カテゴリ:録音/Recording( 25 )

早く寝ようと思っても、昨日パリのエンジニアに送ったバッハの編集箇所が訂正されてこちらの深夜にメールで届きました。

今は便利な、メール宅配便で大きなデータもほぼ市販のCDと同じ高音質で受け取れるので、私のPCにダウンロードしてCDに焼けば、ほぼ実物のCDと同じ音ということです。

よくエンジニアも最後まで付き合ってくれたと思います。感謝ですね。
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ということで、また訂正箇所を聞くチェックが終わったら2時。
何だか、12月~ずっとこんな感じですが、取りあえず、本当に終わりました。

勿論、ちょ、ちょ、ちょ、っと気になる箇所はありますが、完璧はないと思いますので。
等身大の自分としての1枚の写真の様なものでしょうか。

また、更地に戻してテクテク歩きますか!
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皆様はどんな良い週末をお過ごしですか。

昨日は、ナントのコンセルヴァトワールで24年間チェンバロを教えていた日本大好きなJocelyne Cuillerと一緒にバッハ・ゴルトベルクの第4回目の編集版を一緒に聞いてもらいました。
昨日は本当に助かりました。
やはり客観的に指摘してくれる人というのは、大事ですね。

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彼女はクラヴィコードのCDで先月Diapason D`orを取ったばかりの実力派です。
三島由紀夫や夏目漱石が大好きということで、一緒に日本ゆかりの人形町や日本橋を散策したりしていますが、もともとはユゲットおばあちゃんからの紹介で、彼女も私もユゲットに習っていたというつながりで知り合いました。

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JocelyneのC.P.E Bachと三島由紀夫の一説を組み合わせたユニークなアイデアのクラヴィコードのCDです。

通常、大きな企画や予算のある録音であれば、きちんと演奏家と共に一緒にテイクを選んでくれるアドヴァイザー、エンジニアとそれぞれ居るのですが、私の企画はほぼ自主企画に近い&予算限定なので、全て自分でやる事でスタートしております(ちょっと無謀?)

ということで、全然分けわからん、チンプンカンプンな私が録音後も手探り状態で2か月350テイクからどうにかアリア2つ+30変奏曲=32曲にどうにかエンジニアとパリー東京で編集をし、99%まで終わりました。

面白かったのは、私がとても気になっていた部分は、逆に【全然気にならない】と言われ、他の私が気にならない部分に色々なコメントを頂いたり。

Jocelyneも旦那様は一緒に弾いているアンサンブルのヴァイオリニストなので、彼女のCD制作の際には曲と曲の【間=silence】なども全て一緒に聞いてアドヴァイスを貰うと言っていました。

【そりゃ~1人では無理よ!】と言っていました。

どうしても【自分の演奏は距離が近過ぎて、見えることも見えなくなる】ということで、昨日は、本当に救われましたね。

帰宅してまた聞いてexlsに打ち込み2時半ごろパリのエンジニアに送って無事に終了。

今朝は【ざぶ~~~ん!】とプールへ行って泳いできました。ジャグジーやミストサウナ、大風呂でぶくぶくぶく~~と泡に埋もれてぼ~~~っとしていたら、まるで温泉へ行った様な気分。

何と安上がりでハッピーになってしまう性格?!
と自分でも苦笑。帰ってきて、焼き鳥、納豆など食べてこれまた幸せ。

そして4月のプログラムのクープランなど練習中です。

気が付くとあと1カ月でまたパリへ行かなくてはならず、その前にコンサートのチラシ300枚以上送らなければいけないのに、まだちらしができていない・・・

と色々ありますが、とにかくバッハが無事に終了しただけでも、ほっと一息。もう1枚絵のキッチュなDuportもほぼ終結。


ちゃんちゃん!

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さて、数日前に受け取った”ちょっとこれは・・・”というチェロソナタのCDジャケットから、

果たしてこの【お人形はそんなに趣味が悪いか?!】論議が広まっております。

実は、一緒に弾いたラファエルとパスカルの【フレンチジョーク】=つまりあえてバロック音楽だしキッチュに行ってみよう~!

