バッハ・ゴルドベルク変奏曲録音終了!/Bach a fini!

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ルッカース所蔵のノイシャテル博物館・Le musee de Neuchatel
皆様こんにちは。
3日間の録音を無事に終え、スイスからパリへ今朝戻ってきました。

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博物館前は湖で優雅にボートが停泊しています

何と昨日、録音最終日は深夜1時に終了して寝たのは3時なのですが、朝9時のTGVに乗る為に8時に起きたのですが頭の中が覚醒していて多分まともに寝ていませんね。
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記録としてこの4日間を振り返ってみます。

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録音前日:パリースイスTGVで5時間かけて到着。閉館時間の6pm-8時半まで練習させてもらいまました。夢の様な素晴らしい音色にただただ感激。

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録音初日:午後6pmの博物館閉館後~準備。
チェンバロの上鍵盤が特に強い音などばらつきがあったので、Voicing、調律でスタートは8pmから。アリア、Variation1-13まで深夜1時まで。4フィートを使用する2つのvariationは最終日に撮る為スキップ。

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2日目:博物館の都合で午後8pmスタート。早めに行って準備をしていても良いと言われたのですが、その前に腹ごしらえをしようということで、みんなお腹すいていたのでクレープ屋に。ちゃんと”sale"ご飯用のそば粉のクレープと甘いデザート様のクレープを2枚みんな食べましたね。そのお陰で深夜2時まで持ちました。

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3日目:午後6pmスタートのつもりがやはり調律などで始まったのは7pmくらいでしょうか。深夜1am無事に終了。

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ということで、ま~~疲れました。
同じ6時間録音するにも日中にできたらさぞかし楽だったと思いますが、閉館後でないと静寂でない為、しばしば夜に録音をすることは皆さんあるようです。

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それにしても、体調のコンデイションは1日、2日、3日と深夜が続くので疲労が溜まるのは勿論なので、ゆっくり11時くらいまで寝て、3人全員朝食はスキップでとにかく寝て、起きたらもうランチみたいな。

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そして、午後博物館に練習に行き、疲れない程度でやめてホテルに戻りお風呂に入って肩をほぐし、少し休み、6時前に出るという不健康な?スケジュール。

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日本だとお弁当やコンビニがあるので便利ですが、勿論そんな便利な場所はスイスのノイシャテルにはなく、レストランへ行くと最低1時間は掛るわけです。

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1日目はお寿司の持ちかえりを見つけて頼み、なかなか美味しかったですが量が思ったよりも少なくてみんな寝る時にはお腹がグーグー鳴ってたようです。(私も・・・)

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クレープを2個食べた2日目はさすがに2時まで持ちましたね。
3日目はパリから念の為持っていったレンジで2分の五穀米とうどんを食べたり。喜んでいたのは私だけ?(笑

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ルッカースは、それはそれは素晴らしい音色で本当に感激しました。
毎日、毎回弾くたびに音が違う、そんな玉手箱の様な・・・楽器でした。

Davidがルセが弾いた時も、他の子が弾いた時も、私が弾いた時も当たり前だけど音が全然違う、面白いと言ってました。

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また、エンジニアの子は同じヴァリエーションを同じ下鍵盤だけで弾いても毎回のテイクでタッチの微妙な違いによって、音色も異なり、チェンバロが豊富な音色を持っているので毎回奏でる音が違うと言ってました。

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それにしても、本当に凄い濃密な3日間でしたが、チェンバリストにとっては本望というか夢の様な体験だったと思います。
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今回的確な指示をくれ、スムースに録音をしてくれたエンジニア&アーテイスト デイレクタ―のHannelore。

彼女自身、バロック・ヴァイオリンを弾くのでバロックの細かいニュアンスもよく理解してくれ、クリストフ・ルセやベアトリス・マルタンのグループ、その他パリのチェンバリストの録音を多く手掛けているので、安心してお願いできました。

私が気がつかない盲点や、フレーズ感をもっと出して・・・など一緒に室内楽のリハーサルをやっているような、楽しい雰囲気で録音できました。

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名器を生み出す素晴らしいチェンバロ製作者のDavid Ley

今回オリジナルのルッカースを演奏して、Davidの楽器はオリジナルに一番近い音を持っている楽器だな~と実感しました。ゴルドベルク4回目のベテランで、やっぱり信頼してお願いでき、とても良いチームワークで今回無事に録音を終えることができました。
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