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パリにもぽかぽか陽気が来た!と思っているのもつかの間、

再び寒くなったりまだ春になりきってはいないようです。

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ヨーロッパの暗くて長い冬は4時には真っ暗になってしまいますが、今週は冬時間から夏時間になりました。

家中、そして町の時計の針も1時間早く回し、今までより早起きしないといけない代わりに、日が長くなり8時ごろまで明るくなりました。

うららかな春までもう一息!

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今でもヨーロッパには17・18世紀の頃に作られたオリジナルのチェンバロがあちこちに残されています。

保存状態が悪いものもあれば、代々貴族などの館に大事に保管されていたものは、極めてきれいな状態で残っており、今でも演奏可能なチェンバロもあります。

オリジナルチェンバロとは、アンティークチェンバロと同じ意味で300年前などに実際にヨーロッパの貴族や王族の為に作られ、演奏されていたものです。

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1704年のフレンチチェンバロ

数少ない世界中に残っているオリジナル楽器は1つ1つ持っている音色が違います。それは、まるで人間の声が誰1人たり全く同じ声の持ち主が居ないのと同じです。

数世紀たった今も蘇る*音*を聞きたくて、古楽奏者は世界中のオリジナル楽器のコレクションを機会があるごとに訪れます。

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フランスにもかなりの数のオリジナル楽器が存在しているようですが、博物館の他にプライベートの邸宅に所有していらっしゃる方々も多いようです。

オリジナルの楽器は値段が付けれないほどの希少価値ですが、ある所有している方は売るとしたら1億以上の価格が付いているということを聞きました。でも、売る気はないそうですが。

先日、パリのチェンバロ制作家の工房でオリジナルのフランスのチェンバロを見せてもらいました。

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鍵盤の部分

まだ修復が必要な状態ですが、比較的きれいに残され装飾の絵画もとてもきれいです。

特別に写真を取らせて頂きましたが、勿論どなたが所有していた楽器かなどの詳細は企業秘密のようです・・・・

この楽器が修復され、どんな音が蘇るのか想像すると、すごいことですね。
良い修復家は、昔の技術や手法を尊重して必要な部分のみ修復し、少しでも当時に近い*音*を目指します。

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蓋の内側に描かれている風景画。これだけでも、芸術品ですね。

修復家によって、復元される*音*が変わってしまうので、音楽家は楽器を見つけるのにまず一苦労ですが、その先にどの修復家に頼むか・・・そして大体数ヶ月ー数年かかり、やっとできたら運送はどうするか。日本に輸送する場合の税関など・・・・・など・・・家に来たら加湿器などで常に一定の湿度や温度に保つようにと・・・・気をつけないといけないことも山ほどです。

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チェンバロ製作に必要な数々の道具

それでも、みんな*良い音*を求めてそんな苦労は何のその!!とばかりに
楽器熱はやみません!


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最近知ったパリのレストランで、スペインのイベリコ豚やワイン、そしてタパスを楽しめる場所があります。

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数年前に音楽祭に参加する為に行ったバルセロナや、地中海沿いの小さな村で食べたタパスは何とも素朴なおいしさで毎日堪能したのを思い出します。

セビリアやグラナダにもタパスバーがあちこちにあり、ワインと数種類のタパスを食べながら現地の人達も友人との会話を楽しんでいました。

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そんな雰囲気をフラメンコの音楽と一緒にパリで楽しめるレストランです。

このBellota Bellotaでは、火山の様な(メニューにもVolcanと書いてある)セラミックのお皿をオーブンに温めてイベリコハムをうす~~~く切って、のせてくれます。

すると、お口に入る時にはハムの脂がとろっと溶けるわけです。

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奥がVolcan,手前は半熟卵にパラパラとハムをのせたもの。産地の地図と共に、どの部分のハムか丁寧に店員が説明してくれます。

ワインやハムがお好きな方にはお勧めです。ご興味のある方は、こちら。

18, rue Jean Nicot 75007 Paris  Tel: 01 53 59 96 96
(月休 11h-23h 土曜11-23h30)

タパスやハムだけ店頭で買え、昼から夜までずっと空いているので便利です。


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水仙の花が川沿いや野原に咲き始めると、春の訪れを感じます。

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ボストンでは、ケンブリッジ地区とボストン市内を分けるチェールズ川沿いに、

アムステルダムでは、路面電車のトラムからなんてことのない野原に野生の水仙が群れをなして咲いていたり、

そしてパリのマルシェでは、どこからともなく水仙の花束を持った売り子が立ち、それを買った人たちの手には黄色の水仙があり、

春を感じます。

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皆さんはどんなお花が春を感じさせますか?



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ヴェルサイユ宮殿の正門。300年前は限られた王族・貴族のみが出入りできた、太陽王の宮殿。

革命前のヴェルサイユの領地は7800ヘクタール、現在のパリ市の大きさでした。現在は800ヘクタールになりましたが、当時は王様の趣味であった狩ができる広大な領地を所有していました。

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その領地内のプティ・トリアノンは1761年のルイ15世時代にガブリエルが設計しました。


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今でも、当時の様に白鳥や鴨などの動物がいる。

ルイ16世はマリー・アントワネットに

「花の好きなあなたに、花束を贈りましょう」

(Vous aimez les fleurs,eh bien ! j`ai un bouquet a vous offrir,c`est le Petit Trianon.)