というノリだった様で、私には全く知らされずにいきなり強烈な【ツイストされたフレンチジョーク】4人のお人形コテコテノ赤いカーテン?の背景の画像で届いたので、私はまともに受けてしまい、

これは、ありえない・・・という拒否反応になってしまいました。

パスカルが、【日本人にはこのジョークは伝わらないかしら?】

ちょ。ちょっと・・・
きっと、日本人の80%が私と同じリアクション【悪趣味!!】と目を引くけれど、果たしてそれを見て【素敵な音楽】と想像してCDを買ってもらえるかと言ったら、ほとんどが買わないと思う。
と正直に伝えました。

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エンジニア(フランス人)はバロックのCDを多く手掛けていることから、送ってどう思うか聞いたら
【全然好きでないけど、みんな違う趣味だから・・・】
とiphoneから即答してきました。

パスカル曰く、後ろの(1m=100円の布地みたいな安っぽい)布地の赤=バロック時代を象徴する色だから。と

でも、例えば日本人がそれを見てその赤の象徴の意味を理解するかというと文化も違うから、全然分からないよと。

お人形さんは緑やピンクのお洋服を着ているから、背景を赤深緑などにすればもう少しシックになるのでは?
と提案し、取りあえずデザイナーが変更中ということです。

色に関しては、各国違う常識やタブーがあるようです。
秋にポートレートの写真を撮影するときに、私が偶然グリーンのブラウスを持っていくと、

パスカル:【まさか、これを着るの?】

私:”え?ダメかな?”

【フランスではグリーンは劇場やステージでは、不運を呼ぶ色とされているから、タブーなのよ。】と教えてくれました。

”知らなかった~~”

コンサートを聴きに行くのは、【まあ、いいかな】と言ってましたが、とにかくフランスでは

劇場=緑はタブー
なんだそうです。全然知りませんでした。

イタリアでは紫が不運を呼ぶとされているらしいです。
というのも、紫のドレスを着て歌った歌手の劇場が大火事になったことから、その言い伝えで、ユゲットおばあちゃんも素敵な自慢の紫のドレスをイタリアで着ようとしたら、どうしても劇場の人から【それだけはやめて下さい!】と止められて、知らなかったわ。と話していました。

色々ですね。日本では黒い着物が喪服、白無垢=結婚の際に着るというのは周知の事実ですが、どこか韓国か中国?忘れてしまいましたが、その逆で【白】=お葬式に着ると聞いて、驚いた記憶があります。

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似た様な事で食事のマナーについてですが、フランスでは、まずスープをスプーンで音を立てないで食べてから、主菜が後に続きます
パリの虎谷さんには羊羹を売っているだけでなく、カフェがあり、美味しい【あぼかに丼】などがお味噌汁、お新香などと一緒に出てくるランチセットがあります。

日本人は、お盆が運ばれてきてすぐにお味噌汁、主菜、全て同時に食べ始めます。
でも、可愛いパリジェンヌの女の子4人のテーブルでは、【あぼかに丼】には一切手を付けず、みんなお味噌汁=スープだけを先に取り、スプーンがないことに戸惑い、周りを見て直接飲んで良いか確認して、飲み終えてから他のメインを食べている【順序】を見て微笑ましく思いました。

【所変われば色もマナーも変わる】でしょうか?

ということで、話がそれましたが、私もグリーンにしてみては?と提案した後に、
CDとは言え、演奏、劇場などに関係するものはフランスでは不運を呼ぶとされて却下されるのかな?と思いました。

さてはて、どうなることやら。

昨日は4月25日(水)にコンサート予定の仙川アヴェニューホールのオーガナイザーの方とミーテイングをし、ちらしデザイン、プログラム、連絡先、マスタークラスなど詳細を決め、着々と準備中です。

今月のフリーペーパーの音楽情報誌【ぶらあぼ】←(クリックするとWeb版見れます)の見開きにすぐ仙川アヴェニューホールの広告があるので、そこに4月25日のコンサートを早速掲載して頂く事になりました。

ちらしができ次第、300通以上のDMをパリへ行く前に送ってご連絡しないといけないので、今から封筒の宛名ラベル印刷などして準備をしておこうと思います。

そして、勿論フランソワ・クープランなどプログラムへ入れた曲の練習も始めていますが、バッハのゴルトベルク変奏曲の中からも似た交差を扱う曲をそれぞれ取り上げ、チェンバロの魅力を楽しんで頂けるプログラム内容にしようと思っています。

お時間のある方は、4月24日【水】仙川、25日【木】新橋と2日間に渡り19時より開催しますので、どうぞお気軽にお越しください。
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こんばんは。
ふと今調べたら直線上だと東京ーパリは9709kmだそうです。
1000kmくらい?なんて感覚で言っていましたが、その9倍。

飛行時間が13時間ー14時間(行き帰り風によって早かったりしますが)=1時間に約700km弱移動していることになります。

それも凄いですね。

高齢のバッハが、晩年に次男のC.P.E Bachに会いにポツダム(サンスーシー宮殿)へ行った時も、可愛いく一番優秀に育った作曲家カールに会いに、遥々大変だったでしょう。馬車で数日かかったのではないでしょうか。

