皆様こんにちは。
先週末、2泊3日で南仏のトゥーロン(マルセイユの隣町)から車で内陸へ20分ほどのボエセー市へ去年の夏に引き続き行ってきました。

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去年はトリオの室内楽コンサートもあり4日ほど滞在しましたが、今回はコンサート前日午後に到着、他のコンサートを聞きコンサート当日の朝、午後とブランデンブルグ協奏曲全曲(1-6)のリハーサルとコンサート全てを1日で行いました。

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というのも、全曲演奏するために必要な音楽家は20名近くになり、みんなパリやブルターニュの人はブルターニューパリ:5時間、パリートゥーロン4時間半、と11時間近く旅行をしてやっと到着した人達も居ただけに、この1日しか全員空いている日はないのです。

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弦楽器のメンバー達。日本風にピース!みんな日本へもコンサートで何度か行っているので日本を良く知っています。

5月に既に一緒に演奏したメンバーがほとんどですが、弦楽器のグループなので、ファゴット、オーボエ、トラヴェルソ、リコーダー、ナチュラルホルンの方達はみんなわざわざこの1曲や2曲の為に来て頂き、皆さん現在パリの多くのバロックオーケストラなどで活躍される方達ばかり。
または、皆さんコンセルバトワールの先生達で、私はその中に“お弁当の沢庵”みたいに居ましたが。(笑)

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コンサートのあった教会。

それにしてもパリからTGVで3,4時間南下するだけで何と空が違うことでしょう!
青空が広がり、海が見え始めると、電車の中のフランス人も”ようやく南に来たか~~!”と太陽と海を嬉しそうに眺めています。

今回は残念ながらコンサート翌日にパリへ戻ってきましたが、本当はアヴィニオンやそこからバスで小高い丘にあるゴルドという町に行ってみようかな?なんてバカンスプランを考えていましたが、車でないと不便な場所が多い為、今回はあきらめました。8月にまたニースからイタリア寄りの街へ行くので、その時にゆっくり過ごしたいと思います。

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コンサート前1時間。チェンバロを移動、調律し始めます。

2年前に初めてチェンバロのソロのカデンツァが5分もあるブランデンブルグ協奏曲の5番を演奏しましたが、始めは気が気でないほど緊張して大変でした。また、チェンバロパートはもの凄い早いパッセージがあるのに一緒に弾くヴァイオリンとフルートはもっと気楽な分けです。

その為、どうしてもヴァイオリンの人のテンポが速くなって、もうこっちは必至!指が追い付かない!!と毎回冷や冷やして弾いていましたが、今回は5回目だったので、ヴァイオリンのジャン・マルクもOk。OK.と普段よりちょっと遅め?のテンポで始めてくれ、私も自分のペースで呼吸をしながら演奏できてやっと自分の演奏したいイメージで弾けたという感じです。

勿論、まだまだですがやはり場数を踏むのが何よりものトレーニングですね。また11月、12月、1月にあるので鍛えられると思いますが(笑)

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コンサートは夜9時15分から始め、休憩をはさんで終わったのは何と12時過ぎ!それからデイナー!
私はさすがにそれまで待てないのでコンサート前に食べましたが、ほとんどのメンバーは深夜過ぎ~1時半までお肉のタルタル、サラダ、ポテトのカロリーたっぷり料理をワインと盛りもり食べてました。
それぞれメンバーはコンサート終了後にすぐドライブで移動、翌日はアルプスの方でコンサート、などなど・・・方々へまた散らばって行きました。

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コンサート後、和気あいあいと乾杯!

去年のコンサートの時に、このボエセー市に住む日本人の尾形さんという方とお友達のイギリス人の方にお会いしました。とても気さくな方で、また来年もお会いできたらいいですねと言ってお別れしたのですが、今年は何と私の滞在先のホストファミリーになって下さいました!

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嬉しい驚きで再会をしましたが、奥様の恵美利さんは現在3番目の赤ちゃんを妊娠中。7か月で大変な中滞在させて頂き、2人の可愛いお譲さんと素敵な旦那様と一緒に和気あいあいとした楽しい時間を過ごさせて頂きました。

聞けば恵美利さんは幼少の頃はオーストラリア育ち、その後アメリカに留学、ブルターニュにも住み、今は南仏のボエセー市に住んでいらっしゃるそうです。旦那様もフランス語、英語が堪能で何よりも6歳のにきちゃん、4歳のえまちゃんは完ぺきな日仏バイリンガル!!

