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今回の特選に選んで頂き、何が嬉しいか・・・
考えていました。

勿論、今まで音楽を続けてきた事がやっとCDという形になったことは勿論ですが、
今回初めて、右も左も分からないまま全てのテイクを私自身で2か月に渡り聞き、ほぼ98%は自分で選び、決めるに至るまでの苦労が報われたという喜びでしょうか。

とても地味で緻密な作業なので、やるまで、全く私も分からず、容量の良いやり方も分からず、多分、一番能率の悪い方法でやったのでは?と思います。仕方ありませんね。

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でも、初めてのCDだからこそ、きちんと自分の音に責任を持って、聞くべきだと思いました。

パリのユゲットおばあちゃんも、3-40枚のCDを出していますが、50年くらい前の音楽家は編集にはノータッチで全てエンジニアにお任せの時代から、彼女は全部自分で聞いて選んでいたようです。
スコット・ロスグールドも全て自分でとことん選んでいますね。

ということで、腹をくくって、微妙なチェンバロの差、フレーズ感、ピッチ、音程、装飾音、全ての1音1音を何度も何度もとことん聞きました。

生まれて初めて1000回以上自分の演奏を聞き続け
【自分はこんなに下手なのか!想像力がないのか!】と、1人で本当に失望したのも事実です。

ひゅ~~~っと落ちて行きましたね。

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それでも、エンジニアはパリ私は東京、誰にも聞く人は居ない。
そして、誰よりも自分がどの様にこのバッハを表現したいか・・・というのを知っているのは、

【自分しかいない】

という事。

その決定的な事実から、とにかく自分の感覚のみを信じて、頭がおかしくなる位?(元からすでに頭のネジは緩み気味?!)、来る日も来る日も聞き続けました。

そして、1つ1つ果たして自分の納得いく【音】になっているのか・・・
不安と想像する音の世界で作業を進めていきました。


その様子は、以前にもブログで書いているので、皆さん【てんてこ舞いな状態】をご存じだと思いますので、カットしますが!

そんなこんなで、終わってみれば何はともあれ、色々な事を含めて、経験してみて良かったと思っていました。
そして、今回この様に認めて頂けたというのは、本当に感謝の気持ちで一杯です。

今まで支えて下さった方、コンサートへ御越し頂いた方、そしてブログを見て頂いている方、皆様に心からお礼を申し上げたいと思います。

今後も、一歩一歩進んでいきたいと思います。まだまだ、未熟ですがどうぞ宜しくお願いいたします。
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皆様こんにちは。

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5月21日(月)に発売された、レコード芸術6月号にバッハ:ゴルトベルク変奏曲が特選​に選ばれました。

全く思いがけず、こんなに素晴らしい事が起きるとは!
本当に嬉しい限りです。

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レコード芸術バッハ:ゴルトベルク変奏曲批評。

批評より

濱田 滋郎
【・・・ともかく植山けいは、この楽器に出会ったとき、これで【ゴルトベルク変奏曲】を弾きたい、と切望したらしい。その夢を叶えての録音であるだけに、これは大いに気分の乗った、自分の持てるものをすべて傾注した演奏だといえよう。変わった趣向は凝らさず、着実かつ正確人弾き進めていくが、聞きごたえは十分ある。原則としてリピートを忠実に行なうが、第13,15,25曲など店舗を押さえてじっくりと奏でる演奏ではそれを省く。…】


茄子田 務
【・・・とにかく華やかで奥深い響きだ。主題は落ち着いた店舗で弾かれ、その後の変奏の解釈は標準的だが、演奏そのものに表出力があり、装飾音も気が利いている。そして闊達な指廻りとパッション。楽器が鳴っているし、一音の持つ味わいが格別だ。構造的で静的、繊細に陰影ずけるというよりは、音楽に没入し、率直に個々の楽曲の情感をダイナミックに引き出してゆくタイプなのかもしれない。


