一昨日に続いて昨日はパリのエコール・ノルマルにあるコルトーホールでトリオのコンサートがありました。
お陰さまで初めての自分のチェンバロでのコンサートも無事に終えられて、運搬をしてくれた方、オーガナイザーそして来て下さった方に心から感謝の気持ちで一杯です。

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なかなかパリでコンサートをオーガナイズするのは大変なことですが、多くの方達のお陰でできたコンサートだと思いました。

1日目のコンサート後に3人で家に寄って録音を早速聞きながら各自のパートでテンポ感が良くなかった、音程が悪い、もっと相手の呼吸に合わせる所・・・などをチェックしたお陰で弦の2人は翌日朝練習していたようですが、私はチェンバロをシャトーに置いてきて家で練習できない為、再度録音を翌日聞きながら和声やタイミングなど再確認をしました。

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実際に指を動かす練習よりも、頭の中の回転の問題も大きいと思います。私は頭の回転がもっと早くなって楽々即興演奏をしながら相手の音をもっと聞けるゆとりが必要だな~と普段から思います。
やはりその為には曲のハーモニーが体に入って次にどういう進行が来るのかまる暗記していれば、きっと自由に弾けるんでしょうね~~。まだまだです。

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昨日は、5時半の本番に対し、楽器の搬入が2時半からということで時間的にぎりぎりで、チェンバロも空気、湿度に慣れて音が鳴り始めるまで少し時間がかかったようです。

ピアニストの来てくれて友人は、楽器も後半に向けて鳴りだしバランス良くなったと言っていました。
私達3人も後半の方がリラックスできました。やはり3人、2人、1人で弾くのは全然感覚というかバランスが違い、1人で弾くソロの曲が一番深い呼吸が入りホールに響く自分の音をゆったりと聞けました。

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相手に合わせる際にも自分の呼吸が乱れなければベストですが、なかなかまだコントロールできていませんね。やはりソロで自分の呼吸、世界に入った後は楽にラモーの最後の曲を演奏できました。

明らかに前半よりも後半の方が雰囲気も馴染み、楽器も鳴り、演奏側も緊張が取れたようですが、願わくば始めからそんな状態から始めれたらベストだなと思い、とても良い勉強になりました。また、次回の課題になりますね。
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オーケストラなど大きい編成の時よりもやはり人数の少ない室内楽は大事なタイミングも合わないとどうもしっくりこないことがあるのでいつも改善する場所があります。
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来週はオーケストラLes Sieclesとヴェルサイユ宮殿のテーマで子供の為のコンサートをパリのCite de la musique(Webサイトでライブ録画が見れます)とベルギーのリエージュでコンサートです。

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自分のチェンバロは子供の様に心配もするので、オーケストラの仕事は全て借りて用意してくれるので気楽です。
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今日は、パリ郊外のシャトーでトリオのコンサート(チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴァイオリン)が無事に終了しました。長い1日でした。

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今回は、初めて私のチェンバロをコンサートに使用するので不安半分、嬉しさ半分と小さな赤ちゃん(大きな楽器ですが)を見守る様な気持でした。

幸い、楽器専門の運搬業者の方に頼み30分以内に慣れた手つきで無事にチェンバロを運び出しパリ郊外のお城にはその30分後に到着してしました。

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ということで、コンサートは夜5時半だったのですが、朝10時過ぎにはチェンバロを運び出し、11時にはシャトーに到着、お昼を食べて調律、リハーサル2時間、調律、そしてコンサートをして再び自宅に戻ったのは夜9時過ぎでした。

その後、録音した今日のコンサートを聞きたいということで演奏した仲間みんなで録音を聞いて早速反省会。
秋からリハーサルを続けてきた色々な積み重ねの成果がきちんと出ている部分もあり、安心した部分と同時にやはり直さないといけない場所はまだまだある訳です。

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でも、夏のコンサートの録音よりも3人がさらにまとまってコミュニケーションも深まっていることはみんな同感して、やっていて良かったねと話し、良く寝ましょう!また明日!と別れました。

まだイタリアから戻った疲れが取れていないまま毎日朝からリハーサルだった為今日はやっと久しぶりに寝れます。というか、寝ます!

