ばないといけないかは様子を見て、出来る限り東京でやろうと思っています。

それでは、またヘッドホンの世界へ・・・
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# by kcembalo | 2011-12-16 13:16 | 日本/Japan
今日も快晴の東京です。何と気持ちの良いお天気でしょうか!
ビックリマークを付けたくなりますね。
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この間初めて行った新宿御苑

さて、年末で皆様もおお忙しなのではないでしょうか。

相変わらず、パリとはメールで色々なやり取りをしていますが、友人から今朝メールを見て
危機感を感じてしまいました。

その内容は、

”けい、もうフランス語忘れちゃったの?”

が~~~~~ん。
ひゅるひゅるひゅる~~~~と自信がなくなりますね。(笑)

よ~~く見たら、すごいお馬鹿な間違えをしていました。

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一応フランス語のメールは特に間違いが自分でビックリするくらい多いので2回読み直しますが、それでも間違えていることはしょっちゅう。。。

悲しいが現実、それが今の私の語学力なので、親切な指摘してくれる友達に聞いて覚えるようにしています。

が、

記憶力も遥かに衰えた気が・・・悲しいですね。
女性、男性名詞はいつも同じ単語ばかり引いている気がします。覚えないんですね。

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そして、活用形も。もう1度壁に貼ったりして努力しないといけませんね。
さて、題名を”危険なカタカナ”としたのは、その間違っているメールを読み返してみると、
要するに頭の中がすでに「カタカナで考えている?」
ということで。

なぜか、日本に帰ってくると・・・と日本のせいにしてはいけませんが、
英語の【THE】のTHの音や【RとL】、【VとB】の発音の差を日常で耳にしない、口にしない、おまけに頭の中で鳴る音は段々

「カタカナ」になっていっている気がします。

フランス語の鼻母音の【en】や【on】も全く聞かない、話さないですね。

というのも、昨日間違えた「秋」フランス語でAutomne,英語でautume.
何とatomne と書いてました。これだと「アトム」みたいですね。まだOtomneと書くのも分かりますが、さすがに始めの文字はaというのは覚えているにせよ、スペルミスとは言えないほどの重症?

日本語で au=オの発音という発送はないですが、

英語、フランス語のレストランは【Restaurant】 の同じスペルで、レストのト=auですね。
多くの英語ももともとフランス語からきている物が多い時もあるので、フランス語のスぺルと同じ時もありますが、

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例えば

住所は、英語address,フランス語adresse
【動】オーガナイズ、英語organize, フランス語 organise
「ズ」が英語はZですが、フランス語はSです。

でも名詞の Organisation になると、英語もフランス語も一緒ですが発音は
英:オーガニゼーション、仏:オルガニザシオン

フランス語ののtiの発音は、カタカナの【シ】は、シイとスイの間?みたいな。
カタカナの発音よりも、もっとデリケートな発音なので、【シ】とそのままカタカナの様に発音するとちょっとダサっぽくなります。

録音のテイクを聞いていますが、録音中にエンジニアとのやりとりで私が話している声が少し入ってますが、

ca va? の ヴァは口びるを噛まないといけないのに、全くもってカタカナ発音の【サバ?】としか聞こえません。

おまけに、OUiのウィも本当は口を尖らせてでは唇をかなり横まで広げてィの発音になるのですが、
全くやる気なしの【ウイーウイー】とこれまたカタカナ発音。

まあ、そんな発音を気にしていられる状況でないにしても、日本人が話しているとすぐに分かる発音。
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昔、パリで家さがしをしている時に20人以上の大家さんに直接電話をかけましたが、返事が来たのはそのうち3-4件。というのも、発音ですぐに外国人と分かってしまい、お年寄りの大家さんの場合は、日本人のイメージは全くよく分からない=怪しい外国人扱いされるので、返事すら帰ってこないわけです。

私たちも、日本語を話せる外人の方と話すと、アメリカ人みたいにスイングしている話し方や【ら】が【Rrrrrrrr】に巻かれていると、無意識にまだ日本語あまり話せないのかなという印象を受けたりしますが、発音の良さというのは自分が思っている以上に相手に影響を及ぼすかもしれませんね。

ということで、すっかり反省モード。
早速、発音専門のフランス語の学校へ1月~行こうと思います。絵に描いた餅にならなければよいですが・・・
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皆様こんにちは。
帰国して1週間たち、時差もようやく戻りました。
もともと、時差治しに5日くらいかかるので遅いですね。

戻ってきて何だか心も落ち着き始めている気がします。
時間の流れ、感覚がやはりパリに居る時と違いますね。不思議です。

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お風呂&勝手口から見える隣の植木屋さんのもみじ。自分の庭でないのに自然が見えるというのは貴重&嬉しいですね。

