カテゴリ:録音/Recording( 25 )

皆様こんにちは。
抜けるような青空ですね。
ボストンでも、暑い夏の後から氷点下15度まで下がる冬になる一瞬の秋に、
澄み切ったブルーの秋晴れが多く≪Indian Summer≫と言います。
綺麗な青空に燃えるような紅葉のメープルなどが、黄色、赤、オレンジと日々変わる模様を
楽しんでいたのが懐かしいです。

さて、バッハのゴルトベルク変奏曲がフランスのレコード賞Diapason D`orを受賞したことから、
クラシックのラジオ番組France Musiqueで11月18日に放送されることになりました。
ちょうど、私がパリへコンサートの為に滞在予定中なので、フランスで聞けるのが楽しみです。
オンラインでも1カ月間ネット配信で聞けますので、詳細が分かり次第、お伝えいたします。


フランスにあるCDの在庫もなく、日本のamazon,HMVにもない・・・ということから、
パリのラジオ局に急いで東京の自宅からCDを郵送して録音日に間に合ったようです。
ありがたい事に1000枚の初版が半年でなくなり、再版をしてアメリカ、カナダ、ドイツでも発売開始予定です。
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バッハのCDがAmazonイタリア、イギリス、ドイツでも発売開始になりました!


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バッハフランス批評                  2012年8月
Concert Net【フランス】

2つのゴルトベルク、2つのチェンバロ:フレデリック・ハース VS 植山 けい

この2枚のゴルトベルク変奏曲の演奏と楽器に対して心からの愛情と賛美を与えたい。フレデリック・ハースが演奏しているヘンリー・ヘムシュ【1751年】は≪正真正銘、奇跡的な響き≫、植山けいが演奏しているヨハネス・ルッカース≪1632年、ラヴァルモン1745年】は≪伝説的≫と言われている。

もし、彼らの演奏の長所を同時に聞いたとしても、演奏からもたらされる幸福感は、同様ではない。

フレデリック・ハースは、賢明で真面目すぎる。多様なタッチは、詳細を豊かに引き立てていて、全体的に退屈にさせない。(La Dolce Volta LDV01).

ハースのゴルトベルク変奏曲は、植山けいのより正統派で、歓喜に満ち、より伸びやかな演奏に屈服する。日本人である彼女は、バッハの世界を交響曲的な旋風を巻き起こしながらも、陶酔させ、あふれんばかりの感情、独特のユーモアと軽やかさと共に、最後まで魅了させる。愉快な1枚。
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皆様おかがお過ごしでしょうか。

先ほど、18時間かけて無事にパリより帰国しました。
今回は、慣れないIpadを旅行時だけ急遽持っていき、写真がUpできないのと、チェンバロにどっぷり漬かり、ヨーロッパモードに頭がなっていたので気が付いたら旅行中はUpしないままになってしまいました。

沢山、写真をトスカーナの田舎、フィレンツェ、パリで撮りましたので、少しずつUp致します。

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★Diapason Decouverte受賞・批評★

植山けいは、まだ一般にあまり知られていないが、偉大なチェンバリスト達の間では、すでに大変高く評価されている。

今日において、ゴルトベルク変奏曲をソロの初録音で収録するというのは、相当に勇気があるか、経験を積んだ多くの音楽家が40代になってからしか、録音できる特権がないような風潮を無視しなければいけない。
しかし、植山の視点はとても深遠で、熟成し、感動的で、完璧にオーガナイズされ、始めのアリアは文句のつけ様のない素晴らしさで、よく耳にする誇張しすぎた表現は一切ない。
すぐにタッチの美しさ、適切なレガート、コントロールされた拍感と共に、音楽が流れ、メロディーが輝いていることが分かる。彼女は楽器の最小限から最大限の可能性を知りつくし、クリストフ・ルセがバッハの録音シリーズで使用しているノイシャテル博物館の名器J.ルッカースチェンバロをどの様に響かせるかを完全に熟知している。

彼女の演奏は、超絶技巧だけでなく、完璧なテンポと共に音楽的に生き生きと奏でている。最もシンプルな変奏曲(第6変奏曲、第9変奏曲など)でも、技巧と楽器を美しく歌うバランスが完璧で、ダンス風(ジーグ第7変奏曲)の変奏曲の弾みは、快活でウィットにとんでいる。抒情的な変奏曲も、(第15変奏曲、第25変奏曲)この若いチェンバリストの感性が散りばめられた、感動的な名演である。
この大変高度なレベルのゴルトベルク変奏曲の演奏は、多くの録音の中でも名盤として長く愛されることを確信する。彼女の今後のコンサート活動に是非ご注目を!



