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皆様、こんばんは。
今月は、新たにピアノ&チェンバロ教室【Kay Music Academy】を東京の久我山と恵比須で開講予定で、その準備やWebサイト作りをしております。

今までの私の経験を生かした【日本とヨーロッパのメソッドを融合して楽しく音楽を学べるお教室に・・・】

と、デザイナーの方とコンセプトや具体的なプログラムや教材を少しずつ練り、ほぼ完成に近ずいております。

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【レッスン内容】

ピアノ:初級~上級コース

チェンバロ:初級~上級コース

ピアニストの方のチェンバロコース

子供~大人の英語&フランス語のピアノ&チェンバロコース

コンクールや入試のための集中コース

留学前の英語、フランス語でレッスン、リハーサルやコンサートを現地でする際のフレーズ等も必要に応じて学べるコース

Jazzを英語で、シャンソンをフランス語で学ぶコース

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気が付いてみると、音楽を始めて30年チェンバロを始めて14年、ピアノの個人レッスンを始めて17年という月日が経ち、この間に、日本、アメリカ、オランダ、フランスで【音楽】を通じて多くの貴重な経験をさせて頂きました。

音楽のお蔭で、言葉が通じないフランスの田舎やイタリアでも、演奏後にはみんな笑顔で【やあ、やあ】と和気藹々に話しかけ、お友達になれるのです。そして、みんなが笑顔で楽しめる、それが何よりも【音楽】の魅力ではないでしょうか。

また【音】1つ、コンサート一回で、その音楽家が生きてきた人生観、性格、精神的深さ、何を音に求めているのか、もっと深いレベルでの共感ができるのも、音楽が愛されている理由だと思います。

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大変幸運な事に、各国で出会い、ご教授頂いた世界でも屈指の音楽家共演してきた音楽家実際に数多くのコンサートで体験してきたことなどが、少しでもこれから世界へ羽ばたく音楽家や音楽好きな方達に何かお役にたつのであれば、お伝えさせて頂きたいと思います。

また、チェンバロをより多くの方に知って頂けるために、チェンバロの歴史やレパートリーとその当時の絵画や文化と共に理解を深める講座など、チェンバロを弾く方だけでなく興味のある方に、新しい発見の場として、広げていきたいと思っております。

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また、音楽教室のWebサイトが完成しましたら、こちらのブログよりお知らせをさせて頂きます。
どうぞ宜しくお願いします。

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6月の今頃になると、パリではあちこちで大輪のバラや野ばらが満開になり、良い香りを運んでくれます。
東京では、4-5月くらいでしたね。今やはり、国によってお花の見ごろも違うのでしょうか。

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昨日は、アムステルダム音楽院で一緒に卒業した、イタリア在住の渡邊 孝さんのゴルトベルク変奏曲のコンサートへ行ってきました。彼のCDも今月出て、7月号の【レコード芸術】で見事、特選に選ばれました。

やはり、ゴルトベルク変奏曲はみんな一人一人深い思い入れや解釈があり、エベレスト山の様な大曲なので、みんなそれぞれのヴァージョンや装飾音などアイディアがあり、とても聞いていて勉強になり、そして楽しかったです。

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渡邊さんのCDはこちらよりどうぞ。
もう一人の音楽教室ー高校ーオランダ留学時代から一緒のフォルテピアニスト、平井千絵さんの【Mozart】のCDも特選に選ばれたそうです。

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平井千絵さんのCDはこちらよりどうぞ。
本当にみんながそれぞれの方向で、音楽に向き合い、音楽がより多くの方達に聞いて頂くというのは、素晴らしい喜びですね。

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昨日は、初台にあるOpera City【近江楽堂】で渡邊君のコンサートへ行くと、入口で昔、大学時代にフォルテピアノを習った渡邊 順生先生にお会いしました。

久しぶりの再会と共に、ゴルトベルク変奏曲のスペシャリストである、渡邊先生と色々なお話をしながら、コンサートを聞き、その後楽屋でダブル渡邊&私=ゴルトベルク弾きトリオ!?