Mozartは子供のころから神童としてヴァイオリンの名教師のもと、各国の宮廷で御前演奏をしてマリーアントワネットに”僕のお妃になってくれる?”と言ったというチャーミングな話は有名ですが、長旅中にも練習できるように、小型のWalther製のフォルテピアノをイギリスのFintchcochsコレクションで見た時に、そんな小型モデルが存在するとは知りませんでした。

以前にもフィンチコックスの記事に掲載しましたが、こちらが旅行用ピアノ

これはUpにしていますが、小学生の椅子みたいな高さの楽器です。後ろの曲線はEradのグランドピアノ(Debussy、Ravel時代)の大きなサイズなので小ささが何となく分かるでしょうか。
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Anton Walter und Sohn circa 1800

初期ウイーン式のフォルテピアノはこちらです。上の旅行用のミニチュア版の小ささが分かるでしょうか。

これは、素晴らしい名器のRosenbergerです。

5オクターブ(チェンバロ、一番初めのMozart時代のフォルテピアノの音域)=HaydnのソナタやC.P.E.BachやMozart初期の作品

5オクターブ半=Mozartのソナタは勿論、ベートーベンの32曲のピアノソナタの中で【テンペスト】までの中期は5オクターブ半で弾けますが、その後の後記ソナタは音が足りません。

6オクターブはベートーベン後期も含め、かなり広いレパートリーが弾けるようになります。
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Rosenberger, Michael circa 1800

ピアニストとフォルテピアニスト(古いピアノを専門とする)の大きな違いは、ピアニストは今の黒いピアノを1台持っていれば良いけど、フォルテピアニストは極めれば極めるほど、5オクターブ1台、後期6オクターブ1台、そして楽器と良い出会いがあればショパンの愛したPleyleかドビュッシー、ラヴェル、サテイなどが愛用したErardも欲しい・・・となり、家の中に所狭しと楽器が並んでいる点でしょうか。

チェンバリストもフランス式のチェンバロ、イタリア式、フランダース式、ドイツ式と構造や音色、時代によって変化しているので、楽器を買う時に一番自分が弾きたいレパートリーに合った楽器を選ぶことが多いです。1台オールマイテイーなチェンバロがあれば、その後は、もう少し【おたく】な17世紀後期のフランス音楽を弾くためだけにもう1台揃えたり、家の中が博物館状態のチェンバリストも多々いますね。

これは、パッション以外の何物でもないと思います。
でも、実際音を追求すればするほど、作曲家の世界に近ずこうとすればするほど、そういう要求にかられるのではないでしょうか。私は、もうちょっとその【おたく度】がないのですが。

話が相変わらず飛びました!(いつもの事ですが失敬!)

そして、10分前にも2日前に終わったMontage(編集)を全て打ったExlsファイルを送ったメールがエンジニアに到着していなかったと判明。が~~ん。てっきり作業中だと思って待っていましたが。

ということで、メールで便利になったとは言え、電話や実際にミーテイングできれば隣で指をさせば一目瞭然の内容が、見落とされて居たりするわけです。

ということで、やっぱり近いようで遠い?と感じましたね。
でも、逆にパリという街は不思議で10分の所に住んでいる友達でもお互いに忙しかったりすると、ついつい数か月会わないこともあれば、会う友達とは遠くてもしょっちゅう会う、そんな気まぐれな街ですね。個々が独立しているからでしょうか。

それを【放っておいてくれる優しさ】と表現するか、【個人主義】というかは別ですが、都会ならではなのか、パリならではなのか・・・

この2週間ほど東京コンサートの企画をオーガナイザーと連絡し合っていますが、そのきちんと明確な対応と言い、今回のフランスのオケのいい加減さと言い…対照的です。

日本語だとやはり自分の理解度も100%、伝えるのも細かいニュアンスが可能なので、スムースですが、やはり私のヘンテコフランス語では私の理解力も浅いのでしょうね。


ということで、4月末に東京でコンサートの開催が決定しそうなので、その準備、曲目を決めるのに今日はスカルラッテイ、クープラン、バッハなど色々弾いて曲選び。

4月始めはパリのアテネ・プラザホテルで100席限定★ミシュランのレストランのお食事と共にコンサートという企画があるのですが、何とオーガナイザーがその日は~プラザ・アテネに泊まってください~という暖かいお言葉!

まあ、何と!こんな素敵な企画は一生に1回?みたいな。シンデレラ気分ですね。
翌日は、掃除婦みたいな?いやいやマッチ売りの少女?

それから帰国して2週間弱で東京のコンサート予定なので、2-3月に練習しないとやばいのでは?
ということで、日程も色々変動中。

でも、コンサートという目標ができると、やはりそれに向けて練習も心も集中するのであと【3か月しかないな…】と思うのですが、パリに居たら引き受けるか?と自問自答すると、3日後の本番でも引き受けられることはしていたので、自分に人参をぶる下げて練習に励みたいと思います。

CDの編集も山場を越えたので、新たな目標へ向けてスタートです。
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ぐお~~~!!っと叫びたい気分ですね。(笑)
すみません。夜中の1時に。今回録音したルッカースのチェンバロに描かれているLa Fontaine(ラ・フォンテーヌのおとぎ話にもライオンが叫んでいますね!)