さて、一昨日パリのレコード会社のミーテイングへ行ったら、待ち時間に
【何か読む?】と渡された、フランスのレコード誌Diapasonを何気なく見ていたら、何と毎月選ばれる新刊や注目すべきCDに私のバッハのCDがLe Diapason Decouvertという賞を頂いていて、思わず驚きで息をのんでしまいました。

おかしいですが、本当に驚く時は息を吐かずに、【はっ!?】と息をのむんですね。
そこに居た秘書の方に

k【全然知らなかったです!】と行ったら、

≪あら、そう?Directeurがずっど前にあなたにメールで送ったはずよ。≫

k【いえいえ・・・知りませんでした。】
と話しているうちにDirecteurが来ると、

[絶対に送ったよ!]
と過去の送信済メールを見ると、送っていない・・・
本当だ・・・送ってなかった。ごめん。

(内心、でた~フランスらしい・・・と思いましたね。笑)

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ということで、今回は何とも予期せぬ素晴らしい賞を頂き、何とも言えないお土産を頂いた気分でしたね。
何だか、狐につままれたみたいです。

日本とフランスの両方で重要なレコード専門誌から賞を頂くとは夢にも思っていなかったですし、Directeurも、どこの馬の骨だか分からんけど、まあ録音してみるか・・・みたいな感じだった思います。
思いがけずこの様な反応が返ってきて、本当に驚きながら喜んでいました。

すでに1000枚作ったCDも800枚ほどなくなり、秋には増版してNaxosのイギリス、ドイツ、アメリカで販売スタートするそうです。

早速、師匠の82歳のユゲットとイタリアからとんぼ帰りして、すぐにリュリのオペラ公演のリハーサルをしていたクリストフ・ルセに報告したら、やっぱり二人も

ええ~~~!?! と目をぱちくり!

Fanatastic!! (素晴らしい:ルセ)
Felicitations!!(おめでとう:ユゲット)

とお言葉を頂き、大変恐縮でした。
二人からこの4-5年パリで学んだことは、本当に大きいと思います。

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楽譜にの分析の仕方、楽譜の裏の事、タッチ、呼吸、スタイルなど色々な角度から本場のフランス風の奏法を教えて頂いたと思います。

今回は、トスカーナの村で1週間で今後のコンサートプログラムをみっちり勉強し、パリ1週間では本当に暖かい友達や恩師に再会できて、とても良い時間でした。

帰宅すると、5月に植えた野菜たちがジャングルの様になっており、およそ40cmのきゅうりが沢山成っていて、あまりになり過ぎて食べきれないようなので、炒めものにでもしようかな?

なんて思いながら、書いております。
取り急ぎのご報告ですが、時差が落ち着いたら批評を和訳してUp致しますが、とっても親切に細かく書いてあり、本当にありがたいなと思います。
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皆様こんにちは。
偶然、嬉しいニュースを発見しました!

一昨日、普段は噂の30分行列のお寿司屋さんが並ばずに入れたので、気軽にカウンターでランチを食べに入ると、隣に外国人の女性が座っていました。

どうやら、お一人の様で珍しそうに板前さんの握る姿を取っています。
そして、【ここが美味しいと知っているのかしら?】とおせっかいおばちゃんの精神で、話しかけたら、

【そうなの~? ラッキーだわ。】と。

彼女は何とアムステルダム出身のオランダ人女性で、生まれはオランダ、育ちはメキシコ、N.Y、ウルグアイ、とお父様が国連に勤めていた為、数か国で育ったそうです。
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私もアムステルダム&ボストンに居たの~と盛り上がり、片言のオランダ語と英語で楽しいランチをしていました。
彼女は、初めて旅行で来た日本で、思いがけず自分の国に住んでいた日本人の方に会えるなんて!