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渡邊君とお互いのCDを交換に持って記念にパチリ。

ゴルトベルク変奏曲を演奏するプレッシャー、集中力と終わった後の疲労感は、経験した人でないと分かち合えない物があり、昨日は、コンサートを終えた渡邊君&渡邊先生と録音にまつわる色々なエピソードなど、共感しながらお話しできて、とても楽しかったです。

去年の秋に私が録音直前に、生まれて初めて、原因不明の全身、蕁麻疹に襲われ、何だか分からずにパリの救急病院へ行ったりした結果→単にバッハのプレッシャーだったと後で判明!

という時期に、渡邊君はバッハの録音を日本で無事に終えて、パリへ来たときに、二人で【バッハはね~~。はまるよね~。】と励まされ、その後録音に行きました。

そんな分けで、渡邊君には色々と助けられ、晴れてお互いのCDが無事にリリースされ、2枚とも特選に選んで頂けました。【6月と7月とリリースの時期がずれてたので、重ならなくて良かったよね!!】

と喜び合いました。

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パリへ初めて行ったのは大学3年生の時。
初めてバイトをして、貯めたお金を全部はたいて、なぜか【フランス】へ行ってみたいと思ったのです。

その頃のフランスのイメージといったら、
1.Bonjour(しか知らず、まだ動詞の活用を覚えている頃)
2.フランスパン
3.国旗のトリコロール(赤、白、青)

そして、ゴッホの絵が大好きだから、彼の生きた南仏へ行きたい!

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ひっそりとした朝霧の中のノートルダム寺院。パリの発祥の地、サン・ルイ島とシテ島


そんな思いで初めてパリへ行き、セーヌ川からの風景を見た時に、
あまりに美しくて、誰かに話しかけたくなるほど・・・

その時、感動しながら「まるでモネの描いた絵みたい」

でも見ているうちに、まずセーヌがあって、それをモネ達の印象派の画家が描いたというのに気が付き、
こんなに綺麗ならみんな描くよな~~としばし浸っていました。

その後、アメリカーオランダを経て、まさかその時佇んでいたノートルダム寺院の横にその9年後に住むとは、思いもよりませんでした。

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人生は不思議ですね。
始めからパリに魅かれ、魅かれ続けていたのに、全くコンタクトがなく、結局アメリカへ行き、そしてパリへ行きたい気持ちは山々だったのに、相変わらず縁がなく・・・
その間約10年毎年、何かと理由を付けてはパリへ行っていました。

そんな、恋い焦がれたパリに、結果的に6年間住み、「バラ色」のイメージから、住んでみたら厳しい現実で、まるで半年続く「グレーの空」の様な印象。

パリに憧れてフランス語も分からないまま留学する日本人が陥る【パリ症候群】という、うつ病の様なものがあるそうです。
海外に住む日本人で一番うつ病が多いのが何とパリ!と前にデータを見てビックリしながらも、納得しました。

あまりに強い憧れと、実際に住んでみたギャップの違いや、自分の言葉がほとんど通じない。憧れのパリジェンヌと比べれると、自分はどうひっくり返ってもああなれない・・・

私自身3か国に住んで、パリほど外から見たイメージと、実際に住んだ時のイメージが異なる都市もないのではないか?と思います。

始めの2年間は、【空気の”じ~~”っという音が聞こえるほど】何も起きませんでした。
人も知らなければ、仕事もない!

ないないだらけ。

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それが、ガッタン、ゴットン・・・と動き出すまで2年が経ち、その後は恩師のユゲットおばあちゃん(83歳)やルセ、ラファエルなど多くの素晴らしい音楽家との出会い、演奏、交流の中で【演奏している時以外に吸収するもの】を知らぬ間に学ばさせて貰った気がします。

そんな素敵な出会いのお蔭で、今パリは【グレー】から、再び【グレーがかったローズ】のような、イメージでしょうか。

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どこでもそうですが、友達や心を開いて話せる人が1人居るだけで、その街は特別になります。
そして、久しぶりに会って話し、全く違う住んでいる場のニュースや、美味しいレストラン、コンサートなど話すのは、とても楽しいですね。

去年、本帰国してから、パリへは4月へ行き、また来月行きますが、今では【愛しかった恋人】に会いに行くような気分です。

過ぎた時間の思い出をとても貴重に思え、それでいて、今の自分とパリの関係は、とても良い距離の様な気がします。
やはり、インスピレーションを貰う意味では、かけがえのない場所です。

そこらじゅうに、面白そうな展覧会やコンサートが毎日の様にやっており、目移りするほどです。
そして、やはり美術館のコレクション等は、かなわない!