石田 善之
【録音評】
非常に自然な距離感や広がり感を利かせる。立ち上がりと響きとのバランスもほどよいし、全体にたいへんクリアで曇った感じがいっさいない。
録音はスイス、ノイシャテル博物館で、それなりの響き感も味わえるが、大きな空間を思わせる響きとは異なり、むしろ輝かしい響き感ということになるようだ。


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もう1枚のラファエルとパスカルと録音したデュポール・チェロソナタも準特選に選んで頂きました。

高橋 昭
【・・・ピドウーのチェロは陰影を伴った音が美しく、表情も豊かで、旋律の魅力が十分に伝わってくる。
特に緩徐楽章では落ち着いた感情を保ちながら、明暗の変化を生かして演奏しているので、表情に深みが加わっているし、急速楽章では音楽の骨格を浮かび上がらせているが、音色の変化も楽しめる。】


大木 正純

【チェロと通奏低音のためのソナタ集】作品4全6曲も、これが世界初録音とある。たいへん貴重なレコーデイングだ。・デュポールの伝記が仮にいくつもあったとして、それを虱潰しに読むよりも、この1枚はデュポールの実像をはるかにいききと私たちに伝えてくれる。

ソナタ第1番・第一楽章にいきなり聞かれる、華麗でのびやかなヴィル等オーゾ性が、疎なあt州のほとんど全体に一貫して浸透する、音楽の基本コンセプトである。パガニーニやリストの様な意味での技巧誇示の精神とは少し違うのだが、少なくともチェロの最高度の技が、終始、作品の大前提としてあることは間違いない。この名技性は、おそらく時代をはるかに超越したものであったことだろう。

念のために述べておくがむろん技巧オンリーではない。ソナタ第3番終曲の軽快な機動性、唯一の短調作品である第2番の譜かい憂愁の色、あるいは第5番アダージョ楽章のロマンティックな陰影など、聞くべきものは少なくない。
ピドゥー(父ロランではなく息子ラファエルの方)の果敢なチャレンジに大きな花束を。】


という大変嬉しい批評を頂きました。

これから、ラファエルとパスカルにも批評内容を和訳してパリへ送ります。とても喜ぶと思います。

また、ラファエルの活動するトリオ・ワンデラー25周年記念のHarmonia Mundiからリリースされたばかりの、ベートーベンピアノトリオ全集も批評に載っています。

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安田 和信(音楽学)
【現役ピアノ・トリオとして最も継続的な録音活動を誇る同団体は、今年が設立25周年。それに合わせてか、ピアノ線重奏曲の歴史におかえるもっとも重要な作曲家の全集が出た。・・・筆者がとくに印象的だったのが第1番第1楽章:多くの演奏では落ち着き払ったテンポになり気味。だが、本盤では音の持続を抑制した録音のために、よりアグレッシブなテンポを採用できるのである。
・・・筆者としては第1番の、突き抜けた解釈に度肝を抜かれたのだった。】



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表紙をあけてすぐのKing internationalの宣伝欄には、上記バッハ、デュポール、ベートーベンのCD3枚の他に、デュポールの下に私が所属させて頂いているパリのオーケストラ(レ・シエクル)の日本デビューCDも紹介されていました。
偶然ですね。
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皆様こんばんは。
さて、昨日まで4日間は毎日ルセのリハーサルや本番を聞いて、その後ご飯へ行って、文字通り【ルセ漬け】の日々でした。

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果たして【~漬け】という表現をどう、仏訳して良いのか思い浮かばないので、タイトルは日本語のままで。
日本語らしい表現ですね。漬物の文化だからでしょうか。

ヨーロッパだと漬物=ピックルスになってしまいますから、【Rousset Pickle】と書いても、全く可笑しな意味になってしまいますね。

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リハーサル中

この4日間、ルセは初日はちょっと寝れたようですが、2,3日目は時差で睡眠時間約2時間・・・という、フラフラの状態にも関わらず、毎日コンサートをこなしていくスケジュール。