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本日5時~夜中1時まで8時間掛かって、再度1回目と2回目の録音編集を聞き比べ、全てexlsファイルにタイプし、パリのエンジニアに送ったところです。

ま・る・で、

1000枚のジグソーパズルを組み合わせて居る様な・・・気分で、すでに2日前に32曲選択やはり8時間くらいかかって選択し終えていたにも関わらず、今日改めて聞いてみると



あれ?

ここはどうなの?


と出てくる、出てくる。年末の大掃除みたいです。

多分、【誰もそんなの気にしないでしょ】

という感じですが、寝不足の日々が続いております。

取りあえず、終わってほっと一息。

昨日は、CDジャケットの文字、校訂の最終チェック中にふとした疑問が・・・
苗字=Family Nameって大文字、小文字?

ということで、曲目解説を書いてくれたY子ちゃんにメールで聞くと、5分後に返信。

フランス語では、Kay Ueyama も Kay UEYAMA も見ると。

でも英語=Kay Ueyama.
すでに、他のアメリカ人の音楽学&チェンバリストの友人からもプロフィールの英文チェックで全て師事した先生の苗字は SYKES でなく Sykes の様に書くようにと。

念のため、その友達=7か国語べらべらなので、メールで聞くと15分後くらいにニューヨークからメール。あれ?普段はパリに居るのにN.Yなの?と。

英語は Ueyama。やはりフランス語はどちらでも良いけど、私の様に外人の名前はフランス人にとってどちらが苗字=植山 か分かりやすい様に UEYAMA と書いた方がBetter?という返事。

なるほど。

でも、CDジャケットのデザインを見ると英語とフランス語のプロフィールが同じページ=違うとちょっとおかしい・・・

ので結局 Ueyama の英語式に統一・・・などなど。これをチェックするのに東京ーパリーN.Yでメールがぴゅ~ぴゅ~飛んでました。

このメールのお蔭で友達が今N.Yに居るという事が分かり、その後N.Y在住の超グルメの従妹に美味しい日本食レストランを紹介して頂き、ら~めん、おばんざい、ミシュランの寿司から創作料理まで
Bon resto(おいしいレストラン)
を教えて貰い、友達も大喜び。N.Yは日本、パリ顔負けのグルメのお店が沢山あるんですね。

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そして、最後に気になったのが日本語のプロフィール、1文ちょっと謎?と思い、
念のため”日本語のプロ!”の先ほどのY子ちゃんに申しわかないのだけど・・・と聞いてみると、他の文章もちょっと謎?ではというお返事。

ふふふ。

実は、日本語   相当怪しいらしい・・・

ということで5分後にはババババッと!批評を書かれる方の素晴らしい日本語でプロフィールが大変身!さすがです!

もともと、このブログでメッセージを頂きパリでお会いした素敵なチェンバリストであり音楽学を一生懸命パリでなさっているということで、助けて頂き本当にこのご縁に感謝!

その訂正箇所をまたWordでタイプしてパリのデザイン担当Kちゃんへ送り、寝て起きたら

"Okで~す!”というお返事。

文字は、見えるからまだ良いのですが、音は見えない。写真の様に比べられない。
自分の耳と印象だけが頼り。

あまり記憶のよろしくない(もうアルツハイマー?)を思う位・・・私なので、これは聞いて聞いて聞くしかない。すると不思議に耳の中で覚え比べ・・・という感じ。

音編集はまだまだですね。でも、やっと1000個のバラバラのパズルが32曲x繰り返し=60個くらいのピースになってきました。ちょっと途方にくれていましたが、何となく全体がイメージでき始めた…という感じです。

今度はそれをどう融合していくか、曲と曲の間は最も大事とも言えますね。

なんて分かったようなこと書いて、実は何もわかっておりませんので、こんなに堂々巡りなのですが、いつもドブに落ちて学ぶタイプですので・・・

最近は、この編集の気晴らしに夜に急にケーキを焼いたり、昨日は”さつまいも”のおこわや海藻サラダ、パンを焼いたりして、益々【でぶりんの道まっしぐら!】

ということで、本日1年のジム会員になってきました!取りあえず、プールとジャグジーでプカプカ浮いて来ます。(以前アメリカのジムで友達を連れて行ったら、けいちゃんそれ泳いでないよ。浮いてるだけ・・・と言われましたが、本人はリラックス&泳いでいるつもり)