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素晴らしい~~。発音がばっちりネイティブでしたね~。さすが現地校に通うだけあって子供の耳から入る語学力というのは凄いですね。私もあんな発音で話してみたいです。(笑)
帰りには可愛いお二人が描いてくれたという絵を頂きました!

1枚目の絵は”けいさんピアノ上手になったらまた来てね!”と書いてあったそうで、お母さんが、これボツ!と言って描き直して頂いたそうで。
子供は正直でいいですね。
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イギリス楽器博物館めぐり3日目:Cobbe`s Colletion

ロンドンの南西にあるサリー州に大変素晴らしいコブコレクションがあります。Cobbe CollectionのWebsiteはこちらから。
ロンドンのWaterrloo駅から45分でHorsleyという駅に到着し、そこから車で10分ほどです。

行き途中に電車で私の生まれたWimbledon、そして40年前に家族の家があったHinchley Woodという駅を通り、何とも言えない懐かしいというか、思いがけぬ喜びでした。10年ほどイギリスに住んでいた両親が一緒に居たらさぞかし喜ぶだろう・・・と思いました。

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さて、Horsleyに付きこれまで敷地はどこまでも続く広い広い庭。というか牛がいました!
そして何とこの牛の赤ちゃんはその日の朝生まれて3,4時間後には起き上がってこの通り、お母さんとお散歩をしていました。

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入口

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最初に通された部屋。マリーアントワネットの為に特注で造られたErardのスクエアピアノ:Erard 1787、が奥に何気なく置いてあります。とても軽いタッチの楽器でした。Square Piano by Sebastien Erard, Paris, 1787. Reputedly made for Queen Marie-Antoinette.

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ウイーンのMozartの友人でありフォルテピアノメーカーであったスタインの弟子の作品と言われている。Mozart,Haydnなどの時代です。
Grand Pianoforte by a pupil of Johann Andreas Stein, South Germany or Vienna,
last quarter of the 18th century.


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ウイーン、アントン ワルター1815年/Anton Walter and Son, Vienna, c. 1815.
これは大変貴重なヴァルターの後期のフォルテピアノです。外観はかなり修復されたようですが、タッチも軽やかで何とも言えない品のある音でした。ベートーベンのソナタなど合います。

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隣の部屋は素晴らしいチェンバロが2台、クラヴィコード1台、ピアノが2台あります。

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アンドレアス・ルッカース1636年/ヘムシュ 1763年・Andreas Ruckers, Antwerp, 1636.Ê Ravalement by Henri Hemsch, Paris, 1763.

この大変有名なチェンバロ、ルッカースはかなりオリジナル楽器としてはかなり弾きやすいタッチでした。勿論修復されていますが、エジンバラにもあったルッカースもそうですが、本当に豊かな響きがします。17世紀、18世紀のフレンチバロックのレパートリーをこのチェンバロで弾くのは至福の喜びですね。作曲された年代と同じ頃に製作されていますからピッタリきます。

1年ほど前にクリストフ・ルセも来てこのチェンバロでコンサートをしたそうです。

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ナネット・シュトライヒャー・1823年。王女よりコブコレクションを運営しているナショナル・トラストへ贈呈されたピアノ/Grand Pianoforte by Nannette Streicher, Vienna, 1823.
Loaned by H.M. The Queen to The National Trust, in the care of The Cobbe Collection Trust.


この素晴らしい名器も高音が何とも言えない優しい音色で素晴らしいタッチでした。メンデルスゾーンやシューベルトにはぴったりですね。

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グラーフ1819-20年/Conrad Graf, Vienna, c. 1819-20.

このグラーフはFinchchocksのグラーフや他の場所で見たものよりも、何とも愛着が湧くと言うか、1回弾いたら離れられない!というくらい甘い、柔らかい響きで感激しいました。本当に素晴らしい名器で欲しくなってしまいましたが、勿論・・・そんなことは現実から程遠いですが、一瞬の幸せでした。

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グラーフ 1836年・作曲家グスタフ・マーラー所有のピアノを死後、孫のマリアナによって寄付された。修復していないのでハンマーや弦も全てそのまま当時のオリジナルの状態で残っている貴重な楽器です。

Conrad Graf, Vienna, c. 1836. Owned by Gustav Mahler and acquired from his granddaughter, Marina.