そして、ついに時差が治らず、睡眠2時間x2日間=4時間のまま最終コンサートを終えて、すでに深夜便でパリへ戻る・・・という強行突破な流れで、本人も飛ぶのは明日の朝にしておけばよかった・・・なんて言ってましたが。

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この4日間、同じチェンバロでもどんどん、ルセが楽器に慣れていく様子が毎日同じ曲を聴いていると分かり、【楽器の鳴らし方】を掴むのに、やはりルセでも時間がかかるんだな~と思いました。

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今回の2,3回目のコンサートはヴィオラ・ダ・ガンバの巨匠ヴィーラント・クイケンとベルギー在住で世界中で活躍する上村かおりさんとトリオ(室内楽)でしたが、みんな和気藹々と仲良く、その中でもやはり最終日のコンサートは、本当にガンバの魅力をたっぷりと楽しめる素晴らしいコンサートでした。

3人とも百戦錬磨のプロ中のプロなだけに、何があろうと、安心して聞いていられるハイレベルな音楽に、しばし私も時を忘れて聞き入ってしまいました。

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舞台の上では時が止まった様なマジカルな時間が流れているのですが、その後に楽屋へ行くと、ヴィーラントも【僕はただ、音楽を弾いているだけだよ。シンプルにね。余計な事をしないで。その方が好きなの】と、とっても謙虚。

でも、その【ただ弾くことが、とっても難しいでしょ?】と言うと

ちょっと、はにかみながら【音楽をそのまま弾く以上に何ができるというの?】と肩をすぼめてみせ、相変わら
ず御茶目な一面を見せてくれました。

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ヴィーラントとは、ご縁があり10年ほど前に参加した夏の講習会で、私がチェンバロレッスンを受けに来ていたのに、何故かその8年後くらいにヴィーラントの7番目の子供のピート・クイケンが教えているブリュッセル王立音楽院のフォルテピアノ科に入学して、習ったわけです。

フォルテピアノ科の最終試験の時に、すでにリタイアしたヴィーラントが外部からの審査員として呼ばれていて、【けいはチェンバロ弾いてたのに、なんで?】と言われ、さらに、【夏の講習でサルサ踊っていたよね】なんてことまで覚えられていました。(笑)

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ヴィーラントと6番目の息子さんピエールと。ピエールさんはもう13年も日本在住で楽器製作者です。

今週は、名古屋と東京でピエールさんが調整したバロックチェロで、バッハ:無伴奏組曲のコンサートを2回行うそうです。私も、25日の武蔵野文化会館へ行ってみます!

昨日、ルセが最終公演の終了後、パリへ戻る深夜便に乗る前に、【ショッピング行く時間ある?お土産買わなきゃ!】

ということで、急遽ホテル裏のショッピングモールへ行って、何とクレイジーな歌手の女の子に頼まれた【パンツ】を買いに行ったり、ユニクロのデザインTシャツを見て、選んだのは

【おか~め納豆!!】で有名なロゴマーク入りTシャツ。

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日本らしくて良い~~!!とルセご満悦。しかも強烈なオレンジ!!これには、2人で大うけしてました。
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by kcembalo | 2012-05-22 00:19 | 東京
皆様こんにちは。気持ちの良い青空が広がっていますね。
庭のバラもご機嫌のようです。

さて、パリでお世話になったクリストフ・ルセが来日中です。昨日は、吉祥寺の武蔵野市民文化会館で、今日は所沢で、明日は上野学園にて3公演しています。

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25年来?のベジタリアンなので、東京の美味しいベジタリアンのレストランへチェンバロ仲間と一緒にお連れして、チェンバロ談義に花を咲かせております。

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昨日は、お得意のF.クープラン、ラモー、録音したばかりのデュフリーを休憩なしで一気に1時間半弾き、その後、アンコールも2曲弾いてくれました。写真は、えっと・・・とアンコールの曲を開いている所。