では、おやすみなさい。(昔遊びに行ったお宅のおばあちゃまに”お休みあそばせ~~”と品よく言われた小3の私は、

”一体こんなに暗い夜にどこに遊びにいくの?”と ???が一杯でしたが、聞ける雰囲気でなく、自宅へ戻り母に聞いたら大笑いされました。

それでは、皆様”おやすみあそばせ~~”って?(笑)
Felice Suenos
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さて、CDジャケットの文字はやっと昨日最終校訂をデザインしてくれているパリのKちゃんへ送りほっと一息。4-5時間ず~っと画面を見て、英語、フランス語、日本語の『点』の後の1文字のスペースがあるか、ないか、などなど。。。細かい作業を終えました。

やっと一息と思っていたら、

12月に1か月かかって聞いた350テイクから私の選んだテイクのゴルトベルク変奏曲の2回目の編集:Montageがパリから送られて来ました。

果たして一体?!聞くのが怖い様な、楽しみな様な・・・
ざっと聞いた所、繋ぎ合せたとは全く信じられなくスムースな部分もあれば、違うテイクに変わった時にテンポが明らかに微妙に早くになったり、繰り返しの静寂の『間』が早すぎたり、遅すぎたり。
多分、私も初めての作業で始めは分け分からなかったのであっちもこっちも・・・と選んだものなどは、凄い事になってます!(苦笑)

勉強になったのは、音楽編集=料理の様なもの

素材が良ければ良いに越したことはありませんが、今回素材はレオンハルトに変えれるわけでなく『他に素材ないの?』と聞いても、ない物はない・・・あるもので料理するしかないわけです。

同じ素材を料理するにも2人のシェフが居れば、野菜の切り方、色彩感、どの野菜を組み合わせるか、油をどれくらい入れるか事なり、勿論仕上がるお料理の味も異なるわけです。

そして、ぐちゃぐちゃと謎の煮込み過ぎたシチューの様に音楽をこねくり回しても良い事はない!
みたいです。(笑)自然の流れが一番ですね。

バロック=いびつな真珠 とは良く言ったものだなと思いましたが、すでに自然に存在する真珠のいびつさが美しいとした時代ですね。

あまりに完璧を求めても自然の流れに勝る物はないですね。ライブ感や呼吸感というのは、何にも変え難いものではないでしょうか。

最終的に音にどれくらいの人口の響きを足すか=最後の塩加減で全体の印象がガラッと変わる可能性もあります。

エンジニアが選んだテイクの①ヴァージョン私の選んだテイクの②ヴァージョンを聞き比べると・・・

ほぼ似通った場合はかなり迷います。そういう時はあまり差がないかも知れませんね。
それでも、できるだけ音楽の流れがより自然な方を選びます・・・

逆に ”1個のトリルが気になる。ちょっと遅いかな?”そしてもう1つ聞くと微妙に早く勢いがある。
などなど・・・

全てメモしてトータルでどちらが良いか・・・
ベースは①ヴァージョンだけどトリルは②ヴァージョンを使いたい。

または、明らかにアーテイキュレーションが②ヴァージョンの方が納得いく。

テンポが本当に髪の毛一本位の違いだけれどちょっと遅くなる・・・
多分、他人が聞いたら『どう~~~でもいいでしょ~~~~!』
という事かもしれませんが、そこまで突き詰めます。

12月は1変奏曲(2-4分)につきテイク選びに3-4時間かかったのに比べたら、4時間で8曲チェックできたので、8倍早いので今週末までに全て聞いてメモし、またパリのエンジニアに送り最終チェック。

それでも、散々自分で聞くだけ聞いたので、実際に編集してできあがった自分のヴァージョンとエンジニアのヴァージョンを聞き比べると、明らかに納得いく物と、やはり経験のなさからちぐはぐの物とあること。

ふと頭をよぎったのは、もしかしたらスタイリストさんが『こんなお洋服はあなたに合うと思いますよ』と言われて、自分でしっくり来なくても、周りの人が見たら『似合う』と言われるかもしれません。

自分の知らない可能性をエンジニアが引き出してくれるかもしれないということです。
または、客観視した判断の方が良いかも知れません。

でも勿論彼女の趣味も入るわけで、どこまで演奏家の趣味=主張が尊重されるかというバランスになりますね。

なので、今回はたった一人で納得いくまで聞いて全て決断しています。良い勉強ですね。

多分、家の設計や洋服であれば、全然提案された物で良いと思いますが、(自分の演奏)として、自分の名前で出る=やはり自分に責任があるので納得したものを残したいですね。