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チェンバロは1泊シャトーに今日のコンサート後置いたままで明日直接パリのコルトーホールに運ばれる予定です。その為、午後から調律、リハーサル、調律で本番です。

今日のコンサートは郊外の80人ほどの素晴らしいサロンでしたが、お客さんも熱心に聞いて下さり、アットホームな感じでした。このシャトーは100年ほど前に個人邸宅として作られ、その後色々な映画や撮影などにも使われているそうです。ルパンの映画3分の撮影の為に1週間ロケをしていたそうです。

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何よりも1年間かけてチェンバロの装飾画を描いて下さったパトリックさんご夫婦も駆けつけて下さりとても嬉しかったです。パトリックさん自身もご自分の絵が描かれている楽器の音を今日初めて聞いてとても嬉しそうでした。絵画と音楽は相性がいいですね。素敵な絵にお客さんも珍しそうにコンサート後見に来ていました。

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画家のパトリックさんと
今日は録画が入り、このアンサンブルのWebsiteに動画で載せる予定だそうです。
明日は、録画はありませんが嬉しい事に沢山の友人やお世話になっている方々が来て下さるようなので、今日の経験を生かして演奏できたらと思います。
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取りあえず途中報告でした。
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こんにちは。4日間チェンバロのマスタークラスを受けにフィレンツェに行ってきました。

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今、フランスで一番活躍しているチェンバリストの1人であるクリストフ・ルセさんにゴールドベルグ変奏曲やフランス音楽のアドヴァイスを頂きましたが、本当に素晴らしい時間を過ごしました。

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有名なPonte Vechio(古い橋の意味)橋の上は貴金属のお店がぎっしり!

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橋の上のお店

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お店の奥の景色も素晴らしい!

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マスタークラスがあった個人邸宅のパラッツォ(宮殿というかお屋敷)

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素晴らしいモザイクの床の玄関。隣のドアを開けると全部フレスコ画でした。

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続く廊下

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家具も素敵なアンテイーク

本当に充実した4日間でした。45分もあればほとんどの主要の観光地が観れる中世の時から街のサイズが変わっていないのでは?と思います。
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市庁舎でしょうか。有名なミケランジェロのダビデ像が立っています。隣は世界有数の美術館、ウフィッツィ美術館でダビンチ、ラファエロ、ミケランジェロ、ゴヤ、レンブラントなど堪能しました。

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9年ぶりに再度訪れましたが、美術館の記憶も薄れていたので楽しみました。午後4時半に行ったら並ぶことで有名な人気スポットですが、がらがらでそのまま入れてゆっくり見れました。

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有名なDuomo、街の中心にあります。

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正面のファッサード

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右横

あちこちに芸術の都ならではの素晴らしい建築物があり、パリとまた違った幾何学的なイタリア様式に圧巻させられました。中でもドゥオーモは本当に素晴らしかったです。

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Duomo中。大理石の床が見事!

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クーポールの天井画

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バチカン公国の有名なミケランジェロの天井画なども、画家は上を見て描く為首や心身への負担と絵具などが目の中に入って大変なんだそうです。人間の技とは思えない素晴らしさですね。

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外に出ると広場にイタリアンジェラートのお店。てんこ盛り!

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イタリア食材屋さん

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イタリア発祥のピノキオのお人形も沢山!

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そして行った初日には人生で一番おいしい!ペストのパスタとオニオンスープを食べました。
その時の写真は残念ながらありませんが、最後の日に地元でおいしそうなレストランに行ってみました。

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豊富なイタリアワインのセレクション

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前菜の生ハムがおいしかった!盛り付け中

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デザートのマンダリンのソルベにブルーベリー

マスタークラスの2日目にはルセが別荘にイタリア人も含め7人みんなを招いて下さり、パスタやケーキを作ってトスカーナ地方のチーズやワインを頂いたり。やはりイタリア人の作るこだわりパスタはおいしかったです。ソースを30-40分煮込んでその後にパスタを湯がき始め、シンプルなトマトソースでもとてもおいしい買ったです。

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リビングでは焚火をくべて、焼き栗もしました

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ルセ特性のクリケーキとデザートワイン。これがまたおいしく、ビスコッティという固いビスケットにお酒をしみこませて食べてるのは真似したら忘れられない味でした。

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自らケーキを取り分けてくれるルセ

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街を歩いていてあった木彫りのお店

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可愛い天使たち

皆さんも駆け足で4日間のFirenze旅行をお楽しみ頂けましたか。では、また。
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セーヌ川からの雪景色

