南仏から帰ってきた翌日からまた違うプログラムでリハーサルがあり、今日は朝9時からゲネプロ(コンサート直前の最終リハーサル)がありました。

どうやら疲れがたまっていたらしく、昨日リハーサルが終わった後は、体力もかなり落ちていたのでお風呂にゆっくり入り早めに寝ました。

d0070113_4565442.jpg

今朝は7時に起きて9時ゲネプロ、11時からコンサートでしたが無事に終わりほっとしています。コンサートは、10日前のCite de la musiqueのコンサートと同様にSall Pleyel(サル プレイエル)のWebsiteでライブ動画配信されているようですので、また詳細が分かりましたらUpします。世界中どこでも生中継でコンサートをインタネットで見れる時代が来たなんて!と驚きです。

また、この2回のプログラムは子供の為に分かりやすく、興味を持つような楽しい企画の為、Cite de la musiqueの子供の為の教育プログラムとしても大きく取り上げられているようです。

サル プレイエルは大変由緒のあるショパンも演奏した歴史的なコンサートホールですが、そのほかにハイフェッツやオイストラフ(偉大なヴィオリニスト)、リヒテル(ピアニスト)からストラヴィンスキー(作曲家)自身が指揮をしたそうで、Jazzのルイ・アームストロングも演奏したそうです。

d0070113_4571797.jpg

1年前にリニューアル後オープンしたばかりですが、2階、3階とかなりの収容人数、また舞台の後ろにも席がある為、ぐるりと360度お客さんに見える状態ですが、舞台は広々と響きが良く全てにおいて裏方の方達もプロで迅速な対応でした。

これで3日間はゆっくりできるのですが、また来週の火曜日から金曜日まで3日間南仏のエクス・アン・プロヴァンスでモーツァルトのレクイエムをオルガンでオーケストラのメンバーとして演奏します。
d0070113_458133.jpg
プロヴァンス大劇場

モーツァルトの亡くなった12月5日の為のコンサートだということで、偉大なモーツァルトのためにみんなが彼をしのんで最晩年に彼が最後の力をふりしぼって書いたこの大曲を演奏できるのは、大変光栄なことです。

今日のコンサート後は一緒に演奏した友達がおいしい日本食のお惣菜屋さんに連れて行ってくれました。
胡麻和えやかぼちゃ、茄子の生姜煮、鳥の照り焼き、揚げだし豆腐にお寿司!もあり、なんと嬉しかったことか!そして、ちょうどいいネタがあるよということで、大トロのにぎりも食べてしまいました!それはそれはおいしかったですね。(笑)

そして、この2ヶ月ほど金閣寺より素晴らしい美術品や禅僧の描いた墨絵などの展覧会を見にプチ・パレに行きました。

曲線のきれいな20メートルもあるようなアーチの建物の中に禅僧の白黒写真や僧の木彫などが展示されていて、コントラストがまた独特で楽しかったです。
[PR]
d0070113_6285341.jpg
エクス・アン・プロバンスのカテドラル

この3日間はパリからTGVで3時間半南にあるエクス・アン・プロヴァンスに行っていました。
Les Seclesというパリを中心にしているオーケストラのコンサートでしたが、アットホームな雰囲気の中リハーサルと3回のコンサートが無事に終わりました。

d0070113_6271338.jpg
朝のリヨン駅

パリにはGare de Lyon(リオン駅),Montparnasse(モンパルナス駅),Nord(北駅),Est(東駅),St-Lazard(サン ラザール駅)と大きな駅がいくつかありますが、目的地の方向によって各駅に分かれています。