得意のフランス音楽のみで、今後もどんどん日本で本場のフランス音楽を広めていってもらいたいですね。
本人も、日本大好きなので毎年来たい!と言っております。
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その後、CDサイン会

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すごい行列でしたね。

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そして、写真撮影会

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10分くらい撮影し、もういいよ~~!と最後はお疲れの様子。

その後、私の危うい運転で西荻のとても美味しいレストラン【のらぼう】さんへ。

ルセもとっても美味しいと絶賛しておりました。お野菜、お刺身、豆腐サラダ(絶品)、お釜でホクホクに作ってくれる炊き込みご飯などなど・・・

お近くの方は是非お勧めです。詳しくはこちらよりどうぞ!
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チェンバリストは、いつも楽器の為に湿度を気にして除湿機、加湿器、冷暖房を入れて、
繊細な楽器の維持に四苦八苦しております。
夏の間は、湿気が75%まで上がり、一日中除湿機&冷房をかけないと、チェンバロの中にカビが生えてしまいます。
現在は43%まで下がり、これはまた乾燥が始まり、加湿器の季節が始まります。40%以下になると、響板がパリパリ!っとヒビが入って割れてしまったりします。何しろ響板(弦の貼ってある薄い板)は1mm-3mmだそうです!

パリに居た頃は、年間を通して40-60%で極端に蒸れたり、乾燥することはなかったのですが、日本の気候の中でどのように楽器管理をしていくか、工夫しています。

さて、気が付いてみると【仏日クラシックフェスティバル a 仙川】まで、
一週間となりました。
パリから4名のフランス人アーテイスト(ピアノ、ヴィオラ、フルート)も来日し、
コンサートやマスタークラスを開催します。
日本からは、チェンバロ:中野伸一郎さん、私、フルート:東條茂子さん、ピアノ:末高 明美さん
などが出演致します。

気軽にパリのコンサートを日本でも味わえる、貴重な機会です。
45分のショートプログラムで6公演マラソンのように楽しんで頂けます。

お時間のある方は、是非お気軽にお越しくださいませ。
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皆様、こんにちは。
とても気持ちの良い青空が広がっていますね。

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昨日は、母の日でしたね。89歳と93歳のおばあちゃんにカーネーションを届けてきました!

怒涛の様な5か月もほっと一息しております。
まさに、心のリセット中

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こんな時、自然に心が向くのが、ガーデニングです。
東京にいながら田舎気分になれます。

バラのつぼみが段々と咲いてきました。
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そして、今日は数日前に雑草と取って、肥料を混ぜて耕したプチ畑(!!)にマルチ(ビニールシート)を張って、苗を植えました。

去年は、きゅうり、トマト、ナス、シソ、ピーマン、春菊、ブロッコリーをして、一夏中成り、お野菜を買わなくて済んだそうですが、肝心の耕した私は・・・フランスに急に5か月戻る事になり、食べれる時に居なかった・・・という悲しいタイミング。

という事で、今年はどうやら成長を見守りつつ、食べれそうです。
先ほども、庭のエシャロット(長ネギだかあまり区別が分からないままいいか?)とお味噌を付けて根本の部分を頂きましたが、シャキシャキ感の新鮮さは最高でした。

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今年は、新たに、とうもろこし、おくら、モロヘイヤ(!!)赤ピーマン、枝豆(美味しそう!)、ミニトマト、ナス、シソという感じです。

果たしてどうなるでしょうか?
大きくなったらブログでもご紹介させて頂きますね。

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左がとうもろこし、右が枝豆、真ん中上の小~さい葉がモロヘイヤ。手前は【ニンニク】。日当たりばっちりの特等席にたっぷり肥料を上げました!

手がかかるけど、勝手にニョキニョキ生えてくれて、その逞しさに元気を貰いますね。

ピーマン、ナス、枝豆は鉢植えでも結構なるようですよ。皆様も、【都会の農民ライフ】いかがでしょうか?!
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庭へ出たら、何と素敵なクレマチスとバラが咲いていました。
思わず、時間が止まって見入ってしまいますね。

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特に、クレマチスは綺麗な日は本当に2-3日なので貴重です!!