パリでは1週間ほど前から雪や氷なども見られる零下の続く寒い日です。

時差も治りましたが、東京に慣れるのに3日掛るのに対して、やはりメンタリティ―も含めてパリに戻りには1週間くらいでしょうか。

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ルーブル美術館

段々自分が日本の感覚から普段パリで住んでいる時の感覚に戻るのが体感されて面白かったです。
フランス語は3週間話さないだけで、こんなに忘れるの?
という様に言いたい表現が出てこなかったりしますが、到着2日後にはちびっ子に8時間以上フランス語で教えたお陰で少しずつ戻ったでしょうか。

宿題帳に練習する内容や気をつけるポイント!と書くのですが、お母様達も見る可能性が高く、文法やスペルの間違いはとてもお恥ずかしいのですが、書きながら曖昧だと教えている子たちにスペルを聞いたりして!?なんという先生・・・でも、子供は純粋なので親切に教えてくれますね。みんな笑ってますが。(苦笑)

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ルーブル美術館とシャンゼリゼ通りを結ぶコンコルド公園も雪!

今日も8時間のレッスンが終わりやれやれ・・・とほっとして戻りカレーうどんを食べてしまいました。
ちなみに持って行ったお弁当はうなぎ弁当!これは、日本から20キロ以上も?!運んだ日本色のお陰で嬉しいですね。今回は29.5キロありましたが、エアーフランスは何も言わずに通してくれました。余談ですが。

さて、時差を治すまでぼ~~っと過ごそう・・・と思っていたら気が付いたら毎日早朝から来週のコンサートのリハーサルが入っていて忙しいのですが、今週末から4日間イタリアのフィレンツェに行ってきます。チェンバロの用事ですので、また写真はUpします。

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コンコルド広場の観覧車と遠くに霞がかったエッフェル塔

来週末のコンサートは約1年前の1月に決まって、え~~そんなに先なの?と思っていたらあっという間に約1週間前です。なかなか室内楽というのはソロと違って他2人の呼吸やアーテイキュレーション、表現など合わせないといけないので気を使います。

やはりアンサンブルが上手な人は、自分の弾くパートは4割くらいの神経でささっと弾きながら、残り6割は一緒に演奏する相手の呼吸やテンポ感などを感じることに集中していないといけないと思います。

本当は7(自分の中)対3(外)の割合で物事を見れると微妙な動きや呼吸感も目で見ていなくても、感覚の目でキャッチできるそうです。なかなか、そこまで超越していないのでその逆?自分=8 対 2(外)の割合のような気がするのですが・・・

2人で弾くのも3人で弾くのも大きな違いがあります。また大人数のオーケストラと弾くのも全然違いますね。それもソロで弾くのか伴奏で弾くのかで全然役割が違います。それは、2人、3人、50人と会話するのと同じように違うのだと思います。

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コンコルド広場のエジプト記念碑と遠くにエッフェル塔

と余談が増えましたが、コンサートのお知らせです。伝説のピアニスト、アルフレッド・コルトーさんが創設したエコール・ノルマル音楽院のコルトーホールで演奏できるのは大変光栄なことですが心配が1つ。

あまり響きが多い音響ではないらしいので、私のチェンバロを今回初めてコンサートに使用するのですがきちんと響くだろうか・・・ということです。

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この寒さと乾燥で一昨日チェンバロが突然変異?!して、タッチがかなり柔らかくなり鳴らない音まで出た為、急いで構造内を見ましたが、まだ1年前にできたばかりのチェンバロで木が季節によって伸縮しているの起きることです。今週チェンバロ製作者の方に来て頂き、コンサートで問題ないように最終チェックをします。

チェンバロのカバーもまだなかったのですが、ドイツに11月にオーダーして、全然Okと言っていたのに、昨日電話で明日から作ります。忙しかったので遅れました・・・と。でも3日間で仕上げて今週中に送ってくれるそうです。コンサート前日に到着することもありえる?のですが、まあ様子を見ます。