曽根麻矢子さんは2回録音していらっしゃいますが、1回目は全部自分で聞いて『死にそうになった~~!』と言っていました。

勿論、素材がレオンハルトだったら良いのですが、そればっかりは・・無理なことで。
ひっくり返っても、逆立ちしても自分は自分というのは、痛いほど身にしみていますね。

凡人だから、地道に亀さんの様に歩いて行くしかないですね。

明日は、4月に企画中のラファエル(チェロ)とのコンサート&マスタークラスの打ち合わせです。
ラファエルもパリでレッスンの合間に
『C`est suprt! trop Fort~~!』とIphoneからメールが来ていました。

コンサートの終わりにワインなども用意できたらお客様達もフランスの雰囲気を楽しめるのではないかと思います。フランスで沢山お世話になったので、一緒に企画できたら嬉しいです。全てGive and Takeですね。
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皆様、こんばんは。

お昼にパリのKちゃんよりCDジャケット外・裏側、中の説明書(16ページ)の仮案が送られてきました。

日本のお昼パリの朝4時です!

毎晩、毎晩、パリー東京ーで夜な夜な2人で作業をし、あちらが寝ている間にこっちで編集・翻訳チェック、こちらが寝ている間にパリでデザインが着々と仕上げられている・・・

という1日を2倍に使った速度でこの4-5日急ピッチで進められています。

文字数をカット後、レイアウトに入れると逆に空白のスペースが空いて、あと3-7行が書けると分かり、今日は逆にカットした文章の中から再度追加したり、微調整中です。

CDの円盤にもルッカースチェンバロに描かれている猫ちゃんのモチーフが載せられています。
CDを掛けると猫がくるくる回る~わけです!

でも、この猫ちゃんは・・・267年前に金箔の上に描かれていますから、長寿ですね!

同じ文章を3か国語で書くというはとても良い勉強になりました。
今回一番びっくりしたのは、楽器説明を読んでいて、

”マリー・アントワネットが一時期所有していた”チェンバロだったということです。

損なこととは露知らず弾かせて頂きましたが、今から思うとぞくぞく~~しますね。

チェンバロは1632年の380歳ですから、勿論マリー・アントワネット【1755年11月2日 - 1793年10月16日】が生まれる100年以上も前から存在していたと思うと凄いですね。

ヨーロッパの魅力の1つはこの様な古い歴史的な楽器、建物や文化を今も保存し、使い続けている、今の生活の中に生き続けているということではないでしょうか。

このチェンバロを弾いた時には、今までの自分の【想像】【経験】を超越した、
【え?そんな音色があるの?】と生れて初めて聞く様な、まさに自分の小さな世界では知る由もない音の世界を見せられる時があり、今までの常識はあっさりと切り捨てられていく感じでしょうか。

楽器ほどの素晴らしい恩師はいませんね。本や誰かに言われるよりも何よりも、指と耳から直接体に伝わってくる感覚は本当に何にも代えがたく、オリジナルのチェンバロは全て人間と同じように弾いた感覚、音色、タッチも全て違うので面白いです。

私もまだまだ行っていない、見ていないコレクションは山の様にあると思いますが、今までできるだけ足を運ぶようにしてきました。

そんな楽器たちは眠っている玉手箱・・・という感じでしょうか。

どこまでこのルッカースの魅力がCDの音から感じられるかは別ですが、オリジナルチェンバロの素晴らしさは少しでも多くの人に知ってもらいたいですね。

ということで、8割終わりほっとしていますが、この後は春のコンサートのオーガナイズ、ホームページを作ったりしたいと思っています。
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今日1日かけて、やっと3つの文章の仏・英訳カット終えました。
現在、仏文、英文の翻訳チェックを友達にお願いし、無事に終われば取りあえずジャケット文章も9割完了でしょうか。

こうして考えると、題名の通り≪友達の輪≫に助けられて、どうにか成り立っている気がします。
本当に見ていて危なっかしい&かなり天然ボケなんでしょうか。
親切で良い友達に感謝ですわ・・・

そして、英文チェックに出した友達から1分後に返信。

”one thing jumped off
Bach's birth year... it is 1685 not 1675 !!”

Jumped Off!!イメージでは文字通り、椅子からジャンプして降りるくらいビックリ!みたいな?

Jump Off~=【飛ぶ】なので、文字通り私の友達は

 ”ぶっ飛んだよ!!”  と。

それもそのはず・・・
何と大変お恥ずかしいことにCDジャケットのバッハの生まれた年が間違っている~~~!!!勿論1685年でしょう!

ありえないけど実際にあった私のタイプミス。

勿論、バッハの生まれた年なんてキリスト生誕くらい?
音楽家の中では大事な年なのですが・・・

チェンバリスト失格ですね。

自分でも呆れてしょうがないですが到底OLさんなど会社務めはできないですね。

1日で首!

