皆さんご無沙汰しておりますが、いかがお過ごしですか。

日本は、猛暑日が続いているとのことですが、体調などお気をつけください。

さて、筆不精になってしまいましたが、7月からあっという間に日が経っています。7月はベルギーのブルージュやアントワープで過ごし、パリに戻り、またバスク地方の音楽祭へ10日行ってきました。

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バスク地方は1つの国として独立していた大変古い歴史のある文化なのですが、フランスとスペインに占領され、今は領土が2つに分けられています。

その中のHandaye(アンダイ)という街に行って着ました。アンダイの町の海岸の向こうはもうスペイン!という県境ならぬ国境!

その為、標識もフランス語とバスク語で書かれていますが、スペイン語もみんな話せるようです。そして、スペインならではのタパスもおいしい!!

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昨日コンサートが終わったばかりで、コンサート後の打ち上げで2時間睡眠のまま早朝に出発し6時間TGVに乗りパリに戻ってきました。

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しかし、明日からまたアメリカのバロックアンサンブルとリハーサル、コンサートがあるので、10日間行ってきます。

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こんな素敵なバスク地方ならではの建築が取り入れられた教会でリハーサル、コンサートが行われました。

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この音楽祭はバスク地方出身のパリ・オペラ座で演奏しているヴァイオリニストが企画し、全部で12人の音楽家を呼びました。

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みんな、バステイーユ・オペラ座やルーアンオーケストラのオーボエ奏者、ラジオフランスのヴァイオリン奏者、パリ国立管弦楽団などで演奏している人達なので、モダンの音楽家ですがとても上手でした。

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そしてランチはリラックス!

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また、来年も行われるようですが、どんどんと発展していったら楽しみですね。
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今回、数時間の滞在にもかかわらずどうしても見たかったのがバチカン美術館でした。

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サン・ピエトロ大聖堂内。神父さまが突然出てきました。プライベートの儀式をやっていたようです。

世界で最も有名なミケランジェロの*最後の審判*のあるシステイーナ礼拝堂を含む素晴らしいコレクションがあります。

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サン・ピエトロ大聖堂内の小さなオルガン

サン・ピエトロ大聖堂を見終わり、美術館の入り口の方へ向うと人・人・人。一体入り口はどこにあるのか?!?と思うほど途方もない列が30度の炎天下の中ずらり!

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音楽のミューズの彫刻。ハープは古代ローマからあった楽器です。
パリに戻る飛行機に乗る為に3時間あまりしかないけれど・・・と不安気に待っていると、横にアメリカ人のお姉さんがガイド付きツアーの人数がまだ4、5人空いていますよ~。20分で入れますよ!と。

???一体??

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バチカン市国の今でも中世のコスチュームを着たガードマン。
1929年バチカン市国ができた当時スイス兵が最も優秀とされていたことから、それ以来全てスイス人の5ヶ国語(イタリア語、英語、ドイツ語、スイスドイツ語、フランス語)を話し、背が高く、ハンサム(!)という条件を満たした人のみ1年間働けるそうです。


すると私の後ろに居たアメリカ人Familyがぞろぞろと着いて行き、横の人にこのまま並んだらどれくらい?と聞くと

2時間ー2時か半。。。では、見る時間がない・・・

ということで急遽私もガイドに参加させてもらうことに。

このアメリカ人のお姉さんは長い列の中のアメリカ人などの観光客を主に、単独にツアーをしている人で知らない面白いエピソードを加えて展示品を丁寧に説明してくれて、みんな満足していました。

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バチカン美術館内のキリストの一生を描いたタペストリーのうちの1枚。素材はシルクと金のみ。

不思議なことにキリストの目を見ながら前を通ると、目がずっと私達を追っています。左から見ても、右から見てもこちらを見ているように見えますが、昔の人の技術というのは本当に素晴らしくどの様に作ったのか分からないそうです


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ギリシャ時代の無名の彫刻。他の彫刻のように農家の庭から出てきたとか。

発見した人が、作者名があるほうが高く売れるということから、偽のサインを彫ったギリシャ語の文字も残っています。この彫刻はミケランジェロがバチカンにある全ての美術品の中で最も高く評価していたとのことです。


人体解剖を絵画の為に特別に許されていたミケランジェロが、この彫刻を見て最もプロポーションが完璧だと称したとのことで、司教に修復するように頼まれたものの、‘このままで完璧です’と断ったそうです。

後にベルギーよりイタリアに8年留学をしたルーベンスもこの彫刻の模写をしています。そして、フランスのロダンもこのプロポーションをそのまま使用し、あの*考える人*を製作したそうです。

後の素晴らしい芸術家も古代に学んでいたのが。とても興味深いですね。
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