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そして、何年か前に植えたオールドローズも!

つぼみがこれから段々咲いて楽しみです!

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そのお隣には白い小さな野ばら

その足元にはひっそりと和風なお花が。

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お名前知らないんです・・・どなたかご存知でしょうか?素敵ですね。

***おまけ***
しばらく放置していたレタスが食べごろ!

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パリパリ&シャキシャキでまだ生きている!と言う感じ。
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皆様、こんにちは。
コンサートが終わり、お礼状の印刷、宛名書きなども終え、やっとこさ終わりました。
ふ~~~~~”っと肩の力がやっと抜けました。

パスカルはパリへ戻り、普段のレッスン等に追われているようです。ラファエルは、日本公演の次の台湾ツアーで台北でコンサート、マスタークラスをしてフランスへ戻る予定です。

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去年11月に行ったドイツ・ワイマールの広場

2人とも、特に一番親しい同僚でもありましたが、今回の来日で益々日本の色々な良い面や知らなかった事、日本人の礼儀正しさなど、パリでは体感できない、ありのままの日本の姿を見て貰い、大変喜んで頂き、益々よき理解者&仲間になった気がします。

二人は観光名所よりも、私の自宅のローカルな住宅地の佇まい、静けさ、夜でも安心してお散歩のできる治安の良さ、商店街の裏道一本入った、超ローカルな【丼ぶりや】など、とっても気に入っているのが可笑しかったです。

アメリカ人だったら、きっと六本木ヒルズや東京タワー、美味しい焼肉の方が良いというかもしれませんね。

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可愛いクリスマスリースが日曜日の市場で売っていました。全部ハンドメイドですね。

フランス人は、そういう点【自分の価値観】に合ったものを楽しみ、決して贅沢である必要はなく、自分が良いと思うものがあればハッピーという、私も共感する視点なので、案内も楽でした。そして、とても自立しているので、ずっと【お客様として誰かに面倒を見られる】よりは、電車の乗り方、地図を教えて、自分で歩く自由時間がある方が好きな感じですね。

実際、私もフランスで田舎町へ行ったときは、ずっと誰かと一緒だと息が詰まってしまうので、1人や友達とお散歩や、見たことのない小さな村や町、地元っぽいレストランへ行って【ちょっぴり探検】するのは、地方コンサートの楽しみでもあります。

何よりも、2人とも東京で演奏できた事がこの上なく嬉しかったようです。

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よくゲーテが通ったレストランが今でもあります。ゲーテの住んでいた家(現在のゲーテ博物館はすぐ隣です)

今、振り返ってみると、この4年ほどパリで色々なコンサートをフランス中で一緒に演奏できたベテランのお二人を迎えて、東京でコンサートを行えたことを、本当に嬉しく思っています。

今回実現できたのも、ホール、チェンバロ運搬、チケットセンターなど色々な方がたのご協力があり、実質、ちらしができあがったのはコンサート5週間前という異例の短期間での準備でしたが、無事に終わりました事、心より感謝致します。

そして、コンサートに足をお運び頂いたお客様、またこのブログを見に来て頂いている方がたに、心より感謝しております。
アンケート用紙に、ブログを見てきて頂いた方もいらっしゃり、本当にありがたいな~と思いました。

12月の帰国時には何も予定はなかったのですが、この5か月間、自然の流れでCD制作、パリ公演、日本公演と休みなく、良い流れで物事が進んだことも、本当に感謝の気持ちで一杯です。

今やっと、ほっと一段落し【さて、どうしようかな?】と今後の予定を落ち着いて考えれるゆとりができました。

10月にCDを出したフランスの会社のアーテイストが来日公演をするのですが、その公演に私も参加させて頂く予定なので、何を弾こうか考え中。

久しぶりにスカルラッテイなど、快活なパリパリとして音楽に挑戦してみようかな?なんて思っています。

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バッハ、ゲーテ、リスト、シラー、マルテイン・ルターも闊歩したであろう石畳。15分で街がぐるっと周れてしまう様な可愛い中世の町のままです