と喜んで帰って行きました。
その翌日、彼女はアムステルダムへ飛び立っていったのですが、すぐに彼女よりメールが届き、【今、あなたの演奏をYoutubeで聞きながら書いているの】と。

と思い、見るとラファエルと録音したDuportの演奏でした。

その時に、偶然にフランスのFNACという大手CD屋さんのオンラインにバッハのCDのコメントが載っているのを発見しました。

全く知りませんでした。読んでみると、何だかとっても親切に書かれておりました。
ということで、以下内容になります。


FNACのサイトはこちらよりどうぞ。

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Une nouvelle version des Variations Goldberg à écouter absolument ! 

”絶対お勧めの新しいゴルトベルク変奏曲!” 

偶然は、良いことをもたらすことがある!
雑誌のCD新譜を見ていて、植山けいのゴルトベルク変奏曲を見つけた。私の知らない日本人のチェンバリストで、彼女の二枚目のCDでこの大曲を成功させているからには、最後のCDではないだろう!

植山けいはロンドン生まれの東京育ち。アムステルダム音楽院やブリュッセル王立音楽院ピアノフォルテ科の修士課程を修了し、ヨーロッパで音楽教育を受けている。数々の国際コンクールに入賞し、レオンハルト、ユゲット・ドレフュス、そしてクリストフルセに師事。彼女のソロのCDで、思い切って既にいくつもの録音のある大曲に挑んでいる。

彼女の勇気は大いに評価されるべきであり、素晴らしい成果である。
しかし、落ち着いた成熟を感じさせるチェンバリストであり、恐らく年暖めた彼女の解釈を私たちへ投げかけ、聞く喜びを与えているのかもしれない。

植山けいの演奏からは、みずみずしさ、軽やかさ、そして完璧なテクニックによりコントロールされたしなやかさが、心地よい調和を生み出している。
始めのアリアから、彼女の世界へ引き込まれる。時間をゆっくりと取り、しかし決して装りすぎたり、気取りすぎていない。30の変奏曲を、植山けいは数々の超絶技巧を優雅さ共に見事に演奏している。
彼女は、輝きと複雑さを代わる代わる引き立たせるだけでなく、いたずらっぽさ、優しさ、詩的な変奏曲を、とても自然なユーモアと共に、色彩豊かに表現している。

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お猿さんが太鼓叩いてます→録音の究極の緊張状態に唯一笑いを提供してくれて感謝!

植山けい自身がCDジャケットに書いているように、使用した楽器を大変重要と考えている:【アンティ―クチェンバロの一台一台はまるでタイムマシーンの様にかつて作曲家が演奏し、想像し、作曲した音の世界へと誘ってくれる気がした。】

このCDの魅力は、チェンバリストと素晴らしい楽器との出会いにある:スイス・ノイシャテル博物館所蔵フランダース式の名制作家ヨハネス・ルッカース1632/1745で、クリストフ・ルセのイギリス組曲などの録音もある。

私はこの曲の全ての新しい録音に対して、常に批判的な耳で聞くのだが、あなた方がご想像する通り、私はすっかりこの新しいヴァージョンのゴルトベルク変奏曲に魅惑された。
もし、あなたも私の様にゴルトベルク変奏曲を集めているであれば、是非ともこのCDをお勧めします。
もし、あなたがまだこのCDをコレクションに持っていないならば、このヴァージョンから集めてみてはいかが?

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ルッカースチェンバロの装飾にはラ・フォンテーヌの動物たちが描かれていて見ていて飽きません。
【ガオ~!】という熊さん達を、マリーアントワネットやフランス貴族が【まあ!可愛らしい】と楽しんでいたのでしょうか!?