あれも、これも!
という程、子供のころからどこかで見た名画が一杯です。または、絶対にパリでしか見たことのないデッサンや、特集なども大変興味深いですね。

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アメリカのボストンでお世話になったチェンバロの先生がパリに遊びに来たときに、お散歩をしながらメトロに乗る為にバスへ乗ったら、ちょうどセーヌ川を越えて、ルーブル美術館を通るコースでした。

突如として不意に現れた【ルーヴル美術館のピラミッド】におお!!と驚嘆し、慌ててカメラを出していました。
博学なピーターでも、本の中で読んでいたヴェルサイユ宮殿やルイ王朝時代の建造物が現れたら、やっぱりびっくりするんだな~と見ていて面白かったです。

ルーヴル美術館の建物になっている昔の王宮と現代建築のピラミッドの融合した姿はとても斬新ですね。あそこに使われているライトアップのLEDライトは日本製だと帰ってきてCMで知り、日本とのつながりがそんな所にあるのに嬉しくなりました

ピーターは、ボストンではBachの様に知らない人は居ないという位、オルガンークラヴィコードーチェンバローフォルテピアノと何でも弾けて、何でもにこにこと"Yes"と引き受け、みんながハッピーになるようなプログラムと説得力のあるレッスンで、ボストン大学の古楽器科の主任として有名ですが、ヨーロッパでは勉強していないんですね。

でも、彼のオフィスの音楽スタイルに関する本の棚はびっしりで、どんな質問をしても的確で明確な返事が返ってきて、私のチェンバロの基礎5年間は彼に学びました。今でも心から尊敬している音楽家であり、恩師です。

ただ、今ふと気が付いたのはパリの恩師であるユゲットやルセ(ルセもユゲット弟子)の家には、300年前のオリジナルのチェンバロや、絵画、アンティーク家具があり、蚤の市で見つけたという18世紀当時に出版された楽譜等に囲まれた部屋の中で生活をしていて、【本の中】だけでなく、実際に17-18世紀の歴史を身近に手に取って感じれる空間で音楽をしているということでしょうか。

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初めてユゲットおばあちゃんに会った夏の講習会。チェコ、ポーランド、ブラジル、フランス、ロシア、そして日本の6人が集まり、毎朝起きて300年前の名器へムシュで練習&レッスンを受けれるという夢のような10日間でした。

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だから、チェンバロの17-18世紀の時代と今も繋がった空間の中で音楽をできるので、自然に感じるのですね、その点、ヨーロッパから帰国した友達と話すと、始めは新宿を歩いてもブラームスを感じないし、そういうイメージがどんどん薄れていくから、自分の中でイメージを持たないと・・・と言っていました。

それでも、帰国してみんなそれぞれに一生懸命活動し、教え、頑張っている姿を私も尊敬し、大いに励みになっています。

やはりアメリカも日本と同じくヨーロッパ音楽を輸入した第三国であり、自分の国の音楽ではないのですね。
アメリカに住んでいて、週末はビールでボクシングやバスケット、野球をみんなで観戦している友人たちを見ていて、【これがアメリカの文化】と、はっとした時がありました。

勿論Jazzのメッカでもある分けですが、やはり西洋音楽の特にバロック音楽は、ヨーロッパの宮廷文化や、教会音楽と共に発展した為、切っても切れない分けです。

日本人である以上、これはヨーロッパへ行かなければいけないと痛感し、オランダーフランスへと移動しましたが、アムステルダムは今でも自転車で移動できる【中世の町】のサイズのままです。

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数日前にお寿司屋さんで会ったオランダ人女性とも話していましたが、アムステルダムでは、どこへ行くにも【自転車で5分、遠くて15分】の中で全て用事が済ませてしまうのがいいよね~と。

アムステルダムに2年住んだ私は、知らぬ間にすっかり【村人】の感覚で生活していて、パリへ引っ越してメトロに1時間乗るだけで、物凄い疲れて【あ~~都会だ~~~!】と思ったことを覚えています。

しかし、その後東京へ戻ると、パリは何か小っちゃいね=山手線内の大きさらしい・・・
程よいサイズねと感じたり。

そんな伸び縮みの感覚が面白いな~と思っていました。
きっと、色々な都市を行き来していらっしゃる方は、その街に到着すると、スイッチが入れ替わって、言葉、地理感覚(どこが美味しいレストランかも!)、行動範囲の体感するものも自然にパッパッとアジャストしているのではないかと思います。