また、秋には2台チェンバロのコンサートをする予定です。

2台チェンバロというのは、1台よりもさらに豪華な響きで、弾き手も聴き手も大変楽しめます。
しかし、練習もチェンバロが2台ないとできなく、中々練習できる場所を見つけるのも大変であったり、あまり普段聞くことのないレパートリーです。

しかし、せっかく10月に演奏予定なので、年末~年始にも、シャンパンやワインと共に、素敵なサロンコンサートができたら良いなと思っております。

パリでは、チェンバロ制作家のアトリエでコンサートがあったり、とても気軽に楽しめる場が沢山ありますが、日本では、まだまだ珍しい楽器かもしれません。

今後も楽しい仲間と、色々なチェンバロのコンサートを企画して行きたいと思っておりますので、皆様、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
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by kcembalo | 2012-05-09 12:43 | 東京
この度、初めて【汐留ホール】を利用させて頂きましたが、もとはと言えば、昨年度の11月にパリで、OVNIというフランス在住の日本人向けの情報誌に

【フランスらしいサロン風80席のコンサートホールがオープン!】という記事が載っていて、

日仏文化協会という文化交流の場でもある事から、帰国後にコンサートをするのに良いかもしれないと思い、12月のクリスマスパーテイーへ初めてお伺いさせて頂いたのがきっかけです。

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(写真:日仏文化協会)

その後、1月ー4月のコンサート当日まで、それはそれはテキパキとした大河内さんと増田さんのオーガナイズでお客様のご予約管理、リスト制作まで全て行って頂き、本当に感謝しています。

お二人ともフランス語は私よりも遥かにベラベラで、上品でエレガントな方なのですが、30日に何となく増田さんと【パリにいらしたのですか?】というお話から、

何と同じ時期にパリ15区のConventionという駅の近くに住んでいたことが判明!

【え~~~~!ご近所さんだったんですね!】

これには驚きです。そして、また不思議な縁を感じました。
きっと、どこかですれ違っていたのでは?と思います。

そして、ラファエル&パスカルもよくリハーサルに来ていたので、不思議ですね~と話していました。

その当時、日本人のピアノ教師であった方が、チェンバロを習ってみたいということで、楽しくレッスンをさせて頂いていたのですが、その方の、ヴァイオリンをなさっている素敵なご長女さんも今回コンサートへ駆けつけて下さり、本当に嬉しかったです。
皆様のお心使いに感謝です。

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4公演終了後、【やった~~会!!】日本語で何というのでしょうか?反省会でなくて・・・
今回、つくずく日本語の語彙の足りなさに通訳をして、反省しております。。。
フランス語の前に、実は【日本語】がどうやら、危ういらしい・・・


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コンサート終了後、パスカルの東京最終日という事で、やはり一番好きな【お寿司】へまるで露天風呂から眺める景色の様に?池に鯉が泳いでいて、障子を開けたら気持ちの良い風が来て、みんな【お~~~!】と堪能しておりました。

そして、これまた驚きが!!何と、写真真ん中の偶然オーケストラのコンサートで来日してコンサートにも来れたラファエルの従妹のエティエンヌ(チェロ)は、私のボストンの親友の先生だったのです!!

【きゃ~~~。】

とこれまた盛り上がりました。


今回の1週間に渡る東京公演は、
【バッハに始まり、バッハに終わる】と言ったら格好良いのですが、

実際は【腹が空いてはバッハも弾けぬ!?】→Let`s go to SUSHI!! OUiiiiiiiiiiii!!