今後、どんな曲でどんなプロジェクトをしていこうかな~と考え中です。
音楽は、ビジネスライクにポンポン!と行かない練る時間が必要なので、夏なのに冬眠中のイモムシみたいです。(笑)

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皆様こんばんは。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
日差しもだいぶ強くなってきましたね。

この季節に咲く、アジサイがとても好きなのですが、2年ほど前、フランス・ブルターニュ地方へコンサートで行った際には、咲き乱れるアジサイに見とれていましたが、ブルターニュ地方のお花で有名なんだそうです。

日本のお花?かと思っていたのですが、欧米が発祥の地なのでしょうか?

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今日は、嬉しいサプライズがありました!

昨夜の6月11日朝日新聞(for your collection)という新作CDリリースの欄に、4月に日本でもリリースされましたゴ​ルトベルク変奏曲のCDを紹介して頂きました。

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何も知らずに銀座の楽器店のCD売り場へ偶然行くと、レジの近くに【朝日コレクション】というコーナーにバッハのCDが置いてありました。

朝日コレクション・・・

大変お恥ずかしいのですが、まだ帰国して世間的には浦島花子状態のままの部分があり・・・
やはり知らない事が多く、そういう時はやはり恥を忍んでも聞いた方が、きちんと理解できるので、聞くことにしております。(笑)

店員さんにお聞きした所、昨日の夕刊に記事が出たばかりという事を教えて頂き、大変ご親切にもその場で記事をコピーして頂きました。

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良く見ると、今月発売された新作CDの中から8枚選ばれており、その中には合唱曲やシンフォニー、オルガン、オーボエ、ピアノ、ヴィヴァルデイのバイオリン協奏曲などがあり、そんな素晴らしい方々のCDの中に、バッハを選んで頂いたというのは、心から感謝しております。

今回のバッハの録音は、30年間の音楽人生の集大成となりましたが、それと同時にまだまだ”初めの一歩”だと思っております。

今回の貴重な経験を糧に、また一歩一歩地道に歩んで行きたいと思っておりますので、今後とも皆様のご支援・ご鞭撻をどうぞ宜しくお願いいたします。
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皆様こんばんは。

バッハ:ゴルトベルク変奏曲のCDがamazon.co.jp、HMV、Tower Recordのオンラインで予約受付・発売し始めました

日本はキングインターナショナルが代理店として、日本語の帯とパッケージを制作して頂き、【国内版】としてバッハとデュポールのCDを取り扱って頂ける事になりました。
この様な大規模の宣伝や販売は個人ではできない事ですので、本当に感謝しています。

両方のCDは4/25仙川、4/26&4/30汐留ホール、4/27渋谷タワーレコード6階のコンサート当日にも販売&サイン会がございますが、お越しになれない方がオンラインでもお申込み頂けます。

私の手元にもパリより持ち帰ったCDがございますので、ご希望の方はすぐに発送させて頂きます。
こちらのブログに非公開コメントでご住所、氏名、電話番号をご記入頂けましたらすぐにご連絡をさせて頂きます。

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amazon.co.jpのオンラインページはこちらよりどうぞ。

HMVのオンラインページは こちらよりどうぞ。

商品の説明
内容紹介
17世紀チェンバロの響きにうっとり J.S.バッハのゴルトベルク変奏曲

[商品番号:INTEG-221188] [輸入盤] [日本語帯・解説付] [INTEGRAL]

以下Amazonのページより

フランスを中心に世界的に活躍の幅を広げている新進気鋭のチェンバリスト植山けいが、INTEGRALレーベルより待望のファーストアルバムをリリースしました。収録曲はJ.S. バッハの傑作、ゴルトベルク変奏曲。一音一音をしっかりと響かせる丁寧かつ優美な演奏で、薫り高いチェンバロの音色を存分に聴かせてくれます。使用楽器はスイス・ノイシャテル博物館所蔵の1634年製J. ルッカースです。

――バロック時代の作曲家をより深く理解するために4か国で探究し続け、やっと出会ったのがこの宝石の様な1634年J. ルッカース。ゴルトベルク変奏曲と伝説的なルッカースが融合したら一体どのような世界が生まれるのだろう?――

植山けい自身そう語るこだわりの名器の響きは、繊細かつ煌びやかな響き。シンプルながらも底知れぬ奥深さを持つゴルトベルク変奏曲の音楽世界を、名器の響きでたっぷりと堪能できるおすすめの1枚です。 [輸入盤・日本語解説付]