何とも説明できないのですが、

自分の国にいるという安心感。
家族や友達がすぐ身近にいる。
ほぼ毎日見える青空。
12月と思えない暖かさ。
    などでしょうか。

さすがにモミジの紅葉をシャンゼリゼのクリスマスイリュミネーションを見た後に見えるとは思いませんでした。冬ー秋に戻って得した気分です。

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お天気が精神に及ぼす影響というのは、秋冬ヨーロッパに居ると日照時間が10-4時くらいで短く本当に滅入る&凍える寒さで家に籠りたくなり、初めて日本の冬はいいな~と気が付きました。

ボストンも北海道と緯度がほぼ同じなのでマイナス15度まで下がり、肌を刺すような寒さですが、すかっとBlue skyが広がっていると心は晴れ晴れしますね。

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さて、東京リハビリ中というタイトルですが、本当にそんな感じです。

渋谷や新宿へ行くと改めて人の多さにビックリ。
パリの北駅などでも歩いている人は3分の1くらいではないでしょうか。
東京の方が密=人の波に乗れないと困るのですが、渋谷で乗れなくてウロウロ無意味に歩いている自分が居て、これって?乗れてないってこと?みたいな。が~ん。(苦笑)皆さん無意識だと思いますが。

パリの北駅では、人の波に乗るというよりも【スリ&怪しい人に注意!!】というアラームがピコピコ全身に走り、その理由で足早になるという感じで意識する部分が全く違いますね。
人種が入り混じって自分を守らないといけない本能が自然に【ON】になるので、その分緊張して生活していると思います。そういう緊張は日本では勿論OFFになれる部分は本当に楽です。

やっぱり自分の国だから全くそういうことは意識しないですね。

それにしても何て日本は便利なのでしょうか。
隅々までの細やかな配慮が公共施設や駅、お店など全てに行き届いているのはさすが同じ細やかな感性を持った日本人が提案、発案する視点だからだなと思います。

唯一アメリカやN.Yは東京より時間の流れが速くてみんな急いで、まさにTime is moneyの感覚で走り回っているようですが、大学都市のボストンはもっとマイペースでハーバードやMITの学生も気ままにTシャツ&短パンで夏は日向ぼっこをしたながら大量の読書をしたり、ラフでいいですね。

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パリでも勿論みんなお天気が良いと日向ぼっこ&日焼けを海辺の様にビキニでする人たちも夏はよく見かけますが、やはり冬季の日照時間の短さから本能的に【太陽だ~~】と思いっきり浴びたくなるようです。
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さて、CDのジャケット文章の翻訳は進んでいるかというと、ぼちぼちですね。
時差の時に朝4時から起きて日本語を変更ー英語ー仏語と数時間かけて書き、友人にチェックをメールでお願いしてますが、思っていたより大仕事です。

日本語は勿論自分でチェックをできるので簡単ですが、一番デリケートなのはフランス語。

文法的に合っていても、もう1人のフランス人の友人にちょっと見て貰ったら、それは現実的な書き方。もうちょっと綺麗な書き方があるよと。

う~ん。

ということで、どうにか今週中に文章は書きあげないとデザインしてくれるパリの友人が待っているので送らなくては・・・

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昨日は、上野学園のシリーズ、曽根麻矢子さんのクープラン全曲コンサートへ行ってきました。
2年くらい前にフランスで出会ってからパリへいらっしゃる際などにお会いしたり、チェンバロのこと、録音など、私のまだ経験していないことなどを、ベテランの麻矢子さんよりアドヴァイスを頂いてますが、日本でチェンバロを勉強していない私にとってとても貴重な方です。

1週間前に偶然同じ日にパリから帰国し、その1週間後には圧倒的な集中力で観客を魅了し、本当にパリの雰囲気を感じるコンサートで素晴らしかったです。勿論チェンバリストとして多くの人が魅かれている思いますが、実際に人間性を知ってさらに親しみやすい方というのはいいですね。色々な意味で尊敬しているチェンバリストです。

パリで滞在が重なっているとカフェやショッピング、素敵なムッシューのお宅の素晴らしいチェンバロで弾いたりして、いつでもどこでも暗譜で何でも弾けちゃう!というレパートリーの多さ、百戦錬磨の経験と自信から出る全く鼻にかけない自然体というのは、目を見張るばかりです。

ということで、今日はじっくり録音のテイクを聞きます。
それでは・・・
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# by kcembalo | 2011-12-12 09:32 | 日本/Japan