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ブロードウッド 1847年、ショパンがロンドンのコンサートで使用した貴重なピアノ。

John Broadwood and Sons, London, 1847.
Chosen by Fryderyk Chopin for his English recitals.
The property of the Royal Academy of Music, on permanent loan to The Cobbe Collection Trust

軽やかでイギリスのアクション独特ですがショパンも弾いたのかな~~と思うと大変興味深かったです。通常のブロードウッドよりもピアノの周りに家具のように彫りの模様が入っている凝っている装飾です。

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プレイエル 1846年・ショパンが所蔵していたと数年前に発見されて話題になりました。
Ignace Pleyel 1846, owned by Chopin.


全体的に修復、調律もきちんとされ、管理されている素晴らしいクオリテイーのコレクションでした。案内して下さったAlisonさんもとても寛大で普通は写真も弾くのも禁止らしいですが、どちらもOkして下さりカタログまで用意して下さいました。

聞けば、私のアムステルダムのチェンバロの先生 Menno ven DelftもCobbeとエジンバラコレクションを訪れて録音もしているので、皆せっせとオリジナル楽器を求めて旅をしているんですね。

行き方など詳細はまたUpしますのでご興味のある方は各サイトからメールでコンタクトをすれば、予約を取れます。

コブコレクションを見て、そのままユーロスターで2時間半後にはパリ到着!という東京ー大阪?の様な感覚でしょうか。遠い様な近い様な。

念願のコレクションをじっくりと3日間見れて本当に想像以上に充実した時間でした。
明日からはバッハのブランデンブルク協奏曲全曲コンサートの為南仏に行きます。それが終われば夏休み!

では、皆様も良い夏をお過ごしください。
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イギリス楽器巡りの旅2日目:フィンチコックス

フィンチコックスのWebsiteはこちらからどうぞ。

エジンバラからロンドンへ飛行機で1時間飛び、ホテルで1泊。
翌朝Gatwick空港から電車を2回乗り換え1時間後にKent州(ロンドンの東南)Finchocksの最寄り駅へ。
そこからタクシーで15分くらいするとFinchcocksの入口に。

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緑の広がる敷地内にレンガ造りのお屋敷が見えてきました。

この日も休館日でしたが、ドイツから団体ツアーが来ていて楽器の説明をオーナーのRichard Burnettさんが弾きながらジョークを交えてしていました。
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1階のサロン。右からErard 1866,Pleyel 1842,Broadwood 1823

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Anton Walter und Sohn circa 1800

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Rosenberger, Michael circa 1800

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チェンバロの部屋。
左からGregori 1697など。奥2つはコピー楽器。

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Finchcocksの地下にはカーブを改造してレストランもあり、アフタヌーンテイーも頂きました。

結婚式等もしているようです。個人所蔵宅で全て寄付金のみで運営しているということです。多くの音楽家に知って貰いたいとオーナーなバーネットさん夫妻がおっしゃっていました。
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皆様こんにちは。
日本は、36度の最高記録を更新!というほど暑いと聞きましたが皆様大丈夫でしょうか。

一方ヨーロッパでは湿度の低いさらさらとした気候で、夜は長袖などを着ないとちょっと寒い・・・という感じです。
さて、10年来一生に1度は行ってみたい!!という念願のイギリス・スコットランド(エジンバラ)楽器博物館を3カ所周ってきました。

パリーエジンバラまで飛行機で2時間であっという間にスコットランドへ!
北へ来ただけあり、セーターにレインコートも着ないと寒いくらいでした。

イギリス楽器めぐりの旅1日目:エジンバラ 楽器のカタログはこちらからどうぞ。

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エジンバラ中心部。断崖絶壁の上に旧市街が並び、コレクションのあるエジンバラ大学は丘の上のメイン通りです。

幸運なことに3つのコレクションを1日ずつ順番に見れるように休館日など誰も居ない日に予約を入れて頂き、思う存分に素晴らしい17世紀ー19世紀のチェンバロ、フォルテピアノの名器を見てきました。

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また、世界に数十台しか現存していない貴重なチェンバロなども弾かせて頂き、本当に感激でした。気が付くと撮った写真は300枚以上・・・

ということで、勿論ここには全て載せれませんのでメインの雰囲気や名器などを載せます。楽器好きの方、そうでない方も興味が湧くのではないでしょうか。

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チェンバロの部屋。何十台あったでしょうか・・・チェンバロだけで10台以上、クラヴィコードも10台くらいあったと思います。

