d0070113_1429877.jpg

パリの街も一斉にクリスマスのイルミネーションがあちこちで始まりました。
可笑しかったのは、『シャンゼリゼもイルミネーションが始まったとニュースで言ってたよ』と日本の家族の方が早く知っていたこと。

d0070113_14293541.jpg

住んでいると、シャンゼリゼはよっぽどの用事やどこかの帰りに通る以外は、あまり行かないエリアなんですね。東京タワーにわざわざ行く様な感じでしょうか?

昨日は、ノートルダム寺院の後ろのサン・ルイ島に住んでいる16年来の親友のピアニスト宅へ行ってきました。メトロCiteで降りて~ノートルダム寺院~サン・ルイ島まで徒歩5分の素敵なお散歩コースです。ではご一緒に歩いている気分で!

d0070113_14301069.jpg
ノートルダム寺院の横側

d0070113_14303322.jpg
雨が降るとこの動物の口から水が出てくるシステムです。美的センス&実用性をいかした建築ですね。

d0070113_14314354.jpg
後ろ側はゴシック建築がよく見れて正面よりも好きです

d0070113_14322743.jpg
ノートルダム寺院の後ろの橋を渡ると、パリ発祥のサン・ルイ島へ

d0070113_14331310.jpg
反対側にはHotel de Ville(市庁舎)が見えます。

d0070113_14345722.jpg
冬のカフェもパリっぽいですね。去年の今頃は大雪が降ってテラスでのんびり座れる感じではなかったですね。

d0070113_14351639.jpg

彼女のフランス人の旦那様は、作曲・演奏・舞台とのコラボレーション等を多く行っているアコーデオニストで、すでにハルモニア・ムンディ等大きなレーベルからCDを出している為、バッハのCDのアドヴァイスを貰いに行ってきました。

d0070113_1436251.jpg


d0070113_14371779.jpg
楽譜を見ながら、音の響き方、バランスなど2人に聞いてます。ノンチェンバリストだけど、同じ鍵盤奏者&音楽家なので細かいアドヴァイスを頂きとても助かりました。

ボルドーのMedocワイン&イタリアからのパルミジャーノチーズを頬張りながら80分聞きましたが、弾くのにも聞くのにも体力がいる曲ですね。

旦那様もLe Monument(モニュモン=大建造物=大曲)だからね~と言ってました。本当に聞いてくれた2人に感謝!

ということで、家で1人で1音1音気になり細かくチェックし始めていたのですが、基本的に大きなフレーズ感がまず一番大事で多少のチェンバロの雑音等も楽器の音を感じるライブ感として残していていいのではないか?と言われましたが、私は凄く気になっていました。

d0070113_14464225.jpg

でも、確かに例えばアコーデオンの空気の音や”カタカタっ”というキーボードを押す時の音がしても、私は全然気にならないどころか、アコーデオンらしさが出ていいなと思うのと同じことだと話していました。

ということで、大きな流れを踏まえてテイクをもう1度聞いていこうと思います。
確かにコンサート等では、多少のミスや雑音があろうと登りつめていく緊張感やクライマックスなどの『ライブ感』がありますが、あまりに綺麗な音に編集し過ぎたCDというのは、表面的に『完璧』でも心に伝わらない演奏になっては残念ですね。

バッハと同時にDuportのチェロソナタのチェックもしていますが、ソナタの方が伴奏で客観的に聞けるので割とスムースにここは気になると分かるのですが、ソロはあまりにのめりこみ過ぎ?で中々客観的に聞くことが難しいですね。また、何回も聞き過ぎると始めは?と思ったことにも慣れて分からなくなってしまうこともあると思うので、こうして信頼できる音楽仲間に聞いて貰うことはとても助かります。

d0070113_144756100.jpg

やっと聞き終わったら、友達のMちゃんが美味しい大根おろし&ツナ&だし、ポン酢の和風パスタを作ってくれました!