今回の南仏方面にはリオン駅から、ブリュッセル、アムステルダム、ドイツなどの国際高速列車(Thalys タリス)は北駅から、アルザス地方(ストラスブールなど)は東駅、ノルマンディーナントなど北西方面やボルドー地方にはモンパルナスから・・・となっているようです。

d0070113_6274690.jpg
エクス・アンプロヴァンスの市庁舎付近

エクス・アン・プロヴァンス駅に降りるとやはりパリよりも空気が澄みきって、気持ちが良かったです。そして何よりも青空!太陽に照らされるのにしばし、みんな外で話しながらいいね~~と日向ぼっこしてました。

d0070113_6281488.jpg
広場ではみんなコートを着ながら外でカフェを飲んでいます

さて、今回演奏したのはプロヴァンス大劇場(Grand Theatre de Provence)という1年前にできたばかりの素晴らしいホールでした。1500人くらいの収容人数ですが舞台から見るとずら~~~っと席が並んでいて慣れるまで違和感がありましたが。

d0070113_6293944.jpg
大劇場の外観

1日目はリハーサル、2日目の夜はオーケストラの各楽器のソリスト(ヴァイオリン、ビオラ、フルート、チェロ)の5人と一緒に室内楽のコンサートがありました。

d0070113_6302263.jpg

指揮者やオーケストラのメンバーも客席で聞いているため、油断は大敵(笑)!!と、みんなプレッシャーもありましたがさすがみんなコンサートに慣れているので、本番が一番集中度が高く、楽しみながら演奏できて終わってほっとしていましたね。

d0070113_6303964.jpg

そして、その後は日本でもアメリカでもどこでもコンサート後にはほっと一息一杯飲みに行こう!ということで、18世紀から(1792年ごろ)から開店している素敵なカフェに行き、お腹の空いた人はクロック・ムッシュー(チーズとハムの温かいサンドイッチ)などを食べながら乾杯し、翌日のリハーサルに控えてみんな帰りまた本番・・という感じでした。

d0070113_6315280.jpg

今回、面白かったのはMONTOVANI(モントバーニ)というイタリア人とスペイン人の両親の元に生まれフランスで育っている国際的に有名な現代作曲家の曲を取り上げ、しかもその本人がコンサートに駆けつけて曲の説明などをしてくれたこと。

d0070113_631166.jpg
グランドピアオ2台、チェンバロ(中央)のセッテイングでした

モーツァルトやバッハの2番目の優秀な子供(カール・フィリップ・エマニュエルバッハ)のシンフォニーを取りあげた後に、私は客席に行って聞いてたのですが実際にこのモントバーニが舞台に出てきてインタビューをしてから演奏する・・・・という
まだ生きている作曲家だからできること!モーツァルトやバッハには電話を掛けて*ここはどう弾くの?*とは聞けません!

ということで、私はバロックからモーツァルトなどのバロックとクラシック時代の曲を担当しましたが、こうして現代に生きる作曲家とのミックスもなかなか面白いなと視野が広がりました。

d0070113_6323638.jpg

オランダや日本でのバロックコンサートは、*バロックのみ*真面目に取り上げることが多いですし、またその内容の深さにどっぷり疲れるので堪能できますが、フランスはバロックのみのアンサンブルのみならず、こうして多分野の音楽の中で気軽にバロック音楽に触れることができるのも、聞く人には親しみやすいかもしれませんね。

d0070113_6331446.jpg
プロバンスのお土産が一杯!

明日は、また明後日パリのサル・プレイエルのコンサートのリハーサルが始まります。
10日前のCite de la musiqueとの提携しているコンサートシリーズなので、29日土曜日(朝11時フランス時間)で始まるコンサートがサル プレイエルのWebsiteからライブ動画で配信されて見れるそうです。

ご興味のある方はこちらからどうぞ。
[PR]
d0070113_1959205.gif

d0070113_2012973.gif
皆様こんにちは。

今日は曇りのどよ~んとしたお天気です。
さて、先週末にあったCite de la musiqueでのコンサートは大変好評でした。

子供のために、分かりやすくリズムや色々なクラシック、バロックの曲を紹介するという流れでしたが、1時間の中ですごい展開の速さ、そして最後には客席の子供も一緒にみんなで歌を歌って楽しく終わる!というリラックスした雰囲気でした。