200-400年経っても実際に音を出せる楽器からの何とも言えない時空を超えた音は・・・
今まで聞いた事のない音やタッチ、空気に振動する“何か”を感じます。
ピタッと説明できる形容詞が見つからない様な・・・そんな感性を越えた世界でした。

では、ご一緒に旅行に行ったつもりでどうぞ!
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フォルテピアノの部屋。イギリスの18世紀のフォルテピアノが多くありました。

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18世紀Vienneseのフォルテピアノ:MozartやHaydnの時代です。

この日は1日中雨という天気予報でしたが、朝10時半ー午後4時までずっと博物館内でじっくりと楽器を見させて頂き、帰りには雨がやみ素晴らしい街並みが見えました。

今度はゆっくりエジンバラの街を歩けたら最高ですね。
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ブルターニュは海沿いの為、年間を通して曇りや風が多い様ですが、フェステイバルのあった5日半は快晴が広がり、地元の人達も大喜びで泳ぎに行っていました。

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地中海に比べて海の温度は寒い様ですが、みんな楽しんでいました。私はあいにく練習や移動などでコンサ
ート前に時間が取れなく行けませんでしたが素晴らしい景色を堪能しました。

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出発の日はせっかくなのでパリへの帰り道にあるモン・サンミッシェルに寄って帰ろうかとプランしていましたが、車で載せていってくれるシャルルが2つの提案をしてきました。

1.今すぐランチを食べないで出発。
2.ランチをゆっくり食べて午後2時に出発、ちょっともサンミッシェルを見てルーアンまで車で行き、8時TGVに乗りパリに夜10時着。

う~~ん。と考えたあげく、どちらでもない、ランチを食べてTGVで直接モルレーという近郊の町からパリへ4時間の直通で帰る事になりました。

それはお天気が悪かったことと、疲れが出てきたこと。そしてちょうどB&Bのお世話になったボネットご夫妻に恵子ちゃんのアイデアでお好み焼きと稲荷寿司を作っていた途中だったので、みんなで楽しく過ごしてゆっくり帰るのもいいのではないかと。

モンサンミッシェルはずっと行きたいと思いながら行く機会のなかった場所なのですが、すでに5-7世紀以上残っている世界遺産ですから、今回行けなくてもまた行けるだろうと。40年くらいはまだあるでしょう。(笑)
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ということで、できあがった日本食はボネット夫妻、シェフの旦那さんジャン・クロードも大喜びしてくれ、滞在させてもらったフランソワーズ夫妻やその他2家族にも出前!をするとクレープのランチも行われていました。

そこで、本場ブルターニュのクレープの作り方を教えて貰う事に。
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1.クレープ専用機(これがないと味が全然違うらしいです!)

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2.平たいへらの様なもので円く広げていきます。

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3.バターとお砂糖、またはジャムやブルターニュ名物の塩入キャラメルをお好みで入れます。

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真ん中に具が集まる様にたたんでいきます。

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恵子ちゃんもトライしましたが、何だか焦げています。(私もすごいことになってました。円くならない!でもパリパリの部分が美味しいです)

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ベンジャマンはジャム入りを挑戦。

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これがブルターニュ本場の”そば粉”。Farine de blé noirと書いてあります。これは、卵やベーコン、ホウレン草などご飯として食べるクレープの粉。

カトリーヌさん特性レシピノートをパチリ。
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そば粉のメインデイッシュとしてのクレープレシピ:

5人前:(1人100g)
そば粉:500g
卵1個



よく混ぜる。簡単ですね!

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デザート用クレープレシピ:

デザート用は普通の小麦粉で良いようです。

クレープ5枚分:小麦粉100g、卵1個、砂糖30g、バター15g(油15gと書いてありますが、カトリーヌさんはバターを入れるそうです。)塩1.5g、水、ミルク少々。

クレープ50枚分:小麦粉1キロ、卵10個、砂糖300g、バター150g、お水0.6リットル、塩15g

手順:
①卵と砂糖を混ぜる。
②少しずつ小麦粉を混ぜる
③バター、ミルク、水の順番にを混ぜていく
④お塩を混ぜる

油を含ませたキッチンペーパーでフライパンをさっと拭き、布地を伸ばしていく。焼けたら真ん中にバターや砂糖、ジャム、キャラメルなどお好みで入れ、畳み、できあがり。

では、お料理好きな方は是非ブルターニュ本場のクレープを楽しんで見て下さい。

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ブルターニュは美味しいものが一杯です!
お料理用のあら塩、Fleur du Selという卓上の高質のお塩、ガレットと言われるビスケット、クレープ、お塩入りのキャラメルキャンディ、同じくお塩入りのキャラメル(クリーム)、そしてChouchenというハチミツ入りのリキュール。