d0070113_14485247.jpg

しかもテーブルのクリスマス風コーデイネ―トは朝マルシェに行ってフルーツを買って、こんな風に置いてみた!という旦那様のアイデア。いいですよね。

d0070113_14491788.jpg
Sadaharu Aokiの抹茶ペーストを使った抹茶ブラマンジェ&小豆&ベリーのフルーツ。これが美味しい~~

気が付くとあっという間に深夜を過ぎていましたが、楽しい一時でした。
d0070113_14511673.jpg

帰りはセーヌ川沿いに歩き、ソルボンヌ大学近辺のSt-Michel駅から。
[PR]
この数日は、本当に11月末とは思えないほど穏やかなお天気が続いています。
去年の今頃は白い息で12月始めには初雪が降り10回くらい降ったのを覚えています。

d0070113_225589.jpg


パリ生活も残り1週間になりました。
『録音が終わった!と思ったら、それはまだまだ始まりだよ。』

と数年前に同じゴルドベルク変奏曲をオリジナルのヘムシュで録音した友達に言われました。

『え?!』と思いましたが、本当にその通り。

2日前にエンジニアにバッハ:ゴルドベルク変奏曲とラファエル&パスカルとのDuportのチェロソナタのCD合計11枚を貰いました。

何でそんなに多いのか?

バッハ2枚もDuport2枚も今のままでは3分多くて1枚(80分)のCDに入らないのでどこかの楽章をカットしないといけません。
その4枚+バッハは特別にお願いして全てのテイク(合計7枚=7時間に及ぶ350テイク)も貰いました。ということで11枚を聞いてますが、収集付きませんね!(笑)

d0070113_7473468.jpg

録音した友人の何人かに教えて貰ったのですが、CDを作るもとのマスター(master=CDを作る全ての録音テイクなど)を音楽家が100%権利を貰っておくことがとても大事なんだそうです。

後に例えば5分だけ何かに使いたい、別のCDに入れたい、または数年後にもう1度編集しなおしたいと思っても、レコード会社が一言『NO』と言えば何も出来ないそうです。もとは、この条件が契約書に書いてなかったので、特別に追加して貰いました。

エンジニアにも通常音楽家で全てのテイクを聞きたいというの人は居るか?と聞いたら、ほとんどがお任せで少し気に入らない点を言って再編集でOkのようですが、たまに、物好きな人、細かい人は全部のテイクを聞きたいと言われるそうです。

d0070113_7382659.jpg

エンジニアはとても慣れているので、すでに録音中にどこの部分はどのテイクが良かったかメモしているのでそれをもとに350テイクから編集すれまで3日仕事で編集したそうです。

でも、慣れていない私は80分の通し&その各部分の気に入らない部分をメモして、それを探す為に他の全てのテイクを聞き続け、メモし、分かりやすいように色鉛筆で変えたりする作業は膨大な時間がかかるわけです。
まあ、気長に1―2週間聞いていこうと思います。最終的には1月末には全て仕上げて2月末ー3月にリリース予定ということですが、間に合うでしょうかね?

d0070113_7392474.jpg

始めはノートに各ヴァリエーション1-30変奏曲まで書いていたのですが、チェンバロはとても細かいので、

3拍目の『ド』の前のアーテイキュレーションが足りない・・・

とかいちいちメモしていられない&エンジニアがフランス人なので日本語だとぱぱっとメモできるのですが、これまたフランス語で書くのが面倒・・・と言ったら怒られそうですが。本当です。(苦笑)

ということで、楽譜を全部コピーして1部用意して編集用に使うことにしました。
そして、書きたいことを全部書いてエンジニアに送り、再度編集してもらいます。

d0070113_7402281.jpg

★編集をほとんど任せて、最終チェックだけ指摘する人
★始めだけお願いして後は今回の私の様にチェックして再編集して貰う人
★自分で全てのテイクから事細かに選んで自分で編集しちゃう人。でも、この友達はそれが専門でもないので、1年以上かかって少しずつやったようです。

d0070113_7454293.jpg

意外だったのは、Duportのチェロソナタの方が聞きやすいということでした。
私は、Continuo『通奏低音』で後ろで弾いているのですが、録音した時は毎回違う即興う毎日5-8時間していたので、本当に”脳みそ”がくたくたに疲れました。

しかし、そんなことを忘れて聞いてみると、ラファエルのソロのメロデイーがとても気持ちよく歌って、その後ろで弾いているチェンバロとパスカルの伴奏のチェロは邪魔しないちょうど良いバランスです。弾いた3人ともわりとハッピーなできになりました。

d0070113_7415516.jpg

しかし自分のバッハ:ソロとなると耳がキューっと集中してしまいます。

1音ずつのアーテイキュレーション
フレーズ、テンポ、残響
1本の弦で弾いている時は綺麗に響いてるけど、2本、3本のバランス、音色など
左でのバスがはっきり聞こえにくい・・
これは、チェンバロのVoicingがそうだったから?
部屋の残響?
マイクが遠すぎた?
高音&低音のバランス?
音が始まる前の静寂を聞くと、(ぶ~ん)と雑音があるような?これは取り除けるようですが、いわゆる音のクリーニングをやらないといけないようです。
ルセ、その他2人の同じルッカースの録音を聞き比べて、このチェンバロと部屋が普通のチェンバロよりもかなり残響があるの様ので、これ以上響きを足さないなど・・・