そういえば、昔ピーターに、チェンバロ、フォルテピアノ、ピアノとどの様に両立すれば良いの?タッチが混乱しない?と聞いた時、

数か国語を話すのと一緒に、始めは行き来するのが大変だけど、次第に切り替えが早くなり、問題なくなってくるよと。しかし、いくつかの場所に同時に住めないのと同じに、始めはある一定期間じっくり時間を過ごすことが大事だよ】と。
なるほどと納得したのを覚えています。面白い例えですね。

数か国飛び歩いている友達は、やはり5-7か国語を話せて、でもそれがそんなに特別な事の様には感じていない…と言った感じで、恐れ入った!といつも仰天します。

そう思うと、人間の順応性とは凄いですね。
私は、大阪弁すら話せないです!!
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皆様こんにちは。
偶然、嬉しいニュースを発見しました!

一昨日、普段は噂の30分行列のお寿司屋さんが並ばずに入れたので、気軽にカウンターでランチを食べに入ると、隣に外国人の女性が座っていました。

どうやら、お一人の様で珍しそうに板前さんの握る姿を取っています。
そして、【ここが美味しいと知っているのかしら?】とおせっかいおばちゃんの精神で、話しかけたら、

【そうなの~? ラッキーだわ。】と。

彼女は何とアムステルダム出身のオランダ人女性で、生まれはオランダ、育ちはメキシコ、N.Y、ウルグアイ、とお父様が国連に勤めていた為、数か国で育ったそうです。
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私もアムステルダム&ボストンに居たの~と盛り上がり、片言のオランダ語と英語で楽しいランチをしていました。
彼女は、初めて旅行で来た日本で、思いがけず自分の国に住んでいた日本人の方に会えるなんて!

と喜んで帰って行きました。
その翌日、彼女はアムステルダムへ飛び立っていったのですが、すぐに彼女よりメールが届き、【今、あなたの演奏をYoutubeで聞きながら書いているの】と。

と思い、見るとラファエルと録音したDuportの演奏でした。

その時に、偶然にフランスのFNACという大手CD屋さんのオンラインにバッハのCDのコメントが載っているのを発見しました。

全く知りませんでした。読んでみると、何だかとっても親切に書かれておりました。
ということで、以下内容になります。


FNACのサイトはこちらよりどうぞ。

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Une nouvelle version des Variations Goldberg à écouter absolument ! 

”絶対お勧めの新しいゴルトベルク変奏曲!” 

偶然は、良いことをもたらすことがある!
雑誌のCD新譜を見ていて、植山けいのゴルトベルク変奏曲を見つけた。私の知らない日本人のチェンバリストで、彼女の二枚目のCDでこの大曲を成功させているからには、最後のCDではないだろう!

植山けいはロンドン生まれの東京育ち。アムステルダム音楽院やブリュッセル王立音楽院ピアノフォルテ科の修士課程を修了し、ヨーロッパで音楽教育を受けている。数々の国際コンクールに入賞し、レオンハルト、ユゲット・ドレフュス、そしてクリストフルセに師事。彼女のソロのCDで、思い切って既にいくつもの録音のある大曲に挑んでいる。

彼女の勇気は大いに評価されるべきであり、素晴らしい成果である。
しかし、落ち着いた成熟を感じさせるチェンバリストであり、恐らく年暖めた彼女の解釈を私たちへ投げかけ、聞く喜びを与えているのかもしれない。

植山けいの演奏からは、みずみずしさ、軽やかさ、そして完璧なテクニックによりコントロールされたしなやかさが、心地よい調和を生み出している。
始めのアリアから、彼女の世界へ引き込まれる。時間をゆっくりと取り、しかし決して装りすぎたり、気取りすぎていない。30の変奏曲を、植山けいは数々の超絶技巧を優雅さ共に見事に演奏している。
彼女は、輝きと複雑さを代わる代わる引き立たせるだけでなく、いたずらっぽさ、優しさ、詩的な変奏曲を、とても自然なユーモアと共に、色彩豊かに表現している。

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お猿さんが太鼓叩いてます→録音の究極の緊張状態に唯一笑いを提供してくれて感謝!