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シューシェンは食前酒としてちょっと飲むのに最高です。何と7ユーロしませんでしたから900円くらいでしょうか。

道理で帰り道は荷物が重かったですが、これから食卓で楽しめそうです。
今週末はイギリスの楽器コレクションを見に行きます。
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最終日のコンサート会場の別の教会でリハーサル中。

フレンチバロックのプログラムが終わり、やれやれ・・・とデイナーを食べると、翌日の2台の為のコンチェルトのリハーサルをするということになりました。

ソリストのチェンバロ、ベンジャマン・アラール君とはパリで2回リハーサルをしたきりで、何しろチェンバロとフォルテピアノが隣町同士にあり、同じ場所にない為コンサート前夜まで練習できる機会がなかったのです。

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それにしても1つコンサートが終わって疲れがどっと出ている時に、また気を取り直してというのなかなか体力がいりますが、当日は場所のセッテイングなど考えていられない分けですからやはりやろう!ということに。

プログラムはバッハのチェンバロ協奏曲(ベンジャマン)、モーツァルトのピアノ協奏曲(私)、C.P.E バッハの2台の為のコンチェルト(ベンジャマン&私)

ということで、各楽器ソロの協奏曲がある為、コンサート中に移動すると調律が狂う為どこに置くのかというのが重要なポイントになり、何回も場所を変えて音を出してみます。

コンサートが6時半ー8時くらいまでかかり、デイナーが9時過ぎまで、9時半ー11時半まで結局楽器の位置やテンポのチェックなどをしてやっと家に戻り休みました。

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翌日、コンサート当日。

午前中リハーサル、通しのゲネプロ。
ランチを食べて4時間後にはコンサート。

結局練習しに行くと隣町でいつも送り迎えを誰かにお願いしないといけない為、もう家に戻って休む時間がない!ということで、しょうがないので同じ教会で他のコンサートが行われている間に裏の部屋で座る場所もない為、フォルテピアノのカバーを敷いてリハーサルの録音を聞きながら詳細をチェック。

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するとコントラバスのユアンが入ってきて大笑い。思わず写真を取られました。

日本の綺麗なコンサートホールなどとは偉い違いですね。トイレもないです!教会は13‐17世紀に建てられた古い物が多い為、昔はトイレの施設がないと未だにない場所も多いので、近くのカフェに行かないといけません。

すると何と思わぬハプニングが!
私は2曲目から弾くのでコンサートが始まる直前にまだ時間があると思いトイレに行って戻ってくると、裏口の楽屋のドアが開かない!鍵を誰かが中から閉めてしまい・・・

かなり焦りました。なんたって、まだドレスのスカート履き換えていないし、楽譜も中だし・・・
え======!!!!

取り合えず入口の係の人に行っても、田舎のおばちゃんだから、え?どういうこと?あなた今弾くの?あ、次の曲?なら大丈夫よ。

なんて暢気なもの。
し~~ん・・・・

さすがにおっちょこちょいの私でも閉めだされたのは初めて。しかも本番直前!!
見るとみんなはもう1曲目のバッハを弾いている。

しょうがないとあきらめ裏口で待つことに。
終わり次第、窓ガラスを叩き明けて貰いましたが、そりゃ~~~大急ぎ。更衣室もない!のでスカートの上からスカートを履いて着替えたりして、誰も気にしないしそんな時間もない。

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みんなはもうステージで調律をしにいくから、けいは2分くらい時間とっても大丈夫だよ。なんてバイオリンの子に言われ・・・遅れてステージへ。

あ~~すでに心臓どきどき。
ただでさえ、フォルテピアノで協奏曲を弾くのに緊張していたのに、もうはらはらしている。
いかん!