気になってしょうがないわけです。

d0070113_742248.jpg

ということで、隅から隅まで気になりますが、長い時間をかけて準備をしたプロジェクトですので、エンジニアには厄介な?音楽家かもしれませんが、妥協をしないで納得する『音』になるまで練ろうと思います。

しかし!パリー東京の距離で理想の音を作るというのは、本当に難しいですよね。
ましてやフランス語のメールなどでそんなに微妙なニュアンスを伝えることが出来るんでしょうか?と思いますが、もともとクリスマス前くらいに1回目の編集をして『メールで送るよ』と言われて、
『メール?!』

みたいな。勿論、伝書鳩で届けて貰うつもりはないのですが、数千キロ離れてメールで『音』を貰い、聞いて、どこが嫌とか『メール』でコミュニケートするの?

ということで、せめて私がパリに居る前に聞いて話し合いたいということで、早めに編集してもらいました。

d0070113_7431787.jpg

結果的にやはり自分で全テイクを聞いて、私のヴァージョンで選択した2回目の編集を12月にして貰うようにこれから選びますが、彼女のヴァ―ジョンと比べた時に、きっと『何を良いとするか』という価値観の違いが出るのではないでしょうか。ある意味、面白いですよね。

同じ素材からどう料理するか、塩コショウもセンスみたいな。

来週の帰国までにジャケットの写真、文章をまず日本語で書いて英語、フランス語に翻訳し、それをネイテイブの友達やフランス語の先生にチェックしてもらってデータを揃えてデザインしてくれる友人に渡さないといけません。

d0070113_748415.jpg

ゴルドベルクのリサーチ&論文は10年前のアメリカの修士論文で取り上げ、1年かけて実際に演奏するのも学んだのですが、MITやボストン私立図書館へ行くとバッハ関連の本は積み上げれるくらい40-50冊はあるわけです。多分、一番本が多い作曲家では?と思います。


その為、曲目解説を書くと数ページも及びx3か国語=3倍のページ数になる為、今回はどうしてこの曲を選んだかなどメッセージを書き、ルッカースの説明、プロフィールの3つに絞ることにしました。

あとは、ノイシャテル博物館より提供して頂くチェンバロの写真を随所に入れて、チェンバロに興味のある方も初めて聞く&見る方にもこの貴重な1632年のチェンバロの詳細を楽しんで頂きたいと思います。

d0070113_7442994.jpg

私のお気に入りは、チェンバロの先の方に描かれている猫ですね!
あと鍵盤の周りには3つのお猿さんが楽器を弾いていて、お陰で録音中も音楽=楽しむことというのを目にしながら助けて貰った気がします。

それでは、ここら辺でまた聞きます・・・結論は出るんでしょうかね。
数学の『確立』みたいで350テイクをどう組み合わせるかを考えると数千の例ができそうですが・・・
[PR]
今日は、気持ちの良い秋晴れ?冬晴れ?(そんな日本語はないよ~っと浦島花子扱いされそうな・・)
d0070113_738486.jpg
メトロ6番線名物のBir Hakeim駅(ビル・アケム:始めどうやって読むのか謎でした*エッフェル塔へ歩いて行くなら降りる観光客&メトロで弾く音楽家&スリも?多い駅)ーPassy駅の間の橋から見えるエッフェル塔。

映画の撮影でも一番人気なのはこの風景の6番線だとか。
久しぶりにお上りさん気分で思いっきり電車の中からパチリ。


とにかく、10日前のベルリンのマイナス2度の凍てつく寒さとは嘘のように綺麗な青空が広がっていました。
d0070113_7411317.jpg


残りのパリ生活もあと10日!
人間、『期間限定』に弱いですね。

冬のチョコレート~期間限定~なんちゃら味みたいな?!