最終仕上げ前に気が付いたのがせめてもの救いですが・・・
私の脳みそは救われないかも・・・

【豆知識】
今日、音楽学のYさんに教えて頂いたのは、
英文の文章の " "を付ける場合で、文章の語尾が 、 や . がある場合は” ”の中に書く。

英語例: "Goldberg Variations,"

でも、仏文の場合は、先に ”  ”を閉じてから 、 や . を後で付けるのがオフィシャルな書き方なんだそうです。

仏語例: "Variations Goldberg",知りませんでした。

おやすみなさい。
Felice Suenos
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さて、やっとCDジャケットの文字編集も終わってきた?と思っていたら・・・

文字が多すぎなのでカットしなければならない!!と。

ミーティングも兼ねてパリ在住のお友達Kちゃんと電話でデザインについて色々とあれこれ話してたら、やっぱり文字数が多いと。

が~~ん。確かに、それは私のミスだったかも・・・

今更なのですがジャケットは16ページなので、文字数は大丈夫だろうと思っていたけれど、確かに3か国語なので3倍のスペースを取り、チェンバロの写真などを入れると実質の文字数はデザインをすっきり見せる為にやはり短い方がきれいにレイアウトもまとまります。

実は、以前にこのブログにコメントを頂いたことから知り合ったパリ在住でチェンバロ奏法やスタイルについて研究なさっている音楽学のYさんがいらっしゃり、10月頃録音前にカフェした時に、≪曲目解説を書いて頂けたら嬉しいのですが≫とお伺いした所、

【演奏者がどうしてゴルドベルクを選んだのかなど個人的なメッセージの方が興味を持つのでは?】

ということで、なるほどそうかも?

確かに今まで【どうしてチェンバロを弾いてるの?チェンバリストになったの?】と初めて会う人、10年来の友達からも聞かれ、その度に色々考えるのだけれど、まあ今からすると自然な流れというか楽器との出会いが大きいかと思います。

そんな思いを短いメッセージに書いたのですが、それも気がつけば長くなってしまい・・・

ということで、曲目解説は1度は止めたものの、やはり年末ごろに文章を書き始めデザインしてくれるKちゃんと話した時に、やっぱり音楽を知らない一般の人がCDを聞いた場合、どういう曲なのか知りたいと思う。

ということで、急遽≪曲目解説≫を載せることに。

しかし、ゴルトベルクのような名曲を書くというのは至難の業!どうでも良いことを書くなら書かない方が良いと。

同じく去年シューベルトを録音したパリ在住の親友も、シューベルトのソナタを書き出したら1冊書くか、書かないか。ということで、彼女はさっくり書かないことに。その代わりにメッセージを。

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今更書く余裕がない&年末はまだ音編集が終わってなくって煮詰まって居た為、全く心のゆとりがなく・・・4-5日もやもやと考えた末・・・

そうだ!パリのYさんにお願いしよう!

ということで、無理なのは承知でメールを書くと、クリスマス休み=フランスではお正月休みの様に家族が集う時期にも関わらず、一応書いてみます。ということで、何と2日後にはさっくりと【仮案】が送られてきて、ブラボー

これは、フランス人では絶対にありえない仕事の早さ。感謝一杯ですね。
そして、内容もYさん独自の味方で分析をしていて面白い。私も読んで発見したことがあり興味深い。

早速その文章を英訳。
その英訳をまたボストンの音楽学の友達へ添削をお願いする。戻ってきたころに仏訳もYさんから来る。すると和訳英訳したものと、和訳仏訳をしたものに誤差が。

ボストンの友人はフランス語もペラペラなので、Yさんの仏語原稿を送り、その横に英訳をペーストして比べて誤差のない様に仏語英語で再度添削を依頼。数日後に添削終了。

まるで、元の私が英訳した文章とは思えないくらいハイクラスの音楽学の英語でぎっしり。
それを、またパリのYさんへ送り、元の日本語仏訳とずれがないかチェック。

という具合に、この2週間くらいパリー東京ーボストンー東京ーパリとメールがびゅんびゅん飛んでおり、どうにか昨日全てチェック終了までいったのですが、

ここでカット~~!

さすがにYさんもびっくりしてお電話でお話しした方が早いということで、内容が高度で解説全体がつながりのあるように精妙に書かれている為カットは難しいかも?

デザインのKちゃんにもどうにかジャケット内の曲目を外だけにしてスペースを空けるか、チェンバロの写真をCDの円盤に載せて、その分ジャケットにスペースを空けられるか?