植山けい自身がCDジャケットに書いているように、使用した楽器を大変重要と考えている:【アンティ―クチェンバロの一台一台はまるでタイムマシーンの様にかつて作曲家が演奏し、想像し、作曲した音の世界へと誘ってくれる気がした。】

このCDの魅力は、チェンバリストと素晴らしい楽器との出会いにある:スイス・ノイシャテル博物館所蔵フランダース式の名制作家ヨハネス・ルッカース1632/1745で、クリストフ・ルセのイギリス組曲などの録音もある。

私はこの曲の全ての新しい録音に対して、常に批判的な耳で聞くのだが、あなた方がご想像する通り、私はすっかりこの新しいヴァージョンのゴルトベルク変奏曲に魅惑された。
もし、あなたも私の様にゴルトベルク変奏曲を集めているであれば、是非ともこのCDをお勧めします。
もし、あなたがまだこのCDをコレクションに持っていないならば、このヴァージョンから集めてみてはいかが?

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ルッカースチェンバロの装飾にはラ・フォンテーヌの動物たちが描かれていて見ていて飽きません。
【ガオ~!】という熊さん達を、マリーアントワネットやフランス貴族が【まあ!可愛らしい】と楽しんでいたのでしょうか!?


今後、どんな曲でどんなプロジェクトをしていこうかな~と考え中です。
音楽は、ビジネスライクにポンポン!と行かない練る時間が必要なので、夏なのに冬眠中のイモムシみたいです。(笑)

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皆様こんばんは。
昨晩は物凄い台風でしたね。皆様、ご帰宅途中など大丈夫だったでしょうか。

今朝、4月に共演したチェロのパスカルから、【パリは、今ずっと雨続きよ~。まだ夏は先みたい。】とメールが届いていましたが、パリは雨続きでも、ここまで湿度を体感しなく、さらっとしているので、全然気になりません。

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奇跡の様な瞬間!雨上がりの後、歩いていたら、目の前に虹とエッフェル塔が広がっていました。

フランス語で台風は、男性名詞のLe Tryphon になり、発音は【ティフォン】となり可愛い感じです。

さて、思えばこの13年間で3週間ほどの一時帰国していたのは年末年始、4、9月頃で、梅雨のシーズンは楽器も湿気が多すぎてしまい、鍵盤もじめっとしてコンサートをするには適していないので、この時期はほとんど日本に居たことがありません。

でも、不思議なのですが、だんだん、梅雨が来て、この後に、物凄い暑い夏が来るのか~~!!なんて、体の中で季節感が蘇ってくるんですね。やっぱり日本育ちです。

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昨日は湿度65%まで上がってしまい、こんな状態が続くと、チェンバロの中の響板に【かび】が繁殖してしまうので、急いで除湿機を回して50%くらいまで落としました。

そうなんです!

去年、2枚の録音の為に5か月間パリへ行っていた際に、冷房嫌いの我が家の習慣で常温のまま過ごしていたら、12月に戻ると、響板の上にグレーっぽいインクのような小さな点、点が・・・

まさか~~~~~~!!!!

ということで、パリからチェンバロを2012年2月に戻ってきて、すでに10か月後にはカビが・・・

かなりのショック!でした。

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G.レオンハルトが大好きだった人生最後のコンサートを行い引退宣言をしたパリのBuffes du Nordという素敵なホールで。


一度生えてしまったカビは、消えないそうで・・・(かなり悲しい)
温度と湿度を年間を通して安定した状態にするのがベストなんですが、さすがに博物館の様な状態にいつするというのは、湿度が冬は35%~夏は90%くらいまで行ってしまう日本では、難しいですね。

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チェンバロの内蓋の絵。ここも、湿気でかなりべたべたしており・・右上部分と真ん中の縦に白っぽいラインがありますが、それは蓋を閉めた時に、絵の具がチェンバロの本体にくっついてしまうのです!

でも、パリに居た時はフランス人はみんな、その方が使い込んだアンテイークみたいな感じで新品よりいいよ~と感覚が違うんですね。でも、確かに分からないでもないけれど。

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台風の話から反れてしまいましたが、今朝起きたら、私の大事に育てている【K菜園】のトマト&とうもろこしがなぎ倒されて、折れているではありませんか!!

ショック~~~!