d0070113_7451932.jpg
Trocadero(トロカデロで降りるとパリ名物のエッフェル塔が目の前にダダ~んと見えます。

駅前には展覧会を行っているChaillot(シャイヨ―宮)があります。今日は、パリ市内にあるhotel Particulierの展覧会を見に。中世から栄えた個人や伯爵、また現在の大使館などになっている『お宅拝見』みたいな感じでしょうか。

建築が好きな人には、各時代の装飾や増築、外側のファッサードのデザインの変化など細かく記されています。

ということで、最近になって今のうちに・・・と美術館に行きたくなりますね。
本当にパリには美術館や展覧会、コンサートが多い!

d0070113_745195.jpg


日本より気楽に行ける気がします。近い&多くの貴重なコレクションを存分に楽しめるからでしょうか。日本だと何だかジーンズでは行けないような雰囲気なのに、パリでは思いっきりユニクロでGo!みたいな。それは私だけ?

d0070113_7454056.jpg
ハトもアーチ―な彫刻が好きなんでしょうか?単に停まりやすいのでしょうか。

ちなみにユニクロはオペラ座の後ろにオープンして凄い人気ですね。フランス人の中でもMade in Japanで色やデザイン豊富で便利で高くないというのが良いみたいです。

話が飛びましたが、昨日は、無事にトリオのCDのプロモーション用の録画が終わり、ついでにゴルドベルクもアリアと2つのヴァリエーションを録画したものの、残念ながらチェンバロはおもちゃのちゃちゃちゃ!の様な・・・どこのメーカーとは言いませんが・・・

明るい緑のチェンバロで可笑しかったのは、

一緒に居た子が『これ、Ladureeのチェンバロ?』

そう!まさにマカロンの入ったLadureeの可愛い箱と同じ緑。ふふふ。
でも、音は・・・チンチロリン?みたいな。。。

ともかく、楽器は大事ですね。
ピアノだけしか弾いていなかった時より、毎回チェンバロもタッチ、音、全てが楽器がまずないと始まらないので、いかに大事か弦楽器の人たちの気持ちが分かるようになりましたね。

ルッカースのチェンバロの音を味わった後だっただけに、天と地ほど違い、同じ曲を弾いても全然インスピレーションが違いますね。

けれど、そんな贅沢は言っていられませんので、せっかくの機会を頂いたのでと思い出来るだけのことはしましたが、やっぱりロールスロイスに乗ってしまった後に、ロバに乗るような・・・感じ?

か、イタリアの田舎にまだ走っている3輪の日本では戦後に走っていたわ~と母が言っていた、何と言うんでしょうか?時速20キロくらいしか出ない小さなトラックみたいな。(笑)
まだオランダやイタリアでは健在ですが、日本では見たことがないですね。3輪トラックみたいな。
イタリアのおじいちゃん&おばあちゃん夫婦が乗っていたり、後ろの荷台におじちゃんが乗ってたり、かなり可愛い光景です。

ということで、内容が相変わらずまとまっておりませんが、明日は、フランス語の11回目のレッスン!

この5カ月で12回プライベートレッスンを申し込んだものの、さて、果たして上達したかは多いに謎?!日本で忘れないようにしないといけませんね。
それにしてもフランス語の発音は母音がとても沢山あって、日本人にはかなり難しいのでは?と思います。日本語は全然口を動かさなくても話せますが、フランス語の本当の音をマネすると凄い顔になってますね。レッスン後はほっぺの筋肉が痛い=普段使っていない=違う発音をしているわけです。

文法とかは日本に居る方が勉強しやすいかも?なんて思いますが、単なる言い訳ですね。
勿論ベストは勉強&生活で実践するわけですが、先週はコンサートの翌日=普通は疲れでぼ~っとしている=朝9時からフランス語でちびっ子に教えるなんて!脳が起きていなくて大変でしたね。

d0070113_750695.jpg
シャイヨ―宮の中にはこんな素敵なエッフェル塔を眺めながらカフェできるスペースがあります。外は凄い人ですが、中はゆっくり眺められて穴場ですね。

le le le.....ルるる~と冠詞だけ言っているものの、その後が全然続かなくて、
もう弾いた方が早いでしょ?

