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音楽のお祭り! Fête de la musique ! 

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セザリア エボーらの野外コンサート/ Je suis allée au concert de Cesaria Evora à Bastille.Il y avait beaucoup de monde !!

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今日は、1年に1回の音楽のお祭りの日だった。パリだけでなく、フランス中がこの日は、路上、ホール、様々な所で、全てのジャンルの音楽(クラシック、ポップス、ロック、ジャズ等)が演奏される。噂には聞いてはいたが、実際にこの日をパリで過ごすのは初めて。

午後6時くらいから、自宅近所でもバンドや、ドラムの音が聞こえてきて、外に出るとビックリ。
家の前の路上で既にコンサートが始まっている・・・・
何しろ、ドアを開けたらイスが置いてあり、人が座って音楽を聴いている・・・そんな光景は普段、路上ではお目にかからない。

そして、私は自転車でノートルダム前からサン・ルイ島を抜けて、バスティーユ広場へ。
この数年、好きでよく聞いている、セザリア エボーラのコンサートを聴くためだ。
彼女の出番の前に、既に人は集まっていたが、その1時間半後セザリアのが出る頃には、一目その舞台を見ようと押しかけた人の波でバスティーユ広場は埋め尽くされた。

みんなが、彼女の歌声に親しみを感じ、暖かい目で彼女を迎えているのが伝わってくる。
そして、あのなんとも言えぬ、ハスキーの女性とも、男性とも分からぬ独特なゆったりとした声が響き渡る。

お~~~という大きな歓声。挙句の果てには、公衆電話のボックスの上に登ってまで、見ようとする人たち。そして、たばこを吸い、電話ボックスの上で踊っている・・・・やっぱり、フランス人・・タバコはどんな時も離せないらしい。

やはり、生で彼女の声を聞けて良かったと思う。ステージの脇で見ていたら、かなり高齢なのか、太っているからか、階段を登るのも、よっこら、よっこらと一段ずつ登るのだが、ステージに出た瞬間の人々の歓声、沸き方がすごい。そこに居るだけで良いのだ。
その存在感と言ったら、ビック・ママ的(Big Mama)である。
全ての人に受け入れられる大きさが彼女の音楽にもあるから、多くの違う国籍の様々な年齢層の人が押し寄せてきたのではないか。

そんな興奮を胸に、自転車をサン・ジェルマンの方に走らせ家に帰ると、自宅の200m範囲内にはおそらく10個くらいのバンドがあちこちで、弾いていた。そして、それを見る人の山、踊る人、一緒に歌う人。

大好きなJazzのライブはあまり目にしなかったが、この町にはこんなに人が居るんだと思わされる、そんな夜であった。

この夏至の日を栄えに、また日は少しずつ短くなり、夏そして秋へと移り変わっていくのだろう。

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by kcembalo | 2006-06-22 08:25 | パリ/Paris