落ち着くように心がけましたが、そりゃ~~。コンデイション的には悪い。でも、そんなこと言いわけにならん!
結局1楽章分かかってやっと普通の状態に戻った感じでしたが、反省でしたね。

自分の中ではもっと深く練るべきだったかと多く反省しいましたが、お客さんはみんな喜んで下さったようです。

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やっとMozartが終わり、2台コンチェルトへ。
これもタイミングがとても微妙で大変。チェンバロとフォルテピアノが掛け合いで数え間違えると本当に誰も弾かない空白ができてしまう。

10人くらいで弾いて、結局みんなあちこちミスはあったものの、無事に終了。なかなかフォルテピアノとチェンバロを同時に聞く曲というのはないので、お客さんも興味津々だったらしい。

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結果、チェンバロとフォルテピアノの音はなかなか合う、面白いから他にも曲はあるの?などとコンサート後にコメントを頂きましたが、ベンジャマン君も飛びまわっている多忙なチェンバリストなのでリハーサルは3回しかなく、お互いにぎりぎりの状態で本番を弾いたという感じで、まあお互いに胸を撫で下ろし・・・という感じでした。

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コンサート後は近くのお庭でレセプション。

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フルートのセリーヌの子供、ピエール(1歳半)が3歳半のセシールと遊んでいましたが、見ていたらなんとピエールがセシールにキスをしようとしています!

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あまりに可愛くてみんな写真を撮っていましたが、フランスでは会った時の挨拶、さようならの挨拶でも2回ほっぺにキスをするので日本の握手と同じ感覚だと思いますが、赤ちゃんの時から見ていて自然なんですね。

それにしても1歳半でキスデビューとはさすがにフランス人!とみんな大笑いしていました。


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右からフルートのマチルド、ヴァイオリンのパスカル、チェロの恵子ちゃん、私

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全員でポーズ!

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その後、食堂に戻りみんなで乾杯!毎日、B&Bで朝食をお世話になったボネット夫人の旦那さん、ジャン・クロードの美味しいお料理でみんな最高の食事でした。

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ピーチ、アイスクリーム、クリームにお手製フランボワーズソースのデザート。

デイナーが終わったのは深夜12時!さすがフランスですね。遅い。その後、海沿いの素敵なカフェ&バーへ移動することに。

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夜中の2時に何と日本のゲームをフランス人のみんなが夢中になってます。

いっせ~~の!2! いっせーの5! と指を同時に挙げて数を当てる、小学生がやっている遊びをなぜかみんな夢中になり・・・
チェロの恵子ちゃんと私も大笑い。

夜中の2,3時にぱらぱらと帰り始め解散。翌日は、みんなパリ、南仏、ブルターニュ、それぞれの場所へと移動していきました。
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フォルテピアノをさらうと同時に、翌日に控えたチェンバロのコンサートのリハーサルも行い、いよいよコンサート当日になりました。コンサート前に結婚式があるので白いリボンと新郎新婦の椅子が用意されています。

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朝はチェンバロを練習しにコンサート会場のある隣町の教会へ。
ランチを食べて、最終日のMozartを練習しにフォルテピアノのあるシルビー宅へ。
6時からのコンサートなのですぐに家に戻り、着替えて教会へ。
ゲネプロをするともう外にはお客さんが待っている・・・

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という感じであっという間に時間が過ぎていきました。
教会では、コンサート1時間前に結婚式があった為、大急ぎで調律、リハーサルをして開場はコンサート開始15分前!というぎりぎりのスケジュール。

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お庭では記念撮影をする人達がいました。

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幸い、チェンバロ&フォルテピアノ製作者のポールが居たので全て調律をしてくれたので、とても助かりました。

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ゲネプロ中。
このフレンチプログラムはパリの自宅で3月末から少しずつリハーサルをし、6月にすでにパリで1回コンサートをしているので慣れているとはいえ、やはりみんな緊張の様子。

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コンサート中。
結果、今までのリハーサルの間に色々とみんなで練り、話し合ったことが表現できていた様で、良かったです。お客さん(わざわざ隣町などから来て下さった方がた)やオーガナイザーも喜んでいました。
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無事に終わり、帰り道にはこんな綺麗な景色が広がっていました。
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ぐっすりと寝た後に朝ごはんを食べに、お迎えのB&Bを経営しているマダム・ボネット宅へ恵子ちゃんへ行くと素敵な朝食が用意されていました。

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マダム・ボネット宅にて。これは最後の日のランチの写真なのでワインがありますが、さすがに朝からワインは飲んでません!