みたいな。子供もポカ~んとしてるか、うひゅひゅひゅ~と私のフランス語を笑っておりましたが、笑ってくれてありがとうくらい。気にしてられませんので。

という感じで鍛えられましたね。それにしても1週間フランス語漬けはなかなか大変ですね。
ホームステイしに語学留学でもしている気分でした。
1人の時はやはり頭の中は日本語で考えてバランス取っているのでしょうか。

今週は、チェンバロを返したり、CDの写真撮影、来年のコンサートのミーテイング、何よりもバッハとDuportの録音を全部聞いてチェックしないといけないので、あっという間に帰国の日になりそうです。

最近、飛行機は23キロx2個持っていけるようになったらしい?ので、とても助かります。
プチ引っ越しみたいな感じでしょうか。
[PR]
皆様こんにちは。
フランスもすっかり秋から“冬”へと移り変わっています。
何よりも冬時間になってから、さらに日照時間が短くなり、日中もグレーの空が多いと、どんよりと『ヨーロッパの冬が来た~』と実感しますね。

d0070113_5253413.jpg

ヨーロッパ一大きいという北フランスにあるSedanのお城。9世紀に教会が建てられそれを取り巻く様に増築され、今の大きさになったそうです。

さて、パリ生活も残り10日?になりました。
気が付くと6月末のコンサートからあっという間でしたが、オランダ・ドイツ旅行1週間からパリへ1日だけ戻り、翌朝から5日間Sedanというシャンパーニュ地方よりも北のリュクサンブールに近いArdenne(アルデーヌ地方)にマスタークラス、子供の為の公開講座、コンサートをしてきました。

d0070113_5462887.jpg
2つの塔はLa tour de Jemelles=双子の塔と言われています

今回もお馴染のラファエル&パスカル夫妻とのトリオで、行きの電車の中で1日目の午後から早速6歳ー10歳くらいまでの子供たちにチェロ、バロックチェロ、ピアノ、チェンバロを楽器とスタイルと共に紹介する公開講座が2クラスもあることを知り、が~~ん。というか
『え?知らんかった・・』みたいな。

d0070113_5491017.jpg


結局5日間で11クラス、400人以上のちびっ子に私の謎のフランス語でチェンバロとピアノの違いを説明したり、クイズの様に子供達に質問したり、大変でしたね。

私『え~そんなにあるの?』

ラファエル:『ま~どうにかなるから大丈夫だよ』。と言って行きの電車で爆睡するラファエル。

いつもこんな感じです。


でも百戦錬磨でコンサートや修羅場を超えてきているので、本当にどうにかなるという良く分からない信頼感はありますね。ラファエル&パスカル夫妻は一緒に演奏していてもとても楽ですね。何の気負いもなく、存在感とやりたいことが分かりやすいです。

ここぞ!という本番には絶対にはずさない、度胸の強さと本番の強さにはいつも感心し、学びますね。まあ、2人はどうにかなるからいいのですが、私はやっぱり練習しないとあかんですね。

d0070113_5493788.jpg
到着して急に、あ!ブラームスのソナタの始めだけチェンバロと比べると分かりやすいから弾こう!と楽譜を渡されました。え?ぶ、ぶ、ブラームスは、何年ぶりだっけな?という私・・・

しかし!今回もこの5日の間に何と3日目はトリオWandererのコンサートがリュクサンブールであるけど車で2時間だからOk.と言って午後4時くらいまで子供のクラスでチェロを紹介して、じゃあまたね。と出かけていく・・・

その夜は1000人くらいのホールでリストのプログラムでコンサートをして、終わってすぐ国境を越えて深夜過ぎに戻り、また翌日何もなかったように朝9時から教えるというハードスケジュール。

d0070113_5522843.jpg
今回5日間滞在させて貰ったオーガナイザーの家。1000坪だそうです・・・あちこちにハーブやローズがあり、春夏はどんなにきれいでしょうか。

おまけに最後のコンサートが終わってご飯食べたら、パリに2時間ドライブで帰って、翌朝イギリスに飛んでこれまで違うモザイクカルテット(クリストフ・コワン)とコンサートと言って飛んで行きましたね。

それが今日で、明日はまたパリにとんぼ帰りでパスカルと3人でこの間録音したDuportのプロモーション用のフィルムを撮影予定。すごいことになってますね。

『で、何弾くの?』と聞くと・・・

『4番』と昨日コンサートで弾いた曲。
Ok~みたいな感じです。

d0070113_5533314.jpg
子供たちに色々な楽器を見せる為に、バロックチェロ、モダンチェロ、ガンバ、小さい子供が弾けるサイズも持ってきて計6-7個かついでたでしょうか。さすが3人のママでもあるパスカル!4つの楽器も何のその!