演奏:植山けい (Cemb)
録音:2011年10月26-28日
使用楽器:J. ルッカース製チェンバロ (1632/1745年)
アーティストについて
植山けいはロンドン生まれ東京育ちのチェンバロ奏者。ピーター・サイクス、クリストフ・ルセら名手達にチェンバロを師事した後、2001年にボストンと東京でJ.S. バッハのゴルトベルク変奏曲を演奏し、チェンバロ奏者としてデビュー。2010年には名門レ・シエクル、プロメテウス21のJ.S. バッハチェンバロ協奏曲及びブランデンブルク協奏曲全曲演奏ツアーのソリストとして出演し、フランスを中心に大きな注目を集めました。現在はパリ・東京を活動拠点としながらソリスト、通奏低音奏者として世界各国で意欲的な活動を行っています。2012年4月にはフランス古楽界を代表するチェリスト、ラファエル・ピドゥー、パスカル・ジョパールらと共に来日公演も予定しており、今後さらなる注目必至のチェンバリストといえましょう。

植山けい コンサート情報
● 2012年4月25日(水) 仙川アヴェニューホール 開演:19:00
● 2012年4月26日(木) 汐留ホール 開場:18:30 開演:19:00

植山けい(チェンバロ)、ラファエル・ピドゥー(バロックチェロ)、パスカル・ジョパール(バロックチェロ)

内容:
ジャン・ピエール・デュポール:チェロソナタ4番、5番(日本初演)
ジャン・バリエール:2台のチェロの為のソナタ
バッハ:チェロ無伴奏ソナタ第5番 プレリュード、サラバンド、ジーク
バッハ:ゴルトベルク変奏曲より【抜粋】
フランソワ・クープラン:クラヴサン組曲より

デュポールのCDもHMVのオンラインで4月20日より発売予定!
詳細は、こちらよりどうぞ。

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HMV レビュー
古楽ファン必聴!
知る人ぞ知る名曲、デュポールのチェロ・ソナタ集

フランスを中心に活躍するピドゥー、ジョパール、植山けいのトリオによるジャン=ピエール・デュポールのチェロ・ソナタ集。現在では殆ど演奏・録音されることのない埋もれた名曲を収録した注目の新譜です。
 J.P.デュポールは1741年にパリに生まれ、ヨーロッパ各地で幅広く活躍したチェロの名手。かのロストロポーヴィチが用いたストラディヴァリ「デュポール」に名を残す、ジャン=ルイ・デュポールの兄にあたります。弟と同じくヴィルトゥオーゾであったデュポールはヨーロッパ各地で公開演奏会を行い、1786年からはフリードリヒ大王が治める宮廷楽団の首席チェリスト及び王のチェロ教師も務めました。彼の作品は、技巧的かつ上品な装飾に富んだ優雅な旋律が魅力的。本CDでは全6曲からなるチェロ・ソナタが収録されており、歴史と共に埋もれてしまった珠玉の作品に触れる希少なアルバムといえましょう。
 ラファエル・ピドゥーはトリオ・ワンダラーのメンバーとしても活躍する世界的チェリスト。今回の収録には、ゴフレット・カッパ製作の1680年製チェロを使用しています。共にチェロを務めるパスカル・ジョパールはパリを中心に活動するチェロ奏者兼ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。レ・シエクルやパリ管弦楽団など著名なオーケストラで活躍しています。今回の収録でジョパールは18世紀に製作されたローマ派のチェロを使用。ピドゥーと共に、優しくも洗練されたハーモニーを作り上げています。ゴルトベルク変奏曲(INTEG221188)でも注目される植山けいは日本人注目のチェンバリスト。名手トリオの演奏はもちろんのこと、その内容にも注目されるおすすめ盤です。(キングインターナショナル)

【収録情報】
J-P.デュポール:通奏低音付きチェロ・ソナタ op.4(全6曲)
・第4番ヘ長調
・第6番ニ長調
・第5番イ長調
・第3番ハ長調
・第2番ホ短調
・第1番ニ長調

 ラファエル・ピドゥー(チェロ)
 パスカル・ジョパール(チェロ:通奏低音)
 植山けい(チェンバロ)