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元気一杯のとうもろこし&ネギのピンクの花まで咲いてしまいました。これが、根っこから倒れてました・・・

ということで、朝食を食べる前に慌てて支柱を立てて、補強しましたが、悲しいですね。
農家の方達は、こうして毎年気候や天災によって被害を受けるのかと思うと、どんなに大変か・・・と考えてました。

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嬉しいのは、初挑戦の枝豆がスクスクと育っております。My枝豆を食べれるのもすぐです!

去年から菜園を始めましたが、庭で苗から育てた野菜を食べれるのは、とても嬉しいですね、朝起きて、食べごろのものを食べたいだけ取り、シャキシャキとした新鮮な歯ごたえは、どんなお店の野菜より美味しく感じます。

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今年はプチトマトに挑戦中

一番重宝しているのは、シソやバジル、パセリなどのハーブでしょうか。お豆腐にはシソと梅干し、パスタやトマトと積み立てのバジルは最高ですね。

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ピーマン:只今成長中

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ところで、10年前に住んでいたボストンは、北海道と同じ緯度なので、冬は極寒のマイナス15-20°で、練習をしに3分の道でも刺されるような風の中で、完全防備をして練習に行っていましたね。

凄かったのはコンサートの日に台風ならぬ、70年ぶりだかの【雪嵐】が起こってしまいました。
学校、大学、病院など全部閉鎖してしまい、勿論、バスや路面電車も閉鎖。運転すると危ないので【違反チケット】が出されるほどでした。事故が増えてしまうからでしょうね。

結局2日近く降り続け、車の天井までの高さで、みんな車の周りを掘って掘って、大変そうでしたね。
可笑しかったのは、コンサートに来てくれた日本人の親友は、
【雪の中を泳いできたよ】と。

まさに、自分の肩から下は全部雪!の中を掘って、泳いで来たと・・・
その時、集まって着くれた30-40人の友達を見て、当時習っていた私のチェンバロの先生が

【Your royal friends are here for you.You can start the concert.】と言って30分遅れで開始して始めた思い出のコンサートです。

今まで、色々な失敗やハラハラする事が沢山ありましたが、今となっては、みんなとても良い思い出です。
そして、いつも支えてくれた友達や先生に守られて、ここまでやってこれたと思います。

きっと、普通に生活できるというのことは【とてつもなく幸せなことなのではないか?】と思います。そんな気持ちを植物や花からも感じることが沢山ありますね。
本当に皆さんに感謝です。
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皆様こんにちは。
どんな週末をお過ごしでしょうか。

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イギリス・コブコレクションのルッカースチェンバロのあるお部屋

先日、楽器店で見つけたスコット・ロスのイタリア協奏曲G.レオンハルトのバッハ:パルティータ全集クリストフ・ルセのバッハ:ゴルトベルク変奏曲をこの数日聞いていますが、面白いですね。

この3人のチェンバリストは、ヨーロッパに現存するアンティークチェンバロでコンサート&録音しているベテラン中のベテランですね。

私たちの知らない、聞いたことのないオリジナルチェンバロの【音色】も同時に聞けるというのが大きな魅力です。

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エジンバラの街並み

歴史的な古いアンティークのチェンバロの事は、よく【オリジナル】と言います。
それは、300年前に制作された名器はみんな【オリジナル】に対し、後世の今は、できるだけその名器に近ずこうと【コピー】楽器を作る事から、元のモデルという意味でそう言われているのかもしれません。

フランス語では、よく
【Le clavecin originel=オリジナルチェンバロ】
【Le clavecin historique=歴史的チェンバロ】

とも言われます。

パリの楽器博物館【le musee de la cite de la musique】は、世界的にも有名なチェンバロ・フォルテピアノを含むコレクションがあり、毎年のようにG.レオンハルトやクリストフ・ルセにより、オリジナルチェンバロを使用したコンサートが開催されていますが、300年前の楽器で300年前の音楽を再現して実際に聞けるというのは、本当に贅沢な事ですね。

まだまだ、演奏できる歴史的なチェンバロを個人のコレクションでお持ちの方達はフランスやドイツ、イタリアに沢山いらっしゃる様ですが、勿論個人的にコンタクトを取ることができなければ、博物館以外は難しいですね。