d0070113_5552590.jpg
まだ残っている数世紀前の城壁

d0070113_5561289.jpg


d0070113_5572168.jpg
実際にジャンヌ・ダルクなどの映画の撮影現場として使われたというSedanのお城

d0070113_558816.jpg
夜に城内のSedan出身の有名だったチェリストの遺品のある博物館のようなお部屋を見せて貰いました。

d0070113_5584352.jpg
ポール・バズレ―というパリ国立音楽院の先生でもあり、カザルスと交友が深かったSedanの街出身のチェリストの財団があり、今回のコンサートなとを企画してくれました。

d0070113_60489.jpg


d0070113_602383.jpg
バズレ―とカザルスがバッハの無伴奏組曲について議論している時の写真

d0070113_621524.jpg

カザルスがバズレ―に宛てて書いたバッハの組曲に関する手紙

d0070113_62475.jpg
ドイツ、リュクサンブール公国にも近いSedanでは地ビールが有名なんだそうです。

d0070113_633852.jpg
アルザス地方が名物のカリカリに焼いたチーズ&ベーコンの何でしたっけ?・・・もう忘れてますが、美味しかったです!

d0070113_64366.jpg
ガブリンチョ!

この2週間の旅行でどれだけ太ったでしょうか・・・怖いですね・・・
と言いながら、明日はマカロンを持って録画の場所へ集合予定。(なんだそりゃ!?)

それでは、また・・・
[PR]
皆様こんにちは。いかがお過ごしですか。
昨晩1週間の旅行を経て無事にパリへ戻りました。

旅行1-2日目オランダ(アムステルダム、ハーグ)
d0070113_18415689.jpg
アムステルダムといえば自転車王国!

d0070113_19191862.jpg
2年間通った旧アムステルダム音楽院。今は、中央駅近くに移転しています。

今回の度は、懐かしいお世話になったアムスの先生、友達との嬉しい再会とドイツのバッハを中心とした作曲家の旅をし、ライプツィッヒとベルリンの楽器博物館も思いがけず大変充実していて、素晴らしい旅行でした。

d0070113_0274652.jpg
高校時代からの旧友が2人ともオランダで無事に男の子を出産したので、会いに行きました。オランダはほとんどが自宅出産で助産婦さんが交代で家に来てくれるシステムなんだそうです。

男の子を産んでお客様が来た時に出すというの伝統がこの可愛らしいお菓子。かりかりの焼いてあるパンにバターを塗って、ブルーのお砂糖がのっています。女の子はピンク。

3日目アムステルダムーベルリン(2時間飛び1泊)翌朝ポツダムへ(電車1時間)

ベルリンの空港を降りて、顔の肌に冷っとした感じがマイナス?という感じ。
実際、3日間の移動中、3日目は最低気温マイナス2度、最高気温6度という寒さ。

なのに、ニュースの天気予報ではパリは最高気温15度。え~~?そんなに違うの?
ということで、普通のコートでは寒い、寒い!という感じで帽子と買って赤ずきんみたいに耳まですっぽり隠して、寒い限界!になるとカフェで暖まったり、スープを食べたりして暖まりました。

不思議なのは、ドイツは同じヨーロッパでもパリやロンドンより気温が約10度も低く、かなり冷え込んでいて、びっくりしました。

d0070113_18434414.jpg
C.P.Eバッハが30年も働いていたポツダム・サン・スーシー宮殿C.P.E バッハが弾いていた&J.S バッハも弾いたであろうジルバーマンのチェンバロも見れてとても良かったです。

久しぶりに10代の頃の様に『未開の地』を初めて歩くというフレッシュな旅行で、ロンドンから合流した旧友と一緒にあちこち歩いてドイツ名物のソーセージを食べたり、楽しみました。

d0070113_18442954.jpg

写真は、ベルリンの楽器博物館で撮って良いということで、撮りまくっていたら電池切れ・・・でベルリンの風景は残念ながらあまりないですが、ルッカースFamilyのチェンバロがあったので、デテールも撮ってきました。少しずつUpしてきます。

4日目ポツダムーライプツィッヒで半日観光(電車で1時間)ー夜ワイマールへ(電車で1時間)
『トーマス教会』
d0070113_192194.jpg
バッハが働いていたライプツィッヒのトーマス教会

d0070113_1845697.jpg
ステンドグラスに有名なバッハの肖像が!