という事で、


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【寿司に始まり、寿司に終わる】
が現状で、良い音楽を弾くゆとりと幸せは寿司が運んだ?!みたいな感じでしょうか。

世界共通ですが、音楽好き=美味しい物好き が多いですね。

みんな、結構こだわりがあったり、自分たちでお料理する人たちも多いですね。
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皆様こんばんは。
無事に、4公演が昨夜終わりました。
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実質3カ月しかない極めて異例の準備期間で、DMを出したのは何とコンサートの約1カ月前・・・しかも、私は3週間パリへ行って不在・・・

【一体、大丈夫?】

という短期間でしたが、本当に多くの方々のご協力がを頂いたお陰で、物事がスムースに運び、思いがけず追加公演もすることになり、ラファエル、パスカルと一緒に皆様に感謝すると共に、大変嬉しく思っております。

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コンサートが始まり、デュポールについてお話し中(写真:日仏文化協会)
パスカルは、先ほどパリ行の飛行機へ無事に乗りました。明日は、ラファエルの通訳をして、全て終了となります。

そして、勿論お礼状を書くまで本当に終わりとは言えないのが日本のコンサート!

実際に、私の知人のコンサート等も、必ず数日後にお礼状が届き、再びコンサートの事を思い出したり、お互いに頑張ろうねと励まし合っております。

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(写真:日仏文化協会)
そして、特に13年異国に居た、異星人?の私は年賀状の様にコンサートの前後に皆様にご連絡をさせて頂き、再会できるご縁は、大変貴重な嬉しい場となっています。


昨日も、コンサート後に何と20年ぶりにお会いする懐かしい知人が来てくれました。

他にも 【何とあんな方が来てくださったの!!】
という方がいらっしゃったり、お恥ずかしいやら、嬉しいやらという感じでしょうか。

あまりに久しぶりだと、少し印象が変わったりするのですが、根本的な魅力や笑顔は変わらず、【是非今度ゆっくり会いましょう!】という嬉しいきっかけとなるのです。

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(写真:日仏文化協会)
そんな風に切れていた縁が再び繋がるというのは、とても嬉しいですね。

そう考えると【音楽】を通して、多くの方々、知人、初めて聞きに来た下さった方々と、コンサート後に繋がれるというのは、素晴らしいですね。

だからこそ【音楽】は古今東西、昔から人々のコミュニケーション方法としても、大いに活用され広まってきた不思議な力を持っているのではないかと思います。

そんな嬉しい再会だけでなく、アンケートのコメントや、実際に言いに来てくださった方等いて、大変嬉しかったです。

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(写真:日仏文化協会)チェンバロが珍しかったようですね。こんなに人が居たとは知りませんでした(笑)

★今日、生まれて初めてチェンバロと聞いて、ビックリしました。

★あんな音がするんですね。

★楽器に絵が描いてあるんですね。

★ヨーロッパの風景が浮かんできました。

★優雅な気持ちになりました。

★ピアノと全然違う音がするんですね。

★繊細な音がするんですね。

★寝そうになりました(笑)←
ゴルトベルクはどうぞ寝て下さい!!

そして、多かったのが、

★家にグレン・グールドのゴルトベルクのCDがあるのですが、もともとチェンバロの為に書かれた曲なんですか!初めて知りました。全然違う感じですね。

などなど。グールドのゴルトベルクは4回録音されていますが、本当に名盤中の名盤!不滅の名盤と言っても過言でないと思いますが、音楽好きな方は【一家に一枚】持っていらっしゃるのでは?と思います。

私も、大学時代にDVDを見て、始めのアリアが始まって15秒位した時には、涙が出ていました。あまりに美しすぎる!!心にじ~~んと響きました。

彼のバッハの世界は本当に素晴らしいと思いますし、チェンバロの事もよく研究していたのでは?と思います。ピアノでチェンバロタッチみたいな事をかなりしていて(スタッカートなど)、最近聞いた時も昔と違う印象でとても興味深かったです。

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(写真:日仏文化協会)コンサート終演後、CDサイン会がありました。

何はともあれ、誰も私の運転で怪我もなく!?コンサートも無事に終わっただけで、本当に良かったとほっと胸をなで下ろしております。
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