Cite de la musique は子供の為の色々な音楽プログラムも充実しているようで、早速コンサートの様子がWeb上で見ていただけます。これは、今週日曜日23日までの動画配信ということです。ご興味のある方は以下のページ中央、子供が拍手している写真の下の*Voir le conecrt* (コンサートを見る)からご覧頂けます。

あいにく、早送りができないのですが1時間くらいのコンサートです。曲の合間にフランス語での曲やリズムの説明など楽しく解説されていますので、フランス語がお好きな方にも良いかもしれません。

Cite de la Musique で行ったコンサートはライブ録画で無料でご覧いただけます。

d0070113_1959205.gif


Cite de la musiqueはやはり舞台裏の人たちもプロですので出際よく準備をしていましたが、1つハプニングは調律師が遅れてきたこと。

本番は朝の11時(マティネのコンサート)の為、ゲネプロ(最終リハーサル)は朝9時15分から!調律師は10時に来る予定が10時15分になっても来ない!

マネージャーに聞くと、来るから待ってという・・・
しかし・・・こない。。。

ということで、しびれを切らし自分で調律を始めました。半分くらい終わったところで、友達のチェンバリストが息を切らせて到着したところでした。

え~~~~。なんだ!あなたなら電話したのに!と
言うと、実はプロの頼んだチェンバロメーカーは忘れていた!!!そうで、

Cite de la musiqueから10時に電話があり、慌ててコンサート会場の目の前に住む
友人に電話して、何でもいいから今すぐ行って調律してくれ!と
頼まれたそうです・・・・・

ということで、友達も*まだ寝起き・・・・*と言いながら
調律を始めました。

全く、あっけにとられて口が開いたままでしたが、せっかく来てくれたので
お任せしました。

別に調律はしてもいいのですが、今回はとても早い朝だった為お願いすることにしたのですが、
結局自分でやった方が早かったかもしれません。

d0070113_1959205.gif


今週は、来週3日間行くエクス・アン・プロヴァンスでのコンサートの室内楽のリハーサルが3日続きでありました。今度は、バッハのファミリーというテーマでバッハの子供の室内楽なども取り上げます。

来週末のサル・プレイエルのコンサートは、もう既に完売してしまった・・・ということで、せっかくお友達や生徒さんにも来ていただければと思いましたが、残念ながらまたの機会ということになってしまいました。

今日は、先週末弾いた同じ舞台でピアニストの内田光子さんのMozartのコンサートを見に行きます。子供の頃日本で毎年聞きに行っていたのでとても楽しみです。
d0070113_201626.jpg


d0070113_1959205.gif

[PR]
3日続いた雨がさ~~っと上がった青空の日に思わず気持ちが良くてお散歩に行きました。

太陽が照ったらその時を逃すと1日日光を浴びなかった・・・なんて日は11月ー4月までほとんどです。

d0070113_237932.jpg

でも、太陽の光の中紅葉する木と青空がとてもきれいでした。

d0070113_2372623.jpg


さて、来週からコンサートが続きます。パリー南仏ーパリー南仏と1ヶ月の中10日おきくらいに違うプログラムをLes Sieclesというオーケストラのコンサートに参加します。

12月の始めはモーツァルトのレクイエムをオルガンで弾くことになりました。丁度、友人がコンサートマスターで難しいソロパートを弾くので大変!?と引きつってましたが、じゃあ、私は後ろでぽ~~~~ぽ~~~~~~っとオルガン弾いてサポートするよ(になるか分かりませんが)と冗談を言ってました。その後、ブリュッセルに2回、ドイツにチェンバロを再び見に行ってクリスマスという感じです。

d0070113_2381598.jpg
なんと11月なのにバラがまだ咲いていました!