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エジンバラ大学楽器博物館

2010年7月に、イギリスの楽器博物館やコレクション巡りをした際には、運良く3日間で3か所を回るという、大変効率の良いスケジュールで日程が組むことが出来ました。ご興味のある方は、このブログでも写真入りでご紹介させて頂いております。

この時、オフィシャルのWebサイトに載っているメールで見学をさせて下さいと連絡をしたのですが、3か所とも快く受け入れてくれ、駅まで迎えに来て頂いたり、博物館の休館日に一日中弾かせて頂いたり、親切にして頂き、もっと敷居が高いと思っていただけに、大変驚きました。

こちらよりどうぞ。

1日目:パリーエジンバラへ2時間ほどで飛び、翌日、St-Cecilia Hallにあるエジンバラ大学の楽器博物館へ。100種類以上のチェンバロとフォルテピアノがありました。

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フィンチコックスのチェンバロの間

2日目:エジンバラーロンドンへ1時間ほどで飛び、ロンドン郊外のフィンチコックス・コレクション(Mozart-リストの時代まで名だたるフォルテピアノがあります)

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3日目:ロンドンーロンドン南西にあるコブコレクションというNational Trust財団が管理している博物館。

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プレイエル 1846年・ショパンが所蔵していたと数年前に発見されて話題になりました。
Ignace Pleyel 1846, owned by Chopin.

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グラーフ 1836年・作曲家グスタフ・マーラー所有のピアノを死後、孫のマリアナによって寄付された。修復していないのでハンマーや弦も全てそのまま当時のオリジナルの状態で残っている貴重な楽器です。

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アンドレアス・ルッカース1636年/ヘムシュ 

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昨年度、私がゴルトベルク変奏曲を録音させて頂いたスイス・ノイシャテル博物館にあるチェンバロは、同じアンドレアス・ルッカース1632年ですが、こちらのコブスコレクションにあるのは、へムシュ(Henri Hemsch)というドイツ人でパリへ来てフランス人に国籍を変えた、名製作者によりラヴァルモン(18世紀にフレミッシュの名器ルッカースをフランス人の趣味に装飾、また音域をさらに広くする大改造)が行われたものです。

スイスのラヴァルモンはブロンシェによって手を加えられたという仮定がありますが、実際にサインなどは残されていなく、当時パリで活躍した名製作者によりものとされています。

それにしても、2年前に訪れたこの素晴らしい緑の装飾のルッカースも、記憶の中で・・・やはりかけがえのない貴重な体験でした。

でも、やはり【音】というのは香りと同じでどうしても記憶の中で薄れてしまいます。
音色やタッチは、いずれも目に見えないもので、その中で楽器に触れた時に時分がどのように感じるか、その【感覚】だけが残っています。

だからこそ、また弾いてみたい、聞いてみたい・・・という魅力があるのでしょう。
私も、またイギリスへ行く機会にコブスコレクションを訪れてみたいです。

とても素敵な女性の館長さんが案内して下さいましたが、実際にこの博物館の楽器で多くのコンサートが行われているようです。

まさに古楽器でその当時の音楽を聴くというのは、まるでタイムスリップをした様な、至福の喜びの時間ですが、現代においては、なかなか体験することのできない貴重なことかもしれません。

これからも、機会のある際にそんなひっそりと眠っている300年前の長老に会いに行く様な体験・・・

をしたいと思っています。

日本にも、法隆寺や伝統文化など【古い物を大切にする】精神が多く残っているので、日本の素晴らしさにも目を向けて行きたいと思います。

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皆様こんばんは。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
日差しもだいぶ強くなってきましたね。

この季節に咲く、アジサイがとても好きなのですが、2年ほど前、フランス・ブルターニュ地方へコンサートで行った際には、咲き乱れるアジサイに見とれていましたが、ブルターニュ地方のお花で有名なんだそうです。

日本のお花?かと思っていたのですが、欧米が発祥の地なのでしょうか?

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今日は、嬉しいサプライズがありました!