 録音時期:2010年9月
 録音場所:フランス、ポール・ロワイヤル・デ・シャン大修道院
 録音方式:デジタル(セッション)
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皆様こんばんは。

デュポールチェロソナタがYoutube動画でご覧頂けます。

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ラファエル・ピドゥーがデュポールについてフランス語で説明していますので、フランス語に興味のある方、音楽を聞きながらご覧頂けます。

こちらよりどうぞ。 

これは、普通の映像用カメラの音質なので、あまり良くないですが、雰囲気は伝わるでしょうか。
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紅梅のつぼみが毎日少しずつ膨らんでいます。気持ちの良い青空ですね。

フランス Tuttiマガジンというクラシック音楽情報誌のWebサイトに、バッハ:ゴルトベルクデュポール:チェロソナタが掲載されました。

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こちらよりご覧頂けます。

一番下にデュポールのソナタの動画が見れます。

これは、ラファエルの友人のチェンバロを借りたのですが、このチェンバロの持ち主が、偶然私の10年以上仲良くしているお友達が知り合った方の”Ladureeチェンバロ”だった!という事が発覚。

マカロンで有名なラデュレのトレードマークの明るいグリーンなので、何時の間にかそんなニックネームがついてしまいました。

世の中狭いですね。
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デュポールのCDはすでにこのTuttiマガジンから申し込み可能です。フランス在住の方はこちらよりお申込み頂けます。

また、ご興味のある方は、以下のコンサート会場でもサイン会&即売会がありますので、お求め頂けます。

3月29日パリ・シャトレ劇場のコンサート会場

4月25日(水)仙川アヴェニューホール
4月26日(木)汐留ホール
4月27日(金)渋谷タワーレコード


コンサート&CDのお申込みの方は、このブログのコメントかメールを下さればすぐにお返事をさせて頂きます。どうぞ宜しくお願いします。

kcembalo@yahoo.co.jp
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皆さんこんばんは。

題名からしてぶっ飛んでいますが、3カ月の末バッハ・ゴルトベルク変奏曲の編集の全てがやっと終了しました。聞くのに1カ月、ジャケットに1カ月、編集に1カ月という感じでしょうか。

は~~~。ここまで来るのにどれだけ時間がかかったか・・・

というのが正直な感想。

エンジニアも、 ”次回はもうちょっと効率良くやろうか?” と半ば呆れておりました。

【音】の部分が全て決まった後、最後の2週間は【間】を決めるのに全部通して10回以上聞いたでしょうか。

1回聞くのにも80分かかるのですが、32曲(ところてんの様に小さく次から次へと並んでいる・・)を繋げる【間】によって、不思議にゆったりと間延びして聞こえたり、逆に急かされて聞いて居る様な・・・~印象~が変わってくるんですね。

今更ながら、【間】も音楽の一部というか【間】から音が生まれるというか・・・

音と間は同じ比率で重要だという事に気が付きました。音が鳴りっぱなしでも疲れるし、【間】と共に無意識に聞く人も呼吸をする。

そして、【間】があるから【音】が生きる。どちらも必要不可欠なんですね。白と黒みたいな関係でしょうか。

これは、写真の被写体周りの空間の様なバランス

絵の人物とその周りの空間みたいな・・・
それも【レンブラント】の肖像画みたいに、どこからが暗闇でどこからが人物なのか分からないような【空気感】を感じさせる【間】なのか、

【ゴッホ】のようにくっきりと原色で分けた【間】なのかによっても印象は大きく異なります。

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3月29日にパリのシャトレ劇場で発売記念コンサートがあります。

または、今日聞いていて思ったのは【食べ物が運ばれるタイミング】これは、食いしん坊だからの発想?