ここもサラダやトマトも全部自給自足しているということで、お庭には水連が咲き、蛙と鯉がいました。
そんな中ゆったりと朝食を頂き、リハーサルの為にどこへ何時へ行く・・・などスケジュールを決めて移動しました。

何しろ、リハーサル、練習、コンサートの場所が1カ所でなく全て車で10-15分くらい隣町へ行ったり、野原を通り過ぎたり、1人では移動できないのです。始めはその距離感がつかめなかったですが、ギ―メックの村には何とスーパー1軒、カフェ2軒銀行もなし!洋服などのお店も1軒もなし!

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今回は、4日目にチェンバロでフレンチバロックのプログラム:ラモー、クープラン、ギ―マンの室内楽。そして5日目にフォルテピアノでモーツァルトのピアノコンチェルト、C.P.E バッハのフォルテピアノとチェンバロの2台の為のコンチェルトを演奏する予定だった為、2個のプログラムを同時進行でリハーサル、仕上げていきました。

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まず、フォルテピアノを練習させて貰いに行く事に。
到着すると、それはそれは素敵なお家とお庭の広がる場所で、シルビーという素敵なマダムが住んでいらっしゃり、ここで別の50人くらいのホームコンサートも行われました。

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中庭にはバラが咲いていました。そこを入るとフォルテピアノがありました。

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練習の合間にシルビーが“今、お庭で積みたてのフランボワーズよ。”と言って持ってきてくれ、太陽の光を一杯に吸収した自然の甘みたっぷりの味でした。太陽の暖かさが伝わってきて、最高だな~~なんて思いながら、再びMozartの練習へ。

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コンサートのレセプションのテーブルに載せる為に、自家製のお花でブーケをシルビーが作っていました。
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皆さまこんにちは。

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5日間ブルターニュでリハーサル・コンサートを終えて昨日パリの自宅に戻りました。
 小さなGuimac(ギ―メック)というモン・サン・ミッシェルよりもさらに2時間西へ行った、何と人口900人!の小さな村に滞在しました。

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パリからTGV高速列車で4時間、車だとパリから5-6時間かかります。
行きはリコーダーのパリからドライブする友人と一緒に行きましたが、パリから出るのに渋滞で大変!
東京と同じですが首都高速が一番混みます。

なぜか出発して1時間後に長いトンネルを抜けると、目の前にエッフェル塔が見え・・・・・
あれ?さっきパリ郊外まで出たのに間違えた?!?!

トンネル内へカーナビの電話が届かず間違ったらしい・・・
ということでパリから出るのに2回くらいルート変更になり・・・結局パリから北西のルーアン方面へ出て、モンサンミッシェル、サンマロを経て休憩含めて6時間ドライブでやっと到着しました。

すると・・・
リコーダーの友人が時間があるから海へ行こう!と連れて行ってくれた海沿いのカフェがここ。

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この日の昼間、カフェ内のピアノで日本人のチェリストで去年から参加している恵子ちゃんがシューベルトのコンサートをちょうしたようでプログラムが外に張ってありました。

長旅の疲れを癒すには最高の景色。
目の前の坂道を降りるをすぐにビーチです。
ブルターニュの海岸は岩場や海藻が多いのですが、独特の風景でとても美しいです。

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その後、5日間お世話になるホームステイ先へ行くとこんなに可愛いらしいお庭の家!
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ガーデニングのコンクールが30年前からあるそうで、ご夫婦でデザインやお花の色合い等考えて植え、見事コンクールで優勝したそうです。とても手がかかっていて花が咲き乱れていました。
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お部屋からは前庭が見え、ワンちゃんが不思議そうに見ていましたが、よそ者だ!と分かりワンワン吠えてました・・・

そして、お庭の裏には畑があり全て野菜など自給自足で賄っているそうで朝が早い!ので10時半には寝ていらっしゃいました。私も早寝早起きに切り替えこの日はぐっすりと寝ました。

そして夜窓を明けると明かり1つ見えない、通りの電灯もなく、完全な静けさ・・・
こんな経験は何年ぶりでしょうか。パリでも東京でも不可能な田舎の良さですね。
上を見上げるとまるでプラネタリウムのような満天の星空が広がり、素晴らしかったです。
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皆様こんにちは。