昨夜の6月11日朝日新聞(for your collection)という新作CDリリースの欄に、4月に日本でもリリースされましたゴ​ルトベルク変奏曲のCDを紹介して頂きました。

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何も知らずに銀座の楽器店のCD売り場へ偶然行くと、レジの近くに【朝日コレクション】というコーナーにバッハのCDが置いてありました。

朝日コレクション・・・

大変お恥ずかしいのですが、まだ帰国して世間的には浦島花子状態のままの部分があり・・・
やはり知らない事が多く、そういう時はやはり恥を忍んでも聞いた方が、きちんと理解できるので、聞くことにしております。(笑)

店員さんにお聞きした所、昨日の夕刊に記事が出たばかりという事を教えて頂き、大変ご親切にもその場で記事をコピーして頂きました。

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良く見ると、今月発売された新作CDの中から8枚選ばれており、その中には合唱曲やシンフォニー、オルガン、オーボエ、ピアノ、ヴィヴァルデイのバイオリン協奏曲などがあり、そんな素晴らしい方々のCDの中に、バッハを選んで頂いたというのは、心から感謝しております。

今回のバッハの録音は、30年間の音楽人生の集大成となりましたが、それと同時にまだまだ”初めの一歩”だと思っております。

今回の貴重な経験を糧に、また一歩一歩地道に歩んで行きたいと思っておりますので、今後とも皆様のご支援・ご鞭撻をどうぞ宜しくお願いいたします。
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皆様こんにちは。

ちょっと更新が久しぶりになってしまいました。
東京の4公演が終わり、ほっと一息・・・

そして、7月のイタリア10月、年末のコンサート、その後ラファエル来日予定2013年4月末までのコンサートプランやプログラムを考えつつ、新曲【バッハ、ロワイエ、スカルラッテイ】など譜読みをしながら、色々とプランを練っております。

さて、昨日はパリで知り合いました、志野流 香道 21代目:蜂谷 宗苾(そうひつ)さんの出演:香り監修をなさった舞台【Mermaid Blood】を見に日本橋三井ホールへ行ってきました。

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3年ほど前、私がパリに居る時に文化庁派遣で国際文化交流として、パリへいらっしゃった蜂谷さんご夫婦とお会いし、生まれて初めてパリでお香の会にも出席させて頂き、日本の繊細な奥深い文化に触れさせて頂く機会を頂きました。

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【舞台でどの様にお香が演出されるのか?】

興味津々で蜂谷さんのお香のイベント等があると一緒に出掛けるお友達と、楽しみに行ってきました。

すると、モダンな舞台セッテイングの中、声優さん3人がお話を語り始め、【死者を蘇らせる】と言われる反魂香(はんごんこう)を探し求める平家と源氏の背景を含むストーリーが繰り広げられました。

お香のお話の場面で、音楽と照明が変わり、煙がもくもく~~と立ち上る中、ゆっくりと素敵な水色の和服を着た若宗匠が登場し、舞台の高台になっている場所でお香のお手前を披露なさりました。

同時に、スクリーンにUpの動画で若宗匠のお手前の細やかな動きなどが、分かりやすく、そしてポップな映像で見れるだけでなく、香炉を持ったお二人が会場をゆっくりと周り、実際に客席でも香りを堪能できるという、素晴らしい演出でした。

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終演後に蜂谷 宗苾、優雅な舞妓さん達、お友達とパチリ。立ち居振る舞いが本当にエレガントで入門したいくらい?

きっと、(今夜初めてお香道を知る方も多いのでは?)と友達と話していました。
こうして、世界中で500年継承さ続けている日本の伝統文化を広めていらっしゃるというのは、本当に素晴らしい事だと感銘を受けました。

会場を包むお香の香り、音楽、照明、声優さん達の表現力によって、最後には感動して涙が思わず出てしまいましたが、会場内では涙をすする方もいらっしゃった様で、皆さん感激なさっていたようです。

蜂谷さんの色々な分野で活動なさっている姿を拝見して、300年前にヨーロッパで栄えたチェンバロの、まだまだ知られていない魅力を、日本でもお伝えして行けたらな・・・と心に響きました。

ご挨拶へ行ったら、蜂谷さんに【今度、コラボしよう~】とお声をかけて頂き、【お香&チェンバロ】が実現したら・・・
夢のまた夢の様なお話しですが、そんな素敵な空間ができたら、どんなに素晴らしいか・・・と思いました。(すっかり蜂谷さんファンのミーハーになってしまいました。)

まさに、国境を越えた文化交流になりますね。

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家庭画報2010年6月号にて【志野流 香道若宗匠パリをゆく】が特集されました。こちらよりどうぞ。

志野流 香道についてはホームページよりご覧いただけます。

こちらよりどうぞ。
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