と言ってプレゼントしたそうです。

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この愛の神殿(le temple de l`Amour)では、アントワネットがパーティーをしていたそうです。

また、ヴェルサイユ宮殿内にある大運河は1668年庭師ルノートルが設計しました。
表面面積23ヘクタール、周囲6kmの大きなもので、ルイ14世時代にはゴンドラを浮かべました。

ルイ14世の為に3日3晩続いたパーティーでは、ゴンドラに王族や貴族が乗り、宮廷音楽家もゴンドラに乗り演奏していた絵が今でも残っています。特別な仕掛けの花火も設置され、それは想像を絶する祝典だったようです。
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この当時、ヴェルサイユ宮殿に居た優れた宮廷音楽家達が、多くの美しいチェンバロ曲、器楽曲、室内楽曲、ミサなどを残しました。

今でもパリでは、その当時の作曲家によるオペラやコンサートが絶えず演奏されています。

そんな歴史を持つヴェルサイユが今も堂々とパリより電車で30分ほどの郊外に佇んでいます。興味のある方はこちら


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ヴェルサイユ宮殿内には放牧がされ野菜園・植物園が広がる、まるで田舎の村のような一角があります。

これはルイ14世が、マリーアントワネットに1774年にプレゼントした気ままに過ごせる空間で、しばしばアントワネットはヴェルサイユ宮殿内の付き合いに疲れた際に、彼女の祖国ウィーンを思い起こされる素朴な田舎村に逃避したのでした。

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プティ・トリアノンは植物園の中に建てられ、外観はローズ色の大理石で作られています。

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プティトリアノン内の階段にはマリーのイニシャル*M*がふち取られています。

マリーアントワネットの希望により絵画的なイギリス風庭園が設計され、1780年代に完成しました。

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その際に、*愛のお寺(Temple of Love)*や植物園・野菜園で取れる新鮮な野菜でランチを楽しむパビヨン(Belvedere)が作られました。

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また、彼女と子供達の為に田舎風の家を作るように希望し、風車小屋や劇の一場面の建物が実際に建築され、アントワネットの親しい友人達はここで夜会やビリアードを楽しんだのでした。

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ウイーンに居た頃よりコメディのクラスを受けていた演劇好きなアントワネットの為に、1779年には劇場も作られ彼女自身がジャン・ジャック・ルソーの演劇などを演じていましたが、祖国の母、マリア・テレジアが亡くなったのを期に観客者として楽しむようになりました。

後に、このアントワネットの賭博により多大な借金と膨大な出費が国民の反感を募らせ、フランス革命の1つの要因とつながっていくのですが、確かにヴェルサイユ宮殿の贅沢さというものは、想像を絶するものですね。


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パリのお天気は朝晴れていても、すぐに曇ったり雨が降ってしまうので、晴れている日は冬の間とても貴重です。

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花も毎日表情が変わりますね。
特にバラのつぼみが段々と開いて行く様子は、なんだかわくわくしてしまいます。


パリの桜もつぼみが膨らんで、咲き始めています。日本のお花見も、もうすぐでしょうか?
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グリニッジ天文台からなだらかな丘を下ると、博物館やトリ二ティ カレッジの校舎があります。音楽科だけでなく、ダンスや演劇など幅広く学べるロンドンの学校の1つです。

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イギリスらしい緑豊かな校舎。ボストンのハーバード大学校舎もレンガ作りでイギリスの雰囲気と似ています。

中庭を通るとチャペルがあります。ふと寄ってみると、こんな素晴らしい空間でした。
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この素晴らしいオルガンは、どんな響きがするのでしょうか。
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もう1つのチャペルは、まるで図書館のような空間が奥にあり、壁画に包まれています。
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今、咲き頃のクロッカスと水仙。
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ロンドンの東に世界の標準時間0であるグリニッジ天文台があります。

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天文台から見える海事博物館とロンドンの景色。

グリニッジ天文台は1675年に設立され、星の観測で多くの新しい発見をした功績から、1884年に世界の経線の原点すなわち0度と決められましたそうです。
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写真は東半球・西半球を分ける本初子午線。(Prime Meridian line)
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ロンドン中心部から15分ほどで、天文台に行くことができます。緑に包まれた素敵お散歩コースです。興味のある方はこちら

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みなさん、こんにちは。

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ロンドンの中心にあるトラファルガー広場。テムズ川沿いの方面(写真奥)には国会議事堂が見え、手前にはナショナルギャラリーがある。

ヴァイオリンの伴奏とロンドン在住のチェンバリストの方にお会いする為、3日ほどロンドンに行ってきました!

パリの北駅(Gare du Nord)からロンドンのウォータールー駅(Waterloo)に着くまでなんと4時間弱!

乗ってしまえばあっという間にフランスの国境を越え、イギリスの田舎らしい丘の続く景色へと変わります。

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ロンドンの町並み。このTaxiを見るとロンドンらしいなあと思いますね。

そして、時間はロンドンに入ると1時間遅くなる為得するわけです!
けれども逆にロンドンからパリに戻る時は、1時間時間が早く進んでいるので損をする!

という不思議な感覚です。

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ロンドンには素晴らしいオーケストラやアンサンブル、音楽家が居ますが、ドイツ人であった作曲家ヘンデルも晩年はロンドンに住み帰化しました。

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ヘンデルハウスの入り口。可愛い裏道から入る。

そのヘンデルが大曲*メサイア*などを書き、リハーサルをしていた24年も住んでいた家がヘンデルハウスとして今もボンド・ストリートの裏に今でもあります。

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ヘンデルの時代に出版された初版譜の表紙。
家自体はそんなに大きくありませんが、ロンドンの中心です。博物館の中にはヘンデルの出版された初版譜などが展示されています。

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英語で書かれた歌詞が読み取れますね。

Oxford Street,Bond Streetの多くの人で賑やかなエリアに、まるで時間が止まったかのように昔のゆったりとした時間をこのヘンデルハウスでは感じられます。

毎週木曜日にもコンサートがあり、沢山のイベントも企画しているようなので、興味のある方は是非寄ってみてください。

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