パリはこの4,5日急に夏!になり、28度ー30度の日が続いています。
いよいよバカンスシーズン!という感じでしょうか。

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1年間教えていたNeuilly市の音楽教室も2週間前に無事にちびっ子の試験が終わり、晴れてピアノ1年目のドレミの読み方から始めた生徒達も両手で何とか弾けるようになり、進んだ生徒には”エリーゼの為に”の楽譜を夏休みの宿題に出しとても喜んでいました。

フランス人の子供たちを教えて実感したのは、日本と親の意識が全く違うということです。
日本では、ピアノ教室やレッスンに通わせるのも、親が子供に弾けるようになって欲しいと思っているケースが多いです。

フランスでは、勿論親の希望もありますが大体子供がやりたいと言うと尊重してレッスンに取りあえず通わせるのですが、練習をさせた方が良い、楽器や良い先生に付けて良い環境で育てたい・・・という熱意はあまり伝わってきませんでした。

何しろ、1年レッスンを続けて試験前になってもピアノがまだない・・・
という生徒が居ました。
始めの半年間はメキメキと上手になり、楽譜も読めるので頭が良いのですが、ピアノがないことには練習もできない。
ということで、週1回レッスンの30分しかピアノを弾く機会がない・・・というのです。

12人の子供の10人はベビーシッターが連れてきます。これも日本に比べてお母さんが働いている共働きの家庭が多い事を表しますね。
その為、いくらベビーシッターに“ピアノを早く借りるなり買って下さい”と言っても、全然伝わってないケースもあります。

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とにかく、昨年度の9月にレッスンし始めた時は1日8時間半どうやってフランス語で話し説明し続けるのか・・・エネルギーがもたない・・という感じでした。

しかし、これも慣れで1,2,5,10回と回を重ねるごとに子供達の性格や家庭環境も分かりますし、私のフランス語を7歳の子供に直して貰ったり!(お恥ずかしいですが何回もありましたね)
ということで、途中から意識を切り替えて全ての生徒は私のフランス語の先生!
と思ったら何だかGive&Takeというか、お互いに助け合っている様な気持になり親近感も湧きました。

それにしても、フランス語のド・レ・ミのレはRÉなので、喉でRを鳴らさないと通じないわけです。
これが、日本人の私にはつらい!
1‐10回ならいいのですが、1日に100回くらい言ってたのではないでしょうか!?
何しろ初心者の子供たちなので音符もまだ読めない分けです。

その為、ド-RÉ-ミ-RÉ-ド-RÉ-ド みたいな。。。永遠とRÉが出てくるので段々、
Tu peux chanter? (歌ってみて?)

と子供に歌ってもらい、私は弾いて見せたり、喉飴をなめたり・・・色々工夫しましたね。
それでも1年たってみるとみんな可愛い子供たちと思いましたね。

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ブランデンブルグ協奏曲の際に家から運んだマイチェンバロ

さて、4月のゴルドベルグ変奏曲ー5月ブランデンブルク全曲、6月フルートソナタ全曲とバッハがオンパレードでしたが、来週はいよいよフォルテピアノでMozartのピアノコンチェルトとC.P.E.Bach(バッハの次男)の2台の為のコンチェルトがあります。

しかし!フォルテピアノが現在家にない・・・為なかなか練習が実際にフォルテピアノでできませんね。
チェンバロで練習していても、強弱が出せないのとペダルがないのでどこでペダルを踏むのか謎!?という感じになってきました・・・(いいのでしょうか!?!)

勿論フォルテピアノを弾けば自動的に耳で聞いて感覚が戻るのですが、ここ半年ずっとチェンバロ漬けでしたので。

そして、バッハ漬けだったので久しぶりに愛するフレンチバロックの色々な曲も始めました。
ダングルベール、フォルクレ、ラモー、クープランなどなど魅力溢れるレパートリーが沢山ありますので、まだまだ開拓中です。

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ということで、来週はモン・サンミッシェルよりも先の車で7時間くらいのブルターニュ地方へ行ってきます。きれいな海岸があるそうですが、きっとリハーサルと練習で楽しめるのはやはりコンサート後でしょうか。

チェンバロでフレンチバロックの室内楽を演奏翌日後にフォルテピアノのコンチェルトを弾くなんて、さすがに初めてなので果たしてこなせるか謎!?ですが、コンチェルトは何と6月にパリ郊外でリハーサル1回であとは本番前日のみです。

さてはて、終了後にまたご報告します。皆様も夏をお楽しみください。

写真は5月ブランデンブルグコンサートを行ったパリ郊外の修道院
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