日本ではありえませんが、ヨーロッパではこんなことはしょっちゅうです。チェンバロを3年待ち続けてかなり気は長くなったでしょうか・・・

そういえば、チェンバロの絵を描いて下さった画家のPatrick Marianiさんも今回、初めて彼が仕上げた初チェンバロでのコンサートにいらして下さるのですが、彼の紹介Youtubeができたとのことです。大変興味部会アンテイーク絵画などの修復について見れます。終わりの方に彼の作品例として私のチェンバロも出てきますが、大変光栄なことです。
そのYoutubeはここからどうぞ。

では、皆様もお体にお気をつけて下さい。
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昨日パリへ戻ってきました。
朝4時半起床で家を5時に出て成田発9時半のエールフランスに乗るはずが、なんと4時間遅れてパリ自宅に着いたのは24時間後・・・でした。

かなり疲れましたが、飛行機でも寝たり映画を見て大丈夫でしたが、パリに到着すると何と寒いこと!
今朝も外に出ると日本と全く温度が違うのでびっくり!寒い!
今日はマイナス2度くらいだったようですが、太陽が照っていても日陰に入るとかなりの寒さ。

帰ってきてからの予定を全然忘れてて、何となく手帳を見たらリハーサルがヴァイオリンの子と入っていた!来る45分前。ということで慌ててチェンバロを調律してスーツケースを片付けてリハーサル。

その後、気が付くと部屋の湿度が30%からからに乾燥している為、チェンバロに良くないので急いで加湿器を探しに行きましたが、簡易用の暖房などにひっかけてお水を入れる物しかなかったので、取りあえず2個買って家へ。

というのも、今まで使っていた加湿器のコンセントの先っぽが、ぽろっと欠けて壊れてしまったのです!そんなことがあるのか・・・と思うのですが、やっぱり日本製以外の電気製品は・・・こんなことがあるようで。

急いでインターネットで超音波の加湿器を調べましたら、日本のように美肌効果なんていう物はないのですが、暖かい空気、冷たい空気と温度を選べるものがあったので早速それにしました。

どうやら2カ国は慣れたルクセンブルグ公国から来るそうで・・・届くまで実際などんな物か分からないのはちょっと不安ですが。

なぜ超音波か?というと、パリの水道水はあまりにカルキが多くて、そのままのお水を加湿器に入れると家中が真っ白!になってしまうのです。

超音波の加湿器でも、1度ブリタなどカルキを取り除くろ過器を通したお水しか使わないようにしています。それでもしばらく使うとテレビの画面が何となく白い・・・・

???

と思い指で触ると灰色というかカルキで真っ白=灰色=拭くと真っ黒・・・なんです。
ありえないですね。

ということで、新しい加湿器が来るのが楽しみです。日本は冬は17%まで湿度が落ちる時もあると聞きましたが、そうなるとチェンバロの中の一番大事な響板(弦が張ってあるところ)は2-4ミリの薄さなのでひびがバリバリっと入ってしまうこともめずらしくありません。

特に新しい楽器は始めの3年くらいはとても変化する様なので、空調管理が大事になります。
ということで、明日は朝からちびっ子音楽教室で教えに行きます。きっと夜7時の最後のレッスンの頃は時差で日本の夜中の2時=眠いかもしれませんが。
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2010年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

今年は4月24日と28日に東京でコンサートを企画をしておりますので少しずつ準備を始めております。

小さなことでも地道に続けることが大事だと思い、少しずつ日本でもコンサートやチェンバロをもっと多くの方に分かりやすく知って頂けるようなアットホームな雰囲気の中でランチタイムコンサートなどもしていけたらと思っております。

小さな存在ではありますが、等身大の自分でも何かできることがあればと思います。吸収するばかりでなく、伝えて還元していく中で普段は気が付かない貴重な事に気付かされます。

コンサートも兼ねてですがこうして慣れ親しんだ日本で時間を過ごし、美味しいものを沢山食べ、家族や友人と再会し、沢山の元気を貰いました。そして、またパリの生活のエネルギーとして頑張っていきたいと思います。

東京に帰ってきて、ふと普段のパリに居る自分を客観的に見て気が付くことも多く、とても有意義な時間が過ごせました。もっと力を抜いて、なおかつ自分自身らしく、ゆったりとした呼吸で生きていけたらいいなと思います。

まだまだ、大変未熟な存在ではありますが、1歩1歩進んでいきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

皆様にとっても、2010年が新たなスタートとなる素晴らしい年になりますように!
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