d0070113_19263271.jpg
トーマス教会内。ここで毎週末バッハの書いたカンタータが演奏されていました。バッハが多くの時間を過ごしたかと思うと、何だか親近感が湧きました。


d0070113_192753100.jpg
バッハが眠っています。ゴルドベルクのお礼参りができて良かったです。

『バッハ博物館』

d0070113_19294237.jpg
教会前にあるバッハ博物館。オリジナルの肖像がと自筆譜が展示されていました。

d0070113_19305423.jpg
自筆譜のヴィオラパート

d0070113_19313179.jpg
Upして見ると・・・

d0070113_1932417.jpg
これは、コピーですが、譜めくりの為、次のページがメモ的に赤い●の中に書いてあります。みんなやることですが、バッハもしていたんですね(笑)

『メンデルスゾーン博物館』

d0070113_19454377.jpg
メンデルスゾーンの肖像画。品の良いお坊ちゃんという感じですね。現実、作曲家の中でも最も裕福だったと言われています。別荘に行っていた際には、毎朝決まった時間にお庭で朝食を食べ、絵画のデッサンをしたりしていたそうです。

d0070113_19182370.jpg
ライプツィッヒにあるメンデルスゾーンの家だった博物館。今もサロンコンサートが行われるようです。

バッハと同じライプツィッヒに住んだメンデルスゾーンが、バッハの偉大さを称え、初めてマタイ受難曲を上演して忘れかけていてバッハの音楽を再度復興したことでも知られています。

d0070113_19415684.jpg
メンデルスゾーンのピアノ

1848 Traugott Berndt
1828/30 Johann Nepomuk Trondlin

d0070113_1944280.jpg
絵画もとても上手だった多彩なメンデルスゾーン。スイスの風景がが多くありました。

d0070113_19475226.jpg
メンデルスゾーンの手

d0070113_19481747.jpg
メンデルスゾーンの亡くなった際のDeth masqueと絵

『ライプツィッヒ楽器博物館』


メンデルスゾーンハウスから徒歩4分くらいの所にある大学の?博物館ですが、充実したコレクションで驚きました。ハースのクラヴィコード、フォルテピアノを初めて発明したクリストフォーリのチェンバロ2台(真っ赤なシノワズリの装飾された別ケース付き)、シュタインのフォルテピアノ、などなど。

5日目ワイマール半日観光ーベルリンへ(電車で2時間)

『リスト博物館』
d0070113_1939999.jpg
リストの肖像画とBruthnerのピアノ

d0070113_18485627.jpg

ポツダム:ゴージャスなリストの家(現在はリスト博物館)

ポツダムの博物館宣伝の車にリストの顔が!『Follow me!』と書いてあります。
d0070113_18494672.jpg



d0070113_185142.jpg
ゲーテの家(現在の博物館)横にある、ゲーテやシラ―も通ったというレストラン。ジャーマンっぽいですね~。

ロンドンから合流した旧友は高校から一緒の20年来の分かりあった友達、ピアニストだったので、作曲家やゲーテ、宮殿など訪れたい興味が一緒だったので、とても楽しい3日間&彼女のお陰で1人旅だとどこかで構えて緊張するのも、地図を持たずにぷらぷら歩ける気分でナビゲーターをして貰い、ありがたかったです。

d0070113_18522851.jpg
ワイマールをお散歩していたら、可愛いレストランの看板の隣に?バッハ・・・何とかと書いてある。
良く見たら、C.P.Eバッハとフリーデマン・バッハが産まれ、1707-1718年まで住んでいた場所・・・と!そうか。バッハはワイマールにも住んでいたんだっけ。

d0070113_18542218.jpg

また、歩いているとこんな素敵な紅葉のお家がありました。

d0070113_18554081.jpg
ここにもプレートが。よく見ると、マルテイン・ルターが1518年に住んでいた家と。これまたビックリ!
みんなご近所さんだったんですね。バッハとルターは200年の差がありますが、プロテスタントだったバッハは敬意を払っていたでしょう。

リスト、ゲーテ、シラーの家も全て徒歩10分くらいの中に全てあり、半日で回れてとても良かったです。また、ベルリン、ポツダム、ライプツィッヒ、ワイマールはそれぞれ電車で1時間ずつ位なので、昔の馬車で移動しても1-3日で着いたでしょうに、バッハの本でただ読む地名でなく、実際に訪れて地理関係が分かり納得がいきました。

6日目ベルリン半日観光ー夜パリへ(飛行で2時間)