d0070113_2310094.jpg


来週末のCite de la musique のコンサートはここ。

次の週に日本人のロンドン在住のピアニスト内田光子さんの指揮+ピアノ演奏のモーツァルトのコンチェルトがあるので見に行きますが、同じ舞台で演奏させて頂けるのは大変光栄です。

ショパンも昔弾いたという歴史あるサル・プレイエル ホールでの11月29日の情報はここ。

d0070113_23101883.jpg
この公園の入り口の大きな木は桜です。日本よりもちょっと濃いピンクの八重桜ですが、きれいです。でもやっぱり濃いですねえ・・・日本に比べて。(苦笑)

d0070113_23113243.jpg
リュクサンブール公園でもポニーにちびっ子が乗れるのは知っていましたが、こんな近所で乗れるとは!
[PR]
皆さんこんにちは。
パリはこの3日間ず~っと曇り・小雨です。

ついにどよ~~んとしたパリの暗い秋冬の始まりです。日照時間が一気に減って冬時間に先週切り替わったので日本との時差は7時間から8時間になりました。

d0070113_1424659.jpg
ケルン中央駅の前にそびえるドゥオーモ

さて、先週はブリュッセルに行ったついでにほぼ完成間近の私のチェンバロ見にドイツまで行きました。
3年もじっと待っていたのですが、10日ほど前についにあまり怒らない私もぶち切れました(!)
電話で一体どうなってるのか?1年でチェンバロはできるといって3年もかかってまだできていないとは!とカツを入れました。

d0070113_1455685.jpg

チェンバロ製作者のLutsさんは、日本人のおとなしいいつまでも黙って待ってくれる人と思っていたようで、かなり電話の向こうで驚いていましたが、やはりヨーロッパ人相手に話すときはかなりはっきりと意思を伝えないとけませんね。

チェンバロの弦はもう張ったけれど、音がまだ出ない状態だよ・・・と電話で言っていましたが、チェンバロの友人に話したら絶対に行かなきゃダメ!!!

というアドヴァイスを頂き、高速列車のタリスでパリーブリュッセル(1時間20分)-ケルン(さらいに3時間弱)-ゾーリンゲン方面の田舎!(更にローカル線で1時間)の片道5時間、往復10時間を掛けて工房に行ってきました。

d0070113_1433452.jpg

まあ、鍵盤の1つ1つから木を彫って手作りなのですが、集中して製作すれば1年で完成できるはずなのですが・・・・

しかし、行ってみるとチェンバロを置くスタンドの色何色にするか?
鍵盤の周りはすっきりとクリーム色に仕上げたけれど、フレミッシュ風チェンバロの装飾を取り入れるか?
タッチは何ミリくらいの深さにするか?というのは、実際に全ての音が弾けるようになってから1日かけてじっくりと1音ずつ私のタッチにミリ単位で最終調整するのでまた行かなければなりません!

などなど・・・・電話では解決できないことを、やはり直接見て話して、何よりも待望の*音*を初めて聞けたのは本当に嬉しかったです。

d0070113_1441432.jpg

まだ、いくつかの音しか弾けませんでしたが、とても響きのある良い音でした。
勿論、全て作り終えてから楽器の良し悪しは分かりますが、既に大体どのような響きがするかというのは、1音でも分かりますね。

ということで急いでまたケルンの中央駅に戻り再びパリに戻ってきました。
日本からパリに帰ってくるのと近い疲労感でしたが、やはり*今*見に行ってよかったと思います。

d0070113_1443751.jpg

12月始めに再び行ってタッチの最終チェックをして完成後にドイツから8時間ドライブでパリの家まで運ばれてくる予定です!

ああ!なんて大変なのでしょうか。でも、楽器のため・・・
次はフォルテピアノが必要なのですが、まだ注文するのは先でしょうか・・・・
d0070113_1464522.jpg

ドイツの紅葉した山々。日本とまた違う風景ですね。
[PR]