そう。レストランで、早すぎても、遅すぎてもいけない、あの微妙なタイミング・・・というか。

フランスのコルドンブルーでシェフの勉強をしてミシュランのレストランで修業をし、帰国して旦那様のレストランで働いている友達が、やはりお客様へお料理を出すタイミングは物凄く大事で、早すぎても遅すぎてもダメ。全部厨房の奥から見てウエイターに指示しているということでした。

話が飛びましたが、【音楽】=生もの=生きています。

なので、【間】が伸びると、何となく飽きたり、もう少し呼吸をしてゆっくり聞きたいのに急に始められると、あれ?!もう始まっちゃたよ・・・ みたいな・・・

シューマンのカーナバルやクライスレリアーナムソグルスキーの展覧会の絵バッハの平均律などの録音は、やはり長大な中に数十個の曲が入っているので、個々のキャラクターをきちんと聞かせながらも、全部聞いた時に1つのまとまった作品として聞こえなければいけない様にまとめるというのは、至難の業だと思います。

フランス料理を全部食べ終えた後みたいな?って通常の日本人の胃には量が多すぎてとても全部食べきれませんが、日本の懐石料理にも通じるみたいな?

そんな、私にはとても苦手な【全体を見渡す】という作業をして、ミクロの1音1音をずっと1000回くらい聞いていた末に、今度は距離を離して客観的に見るというのは、とても良い勉強になりました。

まさか、まるまる3カ月もかかるとは全く思っていませんでしたが、【音】と関わる事によって、普段自分が見えない無意識の癖や、もっと大きな視野を持つ重要さ=音だけでなく、日々の生活や生き方に至るまで、など色々と考えさせられました。

残念ながら、すでに数十年生きた末の癖なのでそんなに簡単には直せないにしても、【鏡の前でブサイクな自分を見る】ことで、ここが醜い=ここを直せば良いのかな?と自覚するだけでも、ブサイクであることを知らないままよりは良いのでは?なんて(苦笑)

気がつけば、明日は誕生日です。
というわけで、合わせてパンパカパ~ン!!

とお祝いしたい気分です。

日本では自分で誕生日会を主催する?のでしょうか。
もうこの年になったらしませんね。(笑)
フランスでは、誰か友達や家族が祝ってあげることの方が多いようです。

思えば1年前にチェンバロも空を飛び本帰国し、12年ぶりに誕生日を日本で迎え、ボストンで一緒だった旧友と再会して鍋パーテイーをして盛り上がりましたが、あまりに早い1年でした。

日本に帰ったかと思ったら、何故かまたパリへ5カ月戻り、あれよあれよと12月になり、帰国してまだ3カ月。そして、またパリへという感じですが、とても実り多い年だったと思います。

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超、超!キッチュなDuportのジャケットです。初公開!(笑)
これでも、色のトーンを少し落として改善した結果です。
さて、これを見てこのキッチュさが実はフレンチジョークだと、日本で何人の人が共感するか私には大いに謎です。
ジョークも何も、ちょ・・・ちょっ・・・と・・・と【コッテコテ】ではないでしょうか?
さすがに私も巻き髪のお蝶夫人みたいな恰好でチェンバロ弾きませんから(笑)
しかもこのお人形が弾いているのは【ピアノ】だと思いますが・・・



これで1つ終わり、また新たにスタートする気分で明日から歩みたいと思います。

エンジニアを始めデザインをしてくれたKちゃん、楽曲解説を書いてくれたYさんにもとっても感謝。そして、フランスだろうが、アメリカだろうが、東京だろうが、困った時に力を貸してくれる親愛なる友達にも。

フランスは私にとって必ずしも楽しいというより、55%は苦い経験だったかもしれませんが、今は、その苦さが良い感じの渋さに変わりつつあるというか、渋いけど好きみたいな存在ですね。
とっても多くの事を教わったと思います。

そういえば、パリに住み始めた頃はエスプレッソの苦味が美味しいと思えませんでしたが、段々とあの苦さ+一かけらのチョコレートがとても美味しく感じられました。

パリの街もそんな感じでしょうか。という私も随分皮肉っぽくなってしまったでしょうか?(直さなきゃ・・・)

いつもがバラ色の様な街ではなく、それは1週間の観光の時のみ!?ですが、ふと、【やっぱりパリはいいな~】と散歩しているのが一番幸せな時かもしれませんね。

さて、自分が今度どんな風にパリへ行って感じるのか、そして日本を外から見てどう感じるのか、楽しみです。
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