『ベルリンの壁』
d0070113_18594398.jpg
最後にベルリンはまた戻り、夜の飛行機まで半日観光。ベルリンの壁がまだポツダム広場に残っています。

『ベルリン楽器博物館』
ベルリンのソニービル(ポツダム広場)の裏にある楽器博物館へ。
d0070113_1912982.jpg

入るとこんなにある!なぬ~。一気にハイテンションになりましたね。

d0070113_1941783.jpg
1618年Andreas RUckers

チェンバロではハンス・ルッカース、ヨハネス・ルッカース、アンドレアス・ルッカース、フォルテ、クラヴィコートでは、ハース、ピアノではシュタイン、ワルター、W.F.バッハが使っていた?チェンバロも展示してあり、弾けませんでしたがかなり面白かったです。

d0070113_1953770.jpg
天使にA.Rのイニシャル

d0070113_196891.jpg


d0070113_1964928.jpg

後ろは、こんな珍しい装飾

d0070113_1973464.jpg
1594年Hans Ruckers親子Virginal

d0070113_1910081.jpg


d0070113_19102369.jpg
踊ってる人を見たのは初めて!

d0070113_1911245.jpg
逆立ちしちゃってるし・・・

d0070113_1912074.jpg


d0070113_191243100.jpg
ドイツに乾杯!

久しぶりに自宅に戻りほっと一息、洗濯をし、明日からは北フランスへ5日間チェロのラファエル&パスカル夫婦とリハーサル、コンサート、子供への分かりやすく教える授業、マスタークラスなどをしてきます

バッハの録音後1週間パリで休んだつもりでしたが、どどどっと疲れが旅行中に出てきて、毎日の移動もあり、かなり消耗しているのでは?ということで、今日はマッサージに行って休んできます。
[PR]
皆様こんにちは。

最近のパリは、グレー&Grey(英)&Grie(仏)です。
だんだん、滅入ってきそうですね~。

お天気がこんなに人のメンタリテイーや気性に影響を及ぼすとは、ヨーロッパに住むまで感じませんでしたが、やはり10月―4月まで半年間ずっとぐれ~の日の短い日々は籠りますね!
練習するには良いかもしれませんが、録音終了後、バッハは弾いてません!(笑)

さて、良い気分転換に?
1週間旅行をすることにしました。

高校時代からの親友のピアニストがロンドンに10年以上住んでいて、たまにロンドンやパリ、帰国時に懐かしい同級生で会っていたのですが、久しぶりに2人で

“実は全然知らない・・・『ドイツ』を旅しようではないか!?

ということで3泊4日でベルリンーポツダム(バッハの二男カール・フィリップが仕えた宮殿)ーライプツィッヒ(バッハのトーマス教会など)ーワイマール(リストの家、ゲーテの家など)ーベルリンを周るという強行突破!

でも、意外や意外、電車を調べると近いんですね。
どこも1-2時間で行けて、ワイマールーベルリンだけ3時間弱です。パリーベルリンは2時間。ロンドンからも2時間ちょっと。

ということで、別々にベルリンまで飛んでゲートで待ち合わせ。
果たして合えるのでしょうか?デンジャラスですね。

2人とも怪しいというかほとんど話せないドイツ語でサバイバルです。
何だか久しぶりにこういう旅(若い18歳の頃にする様な)初めていく場所ばかりで楽しみです。

そして、その前に私は是非帰国前に行きたいと思っていたアムステルダムに久しぶりに行ってきます。2,3年行っていないでしょうか。あの運河の可愛い景色がなつかしいですね。

勿論、お世話になったメノにも会いますが、何といっても2人のフォルテピアノのお友達が赤ちゃんを最近産んで元気に頑張っているので、一目赤ちゃんにも会いたい!ということで、2泊3日の短い時間ですが、とてもウキウキしています。

高速列車のThalysも最近パリーアムスは何と3時間15分くらいで早くなり、近くなりましたね。
日本の新幹線の方があまり乗ったことなく、ゴールデンWeekに名古屋の友達宅へ行くのに、あまりに混んでいた為、空いている”こだま”に乗って初めて“各駅停車”と気が付き、1時間も遅く到着・・・

こっちの高速列車は各駅、急行みたいなのはあまりないので、直行くらいですかね。もっとシンプルです。逆に日本の方が進んでいてついて行けてませんでしたね。お恥ずかしい。
[PR]