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3月24日【土】パリ★ラモーコンサート/Le concert de Paris

皆様こんばんは。
東京も少しずつ暖かくなってきましたね。

庭の寒つばきも満開を過ぎた頃でしょうか。

さて、今月3月24日(土曜日)パリのCite de la musiqueにて子供の為の教育コンサートがラモーのテーマで行われます。

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昨日、キング・インターナショナルへ行った際に、驚くことにこの3年間パリで演奏させて頂いているオーケストラ・Les Sieclesの指揮者、Francois Xavier Rothが数週間前にドイツのオーケストラと共に来日公演をしたということです。

また、Les SieclesのCDも2枚頂いてしまい、日本でも本格的に広まり始めているようです。
指揮者のFrancoisはフランスでも今ラジオフランスを始め多くの一流オーケストラに客演指揮者として招待され始めていますが、日本でも話題になっているとは知りませんでした。

ちょうど、24日のコンサート詳細、演奏するメンバー、リハーサル詳細が送られてきたので見ると、顔馴染のガンバの友達や昔アムステルダムで同時期に勉強していたブリュッセル在住のオーボエの友達などの名前があり、思わず嬉しくなってしまいました。

音楽家同士でご飯を食べに行ったり、わざわざ時間を作らなくても、コンサート公演で一緒だと数日~1週間など長期間の3食を共にするので、あっという間に馴染み深くなりますね。

始めは、オケのツアーへ行くと、当たり前なのですが、朝から晩まで【ベラベラ~~】と永遠とお喋りしまくっているフランス人(口から生まれたのでは?と思うほどお喋り大好きです!!)に【耳】がほとほと疲れて、静かに夜は部屋で過ごしたいと思ったこともありました。

でも、段々と仲良しができてくるとコンサート後に夜な夜なワインを片手にみんな話し込んだりしながらも、売れっ子の忙しい人達は、違うオーケストラのツアー公演の【はしご】になっており、”明日は5時半にドイツへ飛ばなきゃ”とか、コンサート後にそそくさと最終のTGVに載ってパリへ帰る人、など様々の様です。

本当に、体力勝負の世界だなと見ていて思ったのもこの時でしょうか。

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ピアニストやチェンバリストなど鍵盤は自分1人か共演者が居ても数人の室内楽になれているので、団体行動や移動などはあまり慣れっこでない部分もあるかもしれませんが、どこでも重宝がられるチェロやヴィオラ、そしてヴァイオリンの人たちは、楽器と数日の衣類と本番着と靴さえあれば、大道芸人のようにどこでも移動して、いつでも弾いて、どこでも寝れる・・・みたいな強さが備わるのではないかと思います。

さて、前置きが長くなりましたが、そんな色々な人間模様や経験をさせてくれたこのオーケストラも、色々ハプニングには事欠かないのですが、今となっては【笑い話】になってしまうかな?という感じです。

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Les grandes figures : Rameau
Concert en famille - Orchestre Les Siècles
samedi 24 mars 2012 / 11:00
Cite de la musique/Salle des concerts


チケット=8ユーロ

Jean-Philippe Rameau Dardanus (ouverture)

Indes galantes (extraits)
Antonio Vivaldi
Les Quatre Saisons (extraits)
Johann Sebastian Bach
Suite n°2 (extraits)
Giovanni Battista Pergolesi
La servante maîtresse (extraits)

Les SièclesFrançois-Xavier Roth direction
Pierre Charvet présentation
Servan Manoukian chant
Arnaud Guillou chant
Nicolas Gaudart comédien
Edouard Signolet mise en scène

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パリにいらっしゃる方でお時間があれば、どうぞお越しください。
これは、数年前からLes SicelesがCite de la musique とSalle pleyelと協賛して行っているConcert Educatif(子供の為の教育コンサート)で、土曜日のマチネに900円位のファミリーチケットで気軽に来て頂き、音楽を広めようという試みです。

実際、サル・プレイエルを埋め尽くす5000人の親子には舞台から見ると圧巻!という感じで、
弾いていない時は、他のメンバーも客席を見て家族や自分の家族にウインクしたりしています。(笑)

きっとコンサート前日のゲネプロは23hまで日本の朝7時=貫徹状態!!で、ほぼ意識が朦朧としているというか、鍵盤の上に【沈没】していそうですが・・・

本番がパリ11時=日本夜7時なのは、せめてもの救いでしょうか。本番で1人謎のアジア人が寝ていてはいけませんものね!
by kcembalo | 2012-03-08 22:05 | パリ/Paris