などなど提案。

日本の夜中=パリはまだ夕方ということで、お二人のコンタクトを紹介して、大変申し訳ないのですが文字数など2人で聞いた方が早いのでは?と連絡して、私は就寝。時差のお蔭でパリと東京でフルに24時間を活用して物事が進んでいます。これはありがたいですね。

朝起きるとメールが10通くらいパリから届いていて、Yさんは文章カットしてくれ、KちゃんもOkが出ましたということで、本日スタート。カットした日本語、仏文に従って英文もカット。そして、その他のメッセージ、プロフィール、楽器説明も大幅カット。どうにか1500字(2p)に収まりました。

偶然ですが、京都出身のYさんとKちゃんに感謝だな~と本当に思いました。
これで、誰か1人ぶち切れ型のフランス人が居たら、ぐっちゃくちゃ(!!)になっていてもおかしくない!

と想像するだけで怖い・・・ですが、本当にそういう点で日本語でテキパキと作業をしてくれているお二人に感謝ですわ。友達の助けと共にこの録音が1つ1つ形になっていることはとてもありがたいです。

そして3-4日音信不通だったエンジニアからも
【ネットのない環境に缶詰めでした。パリにわざわざ来なくても、ルセのCDも今編集中で(パリ在住のルセも忙しくいつも居ない為)メールでやりとりしているから、けいもメールでOk。来週から音編集始めます。】という内容。ほっと一息。本当に大丈夫かは編集後聞いてみないと分かりませんが!

やっと、チェンバロも練習できるかなという感じになりました。


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一昨日、日本大好きのフランス・ナントのコンセルヴァトワールに20年務めていたチェンバリストと会いましたが、彼女は何と不思議な日本文学好きが高じて【三島由紀夫&C.P.E Bach】という謎のタイトルのCDを発売。

練習ー録音ー編集ー発売まで1年かかったから、1か月かかるのは当然よ。全部自分で聞いたの?そりゃ~大変だわ。私は信頼するエンジニアにお任せして気になるところだけちょっと言って編集して貰う】と言っていました。

ただ今、彼女は3か月日本語留学中ということです。私は、半日美術館で浮世絵や日本美術を訳するので、久しぶりにず~っとフランス語を話して、脳みその裏まで相当に疲れましたが良かったです。

言葉は話していないとあっという間に忘れますね。

まだ、翻訳訂正は時間がかかりそうです。
1冊の本を出版する場合は、どれだけ訂正チェック、書き直し、レイアウトなど本になるまで時間がかかるのだろう?と思いました。大変なことですね。

それでは、しばしクープランでも弾こうかな。
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皆様こんばんは。
気がつけば、2時半前です・・・

昨日と同じく、今日も1日中バッハの編集内容をExlsファイルに打ち込み、無事に終わり、
パリのエンジニアへ送りました。

七夕の様にカラフルな色鉛筆で書かれた楽譜も44ページスキャンして、メールで送り楽譜とExlsファイルを照らし合わせれば1000km離れていてもきっと分かるはず・・・

と願うばかりです。

やっとこさっとこ

終わりました!!

いや~~本当に疲れましたね。
達成感というより疲労感の方が多いでしょうか。

実際、録音をした3日目の最終日、やはり夜中の1時過ぎに最後のアリアを弾いて、
エンジニアが

"C`est fini!"終わり!と言って隣の部屋から来てハグをされましたが、あまりの疲労と信じられない?!という朦朧とした状況で、

”やった~~~”
と喜ぶ元気もなく、

そのまま”へた~~~っ”と床に座り込むような感じでしたね。

今回の編集作業に1か月追われ、今日無事に終わりましたが、同じように
”へた~~っ”という感じです。

最も、まだ終わった分けでなく、やっと私から音と文章がパリへ飛んだので、
今度はデザインをしてくれる友達とエンジニアの手が作業開始し、実際にどの様な形になるかは
まだ1-2か月後になります。

それにしても、練習して録音するまでに1年以上の年月がかかっていますが、編集後の労力がこんなに大きいとは知らなかったです。

”フランスのおばあちゃん”と呼んでいる数十枚の録音をしているユゲット・ドレイフュスや、この間新しいCDを出したと思ったら、また出てる・・・という売れっ子のクリストフ・ルセも、

”そんなもんだよ”と分からないことを色々アドヴァイスしてくれて感謝しています。

また、日本を代表するチェンバリストの曽根麻矢子さんとも、パリで何度かお会いして気さくにお付き合いをさせて頂いていますが、日本で分からないこと、録音の際のアドヴァイスなど頂いたり、何しろこの大曲を2回も録音している点で、のけ反るくらい!尊敬してしまいます。

ということで、まだまだひよっ子の卵のたまご・・・という感じですが、
まるで自分の子供のような思い入れの強いCDになったことは確かです。

これは、時間とエネルギーがないと不可能なことなので、色々な人たちのお蔭で実現したことに
本当に感謝しています。

ちゃんちゃん!